MENU

大規模成長投資補助金の採択結果は?第5次の採択率・過去の推移を解説

大規模成長投資補助金の最新の確定採択結果は、第5次公募です。第5次では198件の申請があり、147件が一次審査を通過し、最終的に77件が採択されました。採択率は約38.9%、採択倍率は約2.6倍です。

過去の採択率は公募回によって大きく変動しており、第1次・第2次では低い水準だった一方、第3次・第4次では約5割まで上昇しました。第5次では再び4割弱となっています。

最新の採択結果だけでなく、第1次から第5次までの推移、一次審査から最終採択までの流れ、採択者の平均投資予定額や賃上げ目標まで整理します。

目次

大規模成長投資補助金の最新採択結果

最新の確定結果である第5次公募では、198件の申請に対して77件が採択されました。

採択率は約38.9%です。申請者のうち、およそ10社に4社が最終採択された計算になります。

第5次公募は198件の申請から77件が採択

第5次公募では、198件の申請がありました。

その後、書面による一次審査を経て147件がプレゼンテーション審査へ進み、最終的に77件が採択されています。

流れを整理すると次のとおりです。

申請198件

一次審査通過147件

最終採択77件

申請した時点で約半数まで絞られるのではなく、第5次では一次審査を比較的多くの事業者が通過し、その後の審査でさらに選定された形です。

第5次公募の採択率は約38.9%・採択倍率は約2.6倍

第5次公募の採択率は、申請件数198件に対して77件が採択されたため約38.9%です。

計算すると、

77件 ÷ 198件 × 100 = 約38.9%

となります。

採択倍率は約2.6倍です。

ただし、採択率38.9%だからといって、自社にも38.9%の確率で採択されるという意味ではありません。

事業計画の内容、投資規模、賃上げ計画、実現可能性などによって審査結果は変わります。

第6次公募の採択結果はまだ公表されていない

2026年8月16日時点では、第6次公募の採択結果はまだ公表されていません。

第6次公募は2026年7月31日に受付が開始され、8月31日17時までが公募期間です。

そのため、現在確認できる最新の採択実績は第5次となります。

第6次の結果が公表された後は、申請件数・一次審査通過件数・最終採択件数を第5次以前と比較すると、直近の採択傾向を確認しやすくなります。

大規模成長投資補助金の採択結果を第1次~第5次で比較

大規模成長投資補助金の採択率は、公募回によって大きく変わっています。

第1次では約14.8%、第2次では約9.1%でしたが、第3次と第4次では約5割まで上昇し、第5次は約38.9%となりました。

公募申請件数採択件数採択率採択倍率
第1次736件109件約14.8%約6.8倍
第2次605件55件約9.1%約11.0倍
第3次229件116件約50.7%約2.0倍
第4次210件102件約48.6%約2.1倍
第5次198件77件約38.9%約2.6倍

第1次は736件の有効申請から109件が採択されました。

第1次公募の採択率は約14.8%

第1次公募では、736件の有効申請に対して109件が採択されました。

採択率は約14.8%、倍率は約6.8倍です。

また、736件の申請から254件が一次審査を通過し、プレゼンテーション審査へ進みました。

制度開始直後ということもあり申請件数が非常に多く、その中から最終的に約15%まで絞られています。

第2次公募の採択率は約9.1%

第2次公募では、605件の有効申請に対して55件が採択されました。

採択率は約9.1%で、第1次よりさらに低い水準です。

倍率は約11倍となり、第1次から第5次までの中では最も競争率が高い結果となりました。

ただし、採択率だけを見て「第2次は審査が最も厳しかった」と断定することはできません。

申請件数や予算、公募条件なども異なるため、数字はその公募回の結果として見る必要があります。

第3次公募の採択率は約50.7%

第3次公募では、229件の申請に対して116件が採択されました。

採択率は約50.7%です。

第2次の約9.1%から大幅に上昇し、申請者の約2社に1社が採択された計算になります。

ただし、第3次では申請件数自体が第1次・第2次より大きく減少しています。

採択率の上昇だけを見て、申請すれば通りやすくなったと判断しないようにしてください。

第4次公募の採択率は約48.6%

第4次公募では、210件の申請に対して102件が採択されました。

採択率は約48.6%で、第3次に続いて約5割となりました。

第3次と第4次は似た水準ですが、申請件数や採択件数が完全に同じではありません。

過去の採択率は参考にはなるものの、次回公募の採択率を予測する数字ではありません。

第5次公募の採択率は約38.9%

第5次公募では、198件の申請に対して77件が採択されました。

採択率は約38.9%です。

第3次・第4次の約5割から低下しましたが、第1次・第2次よりは高い水準となっています。

第1次から第5次までを単純合計すると、

  • 申請件数:1,978件
  • 採択件数:459件
  • 通算採択率:約23.2%

となります。

ただし、この約23.2%も各公募結果を単純に合計した参考値です。

自社の採択可能性をそのまま示す数字ではありません。

大規模成長投資補助金の一次審査・二次審査の結果

大規模成長投資補助金では、書面による一次審査を通過した後にプレゼンテーション審査が行われます。

第5次では198件中147件が一次審査を通過し、その後77件が最終採択されました。

第5次公募は198件中147件が一次審査を通過

第5次公募では、198件の申請のうち147件が一次審査を通過しました。

一次審査通過率を計算すると、

147件 ÷ 198件 × 100 = 約74.2%

です。

約4社に3社がプレゼンテーション審査まで進んだ計算になります。

ただし、一次審査を通過した時点では採択ではありません。

その後の審査を経て、事業計画全体の実現可能性などが判断されます。

一次審査通過後は77件が最終採択された

一次審査を通過した147件のうち、最終的に77件が採択されました。

一次通過者に対する最終採択率は、

77件 ÷ 147件 × 100 = 約52.4%

です。

つまり第5次では、一次審査を通過した事業者のうち、およそ2社に1社が最終採択されています。

「一次審査を通過すればほぼ採択」とは言えない結果です。

書面審査を通過しても採択が確定するわけではない

一次審査を通過しても、補助金の採択が確定するわけではありません。

第1次でも736件の有効申請から254件が一次審査を通過し、最終採択は109件でした。

大規模成長投資補助金では、書面だけでなくプレゼンテーション審査を含めて事業計画が評価されます。

そのため、申請書類の内容だけでなく、計画の実現性や投資による効果を一貫して説明できる状態にしておく必要があります。

大規模成長投資補助金の採択結果から分かる投資額・賃上げの傾向

採択結果では、採択件数だけでなく採択者の平均投資予定額や賃上げ目標も公表されています。

第5次では、平均投資予定額が約56億円、目標賃上げ率の中央値が7.0%でした。

第5次採択者の平均投資予定額は約56億円

第5次公募の採択者について、平均投資予定額は約56億円です。

大規模な工場・倉庫等の整備や設備投資を対象とする制度であるため、採択された計画も数十億円規模になっています。

ただし、

56億円以上投資すれば採択されやすい

という意味ではありません。

平均投資予定額は、採択者の計画を集計した結果にすぎません。

必要以上に投資額を増やすのではなく、自社の成長計画に必要な規模を基準にしてください。

第5次採択者の目標賃上げ率の中央値は7.0%

第5次公募では、採択者の目標賃上げ率の中央値が7.0%でした。

過去の採択者の中央値を見ると、

公募目標賃上げ率の中央値
第1次4.3%
第2次5.5%
第3次6.2%
第4次6.5%
第5次7.0%

と上昇しています。

第1次では採択者の平均投資予定額が約54億円、目標賃上げ率の中央値は4.3%でした。

採択者が掲げる賃上げ目標が、公募を重ねるにつれて高くなっていることが分かります。

平均投資額や賃上げ率は採択基準そのものではない

採択者の平均投資額や賃上げ率は、採択ラインを示す数字ではありません。

たとえば、第5次の中央値が7.0%だからといって、

賃上げ率を7.0%にすれば採択される

とは限りません。

同様に、平均投資予定額の約56億円を上回れば有利になると断定することもできません。

採択結果の数値は、

  • 採択された事業の規模感
  • 目標水準の傾向
  • 過去公募との変化

を見るための参考情報として使うのが適切です。

大規模成長投資補助金の採択率を見るときの注意点

採択率は申請を検討するときの参考になりますが、数字だけで難易度を判断しないようにしてください。

公募回ごとに申請件数や要件が異なるため、過去の採択率と次回の結果が同じになるとは限りません。

採択率は公募回によって大きく変動している

第1次から第5次までを見ると、採択率は約9.1%から約50.7%まで大きく変動しています。

特に、

第2次:約9.1%

第3次:約50.7%

と大幅に上昇しています。

ただし、これだけで「第3次から審査が簡単になった」と判断することはできません。

公募ごとの申請件数、制度条件、予算なども異なるためです。

採択率は、その回の結果として見る必要があります。

過去の採択率は自社の採択確率ではない

採択率が40%なら、自社にも40%の確率で採択されるという考え方はできません。

採択結果は、応募したすべての事業計画をまとめた数字です。

実際の審査では、

  • 投資計画の実現可能性
  • 成長への効果
  • 賃上げ
  • 資金計画
  • 投資内容

などが個別に確認されます。

過去の採択率は競争状況を見る目安として使い、自社については事業計画そのものを基準に判断してください。

採択と交付決定は同じではない

採択されたからといって、申請した補助金額がそのまま確定するわけではありません。

採択後には交付申請などの手続きがあり、補助対象経費の内容も確認されます。

その結果、申請時に計上した経費の一部が認められず、交付額が変わることもあります。

「採択結果」は補助事業者として選定された結果であり、最終的な補助金額の確定とは分けて考えてください。

次回申請では最新の公募要件を基準にする

過去の採択結果は参考になりますが、申請時には最新の公募要件を優先します。

2026年の第6次公募では、一般企業向けの最低投資額や賃上げ要件などが過去公募から変更されています。

そのため、第1次から第5次までの採択企業と同じ計画を作ればよいわけではありません。

過去結果は、

どの程度の応募があり、どの程度採択されたのか

を見る材料として活用し、実際の申請計画は最新年度の条件に合わせて作成してください。

まとめ|最新の第5次採択率は約38.9%

大規模成長投資補助金の最新の確定採択結果は第5次公募です。

198件の申請から147件が一次審査を通過し、最終的に77件が採択されました。採択率は約38.9%、採択倍率は約2.6倍です。

第1次から第5次までを見ると、採択率は約9%から約51%まで大きく変動しています。

また、第5次では採択者の平均投資予定額が約56億円、目標賃上げ率の中央値は7.0%でした。

ただし、これらは採択基準そのものではありません。

過去の採択率や平均値だけで自社の採択可能性を判断せず、最新の公募要件と自社の事業計画を基準に申請を検討してください。

2026年8月16日時点では第6次公募の採択結果はまだ公表されていないため、現時点では第5次の結果が最新データです。

この記事を書いた人

目次