- 野村證券の悪い評判は本当?
- 野村證券の利用者の口コミが知りたい
- 野村證券を利用するメリット・デメリットが知りたい
国内最大手の証券会社として知られる野村證券。
長年の実績と圧倒的な規模を誇る一方で、ネット上では様々な評判がある。
老舗証券会社の本当の実力は、どうなのだろうか。
本記事では、実際の利用者100人以上への独自アンケートを実施し、野村證券の「リアルな評判」を徹底調査した。
その結果、これまで明らかにされてこなかったメリットと、見過ごせないデメリットが浮き彫りになった。
「対面サービスは◯◯だった」「△△に優位だからおすすめ」など、生の声に基づく具体的な分析結果を公開している。
あなたの資産運用の判断材料として、ぜひ活用してほしい。
野村證券の良い評判・口コミ
独自アンケートを元に、野村證券を実際に利用した人の評判を見ていこう。
まずは、良い口コミについてまとめる。
大手証券会社の安心感と信頼性
名前が知れていて大手だと思う。知名度があり、他の人も使っている人が多く、安心感があるなと感じて自分も使っている
老舗であり、安定株を熟知されています。また、老舗ゆえの銘柄ノウハウをしりつくされているのが良いです
野村證券に対する評価で最も目立っていたのは、圧倒的な安心感と信頼性だ。
年齢や性別を問わず、「大手の老舗証券会社」としての実績を高く評価している。
特に注目すべきは、規模の大きさだけでなく、長年の経験に基づく投資ノウハウや、商品の安定性も信頼に繋がっている点だ。
また、伝統的な対面型のサービスを提供している点も、幅広い年齢層から支持を得ている要因となっている。
手厚いサポートと充実した相談体制
利用者が多く安定しているところがいいです。ネット専門ではなく、店舗での対面でのサービスも力を入れている印象で、相談しやすいように感じました。コールセンターでの案内もすぐつながりますし、サポート体制がしっかりしている会社です
資産運用や資産形成だけでなく、多くの富裕層が抱える悩みである相続や事業承継にも対応ができるからいいと思います
野村證券のサポート・相談体制に対する評価は、利用者から極めて高かった。
中でも対面取引での担当営業マンの丁寧な対応や、コールセンターのスムーズな案内が支持されている。
少額の投資家から富裕層まで、顧客の状況に応じたきめ細かなサービスを提供している点が好評を得ているようだ。
また、投資初心者でも安心して取引できる環境が整っているという声も複数上がっていた。
IPO投資における圧倒的な優位性
IPOの取扱数が多く主幹事になることが多いのは良いところです。事前に入金する必要がないのも良いところです
IPO投資には欠かすことができない証券会社です。IPOの数が多いのでそれだけ当選率も高くなるため、野村証券はIPO投資をする上では必要不可欠です。
IPO(新規株式公開)は未上場企業が上場し、一般の投資家が自由に売買できるようになることだ。
成長が期待できる企業に早い段階で投資できる魅力的な機会として注目されている。
野村證券はIPO投資において、主幹事(IPOを主導する証券会社)を務めることが多い。
他社と比較して取扱件数が多く、有利に買付けができる機会に恵まれている。
また、多くの証券会社では必要とされる事前の入金が不要である点も、投資家から評価されている。
野村證券の悪い評判・口コミ
野村證券は良い評判がある一方で、不満足な点や改善を希望する声もあった。
ここでは、悪い口コミについても確認しておこう。
手数料が高いと改善を求める声が多い
ネット証券と比べると手数料が高過ぎるところが残念なところなので、もう少し手数料を引き下げて欲しいです。またポイント投資の導入もして欲しいです
オンラインがメインの証券会社と比較して、手数料が高いと感じている。手数料が積み重なると結構な金額になるので、もう少し安くして欲しい
野村證券の手数料の高さに関しては、改善を求める声が多い。
特に、ネット証券と比較すると、手数料の高さが際立っている点が指摘されている。
対面ではなくオンライン取引においても数百円から数千円の手数料が発生し、頻繁に取引を行う投資家にとっては大きな負担となっているようだ。
また、ポイント投資などの新しいサービスの導入を望む声も見られ、より柔軟な投資ができるよう期待されている。
サービスとシステムの利便性の低さ
アプリやサイトに独特の堅苦しい雰囲気があり、ネット証券と比べると、取っつきづらさや使いにくさが目立つので、気軽に使えるようにしてほしい
アプリの使い勝手が絶望的に悪い。過去の勾配履歴が見れないし、出金取引をする際には公式ホームページにログインし直さないといけない
野村證券のオンラインサービスは、使いづらさや機能面での不便さが目立つという意見があった。
特に、ログイン方法の煩雑さや画面構成の分かりにくさ、情報が多すぎることによる視認性の低さが指摘されている。
また、サービスの選択肢が少ないことや、専門用語の多用による取っつきにくさも課題として挙げられていた。
強引な営業や勧誘
ある程度ですが、投資の事については周知しているつもりなので、商品を勧める力加減を把握して欲しいと思う時が有ります。
営業担当者の顧客に対する対応を改善してほしいです。ノルマがあるのはわかりますが、あまりにも強引に購入を勧める営業担当者がいて、うんざりしました。
野村證券の営業手法に対して、強引さや押しつけがましさを指摘する声が多く寄せられた。
特に、顧客の投資知識や意向に関わらず、会社側が推奨する商品を勧める傾向が強いことが不満として挙げられている。
電話による営業やセミナーへの勧誘も多いとの指摘があり、顧客の業務や生活に支障をきたすケースも報告されている。
評判・口コミからみる野村證券のメリット
アンケートで寄せられた良い評判を元に、野村證券の利点を整理すると次の3つが挙げられる。
順番にみていこう。
安心と充実の投資環境
野村證券を利用する最大のメリットは、充実した投資環境と安心感だ。
老舗証券会社としての実績を活かした投資アドバイスや、運用ノウハウを豊富に持ち、投資家はそれらを元に運用ができる。
さらに、新NISAやiDeCoなどの長期的な資産形成商品も充実しており、理想的な投資体制が整っている。
大手証券会社ならではの信頼性と、実績に基づいた投資サービスを受けられることが、野村證券の大きな強みだ。
対面サービスとオンラインサービスの両立
野村證券は、オンラインと対面両方での取引が可能で、初心者から経験者まで自分のスタイルに合わせた投資ができる。
対面相談では、担当者による個別対応ができ、投資初心者でも安心して取引を始められる環境が整っている。
一方オンラインでは、自身のペースで幅広い商品をワンストップで買付け可能だ。
その他にも、コールセンターの迅速な対応や、サポートの手厚さも見逃せない。
ネット証券にはない、きめ細かな対面対応とオンラインによるハイブリッドな運用サービスを受けられる点は、野村證券ならではのメリットだろう。
IPO投資の有利な活用
IPO投資における優位性も見逃せない。
野村證券はIPO主幹事としての実績が多く、豊富な取り扱い数を誇る。
成長企業への投資を好む人にとっては、大きな魅力となるだろう。
また、事前入金が必要ないため、資金効率良く投資ができる。
IPO投資を重視するのであれば、野村證券は必要不可欠な証券会社であるといえる。
評判・口コミから見る野村證券のデメリット
野村證券の悪い評判に関しても、要因や注意すべき点を分析した。
実際に利用する際に気を付けるポイントとして、押さえておこう。
取引における手数料の高さの懸念
野村證券の最も大きなデメリットは、取引手数料の高さである。
特にネット証券と比較して割高な手数料設定となっているため、取引を頻繁に行う投資家にとっては、運用コストに大きく影響する可能性がある。
手数料の積み重ねが無視できない金額となることもあり、「手数料負け」のリスクも考慮しなければならない。
また、ポイント投資などの新しい投資手段がない点も、若年層の投資家にとっては選択しづらい要因となっている。
オンラインサービスの操作性の低さ
野村證券のオンラインサービスはシステムが使いづらく、取引に手間取ったり、操作ミスを起こしたりする可能性がある。
出金などの資金移動も複雑で、即時の対応が難しい場合がある。
特に急場の売買や複雑な取引を行う際は、事前に操作手順を十分に確認しておく必要がありそうだ。
情報が豊富であるがゆえに、必要な情報にたどり着くまでに時間がかかる点にも注意しなければならない。
頻繁な連絡や商品の勧誘
野村證券を利用するのであれば、営業担当者からの頻繁な電話連絡や商品勧誘を想定しておく必要がある。
特に資金量が多い場合、積極的な営業の対象となる可能性が高い。
商品購入の際は、営業担当者の勧めだけでなく、自身で商品内容を十分に精査することが重要だ。
商品についての理解が不十分だと感じる場合は、即答を避け、検討時間や適切な情報の収集機会を確保してほしい。
野村證券の手数料は本当に高いのか?
野村證券の手数料について詳しく見ていこう。
手数料が高い理由についても解説する。
野村證券の手数料体系について
野村證券は、店舗で開設した口座とインターネットで開設した口座によって手数料が異なっている。
それぞれの金額の違いは、以下の通りだ
野村證券の取引口座ごとの国内株式の買付け時にかかる手数料の違い
約定金額 | 店舗口座で店頭・電話取引 | 店舗口座でオンライン取引 | オンライン専用口座で取引 |
---|---|---|---|
50万円 | 7,150円 | 3,575円 | 524円 |
100万円 | 12,188円 | 6,094円 | 1,048円 |
300万円 | 29,788円 | 14,894円 | 3,143円 |
500万円 | 46,728円 | 23,364円 | 5,238円 |
※店舗口座のオンライン取引は、「野村のエコ割」を最大限適用した場合
店舗口座とオンライン専用口座では手数料に差があり、約定金額が高くなるほど、差は大きくなる。
店舗口座の場合、インターネットで取引をしたとしても店舗手数料の料金体系が適用される。
割引などを適用してもオンライン専用口座と比べて高額だ。
野村證券とネット証券でとの手数料の比較
野村證券とネット証券での手数料の違いを比べてみよう。
野村證券とネット証券の国内株式の買付け時にかかる手数料の違い
約定金額 | 野村證券オンライン専用口座 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
---|---|---|---|---|
50万円 | 524円 | 無料 | 無料 | 535円 |
100万円 | 1,048円 | 640円 | ||
300万円 | 3,143円 | 1,013円 | ||
500万円 | 5,238円 | 1,013円 |
ネット証券の楽天証券やSBI証券は、どんな取引額でも手数料無料だ。
手数料を設けているマネックス証券でも安価な手数料設定となっている。
野村證券のオンライン取引は、一昔前と比べるとかなり安くなった。
それでも、ネット証券と比較するとまだ取引コストの高さが目立つ。
野村證券の手数料が高い理由
野村證券は手数料が比較的高めだが、これは実力の表れとも言える。
高い料金設定でも顧客の支持を得られているのは、充実したサービス内容があるからだ。
新商品や市場動向などの情報提供が手厚く、対面取引では専任担当者による丁寧なサポートを受けられる。
また、業種別の専門アナリストによる質の高いレポートも提供される。
情報収集力と分析力に定評があり、手数料以外の付加価値に魅力を感じ利用している投資家も多い。
資産運用はプロに相談すべき?野村證券以外の相談先も紹介
手数料の懸念から、運用の専門家への相談を避けるのはもったいない。
投資は、プロの力を借りるのと借りないのとでは成果に大きな違いが生まれる。
ここでは、運用を相談する利点や相談先について解説する。
資産運用を専門家に相談するメリット
投資に関する情報はインターネットの普及により手に入るようになったが、多種多様な中から最適な選択をするのは簡単ではない。
そこで注目したいのが、資産運用のプロへの相談だ。
プロからアドバイスを受ければ、豊富な経験と知識に基づいた綿密な資産分析とリスク管理が叶う。
特に初心者は、知識・経験不足を補いながら、適切な資産配分で運用を始められるだろう。
さらに、プロの存在は心理面でも大きな支えとなる。
市場が不安定な時期でも、専門家のサポートがあれば冷静な判断を維持しやすい。
長期的な資産形成を目指す上で、プロの知見を活用することは有効な選択といえる。
資産運用の相談先の違い
資産運用の相談先は、相談ニーズや状況によって選択する必要がある。
主な相談先として、以下の3つが挙げられる。
証券会社
全国に支店があり気軽に相談できる上、大手企業ならではの信頼性も魅力である。
ただし、取り扱える商品に限りがあるため、選択肢は限定的になる。
株式や投資信託の銘柄がある程度商品が決まっている人に向いている。
FP(ファイナンシャル・プランナー)
顧客の収入や資産状況、ライフプランなどを詳しく把握し、個別最適なマネープランを提案している。
しかし、投資商品の紹介や売買はできないため、運用に関しては一般的な助言に留まる。
家計の見直しやライフプラン設計を重視する人に適している。
IFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)
特定の金融機関に所属せず、中立的な立場から資産運用のアドバイスを行う専門家だ。
投資に重きを置き、資産を守りながら増やすアドバイスを主としている。
商品の売買も可能で、一貫したサポートを受けられる。
一方で国内での知名度は低く、信頼できる担当者を見つけるのに苦労する可能性がある。
野村證券の評判を参考に自分に合った相談先を選ぼう
野村證券は、日本を代表する証券会社として圧倒的な安心感と信頼性を持ち、実績に裏付けられた投資情報や運用戦略を提供している。
取引手数料は比較的高めだが、これは手厚いサービス内容の表れでもあり、多くの顧客から支持を得ている。
もし手数料や商品の偏りが気になるのであれば、中立的な立場でアドバイスを行うIFAを活用するのも選択肢の1つだ。
IFAであれば、証券会社をまたいだ幅広い商品の中から最適な商品を検討できる。
理想の投資を実現できるIFAを見つけ、より効果的な資産運用を始めてほしい。