- SBI証券はやめたほうがいいって本当?
- SBI証券を利用する人たちの評判・口コミは良い?悪い?
- SBI証券を利用するメリット・デメリットが知りたい
SBI証券は、さまざまな投資家に人気のある大手ネット証券だ。
しかし、SBI証券について調べていると「SBI証券はやばい」「やめたほうがいい」などという意見が出てくることもある。
今回の記事では、弊社で実施したアンケート調査をもとに、SBI証券の評判・口コミを詳しくチェックしていく。
実際に証券口座を利用してみてわかるメリット・デメリットを知りたいという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてほしい。
SBI証券の特徴
まずは、SBI証券の基本的な会社概要やサービス内容を確認していこう。
SBI証券の会社概要
SBI証券は、SBIグループの中核企業として、革新的なサービスを多数展開している大手ネット証券だ。
1998年に設立後、業界に先駆けてオンライン取引サービスをスタートし、ネット証券の草分けとして成長を続けてきた。
主にインターネットを通じて株式や投資信託、FXなど幅広い商品を取り扱い、個人の資産運用ニーズに対応している。
近年では、オンライン取引のみならずIFAビジネスや法人営業など幅広い事業を展開しているのも特徴だ。
口座数・預り資産額ともにネット証券業界ではトップクラスの実績を誇っていることから、さまざまな投資家に利用されている証券会社だと言えるだろう。
SBI証券がやばい・やめたほうがいいと言われる理由
SBI証券について調べると「やばい」「やめたほうがいい」などという意見を目にしたことがあるかもしれない。
過去にシステム障害が起こったり、取引ツールが不安定になったりしたことを受けて、SBI証券での取引を危険視する人が一部いるようだ。
利用者からすると、システム障害や取引ツールのメンテナンスなどはデメリットとなり得るが、取引をやめるほどのことではないだろう。
SBI証券およびSBIグループの業績にも問題はなく、安心して取引できる証券会社だと言える。
SBI証券のサービス内容・特徴
SBI証券では、日本株の売買手数料が完全無料化されているのが特徴的だ。
特定口座年間取引報告書などを電子交付に設定するだけで、現物取引や信用取引、単元未満株取引、PTS取引のすべての売買手数料が無料となる。
手数料を気にせずに株式取引ができるのは、投資家にとって非常に魅力的だ。
また、三井住友カードで投資信託をクレカ積立すると、積立額に応じて最大3%のVポイントが貯まるというお得なプログラムも実施している。
すでに三井住友カードを利用している人や、積立投資に興味がある人と相性の良いネット証券だ。
SBI証券の悪い評判・口コミ
弊社で実施した利用者向けアンケート調査に基づいて、SBI証券の悪い評判・口コミとして多かったものを紹介していく。
サイトやアプリ、機能の使いにくさ
サイトやアプリ、ツールなどの機能の使いにくさについては、以下のような評判・口コミが確認できた。
投資信託や長期投資なら問題無いのだが、取引ツールの画面が少々煩雑で、使いにくい印象がある。 チャートを見たり文字入力を行う際、わずかにストレスを感じるので改善してほしい。
パソコン画面が分かりづらい。スマホで取引することが多いが、詳細設定などはパソコン画面に移って作業しなければならない。画面上に情報が多すぎるのか、迷ってしまうことも多くて時間がかかってしまう。
サーバー・システムの問題
サーバーやシステムのトラブルについては、以下のような評判・口コミがあった。
ネット証券なので仕方ない点はあるにせよ、システムメンテナンスの頻度が多く、時間帯によってサイトやアプリを使えないことがあるのは不便だと感じています。
カスタマーサポートの迅速な対応はありがたいのですが、たまにシステム障害が起きるのでそこを改善していただければもっと良くなると思います。
サポート体制への不満
サポート体制については、以下のような評判・口コミを確認できた。
ネット証券なので仕方がないかもしれないが、問い合わせなどはチャットではなく、窓口や電話等で問い合わせしたい。
問い合わせをした際に、電話が全く繋がりませんでした。 チャットボットでオペレーターに繋いでも、一方的にチャットを終了されてしまい、問題がなかなか解決しませんでした。
SBI証券の良い評判・口コミ
続いて、同じくアンケート結果から良い評判・口コミとして多かったものをいくつか紹介する。
手数料の安さ
手数料の安さについては、以下のように評価する声が多かった。
手数料が安いところ。特に株式を一株ずつ購入する際の手数料が無料なので、とてもありがたいと思っています。
とにかく手数料が安いことです。特に、ネット証券の中では一番安い水準だと思うし、少額から投資を始めたい私にとっては良いです。
取扱商品の豊富さ
取扱商品・サービスの豊富さについては、以下のような評判・口コミが確認できた。
IPOの取扱数が多いのが良いところです。中々抽選に当たることはないので少しでも確率が高いSBI証券は貴重な存在です。
投資信託の取り扱い商品が多く、幅広い選択肢から自分に合った投資信託を選ぶことができる。 IPOの取り扱い件数が多く、IPOでの投資が実施しやすい。
サービスの充実度・使い勝手の良さ
提供するサービスの充実度や総合的な使い勝手の良さについては、下記のような評判・口コミがあった。
住信SBI銀行の口座との連携が早いので、投資口座にお金を入金してから証券取引をするまでの時間が短くて便利。
スマホ用、パソコン用サイトが見やすく、操作性も良いところ。クレジットカード払いにも対応していて取引しやすいところ。
ポイント制度や特典
ポイント制度や特典についても、下記のように評価する声が多かった。
三井住友カードのクレジット決済で投資信託を購入するとポイントが貰えるところ。TポイントやPontaポイントでポイント投資ができるところ。
SBI証券の良いところは、保持投資信託数に応じて、毎月ポイントが貰えるところです。ポイ活もしているので、お得に運用することができます。
評判・口コミから見るSBI証券のデメリット
利用者の悪い評判・口コミをもとに、SBI証券のリアルなデメリットを解説していく。
以下のポイントは、デメリットとしてあらかじめチェックしておこう。
- アプリやツールが使いにくく感じられる可能性がある
- 定期的なメンテナンスやシステム障害などのリスクがある
- サポート体制が物足りない
アプリやツールが使いにくく感じられる可能性がある
利用者によっては、SBI証券が提供しているアプリやツールを使いにくく感じている人もいるようだ。
提供しているサービスや商品が多い分、自分の取引したい商品がなかなか見つからなかったり、ほしい情報を手に入れにくいと感じたりすることもあるようだ。
慣れるまで操作に時間がかかりそうな点はデメリットと言えるだろう。
定期的なメンテナンスやシステム障害などのリスクがある
定期的なメンテナンスが多いことをデメリットにあげる声も多かった。
特に夜間や休日などはメンテナンスになることが多く、資産状況をチェックしたい際に不便に感じることがあるようだ。
また、ごく稀にシステム障害などで取引ができなくなってしまったり、取引ツールが動かなくなってしまったりする点を懸念点として挙げている人もいる。
定期的なメンテナンスは、利用者が快適に取引するためのものとはいえ、頻度が多いのは確かにデメリットとなるだろう。
サポート体制が物足りない
SBI証券はネット証券であるため、通常の取引コースでは担当者などはつかず、不明点などはチャットボットやコールセンターに問い合わせることとなる。
人によっては、チャットボットやコールセンターの対応に物足りなさを感じる人もいるようだ。
また、問い合わせが殺到しているタイミングでは、なかなかオペレーターに繋がらなかったり、回答までに時間がかかったりすることもある。
SBI証券では、IFAコースを選択することで提携するIFAに資産運用の相談が可能だ。
直接プロに運用について相談したいという方は、IFAコースを検討するのも良いだろう。
評判・口コミからみるSBI証券のメリット
一方、利用者の声から考えるSBI証券のメリットとしては、下記のような点が挙げられる。
- 運用コストを抑えて取引しやすい
- 取扱商品やサービスが豊富
- お得なポイント制度や特典、キャンペーンが多い
運用コストを抑えて取引しやすい
SBI証券では、株式の取引手数料や投資信託の申し込み手数料が無料となっているため、株式や投資信託を中心に取引する投資家にとってはコストを抑えやすい点がメリットとなる。
また、NISAでの取引はこれらに加えて米国株式や米国ETFも手数料無料で取引できる。
売買コストの安さで選びたいという人にとっては、魅力的な証券会社だと言えるだろう。
取扱商品やサービスが豊富
取扱商品やサービスが豊富なのも、SBI証券のメリットだ。
投資信託やIPO、外国株の取扱数は業界トップクラスで、さまざまな資産や銘柄への分散投資を行いたい人にもぴったりだ。
夜間の時間帯もリアルタイムで株の売買ができるPTS取引や、1株単位で下部の売買ができる単元未満株取引などにも対応している。
夜間しか取引できない社会人や、少額から株式投資に挑戦したいという人にも適しているだろう。
利用者からの口コミでは、特にIPOの取扱数が多いことを評価している声が多かった。
お得なポイント制度や特典、キャンペーンが多い
SBI証券では、お得なポイント制度やキャンペーンを多数実施している。
「投信マイレージサービス」は、投資信託の保有残高の最大0.25%相当のポイントが貯まるサービスで、投資信託を保有しているだけでどんどんポイントを貯められる。
長期投資を前提としてコツコツ投資を継続する投資家にとって嬉しいサービスだ。
三井住友カードで積立を行えば、最大3%のポイントが貯まる「クレカ積立」サービスもあるため、併用すれば効率よくポイントを貯められるだろう。
また、住信SBIネット銀行やSBI新生銀行などのグループ会社の銀行口座を持っている場合は、口座の連携登録を行うことで銀行の普通預金金利がアップするという特典も受けられる。
SBI証券で資産運用を始めるなら、プロに相談しよう
SBI証券で資産運用を始める際のデメリットとして「サポートの物足りなさ」をあげる口コミがいくつか確認できた。
特に、投資初心者の場合、自分一人で資産運用を始めるのはハードルが高いと感じられるだろう。
そこで、資産運用を始める際はプロに相談することも検討してみてはいかがだろうか。
資産運用を専門家に相談するメリット
資産運用はなんとなく始めるのではなく、自分に適した運用計画やポートフォリオをあらかじめ決めておくことが重要だ。
自分のリスク許容度や求めるリターン、今後のライフプランなどを考慮して、運用計画を立てることで、失敗せずに資産運用を進めやすいだろう。
運用計画の作成やポートフォリオの設定に迷ったら、資産運用の専門家に相談するのがおすすめだ。
プロに相談することで、正しい知識や豊富な経験に基づく具体的なアドバイスが得られるため、初心者でも安心して資産運用を始めやすいだろう。
SBI証券で資産運用をするならIFAへの相談がおすすめ
SBI証券では、IFAコースを選択することで、IFA(資産運用アドバイザー)に資産運用を対面やオンラインで相談できる。
IFAに相談すると、豊富な知識や経験に基づく質の高いアドバイスを得られ、安定して利益を得るためのコツなども教えてくれる。
特定の証券会社に所属する営業担当者ではないため、中立的な立場からのアドバイスが期待できるのも魅力的だ。
SBI証券では、一人一人にIFA担当者がつくIFAコース(プランA)と、SBI証券と提携するIFAに電話で投資相談ができるIFAコースの2つのプランが用意されている。
資産運用を誰かに相談したいという方は、これらのプランを活用してみるのもおすすめだ。
SBI証券の評判をチェックして自分に合った運用方法を選ぼう
SBI証券は、国内大手のネット証券として初心者からベテランまでさまざまな投資家に幅広く利用されている証券会社だ。
手数料の安さや取扱商品・サービスの充実度、お得なポイントプログラムなどが利用者から高く評価されていることが、アンケート結果からもわかった。
一方で、取引ツールやアプリの使い勝手の悪さ、システムメンテナンスの頻度、サポート体制の物足りなさなどをデメリットとして挙げている人もいた。
資産運用を検討する際は、証券会社を比較してどの口座が自分に適しているかをしっかりと検討することが大事だ。
加えて、自分に適したポートフォリオや投資先を知るためには、必要に応じてプロに相談することも重要となる。
自分にぴったりの相談相手を探したいという方は、IFA検索サービスなどを活用してみよう。