- マネックス証券を利用する人たちの評判・口コミは良い?悪い?
- マネックス証券を利用するメリット・デメリットが知りたい
- マネックス証券が潰れたら預けている資産はどうなる?
マネックス証券はマネックスグループが運営する証券会社だが、時には「やばい」と言われることがあるため、利用して問題ないのか知りたいという方も多いのではないだろうか。
そこで、本記事ではマネックス証券の概要や良い評判・悪い評判をまとめた上で、メリット・デメリットなどを網羅的に解説する。
この記事を読めばマネックス証券の全体像を把握した上で自分に合っているのか判断できるようになるので、資産運用を検討中の方はぜひ参考にしてほしい。
マネックス証券の特徴
マネックス証券の基本情報として、次の3つの観点で解説する。
- 会社概要
- やめたほうがいいと言われる理由
- サービス内容・特徴
これらの内容について知っておくことで、マネックス証券に関する全体像をイメージした上で口座開設すべきかの判断が可能だ。
それぞれの観点について、以下で順番に見ていこう。
会社概要
マネックス証券は、総合的な投資サービスを提供するマネックスグループが運営するオンライン証券会社だ。
先進的かつ幅広い投資商品やサービスを取り扱っており、ロボアドバイザーなどAIを活用した投資家向けのサービスも展開している。
マネックス証券の会社概要は、次のとおりだ。
項目 | 内容 |
---|---|
商号 | マネックス証券株式会社(Monex, Inc.) |
代表者 | 田原 務、相川 浩 |
本店所在地 | 〒107-6025 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル25階 |
設立 | 1999年5月 |
資本金 | 13,195,101,821円 |
株主 | ドコモマネックスホールディングス株式会社 |
事業内容 | 金融商品取引業 金融商品取引業付随業務 その他業務 |
公式サイトURL | https://www.monex.co.jp/ |
NTTドコモの連結子会社であり、2024年1月にはイオン銀行と業務提携を行っている。
まずは、マネックス証券に関するこれらの基本的な情報を押さえておこう。
やめたほうがいいと言われる理由
マネックス証券は時に、「やめたほうがいい」と言われることがある。
結論として、マネックス証券は危険な証券会社というわけではない。
ただし、ネット証券としてのサービスや使いやすさについて不満を感じている方がいるため、このような悪い口コミが出される場合がある。
「マネックス証券はやめたほうがいい」と言われる主な理由は、次のとおりだ。
- 取引手数料の一部が高めに設定されている
- 外国株式の取り扱い範囲が狭い
- チャートやシステムの利便性が悪い
ただし、上記の内容に満足している投資家もおり、マネックス証券のサービスをどう感じるかは利用者次第ともいえる。
実際、マネックス証券で口座を保有していれば無料で優良ツールを利用できるといったメリットもあるため、気になる方は自分で使用してみるのがおすすめだ。
サービス内容・特徴
マネックス証券のサービス内容・特徴について、他のネット証券と比較して解説する。
ネット証券のサービス内容に関する比較表は、以下のとおりだ。
マネックス証券 | auカブコム証券 | SBI証券 | |
---|---|---|---|
口座数 | 約260万口座 ※2024年10月時点 | 約170万口座 ※2024年9月時点 | 1,300万口座以上 ※2024年10月時点 |
手数料 | NISA関連:無料 現物取引毎:55円〜 一日定額:550円〜 | NISA関連:無料 現物取引毎:55円〜 一日定額:約定代金100万円まで無料 | NISA関連:無料 現物取引毎:55円〜 一日定額:約定代金100万円まで無料 |
外国株式の種類 | 2カ国(米国・中国) | 1カ国(米国のみ) | 9カ国(米国など9ヵ国) |
IPO取扱実績 | 53社 ※2023年実績 | 26社 ※2023年実績 | 91社 ※2023年実績 |
ポイント | マネックスポイント dポイント | Pontaポイント | Vポイント Pontaポイント dポイント PayPayポイント JALマイル |
投資ツール | マネックストレーダー 銘柄スカウターなど | カブナビ カブボードなど | HYPER SBI 2 My資産など |
マネックス証券の口座数は2024年10月時点で約260万口座で、大手のSBI証券よりは少なくauカブコム証券よりは多い。
手数料はauカブコム証券とSBI証券で一日定額が約定代金100万円まで無料なのに対し、マネックス証券では一日定額550円〜と高めに設定されている。
また、SBI証券で取り扱っている外国株式の種類は9カ国と圧倒的に多いが、マネックス証券やauカブコム証券は1〜2カ国と少ないのがデメリットだ。
ただし、マネックス証券の投資ツールであるマネックストレーダーや銘柄スカウターは高性能で、評判が良いことも押さえておこう。
マネックス証券の悪い評判・口コミ
マネックス証券の評判・口コミについて、アドバイザーナビにて約100人を対象とした独自のアンケート調査を行った。
前提として、「現在マネックス証券の口座で取引をしていますか?」という質問に対し、「はい」と回答した方は以下の結果のとおり89.6%だ。
ただし、「はい」と回答した方に対して「現在マネックス証券をメインの投資口座として利用していますか?」と質問した結果、「はい」と答えた方は23.2%と低い。
「いいえ」と答えた方がマネックス証券での取引をやめた理由は以下のとおりだ。
口座をつくったのは、業界一と言われている配信情報を見たかったからです。マネックス証券の配信情報は中身が濃いと評判なので。なので取引をしていません。
手数料が他社よりもかなり高いのと困ったことがあった時にすぐに連絡がこないので使いにくいので取引をやめた。
外国株式をメインに取引していますが、米国株式、中国株式以外の外国株式を取り扱っていないため、取引をやめました。
1日定額コースの手数料が550円と非常に高く、初心者にとっては少しやりづらさを感じたので、現在は取引していません。
よって、マネックス証券の口座を保有している方が大半なものの、メインで取引している方は少ないのが特徴だ。
上記を踏まえた上で、本章ではマネックス証券の悪い評判・口コミについて以下の分類に分けて解説する。
- 手数料の高さ
- 外国株の取扱範囲
- サポート・サービスの質
- ツール・システムの使いにくさ
- その他
これらの悪い評判・口コミの情報を事前に知っておくことで、マネックス証券を実際に利用して失敗・後悔するリスクを減らすことが可能だ。
以下でそれぞれの分類毎に順番に見ていこう。
手数料の高さ
マネックス証券に改善してほしいところがあるか約100人にアンケート調査を実施したところ、「手数料の高さ」について3割程度の方が改善要望をもっていることが判明した。
具体的な悪い評判・口コミは、以下のとおりだ。
一株投資で株式買いつけ手数料が無料なのはいいのだけれど、売りの手数料が無料ではないのでいただけない。
それほど改善してほしいところはないと思いますが、取引をするときの手数料がもう少し安くなるとよいとおもいます。
ネット証券のメリットである、手数料の点で少し立ち遅れています。確かに安いのですが、できればゼロが望ましいです。
他の証券会社に比べて手数料が高いので、もう少し下がるといいなと思っています。そのため、今はメインでは使っていません。
売買手数料が高いところ。少額での取引だと手数料の割合が高くなり、利益が相殺されてしまうこともある。また、段階的な金額設定とはいえ、1日に取引する額がそれほど大きくない人にとっては負担が大きすぎる。
共通して言えることは、手数料は比較的安めなものの他の大手ネット証券に比べれば高いということだ。
大手のネット証券であるSBI証券は約定代金に関わらず無料であり、楽天証券では一日定額コースが約定代金100万円まで無料なことから、マネックス証券にも同等の安さを求めているといえる。
外国株の取扱範囲
外国株の取扱範囲についてもアンケート調査を行った結果、2割程度の方が不満を感じていることがわかった。
具体的な悪い評判・口コミは、以下のとおりだ。
もう少し外国株の種類を増やして欲しいです。現状は米国株と中国株なので、それ以外の外国株も買えるようにして欲しいです。
取扱商品を増やして欲しいのと、米国株以外でも購入できる海外株(EUあたり)を増やして欲しいかなと思います。
特に悪いところは見当たりませんが、海外株の取扱数が他社よりも少ないのではないかと感じました。また、株式以外で扱っている投資商品の種類が少なく、ポートフォリオを充実させたい人には物足りないかもしれないと思います。
外国の銘柄が極端に少ないのでとても改善してほしいです。またポイントはあるものの使用できる投資商品が少ないので利用価値が少ないです。
外国株式の取扱いは米国株式と中国株式のみなので、シンガポールやタイへの投資ができません。国内投資向けなので、何とか改善して欲しいです。
外国株の種類として米国株式と中国株式しか取り扱っていないため、他の国の株式も購入できるようにしてほしいという要望が多い。
外国株の取扱範囲が拡充されれば、マネックス証券を利用する投資家が増えるだろう。
サポート・サービスの質
マネックス証券のサポート・サービスの質については、2割程度の方から改善要望があった。
具体的な悪い評判・口コミは、以下のとおりだ。
サポートセンターへ問い合わせしてもなかなか実りある結果の返信が頂けず、結局自分自身で調べる羽目になったことが残念でした。
イオンと提携したのだから、WAON POINTを使ったり、貯めたり出来るようにしてほしい。WAONPOINTの交換先に魅力的なものがないので、投資に使って現金化できることを期待しています。
もう少し投資信託の積立コースの最低金額が少なくなれば、もっと色んな商品に投資しやすくなるかなって思います。500円とか1000円から始められるコースがあれば、初心者でも安心してお小遣いで積立投資を始められると思うので、ぜひ検討してほしいです!
マネックスポイントは高還元でありがたい一方で共通ポイントではないため消費先が限定されていて使い勝手がやや悪いと感じる。
ネット証券で仕方ないのかもしれませんが、カスタマーサポートに電話しても待たされたり説明がマニュアルみたいです。もう少し親身になって対応してほしいと感じます。
サポートセンターからの返信が遅いといった意見や、ポイントの使い道・投資信託の積立コースなどに関する要望が多数ある。
また、「イオンとの提携によりWAON POINTで投資できるようにしてほしい」という回答もあるため、今後改善されればマネックス証券の人気は高まるだろう。
ツール・システムの使いにくさ
アンケート調査を行った結果、ツール・システムの使いにくさについては3割程度の方から利用しにくいという口コミがあった。
具体的な悪い評判・口コミは、以下のとおりだ。
チャートと板を表示させられるのは普通どこにでもありますが、WEB版だとチャートの更新は手動でやらないといけないところが面倒です。
パソコンのツールですが、開く度にログインする必要がありますし、ダウンロードも毎回求められるので、その点は改善してもらいたいです。
NISAを利用してもアメリカ株の購入方法が面倒くさいのが改善ポイントだと感じています。後はたまに取引ツールが重くなるところです。
投資ツールの安定性をどうにか改善してほしい点でマネックストレーダー自体がアップデートによる不具合で動かないのかなど、ツールに対策が必要です。
株の取引きツールの改善をしてもらえると嬉しいです。 マネックス証券ならこれという強みが欲しいと感じます。
チャートの更新を自動にしてほしい・画面を開く度のログインが手間・投資ツールが不安定など改善の要望が多いことがわかる。
チャート画面やツールの使いやすさは証券会社を選ぶ際の重要な要素のため、選定の際は注意しよう。
その他
その他の悪い評判・口コミは、以下のとおりだ。
土日にシステムメンテナンスを頻繁にかつ長時間に渡って実施するので、休日に取引履歴やポートフォリオを確認したいときにメンテナンスで管理サイトにアクセスできず不便に感じています。
サイトのどこに何があるかが視覚的に分かりづらい。たとえば投資信託の積立金額を変えたい場合、どこをクリックすれば変更画面に行けるのかが分からない。サイトがリニューアルされてもその使いづらさは変わらず残念。
マネックス証券のオンライン画面が分かりづらく、投資経験者向けのように感じました。 投資初心者の使い休み、シンプルなためにしていただけるとありがたいです。
データの反映遅れが頻繁に起きることが、最新の情報がリアルタイムで見られないことがあります。 データ処理速度を上げてほしいです。
自己のマネーを管理するアプリとの連携が弱いので、マネックスの保持銘柄をわかりやすく管理するすべがない。
システムメンテナンスの頻度・データの反映遅れ・アプリとの連携などに問題があると考えている方が多いことがわかる。
利用者からのこのような声を改善できれば、マネックス証券の利用者数はさらに増えるだろう。
マネックス証券の良い評判・口コミ
アドバイザーナビにて約100人を対象とした独自のアンケート調査を行い、マネックス証券を5段階で評価してもらった結果は、次のとおりだ。
5点満点中、3点と4点の評価を合わせて80%程度を占めており、高評価な方が多いことがわかる。
上記を踏まえた上で、マネックス証券の良い評判・口コミについて本章では以下の分類に分けて解説する。
- 手数料の安さ
- 投資商品・ツールの充実
- IPOの取り扱い
- 教育・サポート体制
- その他
これらの良い評判・口コミの情報を押さえて自分にマッチするかを確認することで、証券会社を選定する際にマネックス証券を候補に入れるか判断可能だ。
以下でそれぞれの分類毎に順番に見ていこう。
手数料の安さ
マネックス証券の良い点について約100人にアンケート調査を実施したところ、3割程度の方が「手数料の安さ」に魅力を感じていることが判明した。
具体的な良い評判・口コミは、以下のとおりだ。
余計な手数料をかけずにユーザーへサービスを還元しようとする試みは、株式取引の場では大いに役立ったと感じています。
とにかく手数料が安いのが魅力です。他の証券と比べて、米国株の取引手数料が圧倒的に安いのが嬉しいです。
NISAの売買手数料が無料なのが良いところです。後は100円からの取引が出来るのが初心者にもオススメ出来て良いです。
取引手数料はそこそこ安い。各ページは見やすくて色々なものは探しやすいと思います。銀行への出金も手数料が掛からず便利です。
大手の証券会社や銀行系の証券会社よりは手数料は抑えられている。会社四季報などの情報も得られるので便利。
銀行系の証券会社などよりは手数料が安く、特に米国株の取引手数料が安いことに魅力を感じている方が多い。
米国株を低手数料で売買したい場合、マネックス証券の利用を検討しよう。
投資商品・ツールの充実
アンケート調査の結果、投資商品・ツールが充実しているという意見の方も約4割いることがわかった。
具体的な良い評判・口コミは、以下のとおりだ。
自分は株の取引きをWEB版で行っていますが、マーケットボードが見やすくて重宝しています。 気になっている銘柄を一度にたくさん表示させることができ、すべてがリアルタイムで数値が動くのがいいです。
国内および米国に関する取扱い銘柄の種類が豊富だと感じています。おそらく競合しているSBI証券や楽天証券と同レベルではないかと思います。
イオン銀行と連携して、イオン銀行の口座がまるまる移管されました。旧イオン口座と違って取扱商品が多岐にわたっているのが良いです。
とにかく銘柄スカウターが優れすぎです。銘柄選定を簡単にすることができます。それが無料で使えるのですから口座開設しなければ損という感じです。
マネックストレーダーというトレード用のツールが使いやすいのはよいポイントです。板情報がリアルタイムで確認できるのが良い
銘柄スカウターやマネックストレーダーといった、独自のツールがツールが優れているという声が多い。
また、国内や米国に関する取扱い銘柄の種類が豊富なのも特徴だ。
口座開設をするだけで利用できる優良ツールもあるため、ぜひ活用しよう。
IPOの取り扱い
マネックス証券のIPOの取り扱いに関しては、1割程度の方から高評価を得ている。
具体的な良い評判・口コミは、以下のとおりだ。
IPO投資においてその抽選のブックブルディングしたときの株数に関係なく平等に行われることが好感を持てる。
IPO投資には欠かすことのできないネット証券で、さらに米国株と中国株に強いところにも満足しています。
IPOの年間取扱数が多く、また完全平等抽選方式のため、資金量が多くなくても当選の機会がそこそこある。 ただし抽選時に資金拘束されるので常に資金は一定量入れておかなければならない。
IPOの取り扱いが多いところがとても良いところだと思います。また公平な抽選のために貧乏人にも当たるチャンスが多い事が良いと思います。
IPOの取り扱い銘柄がそこそこ多いこと。証券会社によってはIPOの取り扱いがほとんどないところもあるが、ここは多めです。
IPOの取り扱い銘柄が多く、抽選で行われるのが評価されているポイントといえる。
IPOの完全平等抽選方式に魅力を感じる場合、マネックス証券の利用を検討しよう。
教育・サポート体制
アンケート調査を行った結果、教育・サポート体制については1割程度の方から高評価な口コミがあった。
具体的な良い評判・口コミは、以下のとおりだ。
有名な人の会社なので安心できるところと、売買できる商品がそれなりに多く、オンラインセミナーが良く開かれているところ
情報が中身が濃く投資に活かせるところ。ファンダメンタル取引をする時に質の高い情報は必須で、これを見ることができるところ。
様々なセミナーが証券会社のサイト内で公開されており、興味がある人はさらに深い知識をつけることができる点
キャンペーンが多いし、取引がしやすい。 古くからあるので信頼もおけるのが良いと思った。 サポートも良い。
スマホ専用ツールの使い勝手はもちろん、オンラインでの講座が様々に開催されているので、知識を高める為にはとても助かっています。
オンラインセミナーやキャンペーンの多さに魅力を感じている方が多い。
投資に関する深い知識をつけたい方は、マネックス証券のオンラインセミナーをぜひ活用しよう。
その他
その他の良い評判・口コミは、以下のとおりだ。
取引画面は、とても見やすいので、操作に悩むことはありません。動作も速いし、問題なく使えるので気に入っています。
スマートフォンからだと他の会社のサイトよりも見やすいと思う。資産状況が簡潔にわかりやすいのがいいと思う。
ポイントの使い道が豊富なので、マネックスカードで決済する人にオススメです。還元率も投信つみたてを併用すれば、1.1%になります。ポイ活しながら投資を考えている人にオススメです。
SBIや楽天証券がポイント還元などを改悪するなかマネックス証券は高還元率を維持しており、信頼感があるところ。
マネックス証券の良いところは、クレジットカードを用いた積立投資のポイント還元率が比較的高いところです。
ポイント制度やサイト・アプリの使いやすさに対して、高評価な方が多いことがわかる。
特に、クレジットカードを用いた積立投資を含め、ポイント還元率を高く維持しているのが魅力だ。
証券会社を選ぶ際は、ポイント還元率やサイトの使いやすさも考慮した上で慎重に判断しよう。
評判・口コミから見るマネックス証券のデメリット
アンケート調査における悪い評判から考えられるマネックス証券を利用するデメリットは、次のとおりだ。
- 手数料が大手ネット証券に比べれば高い
- 外国株の取扱範囲が限定的
- サポート・サービスの質が良くない
- 使いにくいツールやシステムがある
手数料は比較的安めに設定されているものの、SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券では条件はあるが、基本的に無料にしていることを踏まえるとやや見劣りする。
外国株の取扱範囲が米国株と中国株に限定されているのも、広範囲の投資をしたい方にとってはデメリットだ。
また、マネックス証券のサポートセンターでは返信が遅めという声が多く、チャート画面では手動更新が必要なことにも注意してほしい。
マネックス証券を実際に利用している方が何に不満を抱いているかを知ることで、デメリットを踏まえた上で利用すべきかの慎重な判断が可能だ。
評判・口コミからみるマネックス証券のメリット
アンケート調査における良い評判から考えられるマネックス証券を利用するメリットは、次のとおりだ。
- 米国株の取引手数料が安い
- 独自の投資ツールが優良
- IPOの取り扱い銘柄が多い完全平等抽選方式を採用
- ポイント還元率が高くオンラインセミナーも充実
マネックス証券では、米国株の取引手数料が安いのが魅力といえる。
銘柄スカウターやマネックストレーダーといった独自のツールが使いやすく、有効なツールであるという高評価も多い。
また、IPOの取り扱い銘柄が多く、完全平等抽選方式を採用しているのも魅力だ。
投資信託のクレジットカード積立はポイント還元率が最大1.1%と高く、オンラインセミナーも充実しているため、これらの内容を重視する場合はぜひ利用しよう。
マネックス証券で資産運用を始めるなら、プロに相談しよう
資産運用を始める場合、疑問や悩みが発生したら誰に相談すべきかわからず不安に感じる方が多いと想定される。
ここでは、資産運用の相談先に関する以下のポイントについて解説する。
- 資産運用を専門家に相談するメリット
- 資産運用をするならIFAへの相談がおすすめ
これらの内容について理解しておくと、マネックス証券で資産運用して困った際にどのような対応をすべきか事前に確認可能だ。
以下でそれぞれのポイントについて、順番に見ていこう。
資産運用を専門家に相談するメリット
資産運用を専門家に相談するメリットは、次の4つだ。
- 資産運用のプロの意見を直接聞けて冷静な判断ができる
- 投資に関する知識が増える
- ライフスタイルに合わせた相談ができる
- 投資ポートフォリオの作成支援を受けられる
資産運用を専門家に相談すれば悩みを解決できる可能性が高いのはもちろん、プロの意見を聞くことで冷静な投資判断ができる。
また、投資に関する知識が自然と増え、ライフスタイルに合わせた相談や投資ポートフォリオの作成支援を受けられるのも魅力だ。
自分にマッチする専門家を見つけられれば、資産運用の成功確率を格段に高められるだろう。
慎重に行動したい場合は、複数の専門家に相談して最も信頼できる人に支援をお願いするのがおすすめだ。
資産運用をするならIFAへの相談がおすすめ
資産運用をするなら、IFAへの相談がおすすめだ。
- 販売商品などのノルマがなく相談者に対して余裕のある提案が可能
- 金融商品仲介業者として登録しているため個別銘柄のアドバイスができる
- ポートフォリオの作成支援や手厚いサポートを受けられる
- オンライン・オフラインの面談を選択できて利便性が高い
マネックス証券とIFAの役割・関係性は、次のとおりだ。
項目 | 役割 |
---|---|
マネックス証券 | 顧客の資産管理・運用 |
IFA | 顧客への投資アドバイスやフォロー |
マネックス証券では資産運用を行う場を提供している一方で、IFAはその場でどう動くべきかの具体的なアドバイスをくれる。
資産運用するだけなら証券会社のみを利用していれば良いが、悩みや不安がある場合はIFAが重要な存在となることがわかるだろう。
よって、マネックス証券で資産運用するなら、個別銘柄のアドバイスや手厚いサポートを受けられるIFAの利用がおすすめだ。
マネックス証券の評判は悪くないが一部改善点あり!
本記事では、マネックス証券の概要や悪い評判・良い評判について解説した。
米国株の取引手数料が安く、独自の投資ツールが使いやすいのが良い点として挙げられる。
一方で、手数料が大手ネット証券に比べれば高く、外国株の取扱範囲が米国と中国の2つのみで限定的なことなどがデメリットだ。
また、資産運用する際には不安や疑問が都度発生するため、IFAなどの専門家に相談することをおすすめする。
IFAは特定の金融機関から独立した「中立の立場」の金融アドバイザーで、相談者に無理のない提案をしてくれるのが魅力だ。
自分に合ったIFAを見つけたい場合には、IFA検索サービスなどを有効活用しよう。