- GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドが知りたい
- GMOクリック証券(FXネオ)の取引コストの計算方法が知りたい
- GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントが知りたい
この記事では、GMOクリック証券のFXサービス「FXネオ」について解説する。
GMOクリック証券は、インターネット関連事業などを展開するGMOグループのなかで証券事業を担う企業だ。
この会社のFXネオは、FXでの年間取引高としてギネス世界記録に認定されるほど、多くのユーザーから利用されている。
それほどユーザーから利用されているということは、このFXサービスには多くのメリットがあるともいえるだろう。
だがこのFXサービスを利用するには、どのくらいの手数料(コスト)がかかるのかと気になる人も少なくはないだろう。
また安定的な利益を狙う人のなかには、スワップポイントの内容についても、関心をもつ人も多いはずだ。
これらの回答とともに、リスクを抑えながら利益を目指せるGMOクリック証券(FXネオ)の魅力を紹介する。
GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドと取引手数料
最初に、GMOクリック証券(FXネオ)でのコストにあたる手数料について説明する。
FX取引における手数料とは、主に「スプレッド」を指す。ここでは、そのスプレッドとは何かを解説する。
さらに、FXネオでの取引において、これ以外の手数料についても紹介する。
スプレッドとは
FX(Foreign Exchange)は「外国為替証拠金取引」ともいい、外国為替、つまり異なる通貨を交換する取引だ。
異なる通貨を交換する際には、同じタイミングで交換しても、「売るときの価格」と「買うときの価格」は別々に設定されている。
例えば海外旅行の際に通貨を両替するときに、売値と買値それぞれの値段が表示されていることを、銀行で見たことがある人もいるだろう。
FXではこの売値と買値の差を「スプレッド」と呼び、この差額がFX取引を仲介する会社の手数料になり、ユーザーにはコストにあたる。
この差額が小さいことを「スプレッドが狭い」、大きいことを「スプレッドが広い」という。
つまり、ユーザーにとって「狭い」ことは取引コストが低く、「広い」ことは取引コストが高いことを意味する。
GMOクリック証券(FXネオ)の手数料
GMOクリック証券(FXネオ)でもスプレッドは設定されているが、一方でFX取引にともなう以下の手数料は無料だ。
- 取引手数料
- 口座開設費用
- 口座維持費用
- 入金手数料(即時入金サービスを利用の場合)
- 出金数料
ただし、ロスカットにともなう手数料は発生する。
つまりFXネオでは、ロスカットが起こらないように注意しながら取引を行えば、スプレッド以外のコストはかからない。
- ロスカット:未決済の取引が、一定以上の損失になったときに、強制的に清算されること
GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドはどのくらい?
ここでは、GMOクリック証券(FXネオ)でのスプレッドについて、具体的に解説する。
FXは異なる通貨の組み合わせによって取引されるため、この組み合わせを「通貨ペア」と呼ぶ。
通貨ペアごとに設定されるスプレッドは異なるため、多くのFXサービス会社では、通貨ペアごとに一覧表で提示している。
またFXネオでは、1回の取引で200万通貨まで発注できるラージ銘柄を除き、スプレッドは原則固定だ。
ここではスプレッド表を見る方法を説明したうえで、FXネオと他のサービスとの違いを紹介する。
さらに、スプレッドの内容からみた「おすすめの通貨ペア」、およびスプレッドが与えるコストへの影響についても説明する。
スプレッド表を見る方法
スプレッドでは、米ドル/円のような日本円で決済される通貨ペアでは「銭」、日本円で決済されないものは「pips(ピップス)」という単位が用いられる。
1円=100銭であるため、「スプレッドが0.4銭」の場合は、売値と買値の価格差が0.4銭(0.004円)あることになる。
一方で通貨ペアによって1pipsの値は異なるが、ユーロ/米ドルなどの米ドルで決済される通貨ペアでは「1pips=0.0001米ドル」になる。
以上で述べた「銭」と「pips」の意味を踏まえたうえで、FXネオのスプレッド表をみていこう。
通貨ペア | スプレッド | |
---|---|---|
午前9時~翌午前3:00 | 左記以外の時間帯 | |
米ドル/円 | 0.2銭 | 3.8銭 |
ユーロ/円 | 0.4銭 | 5.9銭 |
英ポンド/円 | 0.9銭 | 9.9銭 |
豪ドル/円 | 0.5銭 | 5.8銭 |
NZドル/円 | 0.7銭 | 7.9銭 |
カナダドル/円 | 0.6銭 | 7.9銭 |
スイスフラン/円 | 0.8銭 | 10銭 |
トルコリラ/円 | 1.4銭 | 3.9銭 |
南アフリカランド/円 | 0.9銭 | 2.0銭 |
メキシコペソ/円 | 0.2銭 | 0.7銭 |
ユーロ/米ドル | 0.3pips | 3.8pips |
ポンド/米ドル | 1.0pips | 9.8pips |
豪ドル/米ドル | 0.4pips | 5.8pips |
NZドル/米ドル | 1.6pips | 9.9pips |
ユーロ/ポンド | 1.0pips | 9.9pips |
ユーロ/豪ドル | 1.5pips | 10pips |
ポンド/豪ドル | 1.5pips | 30pips |
ユーロ/スイスフラン | 1.6pips | 10pips |
ポンド/スイスフラン | 2.8pips | 12pips |
米ドル/スイスフラン | 1.6pips | 10pips |
米ドル/円(ラージ)※1 | 原則固定対象外 | |
ユーロ/円(ラージ)※1 | ||
英ポンド/円(ラージ)※1 | ||
豪ドル/円(ラージ)※1 | ||
ユーロ/米ドル(ラージ)※1 | ||
ポンド/米ドル(ラージ)※1 |
※1:ラージ銘柄
上記の表の記載の通り、「午前9時〜翌午前3:00」以外での時間帯では、FX取引にともなうスプレッドが広くなる(コストが高くなる)ので注意しよう。
スプレッドでの他サービスとの比較
FXネオのスプレッドは、FX業界のなかでも最狭水準であるが、これはFX取引にともなうコストが非常に低いことをあらわす。
このことを確認するために、他のFXサービスと比較してみよう。
通貨ペア | スプレッド | |
---|---|---|
FXネオ※1 | くりっく365※2 | |
米ドル/円 | 0.2銭 | 平均1.81銭 |
ユーロ/米ドル | 0.3pips | 平均1.302pips |
詳しくはこちら |
※2:2024年9月の平均値
上記のくりっく365は東京金融取引所が運営しているFXサービスだが、FXネオと異なり、変動型スプレッドになる。
このような公的な取引所が運営しているサービスと比べても、FXネオはスプレッドが狭い。
つまりFXネオでは、他のFXサービスと比べても、取引にともなうコストが低く設定されているといえるだろう。
スプレッドから見るおすすめの通貨ペア
FXネオで取引できる通貨ペアは、ラージ銘柄を除き20種類あるため、どれを選ぶべきか悩んでしまうだろう。
ここではFXネオが取り扱う通貨ペアのなかで、以下のスプレッドが狭い、つまり取引コストが低い通貨ペアを紹介する。
通貨ペア | スプレッド |
---|---|
午前9時~翌午前3:00 | |
米ドル/円 | 0.2銭 |
ユーロ/円 | 0.4銭 |
ユーロ/米ドル | 0.3pips |
これらの通貨ペアの特徴を、それぞれみていこう。
米ドル/円
国内で最も取引されている通貨ペアであり、FXネオが取り扱う通貨ペアのなかでも、スプレッドが一番狭い(コストが最も低い)。
値動きは緩やかだが、適度に変動するため、利益が狙いやすい通貨ペアのひとつでもある。
一旦上昇トレンドまたは下落トレンドに入ると、長く続く傾向もあり、落ち着いて相場を観察しながら取引できる。
さらに米国の経済情報はニュースなどで収集しやすいため、十分に情報を分析したうえで、投資判断ができるだろう。
これらのことから、米ドル/日本円は、FX初心者にとって最も取引しやすい通貨ペアといえる。
- トレンド:値動きの大きな流れ
ユーロ/円
ユーロは、米ドルに次いで国際的に取引量が多く、流動性が高い通貨だ。
このためユーロ/円は、売買取引が成立しやすい通貨ペアでもある。
穏やかな値動きをする反面、比較的トレンドが出やすい傾向があるため、売買のタイミングが見極めやすいことが特徴だ。
ユーロ/円は、「ユーロ/米ドル」と「米ドル/円」をかけ合わせて作られる通貨ペアであることから、ヨーロッパとともに米国経済の影響も受ける。
このため欧州中央銀行(ECB)の動向、ユーロ圏の経済を牽引するドイツの経済指標などとともに、米国の動向にも注意を払う必要がある。
ユーロ/米ドル
ユーロ/米ドルは、国際的に最も取引量が多く、世界で一番流動性が高い通貨ペアでもある。
値動きも緩やかなうえ、トレンドが長期間にわたり継続する特徴がある。
このためFX取引の初心者でも、チャートから「上昇トレンドか?下降トレンドか?」が判断しやすい。
この通貨ペアも欧州・米国の経済動向によって相場が変動するが、日本円で決済しないため、円相場の影響を受けない。
GMOクリック証券では、この通貨ペアを決済して得た運用益を、米ドルで出金することもできる。
このため運用益を米ドルで一旦出金し、円安のタイミングで両替すれば、得られる利益も一層高くなる。
スプレッドがおよぼすコストへの影響
まず先に紹介した「くりっく365」と「FXネオ」との間での、スプレッドの差額を整理する。
両者の差額は、「米ドル/円」と「ユーロ/米ドル」を例にすれば、次のようになる。
通貨ペア | スプレッド | ||
---|---|---|---|
FXネオ | くりっく365 | 差額 | |
米ドル/円 | 0.2銭 | 平均1.81銭 | 1.61銭 |
ユーロ/米ドル | 0.3pips | 平均1.302pips | 1.002pips |
詳しくはこちら |
この表から、両サービスのスプレッドの差額は、米ドル/円では1.61銭(0.0161円)しかないことがわかる。
このため、どちらを選んでもコストに大きな差がないようにも感じてしまう人もいるだろう。
ここでは、この差額が、実際にはどの程度コストに影響するかを考えてみたい。
米ドル/円での試算
くりっく365での最小取引単位は10,000通貨であるため、スプレッドの差額は、1回の取引で161円(=0.0161円×10,000通貨)発生する。
例えば売買の決済を1日に2回すれば322円、同様の頻度での決済を1ヶ月(20日)続ければコスト差は6440円まで広がる。
もしこれを1年間(12ヶ月)継続すれば、77,280円までコスト差は広がる。1回の取引量を最小取引単位の2倍(20,000通貨)に増やせば、154,560円になる。
さらに1日の売買決済の回数を、2回から4回にすれば、コスト差は309,120円にまで広がる。
米ドル/円は、FXネオが扱う通貨ペアのなかでも最もスプレッドが狭い、つまり一番取引コストが低い。
このため、ほかの通貨ペアならば、さらに取引コストは高くなる。
円が含まれない通貨ペアでの試算
円が含まれない通貨ペアの場合は、どうだろうか?ここでは先に紹介したユーロ/米ドルで、考えてみよう。
くりっく365とのスプレッドの差は1.002pipsであるため、くりっく365での最小取引単位(10,000通貨)では10,020pipsの差になる。
売買決済を1日2回すれば20,040pips、これが1ヶ月続けばコスト差は400,800pips、1年間になれば4,809,600pipsになる。
「1pips=0.0001ドル」になるので、4,809,600pipsは480.96ドルだ。
1ドル=150円とすれば、1年間のコスト差は72,144円(=[480.96ドル] × [150円/ドル])になる。
こちらも1回の取引量を最小取引単位の2倍にすれば、144,288円になる。
1日の売買決済の回数を、2回から4回に増やせば、コスト差は288,576円にまで広がる。
FX業界最狭水準を誇るFXネオをおすすめする理由
円決済の通貨ペアでも、そうではない通貨ペアでも、1通貨あたりのスプレッドは極めて小さい。
しかし一回のFX取引では数万通貨や10万通貨以上の売買を行うことも多いため、スプレッドがおよぼすコストへの影響は大きくなる。
また為替変動に応じて売買を繰り返せば、コストは一層増大する。
つまりコストを抑えたFX取引を行うには、低コストで利用できるFXサービス、つまりスプレッドが狭いFXサービスを選ぶべきだ。
FX業界最狭の水準を誇るFXサービス「GMOクリック証券(FXネオ)」は、コストを抑えた取引を行ううえで、最適なサービスだ。
GMOクリック証券(FXネオ)のスプレッドはいつ変動する?注意するべきタイミングとは
FXネオのスプレッドは「原則固定」と先述したが、値動きの激しい時期や流動性が低い時期には拡大したり、変動することがある。
- 値動きの激しい時期
- 世界的なニュースが発表された直後
- クーデターなどの政変後
- 震災などの大規模な災害の発生後
- 政府による大規模な為替市場への介入が行われた直後、など
- 重要な経済指標が発表されるタイミング
※主な経済指標:GDP、雇用統計、鉱工業生産指数、小売売上高、消費者物価指数、景気動向指数、日銀短観、など - 週末
- 土日で為替が急変した場合の影響を避けるために、「買ったまま」あるいは「売ったまま」で未決済の取引の決済が急増し、値動きが激しくなることがあるため
- 流動性が低い時期
- 市場での取引に参加する投資家が少ない週初、年末年始、クリスマス時期など
値動きが激しい上記①、市場への参加者が少ない上記②は、FX取引自体も難しい時期であるともいえる。
このような状態に入ったら、相場が落ち着くまで待つ以外に方法はない。
スプレッドが変動する状態に、予期せず巻き込まれてしまう前に、それを回避する方法を解説する。
安定的な取引が難しいタイミングでの取引は避ける
上記①②のような状態のときには、取引を安定的に行うことが難しく、スプレッドも広がる傾向がある。
このような状態のときには、取引自体を控えた方がよいだろう。早朝の6時〜7時は、上記②と同様に、流動性が低い時間帯でもある。
これは東京市場の開場前であり、取引の参加者が少ない時間帯であるからだ。
流動性が低い時期は、取引をしたくとも取引する相手が少ない状況になっていることが多い。
このようなタイミングはスプレッドも広がるうえ、売買が成立しにくいため、取引は避けるようにした方が賢明だ。
流動性の高い通貨ペアを選ぶ
流動性が低い時期よりも、安定的に流動性が高い時期での取引の方が望ましいが、これは取引する通貨についても同様のことがいえる。
トルコリラ、南アフリカランドなどの取引量が少ないマイナー通貨は、米ドルやユーロなどのメジャー通貨と比べて、流動性が低い。
このような通貨は、先に述べた流動性の低いタイミングになれば、さらに流動性は下がることになるだろう。
つまり流動性の低いマイナー通貨は、スプレッドが変動するリスクも高い通貨であるともいえる。
このためFX初心者は、マイナー通貨よりも、流動性の高いメジャー通貨での取引を行った方が無難だ。
スプレッド提示率の高いFXサービスを利用する
多くのFXサービス会社でも「スプレッドは原則固定」といっているが、限りなく「100%固定」なサービスを選ぶべきだ。
どの程度スプレッドが固定であるかを判断する指標として、スプレッド提示率がある。
スプレッド提示率は、FX取引ができる時間のうちで、FXサービス会社が公開するスプレッドの範囲内に収まっている時間の割合をあらわす。
一般的に「スプレッドは原則固定」というFXサービス会社には、直近4週間のスプレッド提示率が95%以上であることが求められる。
米ドル/円を例にすれば、FXネオのスプレッド提示率は、99.1%と非常に高い(集計期間:2024年9月23日〜10月20日)。
FX取引のために口座を開設する際は、FXネオのような、スプレッド提示率が高いサービスを選ぶべきだろう。
GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントはいつ・どのくらいもらえる?
ここまでFX取引にともなうコストであるスプレッドについて述べてきたが、ここからはFX取引で期待できるリターン(利益)について解説する。
FX取引で得られる利益には、相場の変動にともなう為替差益以外に、継続的利益として得られる「スワップポイント」がある。
FX取引を行う人のなかには、スワップポイントでの利益を狙う人も多い。
GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントは、FX業界でも最高水準であるため、スワップポイントを狙う人にもおすすめなサービスだ。
ここでは、FXネオのスワップポイントの概要や注意点、このポイントの計算方法などを説明する。
FXネオのスワップポイントとは
スワップポイントとは、FX取引を行う際に発生する通貨間の「金利の差」であり、ユーザーに毎日付与される。
例えば円を売って、ある国の通貨を買ったとする。
円の政策金利が0.1%、その国の金利が5%であれば、その差額である4.9%分の金利差がスワップポイントにあたる。
スワップポイントは、FX取引の決済がされるまで、この場合では円で買い戻されるまで金銭として付与され続ける。
インターバンク市場のニューヨーククローズの時間を超えても、決済せずに保有し続けると、スワップポイントは付与される。
ただし決済しない状態のまま土日や祝日をはさむ場合には、直前の水曜日のニューヨーククローズのときに、その日数分のスワップポイントが当日分に加えて前もって付与される。
なおGMOクリック証券では、各営業日の15:30までに出金手続きを行えば、貯まったスワップポイントは翌営業日に自分の預金口座に振り込まれる。
- インターバンク市場:金融機関の間で為替取引が行われる銀行間取引市場
- ニューヨーククローズ:インターバンク市場のニューヨーク市場が閉まるとき(日本時間の午前7時(米国サマータイムのときは午前6時)
- 下記の時間帯は、システムの定期メンテナンスのため出金手続きはできない
・3:30~6:30
・15:30~17:30
スワップポイントを狙ううえでの注意点
一般的にスワップポイントは、10,000通貨あたりの値で表記されるため、以下の計算式で受取金額を算出する。
スワップポイントは毎日付与されるため、上記の状態が5日間続けば、スワップポイントとして10,000円が受け取れることになる。
このように継続的な利益が狙えるスワップポイントではあるが、注意すべき点もある。
ここではスワップポイントにともなう注意点を述べる。
スワップポイントがマイナスになるケースもある
スワップポイントは、「FX取引を行う際に発生する通貨間の金利の差」であると先述した。
米ドル/円の通貨ペアで、低金利の円を売って高金利の米ドルを購入するときには、米ドルの金利の差額がプラスのスワップポイントとして受け取れる。
だが高金利な通貨を売って、低金利な通貨を購入する場合には、スワップポイントはマイナスになる場合がある(例:ユーロ/米ドルなど)。
米ドル/円の場合でも、高金利な米ドルを売って日本円を買う取引では、同様にマイナスになる。
なお米ドル/円を例にすれば、米ドルを買って、日本円で決済する取引を買いスワップ(買Swap)と呼ぶ。
逆に米ドルを売って、日本円を買い、米ドルで決済する取引を売りスワップ(売Swap)と呼ぶ。
スワップポイントが高い通貨には注意が必要
著しくスワップポイントが高い高金利通貨は、国際的に信用力が低いために、その国の政府が政策金利を高くしていることが多い。
このような通貨は新興国が発行している場合が多く、為替レートの値動きが激しいため、為替変動リスクが大きい傾向にある。
つまりスワップポイントで利益を積み上げていても、その通貨の価値が暴落すれば、一瞬でその利益を上回るほどの損失を被る場合もある
スワップポイントで得た利益も課税対象になる
FX取引で得た利益には税金がかかるが、これはスワップポイントも例外ではない。
スワップポイントを含めFX取引で得た利益は、税法上「先物取引にかかる雑所得等」に該当する。
この利益が、年間20万円以上になれば、20.315%の申告分離課税がかけられる。
ただし年間のFX取引を通じて損失がある場合は、その損失額を翌年以後の3年間にわたり繰り越すこともできる。
まずは「スワップポイントを含めたFXでの利益が、年間20万円以上になれば確定申告が必要」と覚えておこう。
- 申告分離課税:ほかの所得とは分離して税額を計算し、確定申告により納税する課税方式
GMOクリック証券(FXネオ)のスワップポイントの確認方法
FXネオでのスワップポイントは、GMOクリック証券のスワップカレンダで確認できる。
スワップポイントは通貨ペアを構成する国の金利市場の影響を受けるため、同じ通貨ペアでも、日付ごとにスワップポイントの金額は異なる。
このため通貨を決済するまでの期間の合計金額が、スワップポイントで得られる利益になる。
なおGMOクリック証券のスワップポイントには、以下の特徴がある。
- スワップスプレッドがゼロ(売Swapと買Swapは同額)
- スワップカレンダで掲載されている値は、1万通貨単位のスワップポイント
- ※南アフリカランド/円、メキシコペソ/円は10万通貨単位でのスワップポイント
GMOクリック証券(FXネオ)の最低取引単位は1,000通貨で15万円分からの取引ができる!
スプレッドが狭いため低コストで取引できるGMOクリック証券(FXネオ)は、高水準のスワップポイントにより継続的な利益が狙えるFXサービスだ。
それでは、このFXネオで取引を始めるには、どの程度の取引額から始められるのだろうか?
ここでは、このFXサービスで取引を始めるための最低取引額、そして取引を始めるためにGMOクリック証券へ資金を入金する方法を解説する。
FXネオでの最低取引額
FXネオでの最小取引単位は、一部の通貨ペアを除き、1,000通貨だ。
米ドル/円・ユーロ/円・ユーロ/米ドルを例にすれば、下記の金額分の取引から始められる。
通貨ペア | 最低取引額 | 備考 |
---|---|---|
米ドル/円 | 150,000円 | |
ユーロ/円 | 160,000円 | |
ユーロ/米ドル | 1,067ドル(160,050円) | 1通貨に対して1,067米ドルが必要 |
※上記の試算では、米ドル/円=150円/ドル、ユーロ/円=160円/ユーロ、ユーロ/米ドル=1.067ユーロ/米ドルを前提とする
つまり上記3つの通貨ペアでは、米ドル/円ならば、15万円の取引額からFX取引が始められる。
GMOクリック証券への入金方法
このFXサービス会社には、「即時入金サービス」と「振込入金」の2種類の入金方法がある。
即時入金サービス | 振込入金 | |
---|---|---|
入金方法 | GMOクリック証券の会員ページ内から入金手続きが行える (スマホアプリからも入金手続きが可能) | 銀行窓口・ATMなどで手続きを行う |
手数料 | 無料 | ユーザー負担 |
FX口座に反映されるタイミング | 入金手続き後、数分以内にFX口座に反映される※ | GMOクリック証券が入金を確認した後に、口座へ反映される |
最低入金額 | 1,000円以上から1円単位での入金が可能 | なし |
ふたつの入金方法のうち、手数料もかからず、スマートフォンでも手軽に入金できる「即時入金サービス」がおすすめだ。
ただし、このサービスが利用できるのは下記の金融機関に限られ、さらに金融機関でのインターネットバンキングの設定が必要になる。
- GMOあおぞらネット銀行
- 楽天銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- 住信SBIネット銀行
- PayPay銀行
- みずほ銀行
- ゆうちょ銀行
- セブン銀行
- りそな銀行
- イオン銀行
- 埼玉りそな銀行
- auじぶん銀行
- ソニー銀行
いずれの入金方法でも、GMOクリック証券口座の名義人と同一の振込名義人名でなければ、入金を受付けないので注意しよう。
GMOクリック証券(FXネオ)でいくらから取引すべき?運用額の決め方とは
米ドル/円の取引で0.1円の円安になれば、GMOクリック証券(FXネオ)の最小取引単位1,000通貨に対し、100円の為替差益が得られる。
このとき米ドルの為替レートが150円/ドルであれば、100円の利益を得るために、15万円の資金が必要になる。
投資資金が多ければ期待できる利益も上昇するが、為替が下落すれば、損失も拡大する危険性がある。
FX取引を行ううえで、初心者であっても推奨される初期投資額などはなく、あくまで自分の余裕資金を投資に用いるべきだ。
それでは実際に、どの程度の資金を投資に回すべきかという点を、ここでは考えていこう。
少額取引と高額取引の対比
ここでは両者の長所と注意点を整理する。
少額取引 | 高額取引 | |
---|---|---|
メリット | 多額の資金を用意する必要がない 損失額を抑えられる 利益も損失も少額であるため、精神的に余裕をもってFX取引ができる | 高額な利益が期待できる さまざまな運用手法が行える 複数の通貨ペアへの分散投資状況に応じた取引量の増減 、など |
注意点 | 得られる利益は少額になる 複数の通貨ペアへの投資によるリスク分散ができない | 高額な資金を必要であり、損害時には損失額も多額になる 損失が多額になると、思い切った損切りができなくなり、さらに損失が膨れ上がってしまう場合もある |
少額の取引ならば、損失を被っても損害が抑えられるため、気軽に始められるだろう。
また初心者でも、わずかな資金で、FX取引の経験が積める。
しかしFX取引の経験を積み、本格的に取り組もうと思うようになれば、少額取引では物足りないと感じるかもしれない。
FX取引を行ううえでの資金とは
FX取引は、「外国為替証拠金取引」とも呼ばれ、事前にFXサービス会社に証拠金を預け入れなければならない。
いわば証拠金とは、FXサービス会社に預け入れる資金のことであり、取引を行うための担保のようなものだ。
FX取引では、通貨売買のための資金を受け渡すことはなく、売買決済が完了したときに生じた差額(為替差損額)のみを口座内で受け渡す取引だ。
このため損失があった場合でも決済ができるように、FX取引で使う口座に一定額の資金を預け入れておく必要がある。
このFX取引口座に預け入れる資金が、証拠金にあたる。
つまり、FX取引を行ううえで必要な資金とは、証拠金のことだ。
証拠金として、どの程度の金額を入金しておくべきか
証拠金として用意すべき金額を考えるうえで、ロスカットや追証を考慮しなければならない。
ロスカットや追証によって、FXサービス会社が、ユーザーの未決済取引を決済する場合には、手数料が発生する。
決済によって得た金銭は、損失の穴埋めに使われるが、不足があればユーザーに請求される。
このためFX取引を行うには、価格変動があっても、ロスカットや追証が発生しない程度の証拠金が必要になる。
GMOクリック証券(FXネオ)のレバレッジは最大25倍
証拠金を効率的に活用するために、FX取引にはレバレッジという仕組みがある。
レバレッジを利用すれば、FX取引を行うためにFXサービス会社に預ける資金(証拠金)も少額で済み、預けた資金以上の取引も可能だ。
つまりレバレッジは、少額の資金でも高額な取引を可能にする仕組みであり、投資効率を高める効果がある。
ここではGMOクリック証券(FXネオ)でのレバレッジの内容、レバレッジを効かせた場合に必要な証拠金額、レバレッジの確認方法や計算方法などを解説する。
FXネオでのレバレッジの内容
金融庁によって「レバレッジは証拠金の最大25倍まで」に規制されているため、FXネオをはじめ国内のFXサービスでは、レバレッジを25倍までにしている。
つまり証拠金額の最大25倍までの取引が可能であり、言い換えれば、取引に必要な証拠金額は取引金額の4%あればよいことになる。
なおFXネオのレバレッジは25倍で設定されており、ユーザー側でレバレッジの設定値は変更できない。
レバレッジを効かせた場合に必要な証拠金額の計算方法
レバレッジが25倍の場合、必要な証拠金額は、以下の計算式で算出する。
先に述べた米ドル/円・ユーロ/円・ユーロ/米ドルでの最小取引単位(1,000通貨)では、証拠金額は以下のようになる。
通貨ペア | 最低取引額 | 必要な証拠金額 |
---|---|---|
米ドル/円 | 150,000円 | 6,000円 |
ユーロ/円 | 160,000円 | 6,400円 |
ユーロ/米ドル | 1,067ドル(160,050円) | 6,402円 |
※米ドル/円=150円/ドル、ユーロ/円=160円/ユーロ、ユーロ/米ドル=1.067ユーロ/米ドとする
FXネオでのレバレッジ確認方法
FXネオでは、レバレッジの設定値を変更することはできないが、入金額などによって実効レバレッジを変えることはできる。
実効レバレッジとは、取引で利用できる純資産(有効証拠金)のうち未決済取引の評価額が占める割合であり、以下の計算式で算出する。
実効レバレッジの値が小さければ小さいほど、資金的に余裕があり、リスクの低い状態といえる。
ただし実効レバレッジは為替レートの変動に応じて、常に値は変わるため、定期的にチェックしなければならない。
FXネオでは以下の方法で、リアルタイムに実効レバレッジを確認できる。
- PCの「会員ページ」の場合
- 【FXネオ】の【余力・スワップ】から「口座情報」の「レバレッジ」を確認
- スマホアプリの場合
- 【ホーム】の【余力確認】から「余力情報」の「レバレッジ」を確認
- 「はっちゅう君FXプラス」の場合
- 【口座情報】の「レバレッジ」を確認
- 「はっちゅう君FXプラス」とは、PCにインストールして用いるFXネオ専用の取引ツール
- 出典:GMOクリック証券株式会社「はっちゅう君FXプラス」
GMOクリック証券(FXネオ)でレバレッジ取引をするメリット
レバレッジを使ったFX取引を行うメリットとしては、少額取引と高額取引の「いいとこ取り」ができる点だ。
レバレッジを用いれば、FXサービス会社へ入金する証拠金が少なくとも、その何倍もの金額での取引ができるようになる。
つまりレバレッジは、少額資金での取引でも大きな利益を狙え、資金効率の高い取引が可能になる。
また資金以上の取引ができるため、複数通貨ペアへの分散投資など、さまざまな運用手法も行える。
さらに実効レバレッジによって、自分の資産状況に応じたリスクを確認しながら、FX取引ができる。
GMOクリック証券(FXネオ)でレバレッジ取引をするときの注意点とは?損をしないためのポイントとは?
ここまでFX取引を行ううえでのレバレッジのメリットを紹介してきたが、レバレッジを用いる場合には、注意すべき点もある。
その注意を怠ると大きな損失を被ることもある。
ここではレバレッジのリスク、そしてGMOクリック証券(FXネオ)を用いて、そのリスクを抑える方法を解説する。
損失が大きくなる危険性がある
レバレッジを用いることで自己資金以上のFX取引が行えるため、大きな利益が狙える半面、為替下落により多額の損失を抱えてしまう危険性もある。
場合によっては、自己資金以上の損失を受けることもある。誰もが、為替下落を予想することや避けることはできない。
このため、そのような状態になる前の準備、そしてその状態になった場合の対処法を紹介する。
初心者はデモトレードでFX取引の経験を積む
GMOクリック証券では、初心者がFX取引の経験を積むために、無料で利用できるデモトレード環境を用意している。
このデモトレード環境は登録をせずとも、本番環境と同じ通貨ペアで、本番環境に近い為替レートを使ったFX取引の練習ができる。
PCだけではなく、スマートフォンでもデモトレードができるため、スマホゲームの感覚で利用できるはずだ。
デモトレードで経験を積んだ後、実際のFX取引を始める際には、小額の取引から始めよう。
最初から高額な取引をすることは控え、小さな成功と小さな失敗を繰り返しながら、少しずつ取引額を増やすようにすべきだ。
FX取引は余裕資金で行う
FX取引は、日常生活に必要な費用などを差し引いた余裕資金で、取引を行うようにしよう。
日常生活に必要な資金を用いた取引で損失があれば、その損失を取り返そうとして焦り、判断を誤ってしまうことがある。
為替の下落により、未決済分の評価額が通貨購入時から下がっても「いつかは回復する」と思い、決済しないまま損失が拡大してしまうこともある。
また損失を取り返そうとして、取引額を増やし、さらに損害を大きくすることもある。
しかし余裕資金でFX取引を行えば、損失に執着することなく、冷静に状況を判断したうえで適切な対処が取れるはずだ。
損切りラインを設定する
損失が発生した場合に取るべき対処のひとつに、損切りがある。
未決済のFX取引のなかで、一定額以上の損失がある取引を決済し、損失を確定させることだ。
つまり損切りは「FX取引での負けを受け入れること」ではあるが、その一方で損失を食い止める効果もある。
損切りは相場の状況や感情に左右されることなく、事前に決めた基準で、機械的に損切りを実行することが大切だ。
損切りラインは、資金の規模などによって変わるが、主に以下の基準で設定することが多い。
- 下落幅による損切り
- 「為替レートが××円下がったら損切りする」など、取引を開始したときと比べて、最新の為替レートとの下落幅を基準に損切りを行う方法
- 損失額による損切り
- 「損失が◎◎万円に達したら損切りする」など、損失額を基準に損切りを行う方法
- 損失割合による損切り
- 「買値から▲▲%下がったら損切りする」など、取引を開始したときと比べて、損失した割合を基準に損切りを行う方法
一旦下落した相場が元の為替レートに戻るには、下記のように下落率以上の上昇率が必要になることを認識して、損切りラインを考えなければならない。
- 参考:10%下落した場合には11.11%(つまり下落率に加えて1%以上の上昇率が必要)
つまり損切りラインが浅ければ浅いほど、損切りした後に買い直すことにより、損失が取り戻せる可能性も高くなるといえる。
クロス通貨での取引は、米国の動向にも注意を払う
米ドルは国際的基軸通貨であるため、ユーロ/円など米ドルが含まれない通貨であっても、米ドルを介して取引が行われる。
※ユーロ/円で、円を売却してユーロ購入する取引の流れ:円 → 米ドル → ユーロ
このような通貨ペアを「クロス通貨」と呼び、米ドル/円やユーロ/米ドルなど、米ドルで取引する通貨ペアを「ストレート通貨」と呼ぶ。
米ドルが含まれていないクロス通貨で取引する場合でも、実際に米ドルを介して取引されるため、米国の経済政策や為替政策に注意を払う必要がある。
例えばクロス通貨「A/B」という通貨ペアでFX取引をしていたとする。
このときAとBのいずれかの通貨発行国に、米国がドル高(もしくはドル安)に誘導する政策を発表すれば、通貨ペア「A/B」の為替相場は急変することがある。
クロス通貨の取引を行う場合には、為替相場の急変に巻き込まれないように、米国の動向にも注意を払おう。
ロスカットになるリスクが高まる
レバレッジを効かせたFX取引では、少額の資金で高額な取引が行える反面、為替相場が暴落した場合には損害も大きくなる。
このときFXサービス会社に預け入れている証拠金が、損害をカバーできるほどの金額でなければ、強制的にロスカットされてしまう。
つまりレバレッジを用いた取引では、取引額に比べて預け入れている証拠金は少額であるため、ロスカットになる危険性は高い。
ここでは為替相場が急落しても、ロスカットになることを、回避するための予防策を紹介する。
追証の連絡があった場合には、速やかに対応する
ロスカットが行われる前に、追証が必要な状態になる。
期限までに不足金を入金するか、もしくは損失のある未決済の取引を決済すれば、追証は解除される。
このためFXサービス会社から追証の連絡があった場合には、いずれの対応を取るかを速やかに判断して、適切な対応を行おう。
そうすれば、追証も解除され、ロスカットになることも避けられる。
証拠金維持率を確認する
FXネオでは、証拠金維持率が100%を割り込めば追証の対象になり、50%を割り込めばロスカットになる。
このため、常に証拠金維持率が100%以上になるように維持し、追証の対象にならないように努めなければならない。
この証拠金維持率とは、取引に必要な証拠金に対して「資金にどの程度の余裕があるか」をあらわす指標であり、下記の計算式で算出する。
口座に30,000円入金し、米ドル/円の通貨ペアを1ドル150円のときに、1,000通貨を購入。その後に為替レートが125円のドル安に下落。このときに出金依頼を行わなかった場合での、証拠金維持率は以下のようになる。
なおFXネオでは、証拠金維持率は以下の方法でも確認できる。
- PCの「会員ページ」の場合
- 【FXネオ】-【余力・スワップ】画面の「口座情報」に表示
- スマホアプリの場合
- 【ホーム】に表示
- 「はっちゅう君FXプラス」の場合
- 【口座情報】に表示
追証やロスカットが発生する為替レートを把握しておく
為替の動向によって変動する証拠金維持率を適宜確認することは大切だが、取引開始する前に、追証やロスカットが発生する為替レートを把握しておくことも重要だ。
GMOクリック証券の公式サイトでは、入金額・通貨ペア・取引数量・取引時点の為替レートを入力すれば、追証やロスカットが発生する為替レートをシミュレーションしてくれる。
このシミュレーターを用いて、「どの程度の為替レートになったら、追証やロスカットが発生するのか」を把握したうえで、FX取引を行うようにしよう。
逆指値注文を利用する
FXネオでは逆指値注文ができるため、必要に応じて、この注文を活用しよう。
逆指値注文とは「ストップロス注文」とも呼ばれ、指定価格よりも値下がりしたら、自動的に売却する注文方法だ。
指定価格を損切り価格にして設定しておけば、為替レートが指定価格(損切り価格)に達した段階で、損失のある未決済の取引を自動的に売却してくれる。
つまり逆指値注文を利用すれば、自動的に損切りを実施するため、追証の対象になる前に損切りができる。
OCO注文の設定を利用する
FXネオでは、損切りと利益確定が同時に設定できる、OCO注文が可能だ。
この注文方法では異なる2種類の注文を同時に行い、片方の注文が成立すれば、もう一方の注文が自動的にキャンセルされる。
例えば米ドル/円の取引で、150円/ドルのときに「為替レートが140円まで下がったら米ドルを売却、160円まで上がった場合にも売却」というOCO注文も可能だ。
この注文の後に為替レートが160円/ドル(10円/ドルの為替差益)になれば、米ドルが売却され、自動的に利益確定ができる。
一方で140円/ドル(-10円/ドルの為替差損)になっても、自動的に売却され、損切りもできる。
このように逆指値注文やOCO注文を利用すれば、為替変動に気づかなくとも、FXネオは機械的に損切りを実行してくれる。
- OCOとは「One Cancels the Other」の略
GMOクリック証券(FXネオ)での手数料とリターンを把握して、FX取引を始めよう
この記事では、GMOクリック証券(FXネオ)での手数料とリターンについて解説してきた。
このFXサービスでは、多くの手数料が無料だが、スプレッドがFXサービス会社に支払うべきコストになる。
一方でFXでの為替差益以外にも、スワップポイントでの継続的な利益を狙える。
FXネオでは、スプレッドはFX業界最狭水準であり、スワップポイントは最高水準だ。
つまりFXネオは、低コストでありながら、継続的な利益が期待できるFXサービスであるともいえるだろう。
さらにこのFXサービスでは、レバレッジを利用して、少額の資金でも多額の為替差益を得ることも可能だ。
レバレッジを利用する際には、損失が多額になること、あるいはロスカットになりやすいという危険性もある。
しかしFXネオには、これらを回避するための仕組みが多く備わっている。
リスクをコントロールしながら、低コストで高い利益を目指すのであれば、GMOクリック証券(FXネオ)で口座を開設しよう。