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事業再構築補助金は個人事業主も申請できる?条件・必要書類・注意点を解説

個人事業主でも、条件を満たせば事業再構築補助金を申請できます。

ただし、個人事業主であれば誰でも対象になるわけではありません。新分野展開や業態転換など、事業再構築に該当する取り組みを行い、認定経営革新等支援機関や金融機関等と事業計画を策定する必要があります。さらに、付加価値額を向上させる計画も求められます。

特に注意したいのは、古い情報だけで判断しないことです。過去の公募では売上減少要件が大きく扱われていましたが、現在の公募では申請枠ごとに要件が異なります。申請前には、必ず公式サイトや公募要領、FAQを確認しましょう。

個人事業主が確認すべき点は、主に次の5つです。

確認項目内容
申請対象個人事業主も対象になり得る
事業内容事業再構築の定義に該当する必要がある
計画作成認定支援機関や金融機関等との確認が必要
必要書類確定申告書・見積書・事業計画書などを準備
注意点採択後も交付申請で経費が精査される

補助金は、申請して採択されればすぐに入金される制度ではありません。採択後には交付申請や実績報告があり、補助対象経費として認められた金額に対して支給されます。

目次

個人事業主でも事業再構築補助金は申請できる

個人事業主でも、要件を満たせば事業再構築補助金を申請できます。

大切なのは、個人か法人かではなく、補助金の目的に合う事業計画を作れるかどうかです。

条件を満たせば個人事業主も対象になる

事業再構築補助金は、中小企業等の新市場進出、事業転換、業態転換、事業再編などを支援する制度です。中小企業庁も、第13回公募で「思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援する」と案内しています。

個人事業主も、事業実態があり、申請要件を満たせば対象になり得ます。

たとえば、次のような事業者です。

  • 飲食店を営む個人事業主
  • 美容室・整体院・サロンを運営する個人事業主
  • 小売業を営む個人事業主
  • 製造・加工業を行う個人事業主
  • 教室・スクール事業を行う個人事業主
  • 対面サービスからオンライン販売へ展開したい事業者

ただし、単に「新しい設備を買いたい」「売上を増やしたい」というだけでは不十分です。

現在の事業からどのように再構築するのかを示す必要があります。

法人と同じく事業再構築の要件を満たす必要がある

個人事業主も、法人と同じく事業再構築の要件を満たす必要があります。

事業再構築とは、既存事業の延長ではなく、新市場進出、事業転換、業種転換、業態転換、事業再編などに取り組むことです。

たとえば、次のような取り組みは検討対象になります。

  • 店舗販売からEC販売へ展開する
  • 対面サービスをオンライン講座化する
  • 既存の技術を使って新商品を開発する
  • 飲食店が冷凍食品の製造販売を始める
  • 既存顧客とは異なる市場に向けたサービスを始める

反対に、単なる修繕や通常の設備更新だけでは、事業再構築として弱くなります。

「何を新しく始めるのか」「既存事業と何が違うのか」「売上や付加価値がどう伸びるのか」を説明できるようにしましょう。

最新公募では古い売上減少要件だけで判断しない

事業再構築補助金は、公募回ごとに制度内容が変わります。

過去には売上減少要件が大きく扱われていました。しかし、最新公募では、事業再構築の定義、認定支援機関等との事業計画策定、付加価値額向上などが共通の必須要件として示されています。

古い記事にある「売上が何%減少していれば対象」といった情報だけで判断すると、現在の要件とズレるおそれがあります。

申請前に確認すべき公式資料は、次の通りです。

  • 事業再構築補助金の公式サイト
  • 最新の公募要領
  • 必須申請要件
  • 申請枠ごとの要件
  • 公式FAQ
  • 交付申請・補助事業の手引き

補助金は制度変更が多い分野です。申請を検討する時点の情報で確認してください。

個人事業主が確認すべき事業再構築補助金の申請条件

個人事業主が最初に確認すべき申請条件は、事業再構築の定義、認定支援機関等との計画策定、付加価値額の向上です。

この3つを満たせないと、申請の土台が弱くなります。

事業再構築の定義に該当する取り組みが必要

事業再構築補助金では、補助金の対象となる取り組みが「事業再構築」に該当している必要があります。

個人事業主の場合も同じです。

たとえば、既存事業の売上を補うために、別の販売方法や新しいサービスを始める計画であれば、事業再構築として整理しやすくなります。

一方で、次のような内容は注意が必要です。

  • 古い設備を同じ用途で買い替えるだけ
  • 既存商品の広告を少し増やすだけ
  • 店舗の内装を通常修繕するだけ
  • 汎用的なパソコンを購入するだけ
  • 事業内容がほとんど変わらない

補助金の目的は、通常の維持費や小規模改善を支援することではありません。

既存事業からどう変わるのかを明確にしましょう。

認定支援機関や金融機関と事業計画を策定する

事業再構築補助金では、事業計画について認定経営革新等支援機関や金融機関等の確認を受ける必要があります。

個人事業主が一人で申請書を作るだけでは足りません。

認定支援機関には、商工会議所、商工会、金融機関、税理士、中小企業診断士などが含まれることがあります。どこに相談するかは、自分の事業内容や資金計画に合わせて選びましょう。

特に、補助金額が大きい場合や借入を伴う場合は、金融機関との連携が必要になることがあります。

早めに相談先を決めておくと、事業計画書の作成や必要書類の準備を進めやすくなります。

付加価値額を向上させる計画が求められる

事業再構築補助金では、補助事業によって付加価値額を向上させる計画が求められます。

付加価値額は、売上だけを見るものではありません。営業利益、人件費、減価償却費などが関係します。

個人事業主の場合、難しく感じやすい部分です。

ただし、考え方はシンプルです。

「補助金を使った新しい取り組みによって、事業の稼ぐ力がどう上がるのか」を数字で示す必要があります。

確認したい項目は、次の通りです。

  • 新事業の売上見込み
  • 必要な経費
  • 利益の見込み
  • 設備投資による生産性向上
  • 人件費や外注費の変化
  • 計画期間中の成長率

感覚的に「伸びそう」と書くのではなく、売上、利益、販売数、単価、顧客数などの数字で説明しましょう。

個人事業主が使える申請枠と補助上限額

事業再構築補助金は、申請枠によって対象者、要件、補助上限額が変わります。

個人事業主は、まず自分の事業計画がどの枠に合うかを確認する必要があります。

申請枠によって対象者と上限額が変わる

事業再構築補助金には、複数の申請枠があります。

公式情報では、成長分野への事業再構築や、構造的な課題に直面している事業者の取り組みを支援する枠などが案内されています。

申請枠が違えば、求められる要件も変わります。

たとえば、成長分野へ進出する計画なのか、既存市場の縮小に対応する計画なのかで、見るべき枠が変わります。

確認すべき項目は、次の通りです。

確認項目見るべき内容
申請枠自分の計画に合う枠か
対象者個人事業主が対象に含まれるか
必須要件事業再構築・付加価値額など
補助上限額従業員数や枠によって変動
補助率事業者区分や枠で変動
追加要件賃上げ・市場要件など

上限額だけで選ぶのは避けましょう。

要件に合わない枠を選ぶと、計画全体が崩れます。

従業員数によって補助上限額が変わる場合がある

事業再構築補助金では、申請枠や従業員数によって補助上限額が変わることがあります。

個人事業主でも、従業員がいる場合といない場合で確認内容が変わります。

従業員がいない個人事業主でも、制度上の要件を満たせば申請できる余地はあります。ただし、補助上限額や提出書類では、従業員数が関係することがあります。

確認したい内容は、次の通りです。

  • 常時使用する従業員数
  • 家族従業員の扱い
  • パート・アルバイトの扱い
  • 従業員数を証明する資料
  • 申請枠ごとの上限額
  • 上乗せ措置の対象可否

従業員数は、補助上限額だけでなく、事業規模や実行体制の説明にも関係します。

申請前に正確に整理しましょう。

上乗せ措置は通常の申請枠と混同しない

事業再構築補助金には、通常の申請枠とは別に上乗せ措置が設けられることがあります。

公式情報でも、各事業類型に申請する事業者が、卒業促進上乗せ措置や中長期大規模賃金引上促進上乗せ措置に追加申請できる旨が案内されています。

ただし、上乗せ措置は通常の申請枠と同じではありません。

混同すると、対象条件や申請内容を間違える原因になります。

個人事業主の場合は、まず本体となる申請枠を確認しましょう。

そのうえで、上乗せ措置を使えるかを確認する流れが安全です。

個人事業主が補助対象にできる経費・できない経費

個人事業主が特に確認すべきなのは、何の費用が補助対象になり、何が対象外になるかです。

対象経費を間違えると、採択後の交付申請で認められないことがあります。

建物費・機械装置・システム構築費などが対象になり得る

事業再構築に必要な建物費、機械装置、システム構築費などは、補助対象として検討される代表的な経費です。

たとえば、次のような費用です。

  • 新事業に必要な建物改修費
  • 製造設備の導入費
  • 業務用機械の購入費
  • 新サービス提供に必要なシステム構築費
  • EC販売に必要なシステム関連費
  • クラウドサービス利用費

ただし、事業計画との関係が弱い経費は認められにくくなります。

「新事業に必要な投資か」を説明できるようにしてください。

広告宣伝費・外注費・研修費も対象になる場合がある

広告宣伝費、外注費、研修費なども、事業再構築に必要な内容であれば対象として検討できます。

たとえば、新しいサービスを開始するためのWebサイト制作、販売促進用の広告、専門的な技術を学ぶ研修などです。

ただし、通常の広告や既存事業の宣伝に近いものは注意が必要です。

補助対象にするには、新事業とのつながりを示す必要があります。

経費対象になりやすい例注意点
広告宣伝費新事業の販促広告既存事業の通常広告は弱い
外注費新サービス開発の外注事業計画との関連が必要
研修費新分野に必要な研修汎用的な学習は弱い
Web制作費新事業用サイト制作既存サイト改修だけでは弱い

費用名だけで判断せず、目的と内容をセットで確認しましょう。

人件費・汎用品・原材料費・通信費などは対象外になりやすい

個人事業主が間違えやすいのは、対象外経費を入れてしまうことです。

特に、日常業務でも使えるものや、事業再構築との関係が薄い支出は注意が必要です。

対象外になりやすい費用には、次のようなものがあります。

  • 従業員の人件費
  • 汎用的なパソコン・タブレット
  • 原材料費
  • 消耗品
  • 光熱水費
  • 通信費
  • 家賃
  • 税金
  • 借入金の返済
  • 私的利用が混ざる支出

補助金は、新しい取り組みに必要な経費を支援する制度です。

日常的な運転資金や、事業との区別があいまいな費用は避けた方が安全です。

個人事業主が申請前に準備すべき書類

個人事業主は、法人とは異なる書類が必要になることがあります。

特に、確定申告書や開業届、収支内訳書など、事業実態を示す資料を早めに整理しましょう。

事業計画書と認定支援機関の確認書を準備する

事業計画書は、申請の中心になる書類です。

どのような事業再構築を行うのか、なぜ必要なのか、どのように収益を上げるのかを説明します。

事業計画書に入れるべき内容は、次の通りです。

  • 現在の事業内容
  • 新たに取り組む事業
  • 市場や顧客の分析
  • 競争力・差別化
  • 補助対象経費
  • 売上・利益の計画
  • 付加価値額の向上
  • 実施スケジュール
  • 資金計画

また、認定経営革新等支援機関や金融機関等の確認も必要です。

計画を作ってから相談するより、早い段階で相談先を決めた方が修正しやすくなります。

確定申告書・決算書・財務資料を整理する

個人事業主は、確定申告書や青色申告決算書、収支内訳書などを整理しておきましょう。

法人の決算書にあたる資料として、事業の売上や経費、利益を確認するために使われます。

準備する可能性がある資料は、次の通りです。

  • 確定申告書
  • 青色申告決算書
  • 収支内訳書
  • 開業届
  • 本人確認書類
  • 売上台帳
  • 納税に関する資料
  • 従業員数を確認できる資料

個人事業主の場合、資本金が存在しないこともあります。公式FAQでは、個人事業主で資本金が存在しない場合は「0」を入力する旨が案内されています。

このような入力項目は、申請時に迷いやすい部分です。公式FAQを事前に確認しておきましょう。

見積書や経費の根拠資料を用意する

補助対象経費を申請するには、見積書や仕様書などの根拠資料が必要になります。

特に、設備投資やシステム構築では、金額の妥当性が見られます。

準備したい資料は、次の通りです。

  • 見積書
  • 仕様書
  • カタログ
  • 図面
  • Web制作の提案書
  • システム開発の見積内訳
  • 外注先の選定理由
  • 経費と事業計画の対応表

見積書の金額と事業計画書の金額がズレていると、不備につながります。

経費ごとに「何に使うのか」「なぜ必要か」「新事業とどう関係するか」を整理しておきましょう。

事業再構築補助金の申請から入金までの流れ

事業再構築補助金は、申請して採択されれば終わりではありません。

GビズIDの取得、電子申請、採択後の交付申請、実績報告、精算払請求まで流れを理解しておく必要があります。

GビズIDプライムを取得する

電子申請には、GビズIDプライムが必要になります。

GビズIDは行政サービスにログインするための共通アカウントです。取得に時間がかかることもあるため、申請直前に準備すると間に合わないおそれがあります。

確認したい項目は、次の通りです。

  • GビズIDプライムを取得済みか
  • 登録情報に誤りがないか
  • 事業者情報が最新か
  • メールアドレスを確認できるか
  • 申請担当者がログインできるか

個人事業主の場合、屋号や住所、事業者情報の入力で迷うことがあります。

早めにログイン環境を整えましょう。

Jグランツで電子申請を行う

事業再構築補助金の申請は、電子申請で行います。

申請画面では、事業者情報、申請枠、事業計画、経費情報、添付書類などを入力します。

申請前に確認したい内容は、次の通りです。

  • 申請枠の選択
  • 事業再構築の内容
  • 補助対象経費
  • 事業計画書
  • 認定支援機関等の確認書
  • 確定申告書などの添付資料
  • 入力金額と見積書の整合性
  • 申請期限

電子申請では、入力内容と添付書類のズレに注意してください。

特に金額、事業名、経費区分、ファイル形式はミスが起きやすい部分です。

採択後に交付申請・実績報告・精算払請求を行う

採択されても、すぐに補助金が支払われるわけではありません。

採択後には交付申請を行い、交付決定を受けてから事業を進めます。公式の交付申請ページでも、交付申請は補助金交付候補者が補助金を受けるための手続きと説明されています。

流れは次の通りです。

  1. 応募申請
  2. 採択結果の確認
  3. 交付申請
  4. 交付決定
  5. 契約・発注・事業実施
  6. 実績報告
  7. 精算払請求
  8. 補助金の入金

注意したいのは、採択された時点で応募申請時の経費がすべて補助対象として認められるわけではない点です。交付申請や実績報告の審査で、補助対象外と判断されることがあります。

補助金は後払いになるため、自己資金やつなぎ資金も確認しておきましょう。

個人事業主が申請で失敗しやすい注意点

個人事業主が失敗しやすいのは、古い要件で準備すること、対象外経費を入れること、事業計画と経費の関係が弱いことです。

申請前に落とし穴を把握しておけば、無駄な準備を減らせます。

採択されても経費がすべて認められるわけではない

事業再構築補助金は、採択されても補助金額が確定するわけではありません。

採択後の交付申請で、経費の内容が審査されます。

たとえば、次のような経費は否認されるおそれがあります。

  • 新事業との関係が薄い経費
  • 対象外経費に該当する支出
  • 見積書の根拠が弱い経費
  • 汎用品として扱われる物品
  • 私的利用が混ざる支出
  • 交付決定前に契約・発注した経費

個人事業主は、事業用と私用の区分が曖昧になりやすいです。

経費の使い道を明確に分けておきましょう。

事業計画と経費のつながりが弱いと不利になる

事業計画と経費のつながりが弱いと、申請内容の説得力が落ちます。

たとえば、EC事業を始める計画なのに、見積書の中心が店舗内装費になっている場合です。

また、オンライン講座を始める計画なのに、広告費だけが大きく、講座制作や販売導線が説明されていない場合も弱くなります。

申請前に、次の形で整理しましょう。

計画内容必要経費説明すべき理由
EC販売を始めるECサイト構築費新たな販売方法に必要
冷凍食品を販売する製造設備・包装機新商品製造に必要
オンライン講座を始める配信システム・教材制作新サービス提供に必要
新市場へ販路開拓する広告宣伝費新規顧客獲得に必要

経費は、事業計画の実行に必要なものだけに絞りましょう。

公式資料を確認せず古い要件で申請準備を進めない

事業再構築補助金は、制度変更が多い補助金です。

古い記事や過去公募の情報をもとに準備すると、現在の要件と合わないことがあります。

特に注意したいのは、次の内容です。

  • 売上減少要件
  • 申請枠の名称
  • 補助上限額
  • 補助率
  • 対象経費
  • 提出書類
  • 申請期限
  • 採択後の手続き

確認すべき公式資料は、事業再構築補助金の公式サイト、公募要領、FAQ、交付申請ページ、補助事業の手引きです。

不明点がある場合は、認定支援機関や金融機関にも確認しましょう。

個人事業主が申請できるか判断するチェックリスト

個人事業主が申請を検討するなら、最初にセルフチェックを行いましょう。

対象者、申請枠、必要書類、資金繰りを確認すれば、準備に進むべきか判断しやすくなります。

対象者・申請枠・事業再構築要件を確認する

まず、自分が申請対象になるかを確認します。

次の項目に当てはまるか見てください。

チェック項目確認内容
個人事業主として事業実態がある確定申告書や開業届で確認
新しい取り組みがある既存事業の延長だけではない
事業再構築の定義に合う新市場進出・業態転換など
申請枠に合っている枠ごとの要件を確認
付加価値額の向上を説明できる数値計画が必要
認定支援機関等に相談できる確認書類が必要

この段階で要件が合わない場合は、別の補助金を検討した方がよいこともあります。

無理に申請するより、制度選びを見直した方が結果的に近道です。

必要書類と資金繰りを確認する

次に、書類と資金繰りを確認します。

事業再構築補助金は後払いです。採択前後の支払いに耐えられる資金計画が必要です。

確認したい項目は、次の通りです。

  • 事業計画書を作成できるか
  • 確定申告書を用意できるか
  • 見積書を取得できるか
  • 認定支援機関等の確認を受けられるか
  • 補助対象外経費を除外できるか
  • 自己資金を用意できるか
  • 採択後の交付申請に対応できるか
  • 実績報告に必要な証憑を残せるか

補助金を前提に資金繰りを組みすぎるのは危険です。

入金までに時間がかかるため、自己資金や融資も含めて計画しましょう。

公式FAQ・公募要領・申請手引きを確認する

最後に、公式資料を確認します。

個人事業主は、資本金欄、必要書類、従業員数、申請枠などで迷いやすいです。

公式FAQには、個人事業主の入力に関する案内も掲載されています。

確認する資料は、次の通りです。

  • 最新の公募要領
  • 必須申請要件
  • 公式FAQ
  • 応募申請ページ
  • 交付申請ページ
  • 補助事業の手引き
  • Jグランツの入力案内
  • 事務局のお知らせ

公式資料を確認することで、古い情報や誤った解釈を避けやすくなります。

補助金記事や解説記事は参考になりますが、最終判断は公式資料で行いましょう。

事業再構築補助金と個人事業主に関するよくある質問

個人事業主が事業再構築補助金を検討するときは、従業員の有無、開業時期、入金タイミングで迷いやすいです。

よくある疑問を整理します。

従業員がいない個人事業主でも申請できる?

従業員がいない個人事業主でも、要件を満たせば申請対象になり得ます。

ただし、申請枠や補助上限額では従業員数が関係することがあります。

また、事業計画の実行体制も見られます。

一人で新事業を実行できるのか。

外注や設備をどう活用するのか。

スケジュールに無理がないか。

この点を具体的に説明しましょう。

従業員がいないこと自体よりも、実行可能な計画になっているかが重要です。

開業したばかりの個人事業主でも申請できる?

開業したばかりの個人事業主は、申請要件と提出書類を特に確認する必要があります。

補助金では、事業実態や財務資料を求められることがあります。

開業直後で確定申告書がない場合、必要書類を用意できない可能性があります。

確認すべき内容は、次の通りです。

  • 開業届を提出しているか
  • 事業実態を示せるか
  • 売上や経費の資料があるか
  • 申請枠の対象者に該当するか
  • 必要書類を期限内に準備できるか

開業したばかりでも、制度要件に合えば検討できます。

ただし、書類不足になりやすいため、公式FAQや公募要領を確認してください。

採択後に補助金はいつ入金される?

補助金は、採択後すぐには入金されません。

採択後に交付申請を行い、交付決定を受け、事業を実施し、実績報告を行った後に精算されます。

つまり、基本的には後払いです。

設備購入や外注費などは、先に支払いが必要になることがあります。

入金までの資金繰りを考えずに進めると、採択後に支払いで苦しくなるおそれがあります。

補助金を使う場合は、自己資金、借入、支払い時期、入金時期を事前に確認しましょう。

個人事業主が事業再構築補助金を申請するなら、最新要件と資金計画を先に確認する

個人事業主でも、条件を満たせば事業再構築補助金を申請できます。

ただし、個人事業主であることだけで対象になるわけではありません。

事業再構築の定義に合う取り組み、認定支援機関や金融機関等との事業計画策定、付加価値額を向上させる計画が必要です。

申請前には、次の点を確認しましょう。

  • 個人事業主として事業実態があるか
  • 事業再構築に該当する取り組みか
  • 申請枠の要件に合っているか
  • 付加価値額の向上を数値で説明できるか
  • 認定支援機関等に相談できるか
  • 確定申告書や見積書などを用意できるか
  • 補助対象経費と対象外経費を分けられているか
  • 採択後の交付申請に対応できるか
  • 後払いに備えた資金計画があるか
  • 最新の公募要領・FAQを確認しているか

特に注意したいのは、古い要件で判断しないことです。

事業再構築補助金は、公募回ごとに制度内容が変わります。過去の売上減少要件や古い申請枠の説明だけで準備を進めると、現在の要件と合わないことがあります。

また、採択されたからといって、すべての経費が補助対象として認められるわけではありません。交付申請や実績報告で経費が精査されます。

まずは、事業再構築補助金の公式サイト、公募要領、FAQ、交付申請ページを確認しましょう。必要に応じて、認定支援機関や金融機関に相談し、無理のない事業計画と資金計画を整えてから申請準備を進めてください。

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