- FX初心者におすすめの通貨ペアが知りたい
- どの通貨ペアでFX取引を始めるか迷っている
- 通貨ペアを選ぶポイントを押さえたい
FX取引を始めようと検討しているものの「どの通貨ペアで始めるべきなのか」「通貨ペアごとに特徴があるのだろうか」などの疑問や悩みをお持ちの方も多いのではないだろうか。
結論から言うと、流通量の多いメジャー通貨ペアでFXを始めるべきだ。また、その中でもそれぞれの通貨ペアごとで値動きに特徴がある。
この記事では、FX取引におすすめの通貨ペアや選び方を詳しく解説する。メジャー通貨ペアでの取引におすすめのFX口座も紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
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そもそもFXの通貨ペアとは?

FXの通貨ペアとは、取引で売買する2つの通貨の組み合わせの事を指す。例えば米ドルと円の通貨ペアは「米ドル/円」や「USDJPY」などと表記される事がほとんどだ。
左側に表示されている通貨が「基軸通貨」で、右側に表示されている通貨が「決済通貨」と呼ばれる。為替レートでは、左側の通貨に対して右側の通貨の価格が示されている。例えば、米ドル/円なら「1米ドル=150円」という表示だ。
なお、通貨にはメジャー通貨とマイナー通貨が存在する。以下のような、取引量が多く流動性の高い通貨が「メジャー通貨」と呼ばれる。
- 米ドル(USD)
- ユーロ(EUR)
- 日本円(JPY)
- 英ポンド(GBP)
- スイスフラン(CHF)
- 豪ドル(AUD)
- カナダドル(CAD)
メジャー通貨は市場参加者が多く値動きに規則性があるため、テクニカル分析が効きやすいというメリットがある。ただし各国の政策金利が安定しており金利差が少ないため、スワップポイントにはあまり期待できない。
スワップポイントとは、2つの通貨間の金利差から生まれる利益の事だ。金利の高い通貨を買う取引をして日をまたぐ(ロールオーバー)事で、毎日利益が得られる。
なお、以下のような取引量が少なく流動性の低い通貨は「マイナー通貨」と呼ばれる。
- トルコリラ(TRY)
- 南アフリカランド(ZAR)
- ブラジルレアル(BRL)
- メキシコペソ(MXN)
- 人民元(CNH)
- 香港ドル(HKD)
- シンガポールドル(SGD)
マイナー通貨は新興国に多く、高スワップポイントのものが多い。スワップポイントで利益を得やすいのはメリットだろう。ただし、スプレッドが広い場合が多く値動きの規則性が乏しいため、テクニカル分析が効きにくい。
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FXの通貨ペアはどう選ぶ?

通貨ペアによってスプレッドや取引量の多さ、値動きの特性が異なるため慎重に選ばなければならない。
では、どのようにFXの通貨ペアを選ぶべきなのか、以下の4点から解説する。
- 取引量の多さや取引金額の大きさで選ぶ
- 変動率(ボラティリティ)で選ぶ
- スプレッドの狭さで選ぶ
- 情報収集のしやすさで選ぶ
それぞれ1つずつ見ていこう。
取引量の多さや取引金額の大きさで選ぶ
通貨ペアは取引量の多さや取引金額の大きさで選ぶべきだ。
取引量の多い通貨ペアは売買が成立しやすく、取引の機会も多い。また、値動きが比較的安定している事もメリットと言える。なお、取引量の多い通貨ペアは以下のようなものが挙げられる。
- ユーロ/米ドル(EURUSD)
- 米ドル/円(USDJPY)
- 英ポンド/米ドル(GBPUSD)
特にユーロ/米ドルは世界で見ると取引量の30%近くを占めている。
取引量が少なく流動性の低い通貨ペアの場合、値動きに規則性が無くチャートが荒くなる傾向にあり、テクニカル分析が機能しづらい。また、まとまった注文が入れば一気に相場が動くなど、急激な価格変動のリスクもあるだろう。
特に初心者の場合は、テクニカル分析が機能しやすい取引量の多い通貨ペアを選ぼう。
変動率(ボラティリティ)で選ぶ
価格の変動率(ボラティリティ)も、通貨ペアを選ぶ上で欠かせない要素だ。変動率の高い通貨ペアは大きな利益を得られる可能性が高まるが、損失リスクも高くなる。
なお、変動率の高い通貨ペアは英ポンド/円や英ポンド/米ドルなどが挙げられる。
初心者の場合は、適度な変動率の通貨ペアである米ドル/円やユーロ/円を選ぶと良い。
スプレッドの狭さで選ぶ
スプレッドは取引コストとして直接利益に影響してくるため、狭い通貨ペアを選んだ方が良い。
取引量の多い通貨ペアほどスプレッドが狭くなりやすいと言える。なお、日本では米ドル/円の取引量が圧倒的に多く、各FX会社も狭いスプレッドを設定している。
スプレッドは狭いほど利益を得やすくなるため、まずは米ドル/円などの取引から始めると良いだろう。
情報収集のしやすさで選ぶ
情報収集のしやすさも、通貨ペアを選ぶ際の重要な要素だ。経済状況や金融政策の情報が豊富な通貨ペアを選ぶと良いだろう。
前述したメジャー通貨は先進国通貨が多く情報が豊富なため、ファンダメンタルズ分析がしやすい。なお、ファンダメンタルズ分析とは、各国の政治や経済状況などFXに影響を与えるあらゆる要因をもとに値動きを予測する分析方法だ。
一方でマイナー通貨は新興国通貨が多く、メジャー通貨と比較すると情報量が少ない。情報収集するとなると手間がかかる事が予想される。
経済状況や金融政策などの情報は長期的なトレンドを把握するのに役立つため、情報収集のしやすい通貨ペアを選ぼう。
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通貨ペアは増やしすぎないのがおすすめ

FX初心者は取引する通貨ペアを無闇に増やしすぎない方が良い。以下の理由から正確な取引ができなくなり、損失に繋がる可能性が高まるためだ。
- 情報収集が難しくなる
- チャート分析に時間がかかる
- ポジション管理が複雑になる
- 通貨ペアの特性を掴めない
分析すべき通貨ペアが多くなると、あらゆる国の経済状況や金融政策の情報を収集しなければならない。
また、チャート分析にも時間がかかるため、せっかくの取引機会を逃してしまう事も。仮に取引機会が増えたとしても慣れない内はポジション管理が煩雑になり、意図した価格で決済できなかったり誤った取引をしたりする可能性が高くなるだろう。
通貨ペアの特性も掴めず中途半端になってしまうため、初心者の方は一部のメジャー通貨からFX取引を始めるのがおすすめだ。
取引量の多いメジャー通貨のみに絞れば情報収集がしやすくなり、正確な分析ができる。また、取引を続ける内に通貨ペアごとの特性も掴めるため、より利益を伸ばすようなスキルを身に付けられる可能性が高まるだろう。
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FX初心者におすすめの通貨ペア5選

FX初心者におすすめの通貨ペアは以下の5つだ。
- 米ドル/円(USDJPY)
- ユーロ/円(EURJPY)
- ユーロ/米ドル(EURUSD)
- 英ポンド/円(GBPJPY)
- 豪ドル/円(AUDJPY)
それぞれの特徴などを詳しく解説していく。
スプレッドが狭く適度なボラティリティの「米ドル/円」
米ドル/円は日本で最も取引量の多い通貨ペアだ。
取引量が多いため急激な価格変動が起こりにくい。また、適度なボラティリティがあるため、取引しやすいのが特徴と言える。スプレッドがどの通貨ペアよりも狭く設定されており、取引コストを抑えられるのもメリットだ。
なお、米ドル/円は日米の金融政策や経済指標の発表に敏感に反応するが、情報収集がしやすいので立ち回りやすいだろう。
米ドル/円は取引コストが少ないながらも十分な取引機会があるため、初心者の方に最もおすすめできる通貨ペアだ。
テクニカル分析がしやすい「ユーロ/円」
ユーロ/円は米ドル/円に次いで日本の取引量が多い通貨ペアだ。
米ドル/円と似た値動きだが、ボラティリティは比較すると少し高めだ。トレンドが明確に出やすくテクニカル分析が機能しやすいため、初心者にも扱いやすい通貨ペアと言える。特に16時〜17時以降のロンドン市場がオープンする頃から値動きが活発になる。
なお、欧州と日本の金融政策に敏感に反応する事が特徴だ。また、欧州の経済指標にも反応して大きな値動きになる事も多い。
ユーロ/円も比較的取引コストが低いため、おすすめできる通貨ペアと言える。
世界一の取引量を誇る「ユーロ/米ドル」
ユーロ/米ドルは世界で最も取引量の多い通貨ペアだ。
流動性が高いためスプレッドが低く、値動きの安定性が高い事が特徴だ。米ドル/円やユーロ/円と同様にテクニカル分析が機能しやすいため、初心者の方も扱いやすいだろう。
なお、ユーロ/米ドルは欧米の政策金利や経済指標の発表に強く反応する。例えば、欧州中央銀行(ECB)と米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策の違いが、この通貨ペアの長期的なトレンドを形成する事がある。
ユーロ/米ドルはテクニカル分析はもちろん、世界経済を学ぶ上でもおすすめできる通貨ペアだ。
日本で取引量が多い「英ポンド/円」
英ポンド/円は米ドル/円、ユーロ/円に次いで日本で取引量の多い通貨ペアで、値動きの大きさが特徴だ。
英ポンドが含まれる通貨ペアはボラティリティが高いため、初心者でもこれまでに紹介した3つの通貨ペアで少し経験を積んでから取引した方が良い。
なお、英国の金融政策や政治情勢、経済指標などに強く反応する。近年ではブレグジット(英国のEU離脱)関連のニュースが相場に大きな影響を与えていた。
ボラティリティが高い特性上、リスク管理を徹底しなければならない。ただし値動きの特性を掴めれば、最も利益を上げやすい通貨ペアと言える。
中国経済の影響を受けやすい「豪ドル/円」
豪ドル/円はオーストラリアドルと日本円の通貨ペアで「オージー円」とも呼ばれる。オーストラリアは先進国でありながら、資源国としての側面も持っている。
なお、貿易において中国との結び付きが強いため、中国経済の影響を受けやすい。オーストラリアだけでなく、中国の経済状況などの情報も収集しておくべきだ。
豪ドル/円の値動きは安定しており初心者にとっても扱いやすいが、他のクロス円(円が絡む通貨ペア)と違った動きをすることも多い。まずは米ドル/円やユーロ/円、ユーロ/米ドルなどの通貨ペアを経験した上で、豪ドル/円の取引に臨む方が良いだろう。
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メジャー通貨での取引におすすめのFX会社4選

これからFXを始めようと考えている初心者の方でも扱いやすい、メジャー通貨のスプレッドが狭いFX会社を4社紹介する。
まずはそれぞれの概要や、先ほど挙げたおすすめ通貨ペアのスプレッドを表にまとめたので参考にしてほしい。
FX会社 | 取引単位 | 最大レバレッジ | 通貨ペア | 取引手数料 | 米ドル/円スプレッド | ユーロ/円スプレッド | ユーロ/米ドルスプレッド | 英ポンド/円スプレッド | 豪ドル/円スプレッド | 口座開設 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
「パートナーズFX nano」 | マネーパートナーズ100通貨 | 25倍 | 21通貨ペア | 無料 | 0.00 | 0.00 | 0.10 | 0.00 | 0.00 | 最短1時間 |
公式サイトで詳細を見る | SBI FXトレード1通貨 | 25倍 | 34通貨ペア | 無料 | 0.18 | 0.38 | 0.30 | 0.88 | 0.48 | 申込完了から最短1分 |
「LIGHT FX」 | トレイダーズ証券1,000通貨 | 25倍 | 46通貨ペア(LIGHTペア含む) | 無料 | 0.18 | 0.38 | 0.28 | 0.88 | 0.48 | 最短翌日 |
「FXネオ」 公式サイトで詳細を見る | GMOクリック証券1,000通貨 | 25倍 | 20通貨ペア | 無料 | 0.20 | 0.40 | 0.30 | 0.90 | 0.50 | 最短当日 |
出典:マネーパートナーズ「スプレッド」
出典:SBI FXトレード「SBI FXTRADE 取引ルール」
出典:SBI FXトレード「為替レート」
出典:SBI FXトレード「業界トップクラスの取扱通貨ペア」
出典:SBI証券「FX口座の開設」
出典:LIGHT FX「サービス概要」
出典:LIGHT FX「スプレッドについて」
出典:LIGHT FX「口座開設方法」
出典:GMOクリック証券「取引ルール(個人のお客様)」
出典:GMOクリック証券「スプレッド・取引手数料」
出典:GMOクリック証券「口座開設 個人のお客様」
出典:GMOクリック証券「取引ルール」
それでは、それぞれのFX会社の特徴を見ていこう。
スプレッドが原則固定で0円の「マネーパートナーズ・パートナーズFX nano」

マネーパートナーズのパートナーズFX nanoは、脅威のスプレッド水準が特徴のFX口座だ。以下の通貨ペアは、1万通貨までの取引であればスプレッドが原則固定で0円となる。
- 米ドル/円(USDJPY)
- ユーロ/円(EURJPY)
- ポンド/円(GBPJPY)
- 豪ドル/円(AUDJPY)
- メキシコペソ/円(MXNJPY)
今回おすすめした通貨ペアが4つ入っている他、ユーロ/米ドルもスプレッドが0.1と狭いため、ほぼコストをかけずに取引が可能だ。
また100通貨からの取引が可能なため、約700円の証拠金があればトレードを始められる。パートナーズFX nanoはとにかく低コストで取引を始められるため、全ての初心者の方におすすめできるFX口座だ。
スプレッドが狭く少額取引が可能な「SBI FXトレード」

SBI FXトレードはパートナーズFX nanoを除くとメジャー通貨のスプレッドがトップクラスに狭いFX口座だ。
また、1通貨からの取引が可能なため、100円あれば十分に取引できる。多くのFX会社は1,000通貨や1万通貨が多く、初期投資で数千円〜数万円は必要だ。
他にも、スワップポイントの水準の高さや取引通貨ペアの多さから、幅広い取引が可能で扱いやすい。
SBI FXトレードは、少額資金でFX取引を始めたい初心者の方におすすめのFX口座だ。
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スプレッドの狭さとスワップポイントの高さが強みの「トレイダーズ証券・LIGHT FX」

トレイダーズ証券のLIGHT FXは、メジャー通貨のスプレッドの狭さやスワップポイントの高さが特徴のFX口座だ。
また、取り扱っている通貨ペアが多いため、今後取引の幅を広げていきたい方におすすめだ。スプレッドが狭いので、初心者の方でも低コストで取引できる。
スワップポイントを狙った取引も考えている場合は、LIGHT FXの口座を開設しておくべきだ。
総合力が高く扱いやすい「GMOクリック証券・FXネオ」

GMOクリック証券のFXネオは、スプレッドの狭さや取引ツールの使いやすさなど、総合力が高いFX口座だ。
ネームバリューもあるので信頼性が高く、初心者にもおすすめできる。
取引単位は1,000通貨からだが、7,000円程度の資金があれば取引が可能だ。
今後FX取引を本格的に始めようとしている方は、FXネオが良い選択肢の1つとなるだろう。
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FX初心者におすすめなのは取引量の多いメジャー通貨!

スプレッドや取引量の多さ、値動きの特性が異なるため、FX取引において通貨ペア選びは重要だ。以下の内容を重視して、取引する通貨ペアを選ぶと良い。
- 取引量の多さや取引金額の大きさ
- 変動率(ボラティリティ)
- スプレッドの狭さ
- 情報収集のしやすさ
なお、初心者におすすめの通貨ペアは以下の通りだ。
- 米ドル/円(USDJPY)
- ユーロ/円(EURJPY)
- ユーロ/米ドル(EURUSD)
- 英ポンド/円(GBPJPY)
- 豪ドル/円(AUDJPY)
メジャー通貨は流動性が高く情報収集もしやすいため、分析がしやすい。なお、英ポンド/円はボラティリティが高く、豪ドル/円は特殊な値動きをする場合があるため、他3つの通貨ペアに慣れてからにした方が良い。
これらの通貨ペアで取引する際におすすめのFX会社は、以下の通りだ。
- マネーパートナーズ「パートナーズFX nano」
- SBI FXトレード
- トレイダーズ証券「LIGHT FX」
- GMOクリック証券「FXネオ」
FX取引は適切な通貨ペアを選ぶ事で分析や情報収集がしやすくなる。また、値動きが穏やかな通貨ペアを選べば大きな損失を回避できる可能性が高まる。
これからFXを始めようと考えている初心者の方は、これを機に紹介したFX口座を開設してみてはどうだろうか。
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