食洗機の設置や買い替えを検討していると、「補助金は使える?」「ビルトイン食洗機なら対象?」「卓上型でも補助される?」と気になる方も多いでしょう。
2026年度は、対象となるビルトイン食洗機であれば「みらいエコ住宅2026事業」の補助対象になります。補助額は1台あたり3万円です。
ただし、食洗機だけを設置して3万円の補助金を申請することは原則できません。対象となる省エネリフォームとの組み合わせや最低補助額など、住宅・工事全体の条件も確認する必要があります。
食洗機は補助金の対象になる?

2026年度は、条件を満たすビルトイン食洗機が国の補助対象になっています。
一方、卓上型食洗機は国の「みらいエコ住宅2026事業」では対象外です。また、ビルトイン食洗機だけの設置では原則として申請できない点にも注意してください。
2026年度はビルトイン食洗機が国の補助対象になる
2026年度は、「みらいエコ住宅2026事業」のリフォームにおいて、ビルトイン食器洗機が補助対象設備に含まれています。
対象となるのは、制度に登録された製品を、条件を満たす住宅リフォームの一部として設置する場合です。
そのため、
ビルトイン食洗機なら何でも補助される
という仕組みではありません。
対象製品として登録されているか、住宅やリフォーム工事の要件を満たしているかまで確認する必要があります。
新しくキッチンへビルトイン食洗機を設置する場合だけでなく、既存機器からの交換も対象になります。
食洗機の補助額は1台3万円
みらいエコ住宅2026事業におけるビルトイン食洗機の補助額は、1台あたり3万円です。
実際に購入した食洗機の価格に対して一定割合が戻る仕組みではなく、対象設備ごとに定額の補助額が設定されています。
たとえば、対象となるビルトイン食洗機を10万円で購入しても20万円で購入しても、食洗機部分に設定される補助額は3万円です。
ただし、この3万円だけを見て「食洗機を交換すれば3万円もらえる」と判断しないようにしてください。
制度全体には最低補助額など別の条件があります。
食洗機だけを設置しても原則として補助金は申請できない
ビルトイン食洗機の補助額は3万円ですが、食洗機だけを設置して原則3万円を申請することはできません。
みらいエコ住宅2026事業では、所定の省エネリフォームを行うことに加え、原則として1申請あたりの合計補助額が5万円以上になる必要があります。
つまり、
食洗機の補助額3万円<最低申請額5万円
となるため、食洗機単体では基準に届きません。
窓や断熱改修などの対象工事、ほかの住宅設備の設置などを組み合わせ、制度全体の条件を満たす必要があります。
なお、住宅省エネ2026キャンペーンのほかの構成事業で交付決定を受けている場合などは、最低補助額の扱いが異なることがあります。
食洗機に使える「みらいエコ住宅2026事業」とは?

みらいエコ住宅2026事業は、住宅の省エネ性能向上につながる新築やリフォームを支援する制度です。
リフォームではビルトイン食洗機だけでなく、断熱改修や省エネ設備、子育て対応設備など複数の工事が補助対象となっています。
ビルトイン食洗機は子育て対応改修の対象設備
ビルトイン食洗機は、みらいエコ住宅2026事業の「子育て対応改修」に含まれる設備です。
キッチン関連では、食洗機以外にも対象となる設備があります。
食洗機単体で最低補助額に届かないときは、ほかの対象設備や省エネ改修を組み合わせられないか確認するとよいでしょう。
ただし、「子育て対応改修」という名称だからといって、子育て世帯しかビルトイン食洗機の補助を利用できないわけではありません。
住宅や工事内容など、リフォーム全体の要件から判断されます。
リフォームは子育て世帯以外も対象になる
みらいエコ住宅2026事業のリフォームは、子育て世帯だけに限定された制度ではありません。
子どもがいない世帯や高齢者世帯、一人暮らしなどでも、住宅や対象工事などの条件を満たせば申請対象になり得ます。
「子育て対応改修」という名称だけを見て、
子どもがいないから食洗機の補助は使えない
と判断する必要はありません。
一方、新築住宅では世帯属性によって利用条件が異なる制度もあります。
食洗機の設置を含むリフォームとして利用する場合は、リフォーム向けの要件を確認しましょう。
対象住宅で所定の省エネリフォームを行う必要がある
ビルトイン食洗機が対象製品であっても、食洗機を設置するだけで制度要件を満たすわけではありません。
みらいエコ住宅2026事業では、対象となる既存住宅について、所定の省エネリフォームを行うことが必要です。
具体的には、制度上「要件化工事」とされる工事を確認します。
食洗機は追加的な対象設備の位置付けとなるため、
食洗機が対象製品か
だけでなく、
住宅全体のリフォーム内容が申請要件を満たしているか
まで施工会社と確認してください。
原則として1申請あたりの補助額を5万円以上にする必要がある
みらいエコ住宅2026事業では、原則として1申請あたりの合計補助額を5万円以上にする必要があります。
食洗機は3万円なので、それだけでは最低金額に届きません。
たとえば、
- 対象となる窓の改修
- 断熱改修
- 節湯水栓
- レンジフード
- そのほか対象設備
などと組み合わせ、合計補助額を確認します。
ただし、金額だけを合わせればよいわけではありません。
必須となる工事の要件もあるため、「あと2万円分の設備を追加すればOK」と単純に考えず、制度全体の条件を施工事業者へ確認しましょう。
どんな食洗機が補助金の対象になる?

国の補助対象になるのは、制度に登録されたビルトイン食洗機です。
卓上型はみらいエコ住宅2026事業の対象外であり、ビルトイン型でも登録されていない製品は補助対象になりません。
対象製品として登録されたビルトイン食洗機が対象
補助対象となるビルトイン食洗機は、みらいエコ住宅2026事業の対象製品として登録されている必要があります。
店頭やネット通販で「省エネタイプ」「最新モデル」と表示されているだけでは、補助対象になるとは限りません。
購入前に、
- メーカー
- 製品名
- 型番
- 対象製品への登録状況
を確認してください。
特に同じシリーズでも型番によって対象・対象外が分かれることがあります。
見積もりを依頼するときに「補助対象製品を希望している」と施工会社へ伝えておくと確認しやすくなります。
ビルトイン食洗機の買い替え・交換も対象になる
すでに設置されているビルトイン食洗機を新しい対象製品へ交換する場合も、制度上は対象になります。
そのため、
- 故障した食洗機を交換したい
- 古い機種を省エネ型へ替えたい
- リフォームに合わせて新機種へ交換したい
といった場合も検討できます。
ただし、交換する食洗機が対象製品であることに加え、住宅リフォーム全体の申請条件を満たす必要があります。
単純な故障交換だけで3万円が受け取れる制度ではないため、工事前に制度利用の可否を確認しましょう。
卓上型食洗機はみらいエコ住宅2026事業の対象外
キッチンカウンターなどに置いて使用する卓上型食洗機は、みらいエコ住宅2026事業のビルトイン食器洗機には該当しません。
そのため、家電量販店などで卓上型食洗機を購入しても、国の同制度による3万円の補助は受けられません。
卓上型を検討している場合は、自治体独自の家電購入支援や省エネ設備補助などを確認します。
自治体によっては対象となる家電や条件が異なるため、購入前に最新情報を確認してください。
メーカー名だけでなく対象製品の型番まで確認する
補助対象かどうかは、メーカー名だけでは判断できません。
同じメーカーのビルトイン食洗機でも、すべてのモデルが補助対象とは限らないからです。
見積書を受け取ったら、設置予定製品の型番を確認しましょう。
確認する順番は、
- ビルトイン型か
- 対象製品として登録されているか
- 見積書の型番と登録型番が一致するか
です。
「メーカーが対象だから大丈夫」と判断せず、最終的には具体的な型番まで確認する方が安全です。
食洗機と一緒に補助対象にできる主なリフォーム

食洗機だけでは原則として最低補助額に届かないため、ほかの対象リフォームとの組み合わせを検討します。
ただし、単に補助額を5万円以上にするだけでなく、制度で指定された省エネ改修の要件を満たすことが必要です。
窓・断熱などの要件化工事を確認する
みらいエコ住宅2026事業を利用する場合、まず所定の要件化工事を確認します。
代表的なのは、住宅の省エネ性能向上につながる、
- 開口部の断熱改修
- 躯体の断熱改修
- 省エネ設備の導入
などです。
どの工事が必須になるかは住宅や申請内容によって確認が必要です。
食洗機を設置するためだけに不要な工事を追加するのではなく、もともと予定している住宅リフォームの中で制度要件を満たせるか検討しましょう。
節湯水栓やレンジフードなどキッチン設備も対象になる
キッチン周辺では、食洗機以外にも補助対象となる設備があります。
たとえば、制度上の条件を満たす、
- 節湯水栓
- 掃除しやすいレンジフード
- ビルトイン自動調理対応コンロ
などです。
キッチン全体をリフォームする予定なら、食洗機だけでなく同時に設置する設備の対象可否も確認しましょう。
補助対象設備をまとめて導入できれば、最低補助額を満たしやすくなります。
ただし、それぞれ対象製品や工事条件が設定されているため、通常の商品を設置すれば自動的に補助されるわけではありません。
食洗機3万円だけでは最低補助額に届かない点に注意する
食洗機の補助額は3万円ですが、通常の最低申請額は5万円です。
ここは特に勘違いしやすい部分です。
| 内容 | 金額 |
| ビルトイン食洗機 | 3万円/台 |
| 原則の最低申請補助額 | 5万円以上 |
したがって、食洗機しかリフォーム予定がない場合は、みらいエコ住宅2026事業を利用できないのが基本です。
補助金のためだけに不要な設備を追加すると、結果的に自己負担が増えることもあります。
先に総工事費と補助予定額を確認し、補助金を使う方が本当に得か判断しましょう。
食洗機補助金を申請する流れ

みらいエコ住宅2026事業は、原則として住宅所有者本人が直接申請する制度ではありません。
対象製品とリフォーム内容を確認し、住宅省エネ2026キャンペーンに登録された施工事業者等を通じて申請を進めます。
1.設置予定の食洗機が対象製品か確認する
最初に、設置予定のビルトイン食洗機が補助対象製品として登録されているか確認します。
商品を購入した後に対象外だと分かっても、補助対象製品へ変更できないことがあります。
見積もり段階で、
- 型番
- 補助対象登録
- 補助額
まで確認しておくと安心です。
食洗機だけでなく、同時に設置するほかの対象設備についても同じように確認しましょう。
2.住宅省エネ2026キャンペーンの登録事業者へ相談する
制度を利用する場合は、住宅省エネ2026キャンペーンに対応している登録事業者へ相談します。
契約前には、
- みらいエコ住宅2026事業を利用できるか
- 対象となる工事内容
- 補助予定額
- 申請手続きを誰が行うか
- 補助金の還元方法
を確認してください。
施工会社だから必ず制度に対応しているとは限りません。
補助金を利用したいことを最初に伝え、登録状況まで確認しておきましょう。
3.対象となるリフォーム工事を実施する
対象製品や工事条件を確認したら、施工事業者と契約してリフォームを実施します。
補助金の対象となるためには、対象製品を正しく設置し、所定の工事要件を満たす必要があります。
工事内容を途中で変更すると、補助額や対象可否が変わることもあります。
変更が生じた場合は、施工前に補助制度への影響を確認してください。
4.施工事業者が交付申請を行う
みらいエコ住宅2026事業では、原則として登録された施工事業者等が交付申請を行います。
住宅所有者本人が国へ直接申請する仕組みではありません。
申請では、工事内容や対象製品、住宅に関する資料などが必要になります。
申請期限だけでなく、予算上限に達した場合は受付が早く終了することもあるため、工事完了後に長期間放置しないよう施工事業者とスケジュールを共有しましょう。
5.補助金は工事代金への充当または現金で還元される
交付された補助金は、施工事業者を通じて住宅所有者へ還元されます。
還元方法は主に、
- 工事代金に充当して値引きする
- 交付後に現金で還元する
方法です。
契約時にどちらの方法を採用するのか確認しておくと、支払い時の認識違いを防げます。
「国から自分の銀行口座へ直接3万円が振り込まれる」と考えないようにしましょう。
自治体独自の食洗機補助金も確認しよう

国の制度以外にも、自治体が独自に食洗機や省エネ家電、住宅設備の購入・設置を支援していることがあります。
特に卓上型食洗機を購入したい場合は、居住地域の制度を確認する価値があります。
自治体によっては食洗機の購入・設置を補助している
都道府県や市区町村によっては、省エネ設備導入や子育て支援、住宅リフォーム支援などの一環として食洗機を補助対象にしていることがあります。
ただし、制度の有無や条件は地域ごとに異なります。
確認するときは、
- 「市区町村名 食洗機 補助金」
- 「市区町村名 省エネ家電 補助金」
- 「市区町村名 住宅リフォーム 補助金」
などで検索すると探しやすくなります。
前年に制度があっても今年度は終了していることがあるため、必ず現在の募集状況を確認してください。
国では対象外の卓上型食洗機が対象になることもある
みらいエコ住宅2026事業では卓上型食洗機は対象外ですが、自治体の制度では対象になることがあります。
たとえば省エネ家電購入支援では、対象家電の基準を満たす食洗機が含まれることがあります。
ただし、
- 対象店舗から購入する
- 市内在住者である
- 購入期間内である
- 対象機種の省エネ基準を満たす
など、自治体独自の条件が設けられるのが一般的です。
ネット通販で購入してから制度を知ると対象外になることもあるため、購入前に確認しましょう。
国の補助金との併用可否は自治体ごとに確認する
自治体の補助制度と国の制度を同じ工事・設備に使えるかは、各制度の併用ルールによって異なります。
国の補助金を利用しているから自治体の補助金も必ず使えるわけではありません。
逆に、対象経費が重複していなければ併用できる制度もあります。
併用を予定している場合は、
- 国側の併用条件
- 自治体側の併用条件
- 同じ設備費を二重計上していないか
を確認してください。
不明な場合は、施工事業者だけでなく自治体の担当窓口にも確認すると確実です。
業務用食洗機は事業者向けの補助金・助成金を確認する

飲食店や宿泊施設、介護施設などで使用する業務用食洗機は、家庭用の「みらいエコ住宅2026事業」の対象ではありません。
事業者向けの設備投資支援や自治体独自の省力化支援などから、導入目的に合う制度を探します。
業務改善助成金は賃上げと生産性向上の設備投資を支援
業務改善助成金は、事業場内最低賃金を一定額以上引き上げ、生産性向上につながる設備投資などを行った中小企業・小規模事業者を支援する制度です。
業務用食洗機によって、
- 洗浄作業を省力化する
- 従業員の作業時間を短縮する
- 生産性を高める
といった効果が認められる場合は、対象設備として検討できることがあります。
ただし、食洗機を購入すれば自動的に助成される制度ではありません。
賃上げや事業場規模などの要件を含めて確認してください。
自治体の省力化・設備導入支援で対象になることもある
自治体によっては、飲食店や中小企業向けに設備導入費や省力化投資を支援する制度を実施しています。
業務用食洗機も、制度目的と対象経費が一致すれば対象になることがあります。
たとえば、
- 人手不足対策
- 省力化
- 省エネ
- 衛生環境改善
などを目的とした制度です。
ただし、自治体ごとに対象業種、補助率、上限額、購入時期が異なります。
「業務用食洗機補助金」という名称だけを探すのではなく、設備投資や省力化支援まで含めて確認すると候補を見つけやすくなります。
業務用食洗機は制度ごとの対象経費を確認してから導入する
業務用食洗機で補助制度を利用するなら、発注・購入前に対象経費を確認してください。
補助金や助成金では、
- 交付決定前の購入は対象外
- 中古品は対象外
- 工事費の扱いが異なる
- 一定金額以上の設備だけ対象
など、制度ごとに条件が設定されています。
「後から補助金を探せばいい」と考えると、購入済みの設備が対象外になることがあります。
導入予定の型番や見積書を用意し、申請前に対象設備として認められるか確認してから発注しましょう。
食洗機の補助金は設置する機種とリフォーム条件を先に確認しよう

2026年度は、対象となるビルトイン食洗機であれば「みらいエコ住宅2026事業」の補助対象になります。補助額は1台3万円です。
ただし、食洗機単体では原則として最低申請額に届きません。所定の省エネリフォームを行い、住宅や工事全体で制度要件を満たす必要があります。
補助金を検討するときは、
- ビルトイン型か卓上型か
- 対象製品として型番が登録されているか
- 新設・交換の工事内容が対象か
- 必要な省エネリフォームを行うか
- 合計補助額が最低申請額を満たすか
- 登録された施工事業者へ依頼しているか
を工事前に確認しましょう。
卓上型を購入する場合は、国の住宅補助ではなく自治体独自の家電・省エネ支援を探す方法があります。
また、店舗などへ業務用食洗機を導入する場合は住宅向け制度とは分け、業務改善助成金や自治体の設備投資支援などを確認してください。
補助制度は年度や予算状況によって変更・終了するため、食洗機を購入してから調べるのではなく、見積もりを取る段階で最新の対象条件を確認するのが安全です。
