- トライオートFXのスプレッドが知りたい
- トライオートFXの取引コストの計算方法が知りたい
- トライオートFXのスワップポイントが知りたい
トライオートFXは成果を上げているプログラムや人気ブロガーのプログラムを選ぶだけで、気軽に自動売買できるのが魅力だ。
自動売買に注力しているトライオートFXに興味、関心がある人は多いだろう。
しかし「自動売買は取引コストが高いのではないか?」「スワップポイントによる利益はどれくらいなの?」と疑問に思い、なかなか踏み出せない人もいるのではないだろうか。
そこで本記事では、トライオートFXで実際に取引した際の手数料やスワップポイントによる利益の計算方法を詳しく解説する。
本記事を最後まで読むことで、トライオートFXではどれくらいの取引コストがかかり、どれくらいの利益を受け取れるか自分で計算できるようになるだろう。
また、レバレッジ取引のメリットや注意点にも触れる。トライオートFXでの取引を検討している人はぜひ参考にしてほしい。
トライオートFXのスプレッド・取引手数料
トライオートFXは口座開設費、管理費、売買手数料、入出金手数料、ロスカット手数料が無料のFX会社だ。2024年8月31日までは、トライオートFXの自動売買には手数料が必要だった。
しかし2024年9月1日より自動売買の手数料は廃止され、マニュアル注文同様、手数料無料で利用できるようになった。
自動売買の手数料を無料にしているFX会社はトライオートFX以外にもあるが、有料のFX会社も複数あるのが現状だ。
そのため、トライオートFXの取引における手数料とは、主にスプレッドを指している。
スプレッドとは、売買するときの差額のことだ。例えば売値が100.356円、買値が100.238円の場合、0.118円の差額が生じる。
この差額が「スプレッド」と呼ばれ、スプレッドが狭い方が取引コストが安いことを意味している。
スプレッドはどのFX会社で取引しても、必ず必要になるコストだ。そのため、スプレッドにおける比較すべきポイントは、スプレッドの幅である。
取引コストをできる限り抑えたいと考えている人は、売買手数料や口座開設費、その他の手数料ももちろんチェックすべきだが、スプレッドの幅にも注視するといいだろう。
トライオートFXのスプレッドはどのくらい?
取引コストに関わるスプレッド。トライオートFXのスプレッドは原則固定だ。ここからはトライオートFXのスプレッドについて下記の流れに沿って解説する。
- トライオートFXのスプレッドと業界平均の比較
- スプレッドから見るおすすめの通貨ペア
- スプレッドの計算方法
1つずつ解説するので参考にしてほしい。
トライオートFXのスプレッドと業界平均の比較
トライオートFXで取引できる通貨ペアは20種類だ。多いとは言えないが、自動売買に対応していないFX会社にも引けをとらないスプレッドの狭さである。
まずはトライオートFXのスプレッドを確認し、業界平均との比較を行おう。トライオートFXすべての通貨ペアのスプレッドは下記のとおりだ。
通貨ペア | 100万通貨超300万通貨以下 | 300万通貨超500万通貨以下 | 500万通貨超 |
---|---|---|---|
米ドル/円 | 0.3銭 | 0.9銭 | 3.0銭 |
英ポンド/円 | 1.0銭 | 3.0銭 | 10.0銭 |
カナダドル/円 | 1.9銭 | 5.7銭 | 19.0銭 |
南アランド/円 | 1.8銭 | 5.4銭 | 18.0銭 |
トルコリラ/円 | 1.5銭 | 4.5銭 | 15.0銭 |
豪ドル/米ドル | 1.4pips | 4.2pips | 14.0pips |
英ポンド/米ドル | 1.4pips | 4.2pips | 14.0pips |
米ドル/カナダドル | 3.8pips | 11.4pips | 38.0pips |
ユーロ/米ドル | 0.3pips | 0.9pips | 3.0pips |
ユーロ/ポーランドロチ | 26.0pips | 78.0pips | 260.0pips |
ユーロ/円 | 0.5銭 | 1.5銭 | 5.0銭 |
豪ドル/円 | 0.6銭 | 1.8銭 | 6.0銭 |
スイスフラン/円 | 2.0銭 | 6.0銭 | 20.0銭 |
NZドル/円 | 1.7銭 | 5.1銭 | 17.0銭 |
メキシコペソ/円 | 0.5銭 | 1.5銭 | 5.0銭 |
ユーロ/豪ドル | 2.0pips | 6.0pips | 20.0pips |
NZドル/米ドル | 2.0pips | 6.0pips | 20.0pips |
米ドル/スイスフラン | 2.0pips | 6.0pips | 20.0pips |
ユーロ/英ポンド | 1.9pips | 5.7pips | 19.0pips |
豪ドル/NZドル | 3.5pips | 10.5pips | 35.0pips |
トライオートFXのみのスプレッドを見ても、狭いのか広いのか判断しにくいだろう。
そこで下記の表で、他のFX会社とのスプレッドの比較を行う。それぞれの代表的な通貨ペアのスプレッドは下記のとおりだ。
通貨ペア | トライオートFX | 外為オンラインFX | FXネオ | auカブコムFX | ループ・イフダン口座 | 楽天証券 |
---|---|---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 0.3銭 | 1.0〜5.0銭 | 0.2銭 | 0.2〜3.0銭 | 2.0銭 | 0.2銭 |
英ポンド/円 | 1.0銭 | 1.0銭 | 0.9銭 | 1.0銭 | 5.0銭 | 0.9銭 |
南アランド/円 | 1.8銭 | 15.0銭 | 0.9銭 | 3.0銭 | 7.9銭 | ー |
トルコリラ/円 | 1.5銭 | 6.0銭 | 1.7銭 | ー | ー | 6.8銭 |
ユーロ/円 | 0.5銭 | 2.0〜6.0銭 | 0.4銭 | 0.5銭 | 3.0銭 | 0.5銭 |
豪ドル/円 | 0.6銭 | 3.0銭 | 0.5銭 | 0.6銭 | 4.0銭 | 0.6銭 |
NZドル/円 | 1.7銭 | 6.0銭 | 0.7銭 | 2.2銭 | 7.0銭 | 1.2銭 |
メキシコペソ/円 | 0.5銭 | 1.0銭 | 0.2銭 | 0.3銭 | ー | 0.2銭 |
他のFX会社と比較すると、トライオートFXのスプレッドは業界平均、もしくは業界の中で狭い方だと言えるだろう。
また、原則固定されているのも安心して取引できるポイントだ。スプレッドが変動する要因については後述するのでぜひ注目してほしい。
スプレッドから見るおすすめの通貨ペア
「どの通貨ペアで取引しよう?」と迷っている人もいるだろう。20種類ある通貨ペアのうち、どの通貨ペアを選ぶべきなのだろうか。
ここからは、スプレッドから見るトライオートFXのおすすめの通貨ペアを紹介する。
米ドル/円
米ドルは世界ナンバーワンの知名度・流通量を誇る通貨だ。流動性が高くもっとも多く取引されているため、初心者から上級者までおすすめである。
また、アメリカの経済状況や政治情勢は日本でよく取り上げられるため、日本に住んでいても情報収集しやすいのが利点だ。
トライオートFXの「米ドル/円」のスプレッドは0.3銭。上記の表でもわかるとおり、業界最狭水準である。
取引コストを抑えながら運用でき、かつ安定している「米ドル/円」は、もっともメジャーな通貨ペアであるためおすすめだ。
豪ドル/NZドル
2つ目のおすすめの通貨ペアは「豪ドル/NZドル」である。
オーストラリアとニュージーランドは貿易が盛んに行われており、経済状況が酷似しているためレンジを形成しやすいのがポイントだ。
レンジ相場が安定しているため、外貨同士の通貨ペアで初めて取引する初心者にもおすすめしたい通貨ペアである。
トルコリラ/円
3つ目のおすすめ通貨ペアは「トルコリラ/円」だ。
トルコリラの魅力は金利の高さ。高金利通貨であるため「大きな利益を狙いたい」といった積極的に運用したい投資家に向いている。
上記のスプレッドで紹介したとおり、トライオートFXは「トルコリラ/円」のスプレッドが他のFX会社と比べて狭いのが特徴だ。
値動きが激しいことを十分理解し、リスク許容度の範囲内で取引するといいだろう。
スプレッドの計算方法
スプレッドを公表しているFX会社は多数あるため、どの通貨ペアがどれくらいのスプレッドなのかを簡単に調べることが可能だ。
しかし「◯銭」と言われても、取引をスタートさせてからどれくらいコストがかかるか「結局のところ理解できない」という人も多いだろう。
スプレッドの計算式を覚えることで、簡単に実際のコストを求めることが可能だ。
ここからは、円を含む通貨ペア(クロス円通貨ペア)
と「米ドル/ユーロ」「豪ドル/NZドル」のように円を含まない外貨同士の通貨ペアの計算式を紹介する。
クロス円通貨ペアの計算方法
「米ドル/円」「英ポンド/円」のように、円を含む通貨ペアでの取引を考えている人は多いだろう。クロス円通貨ペアの計算方法は下記のとおりだ。
複雑な式ではなく、このようにシンプルな計算式で実際のコストを求めることが可能だ。
例えば、トライオートFXのように米ドル/円のスプレッドが0.3銭で1万通貨取引する場合は、下記のとおりになる。
つまり、スプレッド0.3銭で1万通貨取引をした場合のコストは「30円」ということになる。
外貨同士の計算方法
「米ドル/ユーロ」「豪ドル/米ドル」のように、円を含まず外貨同士の通貨ペアでの取引を考えている人もいるだろう。
外貨同士の場合、スプレッドの単位が「銭」でなく「pips」になることをまず理解しよう。
外貨同士のコストを計算する際は、最終的には日本円に換算して求めることになる。計算式は、クロス円通貨ペアと同様「スプレッド×取引量」だ。
例えばトライオートFXの「米ドル/スイスフラン:2.0pips」で1万通貨取引する際の計算式は、下記のとおりになる。
為替レートが1ドル=130円だったとすると、実際に必要なコストは「260円」ということになる。
このように実際にかかる取引コストは、計算式を覚えておくことで簡単に求めることが可能だ。必ず取引コストを確認してから買付をしよう。
トライオートFXのスプレッドはいつ変動する?注意するべきタイミングとは
冒頭にて「トライオートFXのスプレッドは原則固定である」と解説した。固定されていることによって、安心して取引できるのが利点である。
しかし原則であるため「変動することがある」ということをぜひ頭に入れておいてほしい。
ここからは、スプレッドの主な変動要因や変動が見られる時間帯とその値動きの特徴を解説する。
また、予期せぬスプレッドの変動があった際の対策も紹介するのでぜひ参考にしてほしい。
スプレッドの主な変動要因
トライオートFXのスプレッドは原則固定であるが、下記のような要因でスプレッドが変動する場合もあるので注意しよう。
- 経済指標の発表前後
- 重大な報道、災害、事件
- 流動性の低下
1つずつ解説するのでぜひ参考にしてほしい。
経済指標の発表前後
まず注意すべきなのは、経済指標の発表時だ。経済指標の発表とは、各国の政府や中央省庁などが行う経済に関する発表である。
この経済指数の発表は、FXや為替相場に大きく影響する可能性が高いため必ず抑えておこう。
直近であれば、10月29日に日本が発表した完全失業率、有効求人率、11月1日にアメリカが発表したISM製造業景気指数などが重大な発表に分類されるだろう。
経済指標の発表前後は相場で大きな変動が起こりやすいため、スプレッドの拡大にも注視すべきだ。
「経済指標カレンダー」では、各国の経済指標の発表スケジュールを確認することができるので、調べてみてほしい。
重大な報道、災害、事件
重大な事件や大規模な災害も相場で大きな変動が起こりやすいので注意しよう。例えばアメリカ同時多発テロやリーマンショック、コロナショックなどである。
経済状況の悪化、株価の暴落、また投資家の心理面において大きく影響し、ほとんどのFX会社がスプレッドを拡大した。
このような災害や事件は予測がつけられず、また見通しも立てにくいため難しい選択を迫られることもあるだろう。
上述した経済指標の発表のように事前に確認することができないため、ニュースをこまめにチェックし普段から情報収集することを心がけよう。
流動性の低下
流動性の低下時にも注意が必要だ。流動性が低い市場では売買注文の動きが少なく、取引が成立しにくいことや、価格が大きく変動することが考えられる。
流動性が低くなりやすい時間帯については下記で詳しく解説するのでぜひチェックしてほしい。
特に大きな変動が見られる時間帯とその値動きの特徴
大きな変動が見られる時間帯は、日本時間の朝7時頃(夏時間は朝6時頃)だ。
この時間帯はニューヨーク市場の取引時間終了であるため、市場参加者が少なくなり流動性が低くなるのが特徴である。
また、休日や年末年始などは時間帯問わず価格が変動しやすいため、取引する際は注意しよう。大きな変動が見られる時間帯の値動きには、下記のような特徴がある。
- 売るタイミングがなく保有し続けることになる
- 望まぬ価格で取引しなければならないこともある
したがって、大きな変動が見られる時間帯での取引には注意が必要だ。
予期しないスプレッド変動時の対策
「原則固定」という言葉に安心せず、取引をする際は必ずスプレッドを確認しよう。
また、スプレッドが変動したとしても、損失が自分の許容範囲を超えないように注意すべきだ。
初心者の対策としては、上記で紹介したようなスプレッドが変動しやすい時間帯や時期をできるだけ避けて取引することをおすすめする。
経済指標カレンダーをこまめにチェックしたり、ニュースや新聞からの情報を逃さないよう注意しよう。
トライオートFXのスワップポイントはいつ・どのくらいもらえる?
ここまでは、取引する上で実質的なコストになるスプレッドについて解説を行った。
ここからは投資家の利益になる「スワップポイント」について詳しく解説する。
スワップポイントとは2ヶ国の通貨間の金利差のことで、保有しているだけで毎日受け取ることができる利益だ。
「FXでできるだけ利益を得たい」と思うのであれば、スワップポイントを必ず理解しておこう。
スワップポイントが反映・出金できるタイミングやスワップポイントの計算式、注意点を解説する。ぜひ参考にしてほしい。
スワップポイントが反映されるタイミングと出金できるタイミング
投資家の利益となるスワップポイント。「いつ反映されるの?」「いつ出金できるの?」と気になる人も多いだろう。
トライオートFXのスワップポイントは、下記の時間帯に発生する。
- 通常時間
- 火曜日〜金曜日
- 午前6時40分
- 土曜日
- 午前6時
- 火曜日〜金曜日
- 米国サマータイム期間
- 火曜日〜金曜日
- 午前5時40分
- 土曜日
- 午前5時
- 火曜日〜金曜日
上記の取引終了後に、まず「未実現スワップ」として反映される。未実現スワップとは利益として確定されていないため、出金することができないのが一般的だ。
しかしトライオートFXでは、スワップ振替の機能を利用することで、ポジションを決済する前に出金することが可能である。
「早く現金化したい」「スワップポイントを証拠金に利用したい」という人にとって大きな魅力だ。
反映されるのは、通常であれば1日分のスワップポイントだ。
しかし、曜日や取引するタイミングによってはまとめて反映されることもあるので、混乱を防ぐために必ず理解しておこう。
トライオートFXでは月曜日と火曜日における取引でのスワップポイントの反映が、2営業日後である水曜日と木曜日になる。
また、土日や祝日、各金融機関の休業日などによってスワップポイントが反映されるタイミングがズレることを念頭においてほしい。
「なぜ今日はいつもより多く付与されてるの?」「今日の分のスワップポイントが反映されていないのはどうして?」と慌てないように注意しよう。
スワップポイントの計算式と具体的な計算例
「スワップポイントとは一体どれくらいもらえるものなの?」と気になる人は多いはずだ。
これから取引をするのであれば、スワップポイントの計算式を覚えておくといいだろう。
トライオートFXのスワップポイントは、下記の方法で求めることができる。
例えば米ドル/円、スワップレート2.5%、円評価レート110円の場合、1日に受け取るスワップポイント は下記のとおりになる。
1万通貨、5万通貨、10万通貨それぞれのスワップポイントを確認しよう。
- 10,000通貨×2.5%÷365日×110円=75円
- 50,000通貨×2.5%÷365日×110円=376円
- 100,000通貨×2.5%÷365日×110円=753円
10万通貨で取引をした場合、30日で2,2590円、365日でなんと274,845円のスワップポイントが受け取れる計算だ。
続いてスワップレート3.0%、円評価レート120円の場合のスワップポイントを下記で確認しよう。
- 10,000通貨×3.0%÷365日×120円=98円
- 50,000通貨3.0%÷365日×120円=493円
- 100,000通貨×3.0%÷365日×120円=986円
10万通貨で取引をした場合、30日で29,580円、365日でなんと359,890円のスワップポイントが受け取れる計算だ。
スワップポイントは日々変動するため、このような単純計算はできない。あくまでも目安としてほしい。
しかし翌日までポジションを持ち越すだけで、これだけのスワップポイントが受け取れるのは大きな魅力だ。
出金して自分へのご褒美に使うのも良し、証拠金として利用し、資産運用に回すのも良し。貯まったスワップポイントを有効に使おう。
このように、スワップポイントは自分で簡単に求めることが可能だ。計算式を覚えて購入するときの参考にしよう。
スワップポイントに関する注意点
FXは売買差益だけが利益になるわけではないことがわかっただろう。
スワップポイントはポジションを持ち越すだけで発生するため、コツコツと利益を積み重ねていきたい人にとって大きな魅力である。
一方で注意点もあるので必ず理解しておいてほしい。スワップポイントに関する注意点は下記のとおりだ。
- マイナススワップに要注意
- スワップポイントは課税対象
- スワップポイントの変動
- 低レバレッジから始める
マイナススワップに要注意
スワップポイントは投資家が受け取ることのできる利益だが、支払いが発生するマイナススワップもあるため注意してほしい。
高金利である通貨を売り、低金利である通貨を買うことで支払いが発生する。
例えば米ドル/円の場合、金利が高い米ドルを買い、日本円を買うと支払いが発生する仕組みだ。
長期で保有し続けるほど損失が大きくなるので注意してほしい。
反対に低金利の日本円を売り、高金利の米ドルを買うとプラスに転じ、スワップポイントを受け取ることができる。
スワップポイントは課税対象
スワップポイントは「雑所得」として課税対象になることを念頭に置いておこう。個人の場合は決済を行い、スワップポイントを受け取った時点で課税対象となる。
課税税率は20%(所得税15%、住民税5%)だ。為替差益とともに必ず申告しよう。
一方マイナススワップで損失が出てしまった場合は、為替差益から損失分を差し引いて申告することが可能だ。
それでも仮に損失が残ってしまった場合は、翌年3年間繰越すことができる。
例えば為替差益25万円、損失分が30万円だった場合、25万円-30万円=-5万円となり、その年に確定申告は不要となる。
残った5万円分のマイナスを翌年の利益から差し引くことが可能だ。
スワップポイントの変動に注意
上記でスプレッドの変動について解説したが、スワップポイントはスプレッドよりも頻繁に変動することを念頭に置いておこう。
金利差によってスワップポイントが決定するため「高スワップが魅力で購入したのにすぐに下がり損してしまった」ということも十分考えられる。
低レバレッジから始める
レバレッジの倍率にも注意しよう。レバレッジをかけることで、手元の資金より大きな取引をし利益が狙えるのが魅力だ。
しかし為替レートの変動によって追加で証拠金が必要になったり、強制決済(ロストカット)になったりする可能性が高くなる。
スワップポイントで利益を得たいのであれば、レバレッジをかける際は慎重に検討するといいだろう。
とは言え、トライオートFXではレバレッジは25倍と決まっており、倍率を選択することができないのが特徴だ。
証拠金を多く入金することで実質レバレッジを下げることが可能なため、取引する際にはぜひ意識してほしい。
特に初心者の場合は低レバレッジから始め、取引の流れを十分に理解してから挑戦しよう。
トライオートFXのスワップポイントの確認方法
トライオートFXのスワップポイントは、アプリやPCから簡単に確認することが可能だ。それぞれの確認方法は下記のとおりである。
アプリ | メニュー>お客様サポート>FX>FXスワップポイント |
---|---|
PC | メニュー>お客様サポート>FXスワップポイント |
アプリ・PCともに全通貨ペアのスワップカレンダーを確認することができる。
手軽に確認しやすいのが嬉しいポイントだ。取引する際はもちろん、保有中もこまめにチェックするといいだろう。
トライオートFXの最低取引単位は1,000通貨で数千円から取引できる!
「トライオートFXは実際いくらあれば取引できるの?」「具体的な金額が知りたい」という人も多いだろう。
FXを始める上で必要な資金の目安は誰しもが把握しておきたいポイントだ。
そこでここからは、トライオートFXの最小単位がいくつで、具体的にどれくらいの資金が必要なのか、主な通貨ペアの最低取引金額はいくらなのかを詳しく解説する。
また、トライオートFXの入金方法も紹介するのでぜひ参考にしてほしい。
トライオートFXの最低取引単位は1,000通貨
トライオートFXの最低取引単位は1,000通貨である。
最低取引単位を1,000通貨に設定しているFX会社は多く、レバレッジをかけることで数千円という資金があれば取引が可能だ。
ただし、南アフリカランド/円は例外で、最低取引単位は1万通貨となるので注意しよう。具体的な金額は下記の章で確認してほしい。
トライオートFXの全通貨ペアの最低取引金額の一覧
トライオートFXの必要資金は下記の計算式で求めることが可能だ。
- 現在の為替レート×取引数量×証拠金率
- 現在の為替レート×取引数量÷レバレッジ
トライオートFXの通貨ペア20種類の最低取引金額を求めたので、下記の表で確認しよう。
ただし、為替レートは1日の中でも常に変動しているためあくまでも参考にしてほしい。
通貨ペア | 1,000通貨の取引金額 | 最低取引金額 |
---|---|---|
米ドル/円 | 151,650円 | 6,066円 |
ユーロ/円 | 164,920円 | 6,596円 |
英ポンド/円 | 194,240円 | 7,769円 |
スイスフラン/円 | 175,670円 | 7,026円 |
豪ドル/円 | 98,790円 | 3,951円 |
NZドル/円 | 89,600円 | 3,584円 |
カナダドル/円 | 109,268円 | 4,370円 |
南アランド/円(1万通貨) | 86,260円 | 3,450円 |
トルコリラ/円 | 4,435円 | 177円 |
豪ドル/米ドル | 657円 | 26円 |
英ポンド/米ドル | 1,289円 | 51円 |
米ドル/カナダドル | 1,392円 | 55円 |
ユーロ/米ドル | 1,087円 | 43円 |
ユーロ/ポーランドロチ | 4,352円 | 174円 |
メキシコペソ/円 | 7,586円 | 303円 |
ユーロ/豪ドル | 1,653円 | 66円 |
NZドル/米ドル | 596円 | 23円 |
米ドル/スイスフラン | 863円 | 34円 |
ユーロ/英ポンド | 843円 | 33円 |
豪ドル/NZドル | 1,101円 | 44円 |
右の取引金額は、1,000通貨(南アフリカランド/円は1万通貨)、レバレッジ25倍をかけたものだ。
このようにレバレッジをかけることで、高くても数千円といった金額で取引することが可能だ。
また、為替レートの低い通貨ペアを選ぶことで数十円単位で取引することができる。
トライオートFXは「◯◯円以上」といった最低入金額が決められていないため、どの通貨ペアでどれくらい取引するかを自分で決められるのが特徴だ。
「少ない資金で始めたい」「メジャーな通貨で取引したい」など人それぞれ希望は異なるが、上記の取引金額を参考にして選んでほしい。
トライオートFXの入金方法
取引をする前に、トライオートFXの入金方法を理解していこう。トライオートFX入金方法は下記の3つだ。
- 即時入金サービス
- お振込入金
- 他サービスからの資金振替
1つずつ紹介するのでぜひ参考にしてほしい。
即時入金サービス
取引画面、Myページから入金できる方法だ。「メニュー」>「入手金」を選択し、入金額を入力するだけで即時に入金することができる。
即時入金サービスを利用するためには、事前にインヴァスト証券提携先のインターネットバンキングで口座開設をする必要がある。
即時入金サービスは手数料がかからず、どこからでも入金できるのでもっともおすすめの入金方法だ。
お振込入金
ATMや金融機関を利用して入金するのが「お振込入金」だ。振込先の口座は下記の流れに沿ってMyページから確認しよう。
お振込入金を利用する際は、振込手数料を負担する必要があるので注意しよう。
また、下記の時間帯はメンテナンスのため、反映するまでに時間がかかることに注意が必要だ。
- 毎日2時〜4時
- 日曜日19時〜月曜日8時
振込をする際は、口座名義と同一の氏名でなければならない。名義が間違っていたり、家族名義で振り込んだりした場合は入金扱いにならないので合わせて注意しよう。
他サービスからの資金振替
資金振替は各サービスの取引口座間で行う入金方法だ。Myページから手続きをすることができる。
Myページにログインし「入出金」>「振替」を選択後、振替出金元取引口座・振替入金先取引口座・振替金額を入力しよう。
確認画面に移り「実行」をタップすれば完了だ。反映するタイミングは、原則即時である。
メンテナンス時間は利用できないので注意しよう。資金振替の振込手数料は無料である。
トライオートFXでいくらから取引する?運用額の決め方とは
トライオートFXで取引を始める際、運用額をいくらにすればよいか悩む人は多い。
「多い方がいいのだろうか?」「少額でもできるのだろうか?」とさまざまな疑問があるだろう。
そこでここからは、トライオートFXでの最適な取引金額の決め方と、少額取引・高額取引それぞれのメリットと注意点を解説する。取引の際の参考にしてほしい。
最適な取引金額の決め方
トライオートFXでは、南アフリカランド/円以外の通貨ペアを1,000通貨から取引することが可能だ。
上述したとおり、レバレッジをかければ数十円〜数千円という少額取引もできる。
しかし最適な取引金額は人によって異なるため、自分に合った取引金額の決め方を知っておくことが大事だ。
具体的には下記のポイントに沿って取引金額を決めるといいだろう。
- 自分のリスク許容度を知る
- 運用目的や運用期間に沿って決める
順番に解説する。
自分のリスク許容度を知る
FX取引は、どんなに安全性の高い運用をしたり少額で取引をしたりしても、リスクを負う可能性はゼロではない。
まずこのことを肝に銘じよう。そのため、自分がどれくらいのリスクであれば対応できるかを把握しておくことが大事だ。
例えば余剰資金が少ない人や子どもの教育費・住宅購入などで大きな出費を控えている人などは、リスク許容度が低いと言えるだろう。
レバレッジを低くして損失を抑える、1万円以内の少額取引から始め慎重に取引するなどの工夫が必要だ。
反対に、余剰資金が十分にあり大きな出費もないリスク許容度が高い人は、取引金額をあまりにも低くすると思ったような運用ができないだろう。
取引金額を決める際は、自分のリスク許容度を知り、許容範囲内で取引金額を決めることが重要だ。
運用目的や運用期間に沿って決める
自分の運用目的や運用期間に沿って決めるのも1つの方法だ。
例えば運用目的=住宅購入の頭金500万円、運用期間=5年間だった場合、年間100万円の利益を狙える運用をする必要がある。
この場合、数千円の少額取引では叶わない可能性が高いだろう。上記で解説したリスク許容度を踏まえた上で、自分の運用目的や運用期間に沿った取引金額を決めることが大事である。
少額取引のメリット・注意点
「なるべく少額から取引を始めたい」と思っている人は多いだろう。運用する前に、少額取引する際のメリットと注意点を理解しておこう。
メリット | ・手元に資金がなくても取引ができる 分散投資しやすい プレッシャーが少ない 損失を抑えられる 取引経験を増やせる |
---|---|
注意点 | 大きな利益は狙いにくい 安易に取引してしまう |
【メリット1】手元に資金がなくても取引ができる
少額取引の1つ目のメリットは、手元に資金がなくても取引ができることだ。
数百万、数千万といった大きな資金がなくても挑戦できるのは、少額取引の最大のメリットと言えるだろう。
【メリット2】分散投資しやすい
少額取引の2つ目のメリットは、複数の銘柄を購入するハードルが下がるため、分散投資しやすいことだ。
投資の基本は分散投資。分散投資をすることでリスクを軽減することが可能だ。
【メリット3】プレッシャーが少ない
少額の資金で取引できるため、プレッシャーが少なく精神的な不安や負担を少なくできるのも少額取引のメリットと言えるだろう。
家計への負担を最小限に抑えられるため、ストレスを感じずに取引できるのが魅力だ。
【メリット4】損失を抑えられる
少額取引の4つ目のメリットは、損失を抑えられることだ。購入した通貨ペアの両国の為替レートやスプレッドが変動したとしても、損失を最大限に抑えることができる。
【メリット5】取引経験を増やせる
少額取引であれば、取引経験を増やしやすいのもメリットだ。
大きな金額の取引となると、何度も購入できる人は少ないだろう。少額であれば気軽に挑戦しやすく、取引経験を増やすことができるだろう。
【注意点1】大きな利益は狙いにくい
少額取引は損失を抑えられるといったメリットもあるが、大きな利益を狙いにくい点には注意が必要だ。
「積極的に利益を狙いたい」と思う人には、少額取引は向いていないと言えるだろう。
【注意点2】安易に取引してしまう
2つ目の注意点は、安易に取引してしまうことだ。例えば普段の買い物で「安いから買っておこう」となんとなく購入してしまった経験がある人は多いのではないだろうか。
仮に高額だったとしたら、購入前に慎重に検討するはずだ。FX取引においても、同じことが言えるだろう。「少額だから」と安易に取引しないように注意しよう。
高額取引のメリット・注意点
高額取引の主なメリットと注意点は下記のとおりだ。
メリット | 少額取引に比べて大きな利益を得られる可能性がある 分散投資しやすい 選択肢が広がる |
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注意点 | 損失を受けたときの金額が大きくなりやすい 精神的な負担が大きい |
【メリット1】少額取引に比べて大きな利益を得られる可能性がある
高額取引の1つ目のメリットは、大きな利益を得られる可能性が少額取引よりも高いことだ。
高額取引の方が注文数量が多いため、プラスになるときは大きな利益を得ることができる。
【メリット2】分散投資しやすい
資金に余裕があれば、リスク管理の一環としてさまざまな通貨ペアで取引をすることができる。少額取引とは異なる意味合いで、分散投資しやすいのが高額取引のメリットだ。
【メリット3】選択肢が広がる
FX取引に使える資金が豊富にあれば、取引先を選ぶ際の選択肢が広がるのが高額取引のメリットである。注文したい通貨ペアや数量を、資金を理由に諦めなくて済むだろう。
【注意点1】損失を受けたときの金額が大きくなりやすい
高額取引のもっとも注意すべき点は、損失を受けたときの金額が大きくなりやすいことだ。
少額取引に比べて利益・損失どちらも大きくなるので、慎重に取引することを強くおすすめする。
【注意点2】精神的な負担が大きい
金銭的な負担とともに、精神的な負担が大きいのも高額取引の注意点だ。損失が自分のリスク許容範囲を超えないように注意しよう。
トライオートFXのレバレッジは最大25倍
上述したとおり、トライオートFXのレバレッジは25倍だ。レバレッジをかけることで、手元にある資金の25倍の証拠金で取引をすることが可能である。
つまり、25分の1の資金があれば取引できるのだ。ここからは、日本のFXのレバレッジ倍率や他社とのレバレッジ倍率の比較、レバレッジの確認方法を解説する。
日本のFXのレバレッジ倍率
日本のFXのレバレッジは、最大で25倍である。かつては100倍といったレバレッジで取引ができたが、利用者保護の観点から現段階では25倍が最大だ。
金融庁の規則で決まっているため、25倍以上のレバレッジをかけることはできないことを念頭に置いておこう。
他社とのレバレッジ比較
ここからは、他社とのレバレッジ比較を行う。ぜひ参考にしてほしい。
FX会社名 | レバレッジ倍率 |
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トライオートFX | 25倍 |
みんなのFX | 25倍(ロシアルーブル/円:10倍) |
FXネオ | 25倍 |
SBI FXTRADE | ・約1倍〜約5倍・約1倍〜約10倍・約1倍〜25倍 |
MATSUI FX | 1倍・5倍・10倍・25倍 |
LION FX | 25倍(マイナー通貨ペアは約12.5倍) |
LIGHT FX | 25倍(ロシアルーブル/円:10倍) |
外貨ネクストネオ | 25倍 |
LINE FX | 25倍 |
楽天FX | ・レバレッジ1倍コース ・レバレッジ2倍コース ・レバレッジ5倍コース ・レバレッジ10倍コース ・レバレッジ25倍コース |
auカブコムFX | 25倍 |
DMM FX | 25倍 |
外貨ex | 1倍・10倍・25倍 |
このように、最大レバレッジを25倍に設定しているFX会社がほとんどだ。
また、コースで分られていたり、通貨ペアによってレバレッジが異なったりするFX会社もあるのでよく確認しよう。
レバレッジの確認方法
トライオートFXでは、アプリや取引画面などにレバレッジ倍率が表示されないのが特徴だ。
そのため、取引数量や証拠金を確認し、自分で計算しなければならない。レバレッジを求める計算方法は下記のとおりだ。
下記の条件のとおり例をあげてレバレッジ倍率を計算する。ぜひ参考にしてほしい。
- 米ドル/円=150円
- 取引10,000通貨
- 証拠金10万円
トライオートFXでレバレッジ取引をするメリット
トライオートFXでレバレッジ取引をするメリットは、手元の資金が少なくても大きな取引ができるところだ。
25倍であるため、例えば25万円の資金が必要だったとしても1万円で取引することができる。
資金に余裕がない人でも取引できるのは、レバレッジ取引のメリットと言えるだろう。
トライオートFXでレバレッジ取引をするときの注意点とは?損をしないためのポイント
「レバレッジをかければ高額な取引ができる」と嬉しく思っている人も多いだろう。
しかしレバレッジ取引には、損失が大きくなりやすいといったデメリットも存在する。
ここからは、トライオートFXでレバレッジ取引する際の注意点や損をしないポイントを解説していく。必ずチェックしてほしい。
資金に対しての損失が大きい
レバレッジ取引の最大の注意点は、資金に対しての損失が大きくなりやすいことだ。レバレッジをかけての取引は為替レートの微動でさえも影響し、大きな損失を負うこともある。
少ない資金で大きな運用ができるのは非常に魅力であるが、損失が大きくなることに十分な警戒が必要だ。
リスク許容度を超えないような取引をする、レバレッジが高くなりすぎないように調整するなどの工夫をしよう。
トライオートFXのレバレッジは25倍の固定だが、証拠金を多く入金することで、実質的なレバレッジを下げることが可能だ。
また、損失が大きくなりすぎないように、事前に損切りラインを決めておくのも一つの手だ。
実際に取引が始まり為替レートの変動が起きると、冷静な判断ができないことも考えられる。
取引前に損切りラインを決めておくことで、感情に流されず冷静な対処ができるだろう。
強制ロスカットになるリスクが高い
レバレッジ取引の注意点2つ目は、強制ロスカットになるリスクが高まることだ。
ロスカットとは自動決済を意味し、トライオートFXではロスカット判定で有効比率が100%以下になると自動決済される仕組みである。
150%以下、120%以下になった時点で登録しているメールアドレスに通知がくるので、こまめにチェックするといいだろう。
証拠金を多く入金しておくことで、強制ロスカットになる可能性を下げることが可能だ。FXは、余裕をもった入金や冷静な判断力が必要である。
トライオートFXの主な手数料はスプレッド。取引コストの低いトライオートFXで口座開設をしよう
トライオートFXの手数料やスワップポイント、レバレッジ取引について解説を行った。
トライオートFXは自動売買に注力している貴重なFX会社である。必要な手数料は主にスプレッドによるものだ。
他社と比較することで、トライオートFXのスプレッドは業界の中でも低い方であると判明した。
しかし経済指標発表前後や重大な事件・災害、流動性の低下によってスプレッドは拡大する点には注意が必要である。
また、利益となるスワップポイントも計算方法を詳しく解説したので、取引する際の参考にしてほしい。
レバレッジ取引は、少ない資金で大きな利益が狙える魅力的な仕組みだ。
一方で、損失が大きくなりやすい、強制ロスカットが起こりやすいといった注意点もある。
トライオートFXのレバレッジは25%で固定されているが、証拠金を多く入金してレバレッジの倍率を調整することが可能だ。
初めはレバレッジが低くなるように設定し、取引に十分慣れてから25倍に挑戦するといいだろう。
トライオートFXは、選ぶだけで簡単に自動売買できるのが魅力である。初心者でも挑戦しやすいトライオートFXで、ぜひ口座開設をしよう。