- GMO外貨のスプレッドが知りたい
- GMO外貨の取引コストの計算方法が知りたい
- GMO外貨のスワップポイントが知りたい
「取引コストを抑えてFX取引をしたい」「効率的にスワップポイントを貯めたい」
このような方はGMO外貨のFXがおすすめだ。
GMO外貨は東証プライム市場に上場しているGMOインターネットのグループ企業だ。
GMO外貨はさまざまな金融商品を取り扱っているが、FXは外貨exというサービス名称で関連するサービスを提供している。
GMO外貨はコストの安さと、スワップポイントの高さに定評がある。この記事ではGMO外貨の手数料やスワップポイント、スプレッドなどの取引条件について徹底解説する。
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GMO外貨のスプレッド・取引手数料

スプレッドとはFXにおける売値(Bid)と買値(Ask)の差額のことをいう。
FXでは例えば米ドル/円の場合、1ドル130.05円-1ドル130.10円のように売値と買値が同時に表示される。
この差額がスプレッドというわけだ。
米ドルを購入するときは買値、米ドルを売るときは売値を見る。市場動向が変化しても、買値が売値を上回ることはなく、常に買値のほうが高くなる。
つまり売値と買値の差額である、スプレッドはFX取引における実質的な手数料といえるだろう。
またFXの手数料には、取引をするたびにFX会社に支払う取引手数料や、口座開設手数料、口座維持手数料などがある。ただしこれらの手数料は、多くのFX業者が無料としている。
FX取引における実質的なコストは、スプレッドのみと考えてよいだろう。ただし自身の銀行口座とFX専用口座間で資金を入出金するときに、手数料がかかる場合がある。
GMO外貨のスプレッドはどのくらい?

GMO外貨は各営業日午前8時~翌日午前3時までの時間帯で、スプレッドを原則固定としている。
スプレッドは、売値や買値が変動した場合でもスプレッドを常に一定に保つ「固定スプレッド」と、為替レートの変動によってスプレッドが広がったり狭くなったりする「変動スプレッド」がある。
原則固定とは、原則固定とする時間帯であっても、スプレッドが例外的に拡大することがある仕組みだ。
スプレッドを原則固定としているFX業者は、頻度は多くはないが、常に公式サイトで公表しているスプレッドで取引できるわけではない点に注意が必要だ。
スプレッドが拡大する可能性があるケースについては、後の章で詳しく紹介する。
相場の急変や経済指標の発表時、その他の外部的な要因次第では拡大することがあるという仕組みだ。これらのケースで取引をするときは、コストが高くなるため注意しておこう。
なおGMO外貨は、トルコリラ/円は原則固定の対象外となっている。
参考までにGMO外貨の主な通貨ペアのスプレッドを以下に紹介する。
GMO外貨の主な通貨ペアのスプレッド
通貨ペア | 午前8時~翌日午前3時まで | 左記以外の時間帯 |
---|---|---|
米ドル/円 | 0.2銭 | 4.0銭 |
ユーロ/円 | 0.4銭 | 6.0銭 |
ユーロ/米ドル | 0.3pips | 4.0pips |
ポンド/円 | 0.9銭 | 10.0銭 |
豪ドル/円 | 0.5銭 | 6.0銭 |
NZドル/円 | 0.7銭 | 8.0銭 |
GMO外貨のスプレッドを他社と比較してみよう。
各FX業者における主要通貨ペアのスプレッド比較
通貨ペア | GMO外貨 | SBI FX | ヒロセ通商 | 楽天FX | みんなのFX | DMM FX |
---|---|---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 0.2銭 | 0.18銭 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 |
ユーロ/円 | 0.4銭 | 0.38銭 | 0.4銭 | 0.5銭 | 0.4銭 | 0.4銭 |
ポンド/円 | 0.9銭 | 0.88銭 | 0.9銭 | 0.9銭 | 0.9銭 | 0.9銭 |
ユーロ/米ドル | 0.3pips | 0.3pips | 0.3pips | 0.4pips | 0.3pips | 0.3銭 |
豪ドル/円 | 0.5銭 | 0.48銭 | 0.5銭 | 0.6銭 | 0.5銭 | 0.5銭 |
NZドル/円 | 0.7銭 | 0.68銭 | 0.7銭 | 1.2銭 | 0.7銭 | 0.7銭 |
GMO外貨のスプレッドは他社と比較してもひけを取らない水準だ。主要通貨ペアでトレードをするのであれば、GMO外貨のコストで不満を持つことはないだろう。
GMO外貨のスプレッドの計算方法
スプレッドの単位は米ドル/円の場合、0.2銭。円に換算すると0.002円だ。この場合1万通貨で取引した場合のコストは、「1万通貨×0.002円=20円」になる。
額についての考え方はさまざまだが、人によっては、取引コストはあまり損益に影響しないと思う方もいるだろう。
しかしFXは1日に何度も取引をするケースもある。1日に同様のトレードを3回すれば「20円×3回=60円」。1日3回、月に20日トレードを行うと1ヶ月に1,200円のコストになる。
1回あたりのコストは安くても、積み重なると意外に負担が大きいと感じる方もいるのではないだろうか?
外貨と日本円の通貨ペアのことを「クロス円」というが、クロス円のスプレッドの計算方法は、米ドル/円と変わらない。
外貨同士の通貨ペアのスプレッドの計算方法
外貨同士の通貨ペアのスプレッドは、一旦スプレッドを計算して、取引通貨を乗じた金額を円換算して計算する。
例えばユーロ/米ドルで売値が1.05000、買値が1.05005の場合スプレッドは0.00005ドルだ。
1万通貨取引したときのコストは「1万通貨×0.00005ドル=0.5ドル」となる。仮に円が1ドル130円とした場合、「130円×0.5=65円」となる。
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GMO外貨のスプレッドはいつ変動する?注意するべきタイミングとは

原則固定としているスプレッドが拡大する「例外的」なケースについて3つ紹介する。また予期せぬスプレッドの変動が起きたときの対策についても確認しておこう。
GMO外貨のスプレッドが変動するタイミング
GMO外貨に限らず、一般的に原則固定を採用しているFX業者のスプレッドが変動するタイミングは大きく以下の3つだ。
- 流動性が低い時間帯
- 重要指標発表の前後
- その他の外部要因
それぞれのケースについて詳しく見ていこう。
流動性が低い時間帯
流動性とは取引通貨の交換のしやすさのことを指す。流動性が低いとは、取引相手がなかなか見つからない状態だ。
一方、流動性が高いとは、取引相手がすぐに見つかることをいう。
流動性が低い時間帯は取引参加者が少なく、売りたい(買いたい)値段で取引に応じてくれる取引相手が見つかりにくいため、スプレッドが高くなる傾向がある。
為替取引は常に世界のどこかの証券取引所が取引をしているが、ニューヨーク時間が終わる日本時間の朝6時から7時ころまでは流動性が低く市場参加者が少ないため、スプレッドが広がりやすい時間帯といえるだろう。
また流動性が低い時間帯は、短期間で大量に資金が流れ込むと相場が大きく変動する時間帯でもあり、注意が必要だ。
クリスマスや年末年始は欧米では休日のため、取引参加者が極端に減少する傾向がある。この期間もスプレッドが開きやすいうえ、相場が急変するリスクがある。
重要指標発表の前後
重要な経済指標の前後もスプレッドが広がりやすいタイミングだ。
まず重要な経済指標発表前は、発表結果によっては大きく為替レートが変動する恐れがあるため、多くの市場参加者はリスクを避けて取引を控える。
取引を控える市場参加者が多いということは、流動性が下がるためスプレッドが広がるということだ。
また経済指標が発表されると、市場参加者は発表結果を受けて取引を再開しようとする。
経済指標の内容から、今後のトレンドが分かりやすい、あるいは急に対応が必要になると、多くの市場参加者が売り、あるいは買いに集中する。
売り、もしくは買いに集中してしまうと取引の相手方が見つからず、流動性が下がるためスプレッドが広がってしまう。
重要な経済指標は、主に次のようなものを指す。
経済指標 | 概要 |
---|---|
米雇用統計 | 米労働省統計局が発表する、米国の労働者の雇用状況を調査した指標 |
米消費者物価指数(CPI) | 米労働省統計局が発表する、都市部の消費者が購入する商品やサービス価格の変化を調査して指数化したもの |
連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利発表 | FOMCは米国の金融政策を決定する会合で、発表される現在の景況判断や政策金利は市場に大きな影響を与える |
その他の外部要因
震災や戦乱、政変などが起きた場合も、相場が一方的に動きやすい。相場が一方的に動けば、取引相手が見つからずに流動性が低下することになる。
予期しないスプレッド変動時の対策
予期しないスプレッド変動に備えるにはどうしたら良いのだろうか?具体的な方法を3つ紹介する。
基本的に取引をしない
一番シンプルな方法は、スプレッドが低い時間帯に取引をしないことだ。そもそもスプレッドが広がりやすい局面は、価格の変動幅が大きいリスクが高い局面でもある。
とりわけFX初心者にとっては、こうした局面で行うトレードは、コストもリスクも高いため合理的とは言えないだろう。
震災や戦乱、政変などは予測不可能だが、流動性が低い時間帯や時期は避けることはできる。
また重要な経済指標の発表日程については、多くの場合、FX業者の公式サイトでカレンダー形式で掲載されているため、重要な経済指標前後の取引を避けることは難しくはないだろう。
星印などで発表される経済指標の重要度も記されているケースも多いため、参考にしていただきたい。
メジャー通貨で取引をする
通貨のなかでも流動性が高いメジャー通貨同士の通貨ペアで取引をすれば、スプレッドが拡大するリスクを抑えられる。
メジャー通貨とは外国為替市場で、取引量や取引参加者が多い通貨を指す。具体的には次のような通貨だ。
- 米ドル
- ユーロ
- 円
- ポンド
- カナダドル
- 豪ドル
従ってこれらの通貨同士の通貨ペアで取引をすれば、ある程度スプレッド拡大によるコスト増をおさえられるだろう。
通貨量を減らして取引する
取引手数料や口座開設手数料、口座維持手数料がすべてかからない場合のFXの取引コストは、「スプレッド×取引通貨量」で計算できる。
そのため取引通貨量を減らせば、スプレッド拡大によるコスト負担は抑えられる。
GMO外貨のスワップポイントはいつ・どのくらいもらえる?

FXの利益は、通貨を売買したときの為替差益だけではない。通貨を保有し続けることで、スワップポイントという利益を受け取れる場合がある。
スワップポイントを受け取れる仕組みや計算式、注意点について見ていこう。
スワップポイントが反映されるタイミングは?
GMO外貨のスワップポイントが反映されるタイミングは、ニューヨーク時間が終わる午前7時、サマータイムの場合は6時の時点だ。
ポジションを保有した状態で、この時間をまたぐとスワップポイントが付与される仕組みになっている。
ただしシステム処理に時間がかかり、スワップポイントが付与されるまで時間がかかる場合もある。
またスワップポイントは、毎日付与されるわけではない。付与される日もあれば、数日分まとめて付与されることもある。
この仕組みを理解するには、以下の2点を押さえておく必要がある。
- スワップポイントは、受け渡し日が繰り延べられる日数に応じて、取引日のスワップポイント付与日数が決まる
- スワップポイントの受け渡しは、原則2営業日後に行われる
月曜日から火曜日にかけてポジションを保有した場合、受け渡し日が水曜日から火曜日の2営業日後の木曜日に繰り延べられる。
繰り延べられた日数は1日なので、火曜日に受け取れるスワップポイントは1日分だ。
一方、水曜日から木曜に持ち越した場合は、受け渡し日が2営業日後の金曜日から土曜日に繰り延べられるはずだ。
しかし土日祝日はスワップポイントの受け渡しが行われない。そのため受け渡し日が、金曜日から月曜日にスライドされ、3日間受け渡し日が繰り延べられることから、水曜日に受け取るスワップポイントは3日分となる。
なお、GMO外貨の場合、受け取ったスワップポイントは未決済でも資産に反映されたタイミングで出金依頼をすれば引き出しが可能だ。
スワップポイントの計算式と具体的な計算例
スワップポイントがどれくらい受け取れるか、実際に計算してみよう。
スワップポイントの計算式は以下の通りだ。
例えば米ドル/円で3万通貨保有、1万通貨あたりのスワップポイントが200円だった場合、「3万÷1万通貨×200円=600円」となる。
仮に3日分のスワップポイントが付与されるとすると、「600円×3日=1,800円」が付与されることになる。
またスワップポイントは支払いが必要になるため、確認しておこう。マイナスのときも基本的には計算式は同じだ。
米ドル/円で3万通貨、1万通貨あたりのスワップポイントが▲203円だった場合、「3万÷1万×▲609円」、3日分のマイナスのスワップポイントが発生すると、「▲609円×3日=▲1,827円」となる。
スワップポイントに関する注意点
スワップポイント狙いのFXは、長期投資に有効な方法だか注意点もある。スワップポイントに関する注意点を2つ紹介する。
レバレッジは低く設定する
スワップポイント狙いのFX投資は、高レバレッジの取引は避けるべきだ。
スワップポイントは保有通貨量が多ければ受取額が多くなる。仮に100万円の自己資金があり、米ドル円で1万通貨あたり200円のスワップポイントを受け取れるとしよう。
レバレッジ1倍の場合、1ドル100円であれば1万通貨を購入できる。この場合、1日あたり受け取れるスワップは200円だ。
レバレッジを25倍にすると、25万通貨分の取引が可能になる。この場合、1日あたり受け取れるスワップは5,000円になる。
レバレッジを上げれば同じ自己資金で、多くのスワップポイントが受け取れるため、大きなメリットを感じられるだろう。
ただしFXは為替レートの値動きがあることも忘れてはならない。
このケースで仮に1ドル99円になった場合、レバレッジ1倍であれば1万円の損失で済むが、レバレッジ25倍の場合、損失額は25万円だ。
コツコツと利益を積み立てても、大きな為替差損が発生し、ロスカットで大きな損失を被る可能性もある。
ロスカットとは、FX取引の含み損が一定額を超えた場合、保有しているすべてのポジションを強制的に決済する仕組みだ。
あくまでも投資家の損失拡大を防ぐセーフティネットの役割を果たすものだが、ロスカットは大きな損失につながる。
ロスカットにならないよう、スワップポイント狙いの投資をするときは、レバレッジは高くても低くとどめておくよう心がけてほしい。
GMO外貨のレバレッジは1倍、10倍、25倍の三択のため、スワップポイント狙いの投資をするときは1倍で取引することをおすすめする。
マイナススワップに注意する
スワップポイントは金利の高い通貨を買って、低い通貨を売ることで発生する。米ドル/円の場合、買いポジションを保有するとスワップポイントが得られる。
しかし米ドル/円の通貨ペアの売りポジションを保有した状態で、ニューヨーク時間終了時間を迎えるころになると、スワップポイントを支払わなければならない。
これをマイナススワップという。
マイナススワップを避けるには、どの通貨ペアで、買いポジションと売りポジションのどちらを保有すればスワップポイントが受け取れるのか把握しておくことが必要だ。
GMO外貨のスワップポイントは、公式サイトに掲載されているため確認しておこう。
また各国の景気や経済情勢によっては、通貨ペア間の政策金利が逆転する可能性がゼロとはいえない。
これまで米ドル/円の通貨ペアで、買いポジションを持っていればスワップポイントが受け取れていたが、万が一日本の政策金利のほうが高くなれば支払いが必要になる。
保有している通貨ペアの金利については、定期的にチェックするのはもちろんのこと、日々の情報収集も欠かさずに行っていただきたい。
なお同じ通貨ペアだからといって、同日に発生するスワップポイントがプラスとマイナスイコールとは限らない。
例えばある日の米ドル/円の1万通貨あたりの買いのスワップポイントが200円だったとしても、同じ日のマイナススワップポイントが▲203円ということもある。
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GMO外貨のスワップポイントの確認方法

スワップポイント狙いのFX投資は、数年など長期に渡る可能性もあるため、純粋にスワップポイントだけでどれくらい貯まったのかが見えなくなってしまいがちだ。
GMO外貨ではスワップポイントが累計でどれだけ貯まったか確認ができる。
GMO外貨の口座全体の累計スワップポイント確認方法
取引ツール | 方法 |
---|---|
パソコン版取引画面 | 入出金項目の入出金履歴で確認が可能 検索条件にある摘要から、スワップを選択して検索 |
外貨exアプリ | 期間取引照会で確認可能 |
スマートフォンCymo | |
外貨ex for Windows | 入出金履歴にて確認が可能 検索条件にある摘要から、スワップを選択して検索 |
またGMO外貨はポジションごとのスワップポイントの累計も確認可能だ。
GMO外貨のポジションごとの累計スワップポイント確認方法
取引ツール | 方法 |
---|---|
パソコン版取引画面 | ポジション紹介画面の明細タブで、注文番号をクリックすると表示される、ポジション詳細から確認可能 約定履歴画面のポジション明細項目から、決済済みポジションの累計スワップポイントも確認できる |
外貨exアプリ | 未決済ポジションの累計スワップポイントは、ポジション一覧より確認が可能 約定履歴画面のポジション明細項目から、決済済みポジションの累計スワップポイントも確認できる |
スマートフォンCymo | 未決済ポジションの累計スワップポイントは、決済注文画面のポジション明細より確認が可能 決済済みポジションの累計スワップポイントを確認する機能はない |
外貨ex for Windows | 未決済ポジションの累計スワップポイントは、ポジション照会画面の一覧表示にある、スワップ累計で確認が可能 決済済みポジションの累計スワップポイントは、約定履歴画面のスワップ累計項目より確認が可能 |
GMO外貨の最低取引単位は1,000通貨で最低5,600円から取引できる!

GMO外貨の最低取引単位は1,000通貨だ。FX業者の最低取引単位がわかれば、最低いくらの証拠金があれば取引ができるかが計算できる。
ただし南アフリカランド/円、トルコリラ/円、メキシコペソ/円、人民元/円、香港ドル/円の最低取引単位は10,000通貨となっている。
なお証拠金とは、FX取引をするためにFX業者に差し入れる担保のような役割がある。
証拠金はFXにおける自己資金と考えることができるが、FXは売買のたびに代金を受け渡すのではなく、決済時に売買で生じた損益のみをやりとりする「差金決済」という仕組みのため、自己資金以上の取引が可能だ。
ただし損失が発生する可能性があることから、一定額はFX専用口座に担保として資金を差し入れておかなければならず、「証拠金」と呼ばれ自己資金とは区別されて使われる。
取引に最低限必要な証拠金は、「現在のレート×最低取引単位÷レバレッジ」で計算をする。
例えば米ドル/円で取引をする場合、1ドル140円であれば「140×1,000通貨=14万円」の資金が必要になる。レバレッジ25倍とすれば、14万円÷25=5,600円あれば取引が可能だ。
主要な通貨ペアの最低必要額の目安は以下の通りだ。ただし為替レートは日々変化しているため、あくまでも目安であることを理解していただきたい。
主要通貨ペアの最低取引金額
通貨ペア | 為替レート | レバレッジ | ||
---|---|---|---|---|
1倍 | 10倍 | 25倍 | ||
米ドル/円 | 151円 | 15万1,000円 | 1万5,100円 | 6,040円 |
ユーロ/円 | 159円 | 15万9,000円 | 1万5,900円 | 6,360円 |
ユーロ/米ドル | 1.05ドル | 15万8,550円 | 1万5,855円 | 6,342円 |
豪ドル/円 | 98円 | 9万8,000円 | 9,800円 | 3,920円 |
NZドル/円 | 89円 | 8万9,000円 | 8,900円 | 3,560円 |
最低入金額はいくらか
GMO外貨の最低入金額は、クイック入金が2,000円から、振込入金が1円からとなっている。
クイック入金とは、GMO外貨の以下の提携金融機関でインターネットバンキング契約をしている方が利用できるオンライン入金方法だ。
入金手数料が無料で、入金すると24時間即時の取引口座に入金ができる。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- ゆうちょ銀行
- 楽天銀行
- PayPay銀行
- 住信SBIネット銀行
- セブン銀行
- イオン銀行
一方、振込入金とは最寄りのATMや金融機関から入金する方法だ。GMO外貨では、利用者ごとに専用の入金口座(振込先)を用意しているため、そこに入金をする。
入金後にGMO外貨が入金情報を確認すると、利用者のFX口座に反映される仕組みだ。
入金情報に不備がなければ30分~1時間程度でFX口座に反映するが、15時以降の入金については翌銀行営業日の9時以降の反映となる。
さらに振込手数料の負担も必要だ。最低入金額に制約はあるが、利便性という点ではクイック入金のほうに優位性がある。
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GMO外貨でいくらから取引する?運用額の決め方とは

どの通貨ペアで取引をするかにもよるが、仮に米ドル円で1,000通貨単位で取引をする場合、20万円程度の証拠金は最低限用意しておきたい。
仮に1ドル150円のときにレバレッジ25倍で、米ドル円を買い取引からスタートした場合、6,000円あれば取引が可能だ。しかしGMO外貨は証拠金維持率が50%でロスカットとなる。
この取引の場合、1円円高になるごとに1,000円の含み損が発生するため、概ね147円になるとロスカットラインに到達してしまう。
米ドル/円が急激に3円も円高になるかは意見が分かれるところだが、経済指標の前後など値動きが大きい時間帯に保有していると、これくらいの値動きはあり得ないことではない。
仮に20万円の証拠金があれば、ロスカットになる水準は概ね1ドル132円あたりになるだろう。1日で18円円高になるケースはあまり想定できないため、安全圏と考えることができる。
運用額を決めるときは、取引画面の証拠金維持率を確認しておくと良いだろう。
GMO外貨では証拠金維持率は、以下の計算式を用いて計算する。
証拠金維持率は取引画面に表示されているため、自身で計算する必要はない。証拠金維持率は200%、できれば300%程度になるようFX口座に証拠金を入れておくことをおすすめする。
少額取引をするメリット・注意点
FXはリスクが大きい取引というイメージを持っている方もいるだろう。確かにリスクはゼロではないが、少額取引でリスクを抑えることは可能だ。
少額取引であれば1回あたりの損失で負うリスクも相対的に小さく、大きく証拠金が減りにくいためトレード経験も積み重ねられる。精神的にも余裕を持ってトレードができるだろう。
メリット1:手軽に取引を始められる
FXと聞くと大きな資金が必要というイメージを持つ方もいるかもしれないが、理論上、数千円程度の資金があれば始めることは可能だ。
相場の急変で損失を被る可能性はゼロではないが、そもそもの投資額が少ないため、損失額も抑えられる。
損失に対する精神的なハードルが下がるため、FX取引に取り組みやすくなるだろう。
メリット2:トレード経験を積みやすい
少額取引なら仮に取引で損失が発生しても、大きく証拠金を損ねることはないだろう。証拠金が残っていれば、失敗した経験をもとに再度トレードに挑戦することが可能だ。
しかし多額の証拠金を投じて損失が出てしまうと、証拠金がすぐに底をついてしまい再びトレードができなくなってしまう。
GMO外貨はデモトレードがあるため、そこでトレード経験が積めるという方もいるかもしれない。デモトレードとは、仮想の証拠金を使って本番と同様のトレードができるサービスのことだ。
トレードで失敗しても実際の証拠金を失うことがないため、トレードで試行錯誤できる。
ただしデモトレードは、本番と同様の緊張感を保ったトレードができない可能性もある。現実味のない手法でトレードをしていてはトレード経験とはならない。
また損失にならないからといって含み損を抱えたポジションを複数抱えたままにしては、FXで損失の拡大を抑えるために必要な損切りの練習にもつながらないだろう。
考え方にもよるが、少額でも実際の資金を使って投資をしたほうがトレード経験を積みやすいこともある。
メリット3:分散投資ができる
FXに限らず、投資は分散投資をすることでリスクを抑えられる。分散投資とは株式や債券など値動きの特徴が異なる金融商品を、複数併せ持つ投資手法だ。
例えば株式が好調なときは、利回りの低い債券は避けられがちだ。一方、株式相場が荒れているときや不調なときは、比較的リターンが安定している債券に買いが集まる。
FXは通貨で取引をする方法のため、株式や債券といった分散はできないが、複数の通貨ペアを持つことで分散投資ができる。
例えば米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドルの3つを組み合わせておけば、米ドル/円とユーロ/円で損失が出ていても、ユーロ/米ドルで利益が出ていれば、全体の損失は抑えられるだろう。
米ドル/円しか保有していなければ、米ドル/円の通貨ペアの値動きだけで一喜一憂しなければならなくなる。
少額取引であれば、1つのポジションを保有するときの証拠金も少なくて済むため、異なる通貨ペアで複数のポジションを保有することが可能になる。
メリット4:余裕を持って取引ができる
少額取引なら損失が抑えられるため、精神的にも余裕を持って取引ができる。
FX初心者の失敗でありがちなのは、含み損が出たときに「いつか価格が戻るかもしれない」など根拠のない期待を持ってしまうことだ。
しかしこれは根拠ではなく願望に過ぎない。したがって含み損が拡大してしまい、耐え切れずに決済をして大きな損失を抱えてしまう。
少額取引であれば損失が抑えられるため、早い段階で損切りの決断ができるだろう。
このように証拠金が大きすぎると、失敗がよぎってしまい自身の決断の妨げになることがある。
少額取引で余裕を持った取引ができると、FXにおける決断に迷いがなくなるため、トレードがうまくいきやすくなるだろう。
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注意点1:大きな利益にはならない可能性が高い
少額取引は損失は抑えられるが、その分利益も大きくなりにくい。
本格的にFXで資産を増やしたい方は、少額取引でトレード経験を積み、勝率が上がってきたら取引通貨量を増やす必要がある。
注意点2:十分な証拠金を用意する
FXにおける少額取引は、100通貨、1,000通貨など取引通貨量が少ない取引のことを指す。
自己資金が少ないからといって、FX口座の証拠金まで少なくしてしまうと、わずかな値動きですぐにロスカットされてしまう。
レバレッジを高くしているときは特に注意が必要だ。
先に述べた通り、少額投資でも200~300%の証拠金維持率を保った取引を心がけてほしい。
高額取引をするメリット・注意点
高額取引をするメリットは、1回の取引で得られる利益が相対的に大きくなる点だ。
米ドル/円で買いポジションからスタートした場合、1円円安になると1,000通貨での取引なら利益は1,000円だが、10,000通貨で取引をすれば1万円の利益となる。
しかし、1円円高になれば1,000通貨なら1,000円の損失で済むが、10,000通貨なら損失が1万円になる。
高額取引は1取引当たりの利益が大きくなる反面、損失も相対的に大きくなる点は注意しなければならない。
GMO外貨のレバレッジは最大25倍

レバレッジとは日本語で「てこ」の意味がある。
少ない自己資金で大きな金額の取引ができる仕組みのことをいう。
棒をある一点で支えて、少ない力で大きなものを動かす「てこの原理」に例えることができるため、レバレッジといわれている。
GMO外貨で1万通貨取引をするときの、主要通貨ペアのレバレッジ別の必要証拠金を以下に紹介する。
必要証拠金は「現在の為替レート×取引通貨数÷レバレッジ」で計算が可能だ。
例えばユーロ/円であれば、評価レート159.939のときに必要な証拠金は、レバレッジ1倍のときは、「159.939円×10,000通貨÷1倍=約160万円」だが、10倍にすれば同じ計算式を使用すると16万円、25倍にすれば6万4,000円で取引ができることになる。
1万通貨あたりの取引証拠金
通貨ペア | レバレッジ | 評価レート | ||
---|---|---|---|---|
1倍 | 10倍 | 25倍 | ||
米ドル/円 | 151万6,000円 | 152万2,000円 | 61,000円 | 151.526 |
ユーロ/円 | 160万円 | 16万円 | 6万4,000円 | 159.939 |
ユーロ/米ドル | 160万円 | 16万円 | 6万4,000円 | 1.05558 |
豪ドル/円 | 98万5,000円 | 9万9,000円 | 4万円 | 98.493 |
NZドル/円 | 89万3,000円 | 9万円 | 3万6,000円 | 89.232 |
レバレッジを高くするほど少ない証拠金で取引ができることになるが、国内FX会社は「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」で25倍までと決まっている。
海外では数千倍のレバレッジを設定できるFX業者もあるが、きわめてリスクが高いため、注意していただきたい。
レバレッジ倍率の確認方法
GMO外貨は、レバレッジ1倍・10倍・25倍のなかから選ぶ仕組みだ。現在のレバレッジ設定を確認したいときは、口座状況照会画面のレバレッジコースを確認する。
例えば25倍コースを選んでいるのであれば、「25倍コース」と表示されている。
なおレバレッジコースは変更することも可能だ。取引している端末によって方法が異なるため、以下の表を参考にしてほしい。
レバレッジコースの変更方法
操作している端末 | 取引ツール | 手続方法 |
---|---|---|
パソコン | パソコン版取引画面 | 画面左、お客さま情報項目のレバレッジ設定より手続き |
外貨ex for Windows | 画面上部メインメニュー内のお客様情報のレバレッジ変更より手続 | |
スマートフォン・タブレット | 外貨exアプリ | 左上のメニューのレバレッジ変更より手続き |
iPhone/Android Cymo | メニューの登録情報変更からレバレッジ変更を選択して手続き | |
スマートフォン版取引画面 | 各種設定のレバレッジ設定で手続 |
GMO外貨でレバレッジ取引をするメリット

GMO外貨はレバレッジ設定が3択でわかりやすいというメリットがある。
1倍~25倍まで選択できると逆に迷うかもしれないが、3択であればFX初心者にとっては選びやすいといえる。
基本的にFXは長期保有をするほど、為替リスクにさらされる期間が長くなるためリスクが高くなる。
投資におけるリスクとは、価格の変動幅あるいは不確実性のことをいう。
例えば米ドル/円で1日に5円為替レートが動く可能性は低いが、1ヵ月~半年というスパンで見れば5円の値動きは十分考えられる範囲だ。
そのためスワップポイント狙いのトレードならレバレッジを1倍、スイングトレードなど中期的なトレードをするときは10倍、デイトレードは25倍など、自分のトレードスタイルに合わせてレバレッジを選択するとよい。
ただしこの選び方はあくまでも一般的な提案に過ぎない。レバレッジは自身のFX取引経験も踏まえて慎重に検討してほしい。自分に合っていないと感じたら柔軟にレバレッジを変更することも大切だ。
トレードスタイルによるレバレッジの使い分けの一例
トレードスタイル | 概要 | レバレッジ |
---|---|---|
デイトレード | ポジションを翌日に持ち越さず、長くても当日中に決済をする | 25倍 |
スイングトレード | 数日から数週間のポジション保有を前提としたスタイル | 10倍 |
長期トレード | スイングトレードよりも長期間保有するスタイル | 1倍 |
なおFXには、数秒から数分といった短い時間で何度も取引をするスキャルピングというトレードスタイルもある。GMO外貨ではスキャルピングを禁止はしていないが、短時間での取引や取引頻度が高いと、場合によっては取引を断られる可能性があるため要注意だ。
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GMO外貨でレバレッジ取引をするときの注意点とは?損をしないためのポイント

GMO外貨は3つのレバレッジコースから選択できるという点はデメリットにもなりうる。
ここではGMO外貨でレバレッジ取引をするときの注意点を2点紹介する。
資金に対して損失が大きい
例えばレバレッジ10倍コースでトレードをしていて、勝率がアップしてきたのでレバレッジを上げようとしても、残された選択肢は国内FX会社では最大の25倍を選択するしかないからだ。
レバレッジを上げて購入する通貨量を増やせば、自身の想定とレートが逆に動いたときの損失幅が相対的に大きくなる。
簡単にいえば、レバレッジを上げると1回の失敗トレードで証拠金が減りやすくなるということだ。
強制ロスカットになるリスクが高い
「GMO外貨でいくらから取引する?運用額の決め方とは」の章で解説したが、レバレッジを高くすると、小さい値動きで強制ロスカットになりやすい。
強制ロスカットになるリスクを回避するための3つの方法を紹介する。
なおこれらはどれか1つだけではなく、極力複数の方法を組み合わせて、強制ロスカットのリスクを避けるよう心がけていただきたい。
証拠金維持率を確認しておく
GMO外貨は証拠金維持率が50%になるとロスカットされるため、証拠金維持率は先に紹介したように200~300%は維持しておくよう常にチェックしておこう。
またGMO外貨は証拠金維持率が100%を下回った場合、ロスカットアラートが申込時に登録したメールに届くことになっている。
FXの取引画面を確認できていなくても、メールアドレスにロスカットアラートが届いていないか頻繁にチェックしよう。
ポジションを持ったままその日のトレードを終えない
通貨ペアにもよるが、為替レートに大きな影響を与える経済指標の発表は、深夜や早朝に行われることが多い。
ポジションを持ったまま就寝してしまうと、朝起きたときにロスカットになっている可能性がある。
証拠金維持率が200~300%ない状態でその日の取引を終えるときは、ポジションを決済しておくよう心がけよう。
早めの損切りを心がける
ロスカットの原因となっているポジションが明らかな場合は、そのポジションを早めに損切りをしてしまおう。
特に初心者は含み損を決済する決断ができず、いたずらに含み損を膨らませているケースもある。回復する見込みがなければ、早めの損切りを心がけよう。
追証を準備しておく
厳密には証拠金維持率が50%を下回ると、直ちにロスカットされるわけではない。
GMO外貨は証拠金維持率が50%になると、まず追証を求められ、追証発生日の24時までに追証を差し入れなかったときにロスカットになる。
追証とは追加証拠金の略で「おいしょう」と読む。
万が一、追証を求められてもすぐに入金ができるよう、追証の資金も確保しておくことが大切だ。
また含み損を抱えている原因となるポジションを決済すれば、追証を解消できる場合もある。
FX取引はGMO外貨で手数料をおさえて取引しよう

GMO外貨はスプレッド、スワップポイントともに業界最高水準といってよいだろう。
そのためGMO外貨は、デイトレーダーからスワップポイント狙いのトレーダーまで、幅広い層に対応したFX業者といえる。
GMO外貨で取引をするメリットは、少額取引ができる点が挙げられる。例えば米ドル/円で1,000通貨分の取引をする場合、レバレッジ25倍に設定すれば6,000円あれば取引が可能だ。
少額で取引をすれば、為替レートが変動したときのリスクが相対的に小さくなる傾向がある。リスクを抑えて取引をしたい方や、FX初心者にGMO外貨はおすすめだ。
ただし少額取引は利益が増えにくいため、トレードに慣れてきたら取引通貨量を増やす必要があるだろう。
またGMO外貨はレバレッジが1倍コース・10倍コース・25倍コースの3つしかないため、安易に25倍コースを選んでしまう可能性がある。
レバレッジを高くすると損失が相対的に大きくなる傾向があるうえ、強制ロスカットになりやすい。
強制ロスカットになると大きな損失を抱える可能性があるため、証拠金維持率の管理を心がけよう。含み損を抱えたポジションを、早めに損切りする方法も有効だ。
しかしGMO外貨のスプレッドとスワップポイントは魅力的だ。
コストを抑えて取引をしたい方、少額取引をしたい方、スワップポイント狙いのFX投資をしたい方は、GMO外貨で口座開設をしよう。
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