- 楽天証券はやめたほうがいいって本当?
- 楽天証券を利用する人たちの評判・口コミは良い?悪い?
- 楽天証券を利用するメリット・デメリットが知りたい
大手ネット証券のひとつとして知られる楽天証券は、ポイント投資ができることや、他の楽天サービスとの連携機能が充実していることが魅力である。
しかし、口座開設を行う際に「実際の評判はどうなんだろう?」と不安に感じる人もいるかもしれない。
そこで本記事では、実際に楽天証券を利用しているユーザーに対して行ったアンケート調査の結果をもとに、楽天証券のリアルな評判について紹介していく。
楽天証券の特徴
楽天証券とは、実店舗を持たないネット証券である。まずは、楽天証券の概要や特徴について紹介していこう。
会社概要
証券会社名 | 楽天証券 |
---|---|
取扱金融商品 | 国内株式 海外株式 投資信託 債券 FX CFD 金・銀・プラチナ 先物・オプション |
取引手数料(国内株式) | ゼロコース:無料 超割コース:55円~1,070円 |
取引手数料(米国株式) | 0~22米ドル(税込) ※NISA口座は取引手数料無料 |
証券口座数 | 1,100万口座(2024年4月現在) |
取扱銘柄数(投資信託) | 2,568銘柄 |
楽天証券は国内株式や海外株式、投資信託、債券など幅広い金融商品を取り扱っている。
FXやCFD、先物といった信用取引も取り扱っており、初心者から上級者までさまざまなニーズに応えることが可能だ。
また、楽天証券は手数料が安価であることも特徴である。NISA口座であれば国内株式や投資信託、米国株式、海外ETFがすべて取引手数料無料で売買できる。
取引手数料は運用パフォーマンスに直結するポイントであるため、コストを抑えて取引ができるのは投資家にとって嬉しいポイントだ。
なぜやばい・やめたほうがいいと言われるのか
多くの投資家に利用されている楽天証券であるが、時に「やばい」「やめたほうがいい」といわれることがある。
これは度々発生するシステム障害による影響が大きいといえる。
たとえば、2024年8月には積立投資信託の手数料が誤って徴収される障害が起きている。
すぐに約定処理の訂正が行われたものの、利用者にとっては不安が残る出来事となったかもしれない。
とはいえ、楽天証券以外のネット証券でも度々システム障害が発生している。
「大したことない」と楽観視することはおすすめできないが、定期的にメンテナンスも実施されていることから、必要以上に懐疑的になる必要はないだろう。
楽天証券の悪い評判・口コミ
アドバイザーナビ株式会社では、実際に楽天証券を利用しているユーザーに対してアンケート調査を行った。その中では、楽天証券に対して下記のような悪い評判が聞かれた。
- IPOの取扱銘柄が少なめ
- サポートサービスが不便
- ポイントの種類によってはポイント投資に回せない
それぞれ実際のアンケート結果をもとに紹介していこう。
①IPOの取扱銘柄が少なめ
多くの銘柄や投資信託を売買できる一方で、札幌証券取引所や福岡証券取引所の上場企業の株は扱っていない。選択肢が限られてしまう部分があり、改善してくれるとなおよい。
福岡証券取引所に上場している株も購入できるようにしてほしい。
IPOの取扱銘柄がいまひとつなので、もう少しIPO投資の取引銘柄を増やしてもらいたいです。
IPO取扱銘柄数は改善して欲しい。新株の発行時から株式を所有したいと考えているため、楽天証券のIPO取扱銘柄数では物足りなく感じてしまいます。
楽天証券はIPOの取り扱い実績が少ないので新規公開株を購入したい自分にとってはマイナスポイントです。
株式投資を行う人の中には、IPO銘柄への投資を楽しみにしている人も多い。
IPO銘柄は成長性のある企業へ早くから投資できることに加えて、初値が大きく値上がりしやすい特徴があるためだ。
しかし、楽天証券ではIPO銘柄の取り扱いがそれほど多くなく、投資の機会が限定されているといえる。
②サポートサービスが不便
サポートの電話対応がとにかく事務的ですし、更には繋がりにくいので、特に早く解決したい時には不便です。
取引についての問い合わせ等の電話がなかなかつながらずメールでの問い合わせをしなければならない。
ネット方面で幅広く展開しているので、他のサービスのように対人相談が出来ない。何か相談事があってもそこは個人でなんとかするしかない。
実店舗が無いので対面取引をしたい人、専門の証券マンから指導を受けたい人には向いていない。 アドバイザーをある程度雇うべきだと思う。
運用の初心者に対するサポートやヘルプが少し足りないと感じます。知識がないとわからない言葉や手順が少しあるので、その辺のサポートがわかりやすくあるとより良いと思います。
実店舗を持たない楽天証券では、サポートサービスに対して不満の声が聞かれた。
中には「電話がなかなかつながらない」という評判も多く、不明点をすぐにたずねられないこともあるようだ。
その点は、実店舗を持つ総合証券に比べてデメリットに感じることも多いかもしれない。
③ポイントの種類によってはポイント投資に回せない
期間限定ポイントは使用できないので残念。
楽天ポイントで投資できますが、通常ポイントしか使えなく、期間限定のポイントは使えず少し残念で改善して欲しいです。
投資できるのは通常ポイントのみなので、期間限定ポイントも対応してほしいです。
期間限定ポイントも使えるようにしてほしい。
楽天ポイントの期間限定ポイントは使用できないので、今後使用できるようにして欲しい。
楽天証券では、「楽天ポイント」を使って株式や投資信託に投資することができる。
しかし、ポイント投資に活用できるのは「通常ポイント」のみで、「期間限定ポイント」については使うことができない。
ポイント投資ができることにはポジティブな意見が多かったものの、「期間限定ポイントも使用できるようにしてほしい」という意見も多いようだ。
楽天証券の良い評判・口コミ
前述のアンケート調査では、楽天証券について下記のような良い評判も聞かれた。
- ポイント制度が充実している
- 資金移動の手間がかからない
- ツールが使いやすい
それぞれアンケート結果を交えながらくわしく紹介していこう。
①ポイント制度が充実している
他社と比較してポイントプログラムの内容が充実しており、取引額に応じて新しく株式や投資信託の購入に使えるポイントが貯まる仕組みも分かりやすく気に入っています。
楽天ポイントを使用した取引ができるので、初心者でも安心したやり取りができる。
楽天のポイント還元が多く、楽天経済圏で生活しているのであれば、毎月結構なポイントがついて節約になる。
楽天市場などで貯めたポイントも簡単に投資できるので、ポイ活などの副業とあわせて投資成果を大きくすることができる
楽天ポイントを株式や投資信託の購入に利用できるところが良いと思います。楽天ポイントはためやすいので利用しやすいです。
楽天証券では取引に応じて楽天ポイントを貯めることができたり、貯まったポイントを投資に充てることができたりなど、ポイント制度が充実している。
他の楽天サービスで貯まったポイントを投資に回すこともできるので、楽天経済圏を利用している人には便利なサービスだ。
実際に今回のアンケートでも「毎月結構なポイントがついて節約になる」といった声が聞かれており、資産運用に取り組みながら家計の節約を行えるメリットがある。
②資金移動の手間がかからない
楽天銀行を利用して、マネーブリッジなどでの口座間のやり取りがスムーズで、ストレスがあまりないところがいい。
楽天銀行とマネーブリッジしていれば、いちいち証券口座にお金を入れなくても取引ができる。
楽天銀行とマネーブリッジすることで、資金の流れをスムーズにすることができる 。
楽天銀行からの自動スイープがあるので、わざわざ投資のために振込をしなくていいし、残金も気にしなくていいので便利。
楽天銀行と連携させることで入金や出勤で手間がかからないのが良い。
楽天証券では、グループ内の楽天銀行と口座を連携することができる。これにより銀行口座からの自動入金が可能となり、わざわざ入金する手間がかからない。
買付を行いたいときにすぐ取引が行える点は、投資家にとって利便性の高いポイントといえる。
③ツールが使いやすい
株式売買に使うツールで、楽天証券が一番使いやすい。特にスマートフォン用アプリ「iSPEED」は必要最低限の情報だけで構成されていて使いやすく、チャートも見やすい。
スマホアプリはもちろん、パソコンのツールもカスタマイズ性が非常に高いので、都合に合わせた使い方ができ大変便利です。
トレードツール(iSPEED)がとても使いやすい。四季報などのデータも見やすいですし、オシレーター系の表示もわかりやすく、とにかく視認性と操作性に優れていて出先でも快適なトレードができる点が良いです
スマホのサイトが直感的に使いやすい。目的がある場合、目的のページに辿り着くのが容易であり、やりたいことがすぐ出来る。
全体的にアプリの表示が見やすい。そのため、操作性が良くて自分の欲しい情報が見つけやすい。アプリのデザインもシンプルなので、欲しい情報に行きやすい。
ネット証券ではツールの使いやすさも重要な点だ。楽天証券では「ツールが使いやすい」という声が多く聞かれており、視認性や操作性に優れているといえる。
また、取引ツールはスマートフォンでも使いやすいように設計されており、移動中や外出中でも手軽に取引が行える。
評判・口コミから見る楽天証券のデメリット
アンケート結果で見られた評判を踏まえると、楽天証券には下記のようなデメリットが挙げられる。
- 国内株式の取り扱いが限定的
- 対面での相談はできない
- 「期間限定ポイント」がポイント投資に使えない
楽天証券ではIPO銘柄の取り扱いが少ない点や、札幌・福岡取引所の銘柄を取り扱っていないことから、国内株式の取り扱いについてはやや限定的といえる。
今後取り扱いが拡充される可能性はあるものの、国内株式をメインに取引する人にとってはやや不便を感じるかもしれない。
また、楽天証券は実店舗を持たないことから、対面での相談を行うことができない。
投資経験が浅い人にとっては、自分ですべて投資判断を行わなければならない点に不安を感じるだろう。
加えて、ポイント投資で期間限定ポイントが使えない点もデメリットだ。
楽天市場のキャンペーンなどでは期間限定ポイントが付与されることが多いため、ポイント投資に使えない点に不満を感じる人も多いようだ。
評判・口コミからみる楽天証券のメリット
アンケート結果で見られた評判を踏まえると、楽天証券には下記のようなメリットが挙げられる。
- ポイントが貯められる・使える
- 楽天銀行との連携で優遇金利が受けられる
- スマホ・PCどちらも本格的なツールが利用できる
楽天証券では、投資信託の買付や積立投資のカード決済などで楽天ポイントが付与される。
貯まったポイントは投資信託や株式の買付に充てられるので、資金効率を高められるメリットがある。
また、通常証券会社での取引は事前に専用口座に資金を振り込んでおく必要がある。
しかし、楽天証券では、楽天銀行の口座と連携させていれば、自動入金によって取引の資金に充てられる。連携によって、銀行口座に優遇金利が適用される点も大きなメリットだ。
さらに、楽天証券では取引ツールも充実している。
スマートフォンアプリ、PCツールどちらも本格的な取引に対応しており、初心者から上級者までそれぞれに合ったスタイルで取引を行うことが可能だ。
楽天証券で資産運用を始めるなら、プロに相談しよう
実際に楽天証券を利用している人からは、「対面での相談ができない」という点に不満の声が聞かれた。
楽天証券は実店舗を持たないものの、IFAコースを利用すれば専門家への相談が行える。
楽天証券ならIFAへの相談が可能
楽天証券には通常の取引サービスと別に「IFAコース」があり、金融の専門家へ相談しながら資産運用に取り組むことができる。
IFAとは「独立系ファイナンシャルアドバイザー」と呼ばれる専門家で、資産運用について中立な立場でアドバイスを行うことが特徴だ。
IFAコースでは専用の手数料体系が適用されるものの、運用のプロに不明点を相談しながら資産運用に取り組める点は大きなメリットである。
「どの銘柄に投資すればいいのか分からない」、「対面で相談しながら不明点を解決したい」という場合は、IFAコースを利用することを検討してみよう。
楽天証券はポイント投資や利便性の高さが評判
楽天証券は、楽天ポイントを使ってポイント投資が行える点や、楽天銀行との連携で自動入金が行える点が高く評価されている。
しかし、その一方で対面で相談できない点に不安を感じる人も多いようだ。
対面での相談を希望する人には「IFAコース」の利用がおすすめだ。
ぜひIFA検索サービスなどを利用して、自分にピッタリの相談先を探してみよう。