2026年08月15日 更新
PPAモデルとは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説

- PPAモデルとは
- 太陽光発電を導入する方法のひとつ
- PPA事業者が設置した設備で発電した電気を使う
- 初期費用を抑えて再エネを導入しやすい
- PPAモデルの仕組み
- PPA事業者が太陽光発電設備を設置する
- 利用者は発電した電気を購入して使う
- 設備の運用やメンテナンスはPPA事業者が行う
- PPAモデルと自己所有型・リース型の違い
- 自己所有型は自社で設備を購入する
- リース型は設備を借りて利用する
- PPAモデルは発電した電気を購入する
- PPAモデルのメリット
- 初期費用を抑えて太陽光発電を導入できる
- 電気代の負担を減らせる可能性がある
- CO2排出量の削減につながる
- 設備の運用・メンテナンス負担を抑えやすい
- PPAモデルのデメリット
- 長期契約になることが多い
- 設置場所に条件がある
- 契約内容によって電気代削減効果が変わる
- 2026年以降はオンサイトPPA・オフサイトPPA・補助金の条件を比較する
- オンサイトPPAは施設の屋根や敷地で発電した電気を使う
- オフサイトPPAは離れた発電所から電気を調達する
- 補助金はPPAやリースが対象になるか確認する
- 契約期間・単価・終了後の設備扱いを比較する
- まとめ:PPAモデルとは初期費用を抑えて太陽光発電を導入する方法のひとつ

PPAモデルとは、太陽光発電設備を自社で購入せず、PPA事業者が設置した設備で発電した電気を購入して使う仕組みです。
企業や自治体が太陽光発電を導入する方法のひとつで、初期費用を抑えながら再生可能エネルギーを活用しやすい点が特徴です。
太陽光発電を導入する方法には、自己所有型、リース型、PPAモデルがあります。
自己所有型は、自社で設備を購入して保有する方法です。
リース型は、設備を借りて利用する方法です。
一方、PPAモデルでは、設備を所有するのはPPA事業者であり、利用者は発電された電気を購入します。
PPAモデルのメリットは、初期費用を抑えやすいこと、電気代の負担を減らせる可能性があること、CO2排出量の削減につながることです。
設備の運用やメンテナンスをPPA事業者に任せられる場合が多いため、管理負担を抑えやすい点も魅力です。
ただし、PPAモデルには注意点もあります。
長期契約になることが多く、設置場所にも条件があります。
契約単価や契約期間によって、電気代削減効果が変わる点にも注意が必要です。
この記事では、PPAモデルの意味や仕組み、自己所有型・リース型との違い、メリット・デメリットを解説します。
あわせて、2026年以降に確認したいオンサイトPPA・オフサイトPPA・補助金の考え方も紹介します。
電気に関するお悩みはお気軽にご相談ください。
PPAモデルとは

PPAモデルとは、太陽光発電を導入する方法のひとつです。
利用者が設備を購入するのではなく、PPA事業者が太陽光発電設備を設置・所有し、その設備で発電した電気を利用者が購入して使います。
自社で設備を持たずに太陽光発電を導入できるため、初期費用を抑えたい企業や自治体に検討されやすい方法です。
再生可能エネルギーの活用やCO2排出量削減に取り組みたい場合にも選択肢になります。
太陽光発電を導入する方法のひとつ
PPAモデルは、太陽光発電を導入する方法のひとつです。
太陽光発電を導入する場合、一般的には自己所有型、リース型、PPAモデルのいずれかを比較することになります。
自己所有型は、利用者が太陽光発電設備を自社で購入して保有する方法です。
設備を自社資産として持てる一方で、初期費用が大きくなりやすいです。
リース型は、設備を購入せず、リース料を支払って利用します。
初期費用を抑えやすい反面、契約期間や月額費用を確認する必要があります。
PPAモデルでは、設備を購入するのではなく、PPA事業者が設置した設備で発電した電気を購入します。
利用者は設備そのものではなく、発電された電気を使うイメージです。
そのため、太陽光発電設備を持つことよりも、再生可能エネルギーを利用したい企業に向いています。
初期投資を抑えながら太陽光発電を導入したい場合に、検討しやすい方法です。
PPA事業者が設置した設備で発電した電気を使う
PPAモデルでは、PPA事業者が企業や自治体の屋根、敷地、駐車場などに太陽光発電設備を設置します。
設備を所有するのはPPA事業者であり、利用者ではありません。
利用者は、その設備で発電された電気を購入して使います。
発電した電気を施設内で使用できれば、電力会社から購入する電力量を減らせる可能性があります。
仕組みを整理すると、次のようになります。
| 役割 | 内容 |
| PPA事業者 | 太陽光発電設備を設置・所有・管理する |
| 利用者 | 発電した電気を購入して使う |
| 設置場所 | 利用者の屋根、敷地、駐車場など |
| 支払い | 使用した電気量に応じてPPA事業者へ支払う |
| 目的 | 初期費用を抑えながら再エネ電力を活用する |
PPAモデルは、設備の購入ではなく、電気の購入を中心にした導入方法です。
ここが自己所有型との大きな違いです。
初期費用を抑えて再エネを導入しやすい
PPAモデルは、初期費用を抑えて再生可能エネルギーを導入しやすい方法です。
太陽光発電設備の設置費用をPPA事業者が負担するため、利用者は大きな設備投資を避けやすくなります。
太陽光発電を自己所有で導入する場合、太陽光パネル、パワーコンディショナ、架台、配線、工事費などが必要です。
建物の状況によっては、屋根の補強や追加工事が発生することもあります。
PPAモデルであれば、こうした初期費用の負担を抑えながら、太陽光発電による電気を使える可能性があります。
そのため、資金を設備投資に大きく使いにくい企業や、まずは再エネ導入を進めたい企業にとって選択肢になります。
ただし、初期費用を抑えられるからといって、必ず安くなるとは限りません。
PPA単価、契約期間、使用電力量、現在の電気料金を比較し、長期的な費用対効果を見ることが大切です。
PPAモデルの仕組み

PPAモデルの仕組みは、PPA事業者が太陽光発電設備を設置し、利用者が発電した電気を購入して使う流れです。
設備の所有やメンテナンスは、PPA事業者が担うことが多いです。
利用者は設備を購入しないため、初期費用を抑えやすくなります。
一方で、長期契約を結ぶことが多いため、契約内容の確認が重要です。
PPA事業者が太陽光発電設備を設置する
PPAモデルでは、まずPPA事業者が利用者の屋根や敷地などに太陽光発電設備を設置します。
利用者が自社で設備を購入するわけではありません。
設置場所としては、工場や倉庫の屋根、店舗の屋上、学校や福祉施設の屋根、駐車場のカーポートなどが考えられます。
日当たりがよく、一定の設置スペースがある場所ほど検討しやすくなります。
ただし、すべての施設に設置できるわけではありません。
屋根の面積、耐荷重、築年数、日射条件、周囲の建物や樹木による影の影響などを確認する必要があります。
PPA事業者は、こうした条件をもとに発電量をシミュレーションします。
どれくらい発電できるか。
どれくらい施設内で使えるか。
契約前に確認することが重要です。
利用者は発電した電気を購入して使う
PPAモデルでは、利用者はPPA事業者が設置した太陽光発電設備で発電された電気を購入して使います。
施設内で発電した電気を使えれば、電力会社から購入する電力量を減らせる可能性があります。
たとえば、日中に稼働する工場や店舗では、太陽光発電の発電時間と電力使用時間が重なりやすくなります。
この場合、発電した電気を施設内で使いやすいため、PPAモデルとの相性がよい場合があります。
一方、夜間の電力使用が中心の施設や、休日が多い施設では、発電した電気を十分に使えない時間帯が出ることがあります。
PPAモデルでは、発電した電気をどれだけ使えるかが費用対効果に関わります。
利用者が支払う金額は、契約内容によって異なります。
一般的には、使用した電力量に応じてPPA単価で支払う形になります。
現在の電気料金とPPA単価を比較し、削減効果を確認しましょう。
設備の運用やメンテナンスはPPA事業者が行う
PPAモデルでは、太陽光発電設備の運用やメンテナンスをPPA事業者が行うことが多いです。
設備を所有しているのがPPA事業者であるため、保守管理も事業者側の役割になるケースが一般的です。
利用者側は、設備の点検や故障対応、発電量管理などの負担を抑えやすくなります。
自己所有型では、設備の点検、修理、保険、パワーコンディショナの交換などを自社で管理する必要があります。
PPAモデルでは、この管理負担を軽減できる可能性があります。
ただし、メンテナンス範囲は契約によって異なります。
どこまでPPA事業者が対応するのか、利用者側にどのような協力が必要なのかを確認しましょう。
確認したい項目は、次のとおりです。
| 確認項目 | 内容 |
| 点検範囲 | 定期点検や発電量確認の内容 |
| 修理対応 | 故障時の対応者と費用負担 |
| 保険 | 災害や事故時の補償範囲 |
| 発電量管理 | 発電低下時の確認方法 |
| 緊急対応 | トラブル時の連絡先や対応時間 |
メンテナンスを任せられる点はPPAモデルのメリットです。
ただし、契約内容を確認しないまま進めると、想定外の対応が必要になる場合があります。
PPAモデルと自己所有型・リース型の違い

太陽光発電を導入する方法には、PPAモデル、自己所有型、リース型があります。
違いを理解することで、自社に合った導入方法を選びやすくなります。
大きな違いは、設備を誰が所有するか、初期費用がどの程度かかるか、メンテナンスを誰が担うかです。
PPAモデルは、設備ではなく発電した電気を購入する方法です。
自己所有型は自社で設備を購入する
自己所有型は、企業や自治体が太陽光発電設備を自社で購入し、自社資産として保有する方法です。
設備を自分たちで所有するため、発電した電気を自社で使うメリットを得やすくなります。
自己所有型のメリットは、長期的に見ると発電メリットを大きく得やすいことです。
設備を所有しているため、発電した電気を使えば購入電力量を減らせます。
余剰電力を売電できる場合もあります。
一方で、初期費用は大きくなりやすいです。
太陽光パネル、パワーコンディショナ、架台、設置工事などの費用を自社で負担します。
導入後の点検や修理、設備更新も自社で管理する必要があります。
自己所有型は、初期投資に対応でき、長期的に発電メリットを得たい企業に向いています。
節税や資産計上を重視する場合にも検討されやすい方法です。
リース型は設備を借りて利用する
リース型は、太陽光発電設備を購入せず、リース会社などから設備を借りて利用する方法です。
利用者はリース料を支払いながら、設備を使います。
自己所有型と比べると、初期費用を抑えやすい点が特徴です。
設備を一括で購入する必要がないため、資金負担を分散しやすくなります。
ただし、リース型では契約期間や月額リース料を確認する必要があります。
契約期間中の解約条件、メンテナンスの範囲、契約終了後の設備の扱いも重要です。
また、会計処理や税務上の扱いは契約内容によって変わります。
自己所有型と同じように設備を資産計上するとは限りません。
導入前に、会計担当者や税理士にも確認しましょう。
リース型は、初期費用を抑えながら太陽光発電設備を利用したい場合に検討しやすい方法です。
PPAモデルは発電した電気を購入する
PPAモデルは、設備を購入したり借りたりするのではなく、PPA事業者が発電した電気を購入して使う方法です。
設備の所有者はPPA事業者です。
利用者は、設備そのものではなく、発電された電気に対して料金を支払います。
そのため、自己所有型やリース型とは費用の考え方が異なります。
3つの導入方法を比較すると、次のようになります。
| 導入方法 | 設備の所有者 | 初期費用 | 支払いの考え方 | メンテナンス |
| 自己所有型 | 利用者 | 大きくなりやすい | 設備を購入する | 利用者が管理する |
| リース型 | リース会社など | 抑えやすい | リース料を支払う | 契約内容による |
| PPAモデル | PPA事業者 | 抑えやすい | 発電した電気を購入する | PPA事業者が担うことが多い |
PPAモデルは、初期費用やメンテナンス負担を抑えたい場合に検討しやすい方法です。
ただし、長期契約になることが多いため、単価や契約条件を慎重に確認しましょう。
PPAモデルのメリット

PPAモデルには、初期費用を抑えて太陽光発電を導入できる、電気代の負担を減らせる可能性がある、CO2排出量の削減につながる、メンテナンス負担を抑えやすいといったメリットがあります。
自己所有型のように大きな設備投資をせずに再エネ電力を活用しやすい点が、PPAモデルの大きな魅力です。
初期費用を抑えて太陽光発電を導入できる
PPAモデルの大きなメリットは、初期費用を抑えて太陽光発電を導入しやすいことです。
太陽光発電設備の設置や所有はPPA事業者が行うため、利用者は設備を購入する必要がありません。
自己所有型では、設備の購入費や工事費が発生します。
これに対して、PPAモデルでは初期投資を抑えながら、発電された電気を使える可能性があります。
特に、次のような企業にとってメリットがあります。
- 初期投資を抑えて再エネを導入したい
- 太陽光発電設備を自社で管理する負担を減らしたい
- 脱炭素への取り組みを進めたい
- 設備投資よりも月々の電気料金として整理したい
- 屋根や敷地を有効活用したい
太陽光発電を導入したいものの、設備投資の負担が大きいと感じる企業にとって、PPAモデルは検討しやすい選択肢になります。
電気代の負担を減らせる可能性がある
PPAモデルでは、発電した電気を施設内で使うことで、電力会社から購入する電力量を減らせる可能性があります。
PPA単価が現在の電気料金より低ければ、電気代の負担軽減につながります。
ただし、削減効果は契約条件や電力使用状況によって変わります。
PPA単価、現在の電気料金、日中の使用量、発電量を比較することが重要です。
たとえば、日中に電気を多く使う工場や店舗では、太陽光発電の電気を施設内で使いやすくなります。
一方、夜間の使用が中心の施設では、発電時間と使用時間が合わず、効果が出にくい場合があります。
電気代削減を期待するなら、次の項目を確認しましょう。
| 確認項目 | 見るべきポイント |
| PPA単価 | 現在の電気料金と比べて有利か |
| 日中の使用量 | 発電した電気をどれだけ使えるか |
| 発電量 | 設置場所でどれだけ発電できるか |
| 契約期間 | 長期的に見て負担が増えないか |
| 使用量の変化 | 将来の事業縮小・拡大に対応できるか |
PPAモデルは、導入すれば必ず電気代が下がるものではありません。
事前のシミュレーションが重要です。
CO2排出量の削減につながる
PPAモデルを活用して太陽光発電の電気を使うことで、CO2排出量の削減につながります。
太陽光発電は、発電時にCO2を排出しない再生可能エネルギーです。
企業では、脱炭素経営や環境配慮への対応が求められる場面が増えています。
取引先からCO2削減の取り組みを求められるケースもあります。
PPAモデルは、初期費用を抑えながら再エネを導入し、環境対応を進める方法として活用しやすいです。
また、再生可能エネルギーを導入していることは、企業価値の向上にもつながる場合があります。
環境に配慮した経営を進めていることを、取引先や顧客に示しやすくなります。
ただし、CO2削減効果を説明するには、発電量や使用量のデータ管理も重要です。
導入後は、どれだけ再エネ電力を使い、どの程度CO2削減につながったのかを把握できる体制を整えましょう。
設備の運用・メンテナンス負担を抑えやすい
PPAモデルでは、太陽光発電設備の運用やメンテナンスをPPA事業者が担うことが多いため、利用者側の管理負担を抑えやすくなります。
自己所有型の場合、設備の点検、修理、保険、清掃、パワーコンディショナの交換などを自社で管理する必要があります。
発電量が低下した場合も、原因を確認し、対応しなければなりません。
PPAモデルでは、設備の所有者であるPPA事業者が管理するため、利用者は本業に集中しやすくなります。
太陽光発電の専門知識が社内に少ない企業でも導入を検討しやすい点はメリットです。
ただし、すべてを任せきりにしてよいわけではありません。
契約前に、メンテナンスの範囲やトラブル時の対応を確認しましょう。
発電量が低下した場合の対応、自然災害時の補償、設備の修理費用の扱いなどは重要です。

PPAモデルのデメリット

PPAモデルにはメリットがある一方で、デメリットもあります。
特に注意したいのは、長期契約になりやすいこと、設置場所に条件があること、契約内容によって電気代削減効果が変わることです。
初期費用を抑えられる点だけで判断すると、契約後に不便を感じる可能性があります。
導入前に、長期的な視点で確認しましょう。
長期契約になることが多い
PPAモデルは、長期契約になることが多いです。
契約期間は10年から20年程度になるケースもあります。
太陽光発電設備を長期的に運用し、PPA事業者が投資を回収する仕組みだからです。
長期契約では、契約期間中に事業環境が変わる可能性があります。
たとえば、工場の稼働時間が変わる、店舗を閉鎖する、建物を移転する、屋根の改修が必要になるといったケースです。
そのため、契約前には次の点を確認しましょう。
- 契約期間
- 中途解約の条件
- 解約時の違約金
- 建物の売却や移転時の扱い
- 屋根改修が必要になった場合の対応
- 契約終了後の設備の扱い
PPAモデルは、短期的な費用だけでなく、長期的な事業計画と合わせて検討する必要があります。
建物を長く使う予定があるかどうかも重要です。
設置場所に条件がある
PPAモデルでは、太陽光発電設備を設置する場所に条件があります。
屋根や敷地があれば必ず導入できるわけではありません。
確認される主な条件は、屋根の面積、耐荷重、日当たり、影の影響、建物の使用年数、屋根材の状態などです。
設置スペースが小さい場合や、影が多い場合は、十分な発電量を見込めない可能性があります。
また、古い建物では、屋根の耐久性や防水状態も確認が必要です。
契約期間が長くなるため、契約中に大規模な屋根改修が必要にならないかも見ておきたいところです。
設置条件を整理すると、次のようになります。
| 条件 | 確認内容 |
| 屋根面積 | 必要な設備を設置できる広さがあるか |
| 耐荷重 | パネルや架台の重さに耐えられるか |
| 日当たり | 十分な発電量を見込めるか |
| 影の影響 | 周囲の建物や樹木の影がないか |
| 建物の使用年数 | 長期契約中に移転・解体の予定がないか |
| 屋根の状態 | 防水や老朽化に問題がないか |
設置条件に合わない場合、PPAモデルを導入できないこともあります。
まずは現地調査や発電シミュレーションを行いましょう。
契約内容によって電気代削減効果が変わる
PPAモデルの電気代削減効果は、契約内容によって変わります。
PPA単価が現在の電気料金より低ければ削減効果を期待できますが、単価や使用量によっては想定ほど下がらない場合があります。
また、契約期間中に電気料金や事業の使用量が変わる可能性もあります。
現在は有利に見えても、将来も同じメリットが続くとは限りません。
契約内容を確認する際は、次の点を見ましょう。
| 確認項目 | 内容 |
| PPA単価 | 1kWhあたりの料金 |
| 単価の変動 | 固定か、見直しがあるか |
| 契約期間 | 何年間の契約か |
| 最低使用量 | 必要な購入量の条件があるか |
| 解約条件 | 中途解約時の費用や手続き |
| 契約終了後 | 設備の撤去・譲渡・延長の扱い |
PPAモデルは、初期費用を抑えやすい一方で、長期的に電気を購入し続ける契約です。
契約全体の費用対効果を確認することが大切です。
2026年以降はオンサイトPPA・オフサイトPPA・補助金の条件を比較する

2026年以降にPPAモデルを検討する場合は、オンサイトPPA、オフサイトPPA、補助金の条件を比較することが重要です。
PPAモデルといっても、導入方法は1つではありません。
自社施設の屋根や敷地を活用する方法もあれば、離れた発電所から再エネ電気を調達する方法もあります。
また、補助金を使えるかどうかは制度ごとに異なります。
契約条件とあわせて確認しましょう。
オンサイトPPAは施設の屋根や敷地で発電した電気を使う
オンサイトPPAは、自社施設の屋根や敷地に太陽光発電設備を設置し、その施設で発電した電気を使う仕組みです。
一般的に、PPAモデルとしてイメージされやすいのはこちらです。
工場、倉庫、店舗、学校、医療・福祉施設など、日中に電気を多く使う施設と相性があります。
発電した電気をその場で使えるため、電力会社から購入する電力量を減らせる可能性があります。
オンサイトPPAに向いている施設には、次のような特徴があります。
| 施設の特徴 | 理由 |
| 屋根や敷地が広い | 太陽光パネルを設置しやすい |
| 日中の使用量が多い | 発電した電気を使いやすい |
| 建物を長く使う予定がある | 長期契約に対応しやすい |
| 屋根の状態が良い | 設備設置に向いている |
| CO2削減に取り組みたい | 再エネ導入を進めやすい |
オンサイトPPAは、屋根や敷地を有効活用したい企業に向いています。
ただし、設置条件を満たすかどうかは事前調査が必要です。
オフサイトPPAは離れた発電所から電気を調達する
オフサイトPPAは、自社施設とは離れた場所にある太陽光発電所などから、再生可能エネルギー由来の電気を調達する仕組みです。
自社の屋根や敷地に設備を設置しない点が、オンサイトPPAとの違いです。
オフサイトPPAは、自社施設に十分な設置スペースがない場合や、より大規模に再エネ電力を調達したい場合に検討されます。
たとえば、複数拠点で電気を使う企業や、屋根面積が足りない企業にとって選択肢になります。
一方で、契約や電力供給の仕組みはオンサイトPPAより複雑になりやすいです。
電力の供給方法、契約単価、再エネ価値の扱い、契約期間などを確認する必要があります。
オフサイトPPAは、単に太陽光発電設備を設置する話ではなく、再エネ電力の調達契約として考える必要があります。
大規模な脱炭素対応を進めたい企業は、オンサイトPPAと比較して検討するとよいでしょう。
補助金はPPAやリースが対象になるか確認する
太陽光発電関連の補助金では、PPAやリースが対象になるかどうかが制度ごとに異なります。
自己所有は対象でも、PPAは対象外になる場合があります。
反対に、PPAやリースでも条件を満たせば対象になる制度もあります。
補助金を活用したい場合は、導入方式を決める前に制度の条件を確認しましょう。
後から「PPAでは対象外だった」とわかると、導入計画を見直す必要が出る可能性があります。
確認したい項目は、次のとおりです。
| 確認項目 | 内容 |
| 対象設備 | 太陽光発電、蓄電池、EMSなど |
| 対象方式 | 自己所有、PPA、リースが対象か |
| 対象者 | 法人、自治体、中小企業など |
| 補助率・上限額 | どの程度補助されるか |
| 公募期間 | いつまで申請できるか |
| 申請条件 | 自家消費率やCO2削減量など |
| 工事時期 | 交付決定前の契約・工事が可能か |
補助金は年度ごとに内容が変わることがあります。
導入前に最新の公募情報を確認し、契約や工事のタイミングも含めて計画しましょう。
契約期間・単価・終了後の設備扱いを比較する
PPAモデルを検討する際は、補助金の有無だけでなく、契約期間、PPA単価、契約終了後の設備の扱いを比較することが重要です。
長期契約になるため、契約開始時だけでなく、終了時の条件も見ておく必要があります。
契約終了後には、設備を撤去するのか、利用者に譲渡されるのか、契約を延長するのかなど、複数のパターンがあります。
ここを確認していないと、将来の建物管理や費用負担に影響する可能性があります。
また、PPA単価が固定なのか、見直しがあるのかも重要です。
現在の電気料金と比較して安く見えても、契約期間中に条件が変わる場合があります。
比較時には、次の項目を確認しましょう。
| 比較項目 | 確認する理由 |
| 契約期間 | 長期的な事業計画と合うか |
| PPA単価 | 現在の電気料金と比較できるか |
| 単価見直し | 将来の料金変動リスクを確認するため |
| 解約条件 | 移転・売却・改修時に影響するため |
| メンテナンス範囲 | トラブル時の対応を明確にするため |
| 終了後の設備 | 撤去・譲渡・延長の扱いを確認するため |
PPAモデルは、導入時の初期費用だけでなく、契約全体の費用対効果で判断しましょう。
まとめ:PPAモデルとは初期費用を抑えて太陽光発電を導入する方法のひとつ

PPAモデルとは、PPA事業者が太陽光発電設備を設置・所有し、利用者が発電した電気を購入して使う仕組みです。
太陽光発電を導入する方法のひとつであり、自己所有型やリース型とは設備の所有者や費用負担の考え方が異なります。
自己所有型は、自社で設備を購入して保有する方法です。
初期費用はかかりますが、設備を自社資産として持てます。
リース型は、設備を借りて利用する方法です。
初期費用を抑えやすい一方で、リース料や契約期間を確認する必要があります。
PPAモデルは、設備を購入・リースするのではなく、PPA事業者が発電した電気を購入して使う方法です。
PPAモデルのメリットは、初期費用を抑えて太陽光発電を導入しやすいことです。
発電した電気を施設内で使えれば、電気代の負担を減らせる可能性があります。
さらに、太陽光発電の利用によりCO2排出量の削減にもつながります。
設備の運用やメンテナンスをPPA事業者に任せられる場合が多い点もメリットです。
一方で、PPAモデルにはデメリットもあります。
長期契約になることが多く、契約期間中の解約条件や契約終了後の設備の扱いを確認する必要があります。
また、屋根の面積、耐荷重、日当たり、建物の使用年数など、設置場所にも条件があります。
PPA単価や契約内容によって、電気代削減効果が変わる点にも注意しましょう。
2026年以降は、オンサイトPPA、オフサイトPPA、補助金の条件も比較したいところです。
オンサイトPPAは、自社施設の屋根や敷地で発電した電気を使う方法です。
オフサイトPPAは、離れた発電所から再エネ電気を調達する方法です。
補助金は、PPAやリースが対象になるか制度ごとに異なるため、導入前に確認する必要があります。
PPAモデルは、初期費用を抑えながら太陽光発電を導入し、再エネ活用やCO2削減を進めるための方法です。
ただし、長期契約になるため、契約期間、PPA単価、メンテナンス範囲、終了後の設備扱いまで確認しましょう。
自社の電力使用状況や建物条件に合うかを見極めたうえで、自己所有型やリース型とも比較して選ぶことが大切です。

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