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これが対象?省エネルギー投資促進支援事業費補助金の設備リストをわかりやすく紹介

企業が設備投資を行う際、省エネ性能の高い機器を選ぶことで補助金の対象になる可能性があることをご存じでしょうか?

なかでも「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」は、中小企業から大企業まで活用できる制度として注目を集めています。

とはいえ、補助金の申請にあたって最初に立ちはだかるのが、「どの設備が対象になるのか分からない」という壁。

特に申請準備の初期段階では、自社の導入予定機器が補助対象かどうかの判断がつかず、調査や確認作業に時間がかかってしまうケースも少なくありません。

この記事では、2025年時点で補助対象となっている設備やシステムを体系的に整理しながら、実際にどのように調べ、選定を進めていけばよいのかを解説します。

自社が対象かも?と感じたら、この記事を読み終えたあとには申請に向けた第一歩を踏み出せるはずです

目次

補助対象となる設備とは?まずは概要を把握しよう

省エネルギー投資促進支援事業費補助金を活用するにあたって、まず知っておきたいのが「どのような設備が補助の対象になるのか」という点です。

申請を成功させるためには、制度の型ごとの違いや、補助対象とならないケースを正しく理解しておくことが欠かせません。

このセクションでは、補助金制度における対象設備の分類や具体例、そして見落としがちな「対象外」の注意点まで、申請準備のスタートラインに立つ企業にとって必要な情報を網羅的に解説します。

補助対象の分類|「設備単位型」と「需要最適化型」

補助金は大きく「設備単位型」と「エネルギー需要最適化型」の2つに分かれています。

それぞれの特長を理解することで、自社の状況に合った申請が可能になります。

・設備単位型(指定設備導入事業)
あらかじめ指定された省エネ性能の高い機器を導入することで補助を受けられるタイプです。
中小企業が特に活用しやすい枠で、導入のしやすさが特徴です。
・エネルギー需要最適化型
建物全体や設備群のエネルギー制御を行うことで省エネを図るタイプ。
BEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)などの導入が該当します。
より包括的なエネルギー最適化が必要な場合に適しています。

「指定設備導入事業」で対象となる主な機器とは?

「設備単位型」のうち、特に注目されているのが「指定設備導入事業」です。

この枠組みでは、以下のような高効率機器が補助対象となります。

・高効率空調設備(業務用エアコンなど)
・LED照明器具(屋内・屋外対応)
・高効率ボイラー
・インバーター付きモーター
・業務用冷凍冷蔵設備
・産業用ヒートポンプ
・高効率変圧器(トランス)

これらは、事前に指定された性能要件を満たすことが条件です。

製品ごとに指定型番やカタログで確認する必要があるため、公式の指定設備リストを早めに確認しておきましょう。

エネルギー需要最適化型で導入可能なシステム・制御装置

より大規模な施設や製造現場では、「エネルギー需要最適化型」を活用するケースもあります。

この場合、単なる設備更新にとどまらず、エネルギー全体の見える化や制御機能の導入が必要になります。

代表的な対象設備としては以下のようなものがあります。

・BEMS(Building Energy Management System)
・FEMS(Factory Energy Management System)
・中央制御システム
・空調・照明等の統合制御機器
・エネルギー監視用のセンサーやメーター類

これらは、機器単体の省エネ性能ではなく、システム全体でのエネルギー最適化効果が求められる点が特徴です。

したがって、事前に専門事業者との連携が重要となります。

対象外となる設備やケースの例

見落とされがちですが、以下のような設備・導入方法は補助対象外となる場合があります。

・性能要件を満たしていない汎用品
・中古設備の導入
・補助対象期間外に発注・設置した設備
・単なる入れ替えで、省エネ効果が証明できないケース
・家庭用の設備(業務用である必要あり)

特に多いのが、「すでに発注していた」「補助対象要件の型番ではなかった」といった形式面でのミスによる不採択です。

申請前に最新の要件書・仕様書で型番レベルのチェックを行うことが必須です。

対象設備の理解が、申請成功の第一歩

設備導入で補助金を検討する企業にとって、「対象設備の正確な把握」こそが最初の関門です。
指定設備導入事業では機器ごとに要件が細かく定められており、またエネルギー最適化型ではシステム全体での効果が重視されるなど、それぞれの枠に応じた準備が求められます。

「この設備、対象かも?」と思った段階で、すぐに確認・相談を行うことが肝心です。
制度理解を深めておくことで、補助金の活用可能性を最大限に引き出すことができるでしょう。
今後の設備投資計画の中で、対象となる機器があるかどうか、

関連記事:省エネ設備1台から申請可!省エネルギー投資促進支援補助金とは?

設備単位型で補助対象となる機器一覧【2025年時点】

省エネルギー投資促進支援事業費補助金のうち、「設備単位型」での申請を検討している事業者にとって、どの機器が補助対象に含まれるかは最初に確認すべきポイントです。

ここでは、2025年時点で明示されている補助対象の代表的な設備をカテゴリごとに紹介し、導入時の判断材料を提供します。

空調関連設備(高効率エアコン・業務用空調機など)

空調設備は補助対象の中でもニーズが高く、高効率エアコンや業務用のパッケージエアコン(GHPやEHPなど)が該当します。

特に年間稼働時間が長い事務所や店舗、宿泊施設などでは、大幅な省エネ効果が見込めるため、申請の優先度は高いと言えます。

また、旧式の空調機器からの更新であれば、エネルギー削減率の要件もクリアしやすく、採択の可能性も高まります。

照明設備(LED照明・照度センサー)

LED照明や照度センサーの導入・更新も補助対象です。

特に蛍光灯や水銀灯を使用している施設では、LED化による消費電力の削減が顕著なため、補助の対象となりやすい傾向にあります。

併せて人感センサーやタイマー制御などのスマート照明制御の導入も評価対象となることが多く、省エネ効果の高いパッケージ提案が求められます。

熱源・給湯設備(高効率ボイラー・ヒートポンプ)

高効率ボイラーやヒートポンプ給湯器の導入も積極的に補助対象として認められています。

特に業務用施設や製造現場で使用頻度が高い設備の場合、燃料消費量の削減が明確であることから、評価が高くなります。

ガスから電気へのエネルギー転換を伴う場合も対象になるケースがあり、電化設備の導入にもチャンスがあります

モーター・コンプレッサー類(インバータ制御含む)

高効率モーターやインバータ付きコンプレッサーも補助対象に含まれます。

これは、製造業を中心とした業種にとって特に有効な支援となっており、常時稼働しているモーター類の省エネ化は投資回収性も高いです。

インバータ制御による可変出力対応はエネルギー効率の面で高く評価されるため、導入前に設備仕様の確認が推奨されます。

冷凍冷蔵・厨房機器(業務用冷蔵庫・スチームコンベクションなど)

飲食業・宿泊業・食品加工業などにおいては、業務用冷蔵庫・冷凍庫やスチームコンベクションオーブンの更新も補助対象となります。

これらは熱負荷や冷却負荷が高く、旧型機器との効率差も大きいため、省エネ効果の立証がしやすい設備群です。

また、断熱性能やエネルギー消費量の基準を満たしていることが条件となるため、メーカーの仕様書を活用して補助要件を確認しましょう。

設備単位型での申請は自社の稼働状況から考えるのがカギ

設備単位型は、「省エネ効果の定量的な算出がしやすい」「導入単位で計画できる」といったメリットがありますが、採択の鍵を握るのは導入機器の使用頻度や省エネ効果の裏付けです。
ここで紹介したような対象設備の例を参考に、自社の使用環境に合った更新計画を立てることで、補助申請の成功率が高まります
必要に応じて専門家のサポートも受けながら、効率的に補助金活用を目指しましょう。

補助を受けるための設備要件と注意点

省エネルギー投資促進支援事業費補助金を活用するには、対象となる設備の要件や選定時の注意点を正しく理解しておくことが不可欠です。

補助金申請においては「型式の適合性」や「事前登録された設備かどうか」といった条件を満たす必要があります。

ここでは、補助対象となる設備の要件と、間違えやすいポイントを整理してご紹介します。

登録された「指定設備リスト」に掲載されていることが必要

この補助金制度では、経済産業省が定めた「指定設備リスト」に登録されている機器が対象となります。

これは、公的にエネルギー効率が認定されている機器のリストであり、申請時にはリスト内の製品を選ぶことが前提です。

リストには、型式やメーカー名が細かく明記されており、掲載されていない場合は補助の対象外となるため注意が必要です。

たとえば、同じカテゴリーの空調設備であっても、登録されていない型式を選んでしまうと申請が却下される恐れがあります。

そのため、設備選定前に最新のリストを必ず確認し、購入予定の型式が掲載されているかをチェックしましょう。

型式ごとのエネルギー性能基準に適合しているかの確認

機器が「指定設備リスト」に含まれていても、それだけで安心してはいけません。

実際に購入・導入する製品がエネルギー性能基準に適合しているかどうかも重要なポイントです。

補助対象となる設備は、単なる省エネ型であれば良いというわけではなく、「一定以上の性能効率を持つ」ことが求められます。

とくに冷暖房設備やボイラー類などは、COP値や燃焼効率といった指標で判断されます。

性能証明書類の添付を求められるケースもあるため、メーカーや販売店にあらかじめ確認しておくことが賢明です。

中古設備・移設品は原則対象外!

費用を抑える目的で中古設備や他拠点からの移設品を導入しようと考える方もいるかもしれませんが、これらは原則として補助対象外です。

補助金制度の目的は「新たな投資による省エネルギー推進」にあるため、中古品では「追加的なエネルギー効率の改善」と見なされないためです。

また、再整備されたリファービッシュ品や部品交換による延命機器なども、対象外と判断される可能性があるため、新品かつ性能証明が可能な設備であることが大前提となります。

補助対象とならない“よくある勘違い”機器とは?

補助対象外となる機器の代表例として、エネルギー削減に直接つながらない補助的機器や一般設備が挙げられます。

以下は、申請時に「よく勘違いされる例」です。

事務所用のPCやモニターなど業務機器
デザイン重視で選定された照明(省エネ性能不明)
機器制御とは関係のないIoTガジェット
省エネに寄与しない純粋な改装・内装設備

見た目が似ているから大丈夫という判断は危険です。

補助金事務局が公開する「対象外設備の具体例」や過去の不採択事例を参考にしながら、自社の機器選定が的外れになっていないかを事前に確認することが重要です。

設備要件を満たすことが申請成功への第一歩

省エネルギー補助金の申請では、単に省エネ機器を導入すれば良いわけではありません。
登録された機器であること、エネルギー性能基準に合致していること、かつ新品であることなど、いくつかのハードルをクリアする必要があります。
とくに中小企業にとっては、設備投資そのものが大きな決断となるため、申請前のチェックは万全を期すべきです。

間違いやすい“対象外”設備の落とし穴を避けつつ、正しい設備選定を行えば、補助金活用の成功確率は飛躍的に高まります
ぜひ制度の細則を理解したうえで、申請準備を進めてください。必要であれば、専門家への相談も有効です。

対象設備の選定方法と調べ方ガイド

省エネルギー投資促進支援事業費補助金を活用する際、「どの設備が補助対象か」を把握することは最初の重要ステップです。

誤った設備を選んでしまうと申請が無効になる可能性もあるため、信頼できる情報源から確実に確認する必要があります。

このセクションでは、対象設備の確認方法や、効率的な選定の手順を詳しく解説します。

最新の指定設備リスト(PDF)を見る方法

補助対象設備は、事務局が公表している「指定設備リスト」に掲載されています。

リストはPDF形式で、一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)の公式サイトから入手できます。

SIIの「補助金情報」ページにアクセス
「設備単位型」や「指定設備導入事業」の欄をクリック
最新の「指定設備リスト」PDFをダウンロード
型式や性能、製造メーカーなどの詳細情報を確認

このPDFは随時更新されるため、申請前に必ず最新版を確認することが重要です。

SIIポータルサイトでの検索手順とポイント

PDFの一覧だけでは調べにくい場合、SIIの検索システムを使うと効率的です。

主な手順は以下の通りです。

1.SIIの「指定設備検索」ページにアクセス
2.製品分類(空調、照明、ボイラー等)を選択
3.型番やメーカー名を入力
4.登録されているかどうかを検索で確認

    検索結果には、補助対象となるモデルの型番・仕様・補助金区分が明記されています。

    登録済みであっても「廃番」や「登録失効」状態のものは対象外となるので注意が必要です。

    ベンダー・販売事業者への確認のススメ

    調査の手間を減らすためには、機器の販売元に確認をとるのも有効です。

    多くの販売業者や設備ベンダーは、補助金対象となる製品情報に詳しく、「このモデルは補助金対象ですか?」と尋ねるだけで確認できるケースも多いです。

    また、事前にSIIへ登録済みの製品であることを納品書・仕様書などで証明できるように、文書を取り寄せておくと申請時にスムーズです。

    事前確認チェックリストで早期見極めを!

    以下のようなチェック項目を活用することで、早期の段階で対象可否をある程度判断できます。

    SIIの指定設備リストに掲載されているか
    型式や性能が基準を満たしているか
    設置予定の場所が対象地域・用途に該当するか
    中古品・移設品でないか(新品であることが原則)

    これらを基にした簡易的なチェックリストを社内で用意しておくと、複数機器の比較・選定にも役立ちます。

    正しい選定が補助金活用の成功を左右する

    対象設備の選定は、補助金申請の成否を大きく左右する重要なプロセスです。
    SIIのリストや検索機能を活用しつつ、販売事業者と密に連携して早めの確認を進めましょう
    正確な情報収集とチェック体制を整えておくことで、補助金活用の成功率は格段に高まります。
    補助対象かどうかで悩んだ場合は、迷わず専門家や販売元に相談することが最善の対策です。

    もう迷わない!対象設備を正しく選ぶための4つのステップ

    省エネ補助金を活用したいと考えたとき、最初の壁となるのが「補助対象となる設備の選び方」です。

    実際に導入した後に「この機器は対象外だった」と判明すれば、時間もコストも無駄になってしまいます。

    そうならないために、設備選定の段階での正確な確認作業が重要です。

    ここでは、補助対象設備を正しく選ぶために必要な4つのステップを順を追って解説します。

    ステップ1 – 導入予定設備を明確にする

    まず最初に行うべきことは、導入を検討している設備の型式・メーカー・仕様情報を正確に把握することです。
    型番が少しでも異なれば補助対象外となる可能性があるため、カタログや販売元の資料などをもとに正しい製品情報をまとめておきましょう。
    また、この段階で更新(既存設備の交換)か新設かを明確にすることで、後の申請時の区分選定もスムーズになります。

    ステップ2 – 対象設備リストに照合する

    次に、SII(環境共創イニシアチブ)が公表している「指定設備リスト(PDF)」や「登録製品検索ページ」で、導入予定の設備が対象機器に含まれているかを確認します。
    リストには製品名・型式・メーカー・区分などが記載されており、完全一致していなければ補助対象になりません。類似型番や旧製品との取り違えに特に注意が必要です。
    PDFだけでは調べにくい場合は、SIIのWeb検索ページを使えば、分類別やメーカー別で効率よく検索できます。

    ステップ3 – 性能基準を確認する

    補助対象の設備であっても、一定の性能基準を満たしていないと対象外となるケースがあります。
    たとえば空調機器やLED照明などでは、消費効率やCOP(成績係数)などに基準値が設定されています。
    指定設備リストでは「〇〇以上」「△△未満」といった明確な数値で基準が記載されているため、自社で導入予定の機器がその基準をクリアしているか確認することが必須です。
    特に、製品ラインナップに複数のスペックがある機器については、スペック違いによる誤認識に注意しましょう。

    ステップ4 – 業者と事前にすり合わせる

    選定した設備が本当に補助対象かどうか、販売店やメーカーの担当者と必ずすり合わせを行うことをおすすめします
    彼らは補助金申請に精通していることも多く、「この製品は指定設備リストに登録済みです」と明言してくれることもあります。
    また、証明書類(仕様書・納品書・製品登録番号など)の取り寄せもこの段階で進めておくと、申請手続きが格段にスムーズになります。
    業者によっては、申請のサポートを行ってくれるところもあるため、補助金活用に理解のある取引先を選ぶことも一つのポイントです。

    対象設備選びは、申請成功の第一歩

    補助金の申請では「どの設備を選ぶか」が全体の成否を左右します。
    4つのステップを踏むことで、対象設備の選定ミスを防ぎ、確実な申請に近づけます。
    導入前の確認を怠らず、信頼できる情報源と専門家の力を活用することが、成功の鍵です。

    対象設備の選定は、申請成功の第一歩

    省エネルギー投資促進支援事業費補助金を活用する上で、対象設備の正しい理解と選定は極めて重要です。

    本記事では、補助対象の分類から設備の具体例、性能要件、そして調査・確認の具体的な方法まで段階的に解説しました。

    特に注意すべきポイントは以下の通りです。

    「指定設備リスト」に掲載されていることが必須条件
    型式ごとの性能基準への適合確認
    中古や移設品は原則NG
    勘違いしやすい機器(例:単なる更新品など)も非対象の可能性あり

    そして、導入を検討する企業が実践すべき4ステップとして、「設備の明確化 → リスト照合 → 性能基準の確認 → 事前すり合わせ」までの流れも押さえておくことで、スムーズな申請準備が可能になります。

    読み終えた今、「うちの設備も対象かもしれない」と思った方は、まずSIIの設備リストを確認することから一歩踏み出してみてください

    正しい情報と準備で、貴社の省エネ投資をより実りあるものにしましょう。

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