MENU

マネックス証券「FX PLUS」にはどんな特徴がある?徹底解説!

この記事で解決できるお悩み
  • FX PLUSの特徴を知りたい
  • FX PLUSのメリット・デメリットを知りたい
  • FX PLUSの利用者の口コミ・評判を知りたい

「FX PLUS」は、大手マネックス証券が提供するFXサービスだ。スプレッドの狭さや高機能な取引ツールが魅力で、初心者から上級者まで幅広いユーザーに利用されている。

本記事では、弊社が実際にFX PLUSを利用している投資家向けに実施したアンケート結果を用いながら、FX PLUSの評判・口コミ、特徴などを紹介していく。

目次

編集部イチ押し!】
おすすめのFX口座はどれ?
人気口座14選の口コミ・おすすめポイント比較

FX PLUSの特徴

FX PLUSとは、大手マネックス証券が提供しているFXサービスである。

マネックス証券では国内株式や外国株式、投資信託などの金融商品も提供しており、投資家は複数の金融取引を1つの証券会社でまとめられるメリットがある。

FX PLUSの前身である「FXpro」は2007年からサービスが開始されており、FX業者としてはすでに20年近い運営実績がある。

FX PLUSは比較的スプレッドが狭いことや、マーケット情報が充実していることが魅力で、初心者から上級者まで幅広いユーザーに愛用されている。

次の章では具体的なメリットについて紹介していこう。

FX PLUSのメリットとは?

FX PLUSのメリットとして、主に下記のような点が挙げられる。

FX PLUSのメリット
  • スプレッドが比較的狭い
  • 強制決済執行時の取引手数料がかからない
  • 注文方法が豊富

それぞれくわしく解説していこう。

スプレッドが比較的狭い

FXに取り組む際は、スプレッドをよく確認しておくことが大切だ。スプレッドとは売値と買値の差額のことで、投資家が実質的に負担するコストのようなものである。

国内のFX業者は取引手数料を無料としているところが多いものの、実際は隠れコストとしてスプレッドを負担している。

スプレッドは各業者によって異なることから、取引時は複数の業者のスプレッドを比較するようにしよう。

ここで、FX PLUSのスプレッドを確認してみよう。

スクロールできます
通貨ペアスプレッド(原則固定)
米ドル/日本円0.2~0.9銭
ユーロ/日本円0.5銭
豪ドル/日本円0.6銭
英ポンド/日本円1.3銭
ユーロ/米ドル0.4pips
英ポンド/米ドル1.2pips
豪ドル/米ドル1.0pips
南アフリカランド/日本円1.0銭
トルコリラ/日本円2.7銭
メキシコペソ/日本円0.3銭

FX PLUSでは原則固定制のスプレッドが導入されており、取引にかかるコストに見通しがつきやすい。

たとえば、主要通貨ペアである米ドル/日本円は0.2〜0.9銭のスプレッドで取引ができ、コストを抑えながら売買を行うことが可能だ。

ただし、原則固定のスプレッドであっても例外的にスプレッドが広がることがある。

経済指標の発表によって市場が急変したときや、市場の流動性が低いときなどはスプレッドが広がりやすい傾向にあるため、スプレッドを重視する場合は取引のタイミングをきちんと判断することが重要だ。

強制決済執行時の取引手数料がかからない

FX PLUSでは、自動ロスカットや追加証拠金制度による強制決済執行時に取引手数料がかからない。

自動ロスカットとは、証拠金維持率があらかじめ設定した水準を下回った時点で、保有しているポジションが強制的に決済される仕組みだ。

損失が広がるのを防ぐ仕組みで、相場に注目していないときでもポジションを決済してくれるメリットがある。

また、追加証拠金制度とは証拠金維持率が100%を下回っている場合に、追加での入金を求められる仕組みである。

定められた期限までに入金がない場合は、保有しているポジションが強制決済されるようになっている。

自動ロスカットや追加証拠金制度による強制決済執行は、FX業者によっては手数料がかかることもある。

損失が出ていることに加えて手数料もかかるため、投資家にとっては負担の大きいコストといえる。

その点、FX PLUSでは自動ロスカットと追加証拠金制度いずれの場合も強制決済執行の手数料がかからない。

コストを抑えながら相場の急変にも対応できる点は、投資家にとって嬉しいポイントといえる。

注文方法が豊富

FX PLUSでは、注文方法が豊富であることもメリットのひとつだ。FX PLUSで利用できる注文方法は下記の通りだ。

  • ファスト注文
  • 成行注文
  • 一括決済注文
  • 指値注文
  • 逆指値注文
  • トレール注文
  • IFD(イフダン)注文
  • OCO(オーシーオー)注文
  • IFDOCO(イフダンオーシーオー)注文
  • クイック注文
  • チャート発注

たとえばOCO注文とは、2つの発注を同時に出し、どちらか一方の注文が約定したら、自動的にもう1つの注文がキャンセルとなる注文方法である。

相場に合わせて2つの発注を出せるため、取引に悩むときでも柔軟に対応できるメリットがある。

また、チャート発注は取引ツール「MonexTraderFX」で使える注文方法で、チャート画面から直接発注できる機能だ。

チャート分析を行いながら瞬時に発注を出せるので、取引のチャンスを逃さずに売買が行えるメリットがある。

このようにFX PLUSにはさまざまな注文方法があるため、相場の動向や取引環境、トレードスタイルに応じて、それに見合った注文方法を選ぶことが可能だ。

FX PLUSのデメリットとは?

多くのメリットがあるFX PLUSだが、その一方で次のようなデメリットも存在する。

  • 取扱通貨ペア数は限定的
  • 最小取引単位が1,000通貨
  • 一部通貨ペアは最大レバレッジが低め

それぞれくわしく解説していこう。

取扱通貨ペア数は限定的

FX PLUSでは、16種類の通貨ペアを取り扱っている。詳細は下記の通りだ。

  • 米ドル/円
  • ユーロ/円
  • 豪ドル/円
  • NZドル/円
  • カナダドル/円
  • 英ポンド/円
  • スイスフラン/円
  • シンガポールドル/円
  • 南アフリカランド/円
  • 香港ドル/円
  • ユーロ/米ドル
  • 英ポンド/米ドル
  • 豪ドル/米ドル
  • トルコリラ/円
  • 中国元(オフショア)/円
  • メキシコペソ/円

ここで主要FX業者の取扱通貨ペア数と比較してみよう。

スクロールできます
FX業者取扱通貨ペア数
マネックス証券「FX PLUS」16種類
GMOクリック証券「FXネオ」20種類
松井証券22種類
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」30種類
SBI証券「SBI FXα」34種類

多いところでは34種類もの通貨ペアを取り扱っており、FX PLUSの倍以上のラインナップがある状況だ。

そのため、「さまざまな通貨ペアで取引したい」「市況に合わせて通貨ペアを選びたい」という人には少し物足りなく感じるかもしれない。

とはいえ、主要な通貨ペアは一通り揃っており、メジャー通貨ペアの取引であれば、それほど不便をすることはないだろう。

最小取引単位が1,000通貨

少額取引から始めたい人にとっては、最小取引単位が重要なポイントとなる。最小取引単位によって、どれくらいの金額から取引をスタートできるかが異なるためだ。

FX PLUSでは、最小取引単位が1,000通貨となっている。ここで、主要FX業者の最小取引単位を比較してみよう。

スクロールできます
FX業者最小取引単位
マネックス証券「FX PLUS」1,000通貨
GMOクリック証券「FXネオ」1,000通貨
松井証券1通貨
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」1,000通貨
SBI証券「SBI FXα」1万通貨
SBI FXトレード1通貨

他のFX業者でも1,000通貨や1万通貨を最小取引単位としているところが多く、FX PLUSだけが突出して最小取引単位が大きいわけではない。

しかし、中には1通貨から取引できるFX業者もあり、そういったところと比較すると使い勝手が悪いように感じるかもしれない。

ただし、FXでは取引額が小さすぎると、少しの相場変動ですぐに強制ロスカットとなってしまう恐れがある。

ある程度安定的にポジションを保有しながら取引を行うためには、一定の投資資金を投じる必要があるといえるだろう。

一部通貨ペアは最大レバレッジが低い

FX PLUSは、通貨によって最大レバレッジが異なることも特徴だ。詳細は下記の通りである。

スクロールできます
通貨ペア最大レバレッジ
・米ドル/日本円
・ユーロ/日本円
・英ポンド/日本円
・豪ドル/日本円
・NZドル/日本円
・カナダドル/日本円
・スイスフラン/日本円
・シンガポールドル/日本円
・ユーロ/米ドル
・英ポンド/米ドル
・豪ドル/米ドル
25倍
・南アフリカランド/日本円
・トルコリラ/日本円
・人民元/日本円
・メキシコペソ/日本円
・香港ドル/日本円
12.5倍

主に高金利通貨を中心に最大レバレッジが12.5倍となっており、他の通貨ペアに比べてかけられるレバレッジ倍数が制限されている。リスクを取ってハイレバレッジ取引をしたい人にとっては、使い勝手が悪いと感じることもあるかもしれない。

とはいえ、高金利通貨はボラティリティが大きい傾向にあり、ハイレバレッジで取引を行うと大きな損失を負う可能性がある。

初めてFXに取り組む人は、まず主要通貨のレバレッジ取引から取り組むことがおすすめだ。

FX PLUSの取引条件・コスト

FX業者では取引に関するルールや条件、手数料が定められている。

ここからは、FX PLUSの取引ルールについて、「スプレッド」「取引手数料」「取扱通貨ペア数」「最低取引単位・数量」「最大レバレッジ」に分けてくわしく確認していこう。

スプレッド

FX PLUSでは、原則固定制のスプレッドが導入されている。各通貨ペアごとのスプレッドは下記の通りだ。

スクロールできます
通貨ペアスプレッド(原則固定)
米ドル/日本円0.2~0.9銭
ユーロ/日本円0.5銭
豪ドル/日本円0.6銭
英ポンド/日本円1.3銭
ユーロ/米ドル0.4pips
英ポンド/米ドル1.2pips
豪ドル/米ドル1.0pips
南アフリカランド/日本円1.0銭
トルコリラ/日本円2.7銭
メキシコペソ/日本円0.3銭
NZドル/日本円1.5銭
スイスフラン/日本円2.5銭
カナダドル/日本円2.0銭
香港ドル/日本円2.8銭
シンガポールドル/日本円2.0銭
人民元/日本円1.7銭

FX PLUSでは比較的スプレッドも狭めとなっており、低コストで取引しやすいといえる。

なお、スプレッドについて比較するときに確認しておきたいのが、スプレッドに関する配信実績についてだ。

原則固定制であっても、市況や取引環境に応じて広告スプレッドと異なるスプレッドが提示されることがある。

配信実績を確認すると、どれくらいの確率で広告スプレッドが適用されているかが分かる。

ここで、主要通貨ペアの配信実績を確認してみよう。

対象期間:2025/2/10~2025/3/7

スクロールできます
通貨ペアスプレッド提示率
米ドル/日本円96.14%
ユーロ/日本円95.61%
豪ドル/日本円95.75%
NZドル/日本円95.79%
英ポンド/日本円95.78%
出典:マネックス証券「提示スプレッドに関する実績情報」

いずれの通貨も95%以上の確率で広告スプレッドが適用されており、安定して低コストで取引できるといえる。

なお、広告スプレッドと異なるスプレッドが提示されたのは、「インターバンク市場における流動性が低下したこと」や「経済指標発表などによって相場が急変したこと」「レート配信開始処理と配信開始にタイムラグがあること」などが主な理由として挙げられる。

取引手数料

FX業者を選ぶ際は、取引手数料も重要なポイントだ。取引手数料は、利益の幅に直結する要因になるためだ。

どれだけ取引で大きな利益を得ても、手数料の負担が大きければ利益の幅が小さくなってしまう。

なるべく資金効率を上げるためには、より手数料負担の小さいFX業者を利用することが大切だ。

FX PLUSの各種手数料は下記の通りとなっている。

スクロールできます
各種手数料手数料
口座管理手数料無料
取引手数料無料
入金手数料・即時入金サービス:無料
・他の金融機関からの振込:振込手数料は利用者負担
出金手数料・通常出金:無料
・即時出金サービス:1回につき330円(税込)
外貨入金手数料無料(銀行送金手数料は利用者負担)
外貨出金手数料1件2,000円(受取銀行でかかる手数料は別途利用者負担)

FX PLUSでは、口座管理手数料や取引手数料無料でFXの取引が行える。入出金についても、方法を工夫することで無料で資金移動ができる。

スプレッドを含めて低コストで取引しやすいFX業者であるため、コストを重視する人にもおすすめだ。

なお、即時出金サービスは通常1回につき330円(税込)の手数料がかかるが、マネックスカードを持っていれば月に5回まで実質無料(キャッシュバック)となる。

資金の出し入れが多い場合は、マネックスカードの保有も検討してみよう。

取扱通貨ペア数

FX PLUSでは、下記16種類の通貨ペアを取り扱っている。

  • 米ドル/日本円
  • ユーロ/日本円
  • 豪ドル/日本円
  • NZドル/日本円
  • カナダドル/日本円
  • 英ポンド/日本円
  • スイスフラン/日本円
  • シンガポールドル/日本円
  • 南アフリカランド/日本円
  • 香港ドル/日本円
  • ユーロ/米ドル
  • 英ポンド/米ドル
  • 豪ドル/米ドル
  • トルコリラ/日本円
  • 中国元(オフショア)/日本円
  • メキシコペソ/日本円

他のFX業者と比べるとやや数は少ない傾向にあるものの、米ドル/日本円やユーロ/日本円、豪ドル/日本円など、メジャー通貨ペアについては一通り取り揃えられている。

マイナー通貨やクロス円以外の通貨ペアで取引したい場合を除けば、十分満足できるラインナップといえるだろう。

最低取引単位・数量

FX PLUSでは、取引単位について下記の通り定められている。

スクロールできます
最低取引単位1,000通貨
1注文あたりの最大取引数量300万通貨(米ドル/日本円は100万通貨)
最大建玉数量5,000万通貨
最大建玉件数1,500件

FX PLUSの最低取引単位は1,000通貨だ。ここで、取引にどれくらいの金額が必要となるか試算してみよう。

1米ドル=150円の場合 150円 × 1,000通貨 = 15万円

このケースでは、1,000通貨の取引に15万円の資金が必要となる。また、レバレッジ倍数によっても必要な資金が違ってくる。

仮に最大レバレッジである25倍をかけた場合、必要となる資金は下記の通りだ。

レバレッジ25倍の場合 15万円 ÷ 25 = 6,000円

このケースでは、証拠金が6,000円あれば取引をスタートできる。

もちろんレバレッジをかける分、リスクが大きくなることはしっかりと考慮する必要があるが、より少額取引から始めたい場合は上手にレバレッジ取引を活用するのもよいだろう。

最大レバレッジ

FX PLUSでは、通貨ペアによって適用される最大レバレッジが異なる。詳細は下記の通りだ。

スクロールできます
通貨ペア最大レバレッジ
・米ドル/日本円
・ユーロ/日本円
・英ポンド/日本円
・豪ドル/日本円
・NZドル/日本円
・カナダドル/日本円
・スイスフラン/日本円
・シンガポールドル/日本円
・ユーロ/米ドル
・英ポンド/米ドル
・豪ドル/米ドル
25倍
・南アフリカランド/日本円
・トルコリラ/日本円
・人民元/日本円
・メキシコペソ/日本円
・香港ドル/日本円
12.5倍

日本国内のFXでは、投資家保護の観点から金融庁によって最大レバレッジが25倍に制限されている。

FX PLUSでは、さらに一部の通貨ペアにおいてレバレッジ上限を12.5倍に引き下げている状況だ。

最大レバレッジが低くなっているのは主に高金利通貨とされる南アフリカランドやトルコリラなどで、いずれも値動きの幅が大きいことが特徴である。

そのため、上限レバレッジを引き下げているのは、投資家が大きな損失を抱えるリスクを低減する目的だといえる。

FX PLUSでスキャルピングは可能?

FXにはさまざまなトレードスタイルがあるが、そのなかでも特に人気があるのがスキャルピングだ。

スキャルピングとは、数秒〜数分の短いスパンで取引を繰り返すスタイルである。

スキャルピングは小さな価格変動の中で取引を繰り返すことで、利益をコツコツと積み上げていけるメリットがある。

しかし、スキャルピングはFX業者のサーバーに負担をかけやすいことから、禁止としているところも珍しくない。

FX PLUSではスキャルピング取引は行えるのだろうか。

くわしく解説していこう。

禁止はされていない、しかし注意は必要

FX PLUSで定められている約款を見ると、スキャルピングを明確に禁止している条項はない。そのため、スキャルピングにも利用できるといえるだろう。

ただし、約款の取引を制限する行為について見ると、「スキャルピング取引等により、当社のサービス運営に負担を与えるおそれがあるもの」と定められていることが分かる。

明確にスキャルピングを禁止しているわけではないものの、「サーバーに負担をかけている」などと判断された場合は、取引に制限がかけられることがあるため、あらかじめ留意しておこう。

なお、弊社が投資家向けに行ったアンケートでも、FX PLUSの利用者から

30代男性

スキャルピングが完全に許されているわけではないところに不満はある。

という声が寄せられている。スキャルピングをメインに使いたい投資家にとっては、やや不便を感じるかもしれない。

スキャルピング取引での注意ポイント

FX PLUSでスキャルピングに取り組む際は、約款で定められている通り、取引に制限がかかる可能性があることを理解しておく必要がある。

また、場合によっては口座を強制解約されてしまうこともある。

どのような取引が禁止行為に該当するのか具体的には提示されていないものの、システムを使って超高速取引を行うケースなどは「サービス運営に負担を与える」と判断される可能性があるだろう。

一度強制解約されてしまうと、そのFX業者で再度口座開設を行うことは難しいため、約款に定められている禁止行為は行わないようにしよう。

また、スキャルピングは相場の動向によっては損失が膨らみやすい点に注意が必要だ。スキャルピングは短いスパンで取引を繰り返すため、市況によっては損切りが続くことも珍しくない。

「小さい損失だから大丈夫」「すぐに取り返せる」という気持ちで取引を続けていると、いつの間にか投資資金が大きく減少しているケースもある。

スキャルピングを行う際は、しっかりと資金管理を行うことも心がけよう。

FX PLUSで使える取引ツール

FX PLUSでは、下記3つの取引ツールが無料で提供されている。

  • MonexTraderFX
  • MonexTraderFX スマートフォン
  • FX PLUS WEBブラウザ

それぞれどのような取引ツールで、どのような機能を備えているのかくわしく解説していこう。

MonexTraderFX

MonexTraderFXは、ブラウザ型の取引ツールだ。インストールが不要で、ブラウザを開くだけでFXの取引が行える。

WindowsとMacOSのどちらにも対応しており、パソコンで手軽に取引したい人におすすめの取引ツールである。

MonexTraderFXは、チャート分析から新規注文、決済が行えるだけでなく、為替市場に関連したニュース情報の確認も行える。

情報収集と売買取引が1つのツールで完結するため、複数のツールを使い分ける手間がかからない。

テクニカル分析には、29種類のテクニカル指標と19種類の描画ツールが搭載されており、本格的なチャート分析に取り組むことができる。

異なる通貨ペアとの相関性を比較するチャート機能もあるため、複数の通貨ペアを取引したい人にも便利だ。

また、ブラウザ型の取引ツールはカスタマイズ性が物足りないと感じる人もいるが、MonexTraderFXでは取引画面の初期値設定や画面レイアウト、テクニカル指標設定などをデフォルトとして設定することができる。

アクセスする環境が変わっても保存した設定が適用されるため、常に快適な環境で売買できるメリットがある。

MonexTraderFX スマートフォン

MonexTraderFX スマートフォンは、スマートフォン用の取引アプリだ。

FXと聞くとパソコンで複数のモニターを見ながら取り組むイメージがあるかもしれないが、最近ではスマートフォンで手軽に取り組むスタイルも浸透している。

MonexTraderFX スマートフォンでは、初心者でも分かりやすいシンプルな画面設計となっている。クイック発注機能を活用すれば、チャート画面からそのまま注文を出すことも可能だ。

発注は「売り」もしくは「買い」のボタンを押すだけなので、取引のチャンスを逃す心配もないといえる。

また、MonexTraderFX スマートフォンでは、トレンド系7種類、オシレーター系8種類のテクニカル指標を備えている。

スクロールできます
トレンド系オシレーター系
移動平均線
ボリンジャーバンド
HLバンド
一目均衡表
EMA
スーパーボリンジャー
スパンモデル
MACD
RCI
RSI
DMI
ストキャスティクス
スローストキャスティクス
サイコロジカル
ヒストリカルボラティリテ

もちろん横画面にも対応しているため、スマートフォンでも十分本格的な取引を行うことができる。

FX PLUS WEBブラウザ

FX PLUS WEBブラウザは、インストール不要のブラウザ型の取引ツールである。

FX PLUSでは「MonexTraderFX」もブラウザ型のツールとして提供されているが、FX PLUS WEBブラウザはよりシンプルな機能の取引ツールとなっている。

FX PLUS WEBブラウザでは、チャート画面の横に発注画面が表示されており、1つの画面で直感的に操作できる。

画面には必要最低限の情報のみが表示されているので、「本格的なツールを使いこなせるか不安」という初心者でもスムーズに発注できるだろう。

また、FX PLUS WEBブラウザでは、トレンド系5種類、オシレーター系6種類のテクニカル指標を備えている。

スクロールできます
トレンド系オシレーター系
単純移動平均線
指数平滑移動線
一目均衡表
ボリンジャーバンド
ピボットポイント
MACD
RSI
RCI
スローストキャスティクス
DMI
ADX

初心者でも取り組みやすい単純移動平均線や一目均衡表などが利用できるため、まずはこの取引ツールでテクニカル分析のスキルを磨くのもよいだろう。

FX PLUSアプリのレビューを紹介

「スマホで手軽にFXを楽しみたい」という人には、スマホアプリの「MonexTraderFX スマートフォン」が便利だ。

ここからは、MonexTraderFX スマートフォンの主な機能や、実際に利用している投資家からの評価について紹介していこう。

MonexTraderFX スマートフォンの主な機能

MonexTraderFX スマートフォンでは、下記の注文方法を利用できる。

  • 成行注文
  • ファスト注文
  • クイック注文
  • 指値注文
  • 逆指値注文
  • トレール注文
  • OCO
  • IFD
  • IFDOCO
  • 一括決済

シンプルな成行注文や指値注文に加えて、IFD注文やIFDOCO注文なども取り揃えている。

全部で10種類の注文方法があるため、市場の動向を見ながら複数の注文方法を使い分けられるメリットがある。

また、MonexTraderFX スマートフォンでは、下記の種類のチャートを表示できる。

  • TICK足
  • 分足(1分、5分、15分、30分)
  • 時間足(1時間、4時間、8時間)
  • 日足
  • 週足
  • 月足

画面は2分割や4分割で表示することもできるので、異なる時間足や通貨ペアを表示してチャート分析を行うことも可能だ。

加えて、チャート画面からそのまま発注を出すこともできるため、売買のチャンスを逃さずに取引ができるのも嬉しいポイントである。

MonexTraderFX スマートフォンのユーザー評価

弊社が実施したアンケートにて、スマホアプリ「MonexTraderFX スマートフォン」を5段階評価してもらったところ下記の通りの結果となった。

★☆☆☆☆・・・1.3%
★★☆☆☆・・・74.4%
★★★☆☆・・・24.4%
★★★★☆・・・0%
★★★★★・・・0%

アンケート結果では星2つをつけた人が全体の約7割となり、多くのユーザーが厳しい評価を持っていることが分かる。

とはいえ、MonexTraderFX スマートフォンに対して下記のような声も寄せられている。

40代男性

スマホアプリも必要な機能は全て揃っていて、外出先でも取引しやすくて満足しています。

40代男性

取引ツールは使いやすくて、カスタマイズできるところも良いです。

20代女性

スマートフォン向けもFXの基本的な機能は問題なく使えます。

40代女性

取引ツールが使いやすいので、スマホでもサクサク動きます。

5段階評価の結果は低いものの、使いやすさや機能については一定の評価をしている投資家も見られる。

ツールは無料で利用できるので、まずは使ってみて機能性を確認してみるのもよいだろう。

他のFXアプリとの比較

スマホアプリの取引ツールを利用するときは、チャート分析機能の充実度についてもチェックしておきたい。ここで、主要FXアプリとMonexTraderFX スマートフォンのテクニカル指標の種類を比較してみよう。

スクロールできます
FXアプリテクニカル指標数
MonexTraderFX スマートフォン15種類
SBI証券 FXアプリ14種類
スマホアプリ DMM FX12種類

MonexTraderFX スマートフォンでは15種類のテクニカル指標を備えており、他のFXアプリに比べて充実したラインナップとなっている。

スマホアプリと聞くとシンプルな機能のツールをイメージしがちだが、MonexTraderFX スマートフォンでは本格的な取引にも十分活用できるといえる。

「スマホでも本格的なテクニカル分析を行いたい」、「外出先でも取引チャンスを逃したくない」という人は、ぜひMonexTraderFX スマートフォンを活用してみよう。

FX PLUSで自動売買はできる?

FXでは、自動売買による取引も人気を集めている。自動売買とは、あらかじめ設定したルールに従って自動で取引を行ってくれる機能だ。

しかし、自動売買の機能はすべてのFX業者で利用できるわけではない。ここからは、FX PLUSでの自動売買利用可否や、裁量トレードとの比較について解説していこう。

FX PLUSでは自動売買機能はない

FX業者を選ぶ際は、自動売買機能の有無も気になるポイントだ。FX PLUSでは、自動売買の機能は提供されていない。

以前は、自動で売買注文を繰り返す「オートレール注文」の機能が提供されていたが、2022年7月の新システム移行に伴いサービスが終了している。

2025年3月現在、オートレール機能に取って代わるような機能は提供されていないため、自動売買を行うことはできない。

自動売買システムとは?

自動売買とは、あらかじめ設定したルールに従って自動で売買を行う機能である。

FXでは日本時間の夜中に相場が変動することがあり、「取引チャンスを逃してしまった」ということも少なくない。

とはいえ、常に相場に張り付きながらチャンスを探るのも難しいだろう。

その点、自動売買では取引を行いたい条件を設定しておけば、後は自動で発注を行ってくれる。

そのため、仕事中や睡眠中などチャートをチェックできないときでも、取引チャンスを逃さずに売買が行えるメリットがある。

また、自動売買には「選択型」と呼ばれるものがある。選択型は、あらかじめプロの投資家が用意したルールに従って自動売買を設定するものだ。

有名なトレーダーと同じルールのもと取引が行えるため、初心者でも高度な取引を行うことが可能である。感情に左右されないのも大きな魅力といえるだろう。

自動売買と裁量トレードはどちらが良い?

自動売買は手間をかけずに取引が行える点や、感情に左右されない取引が行えるメリットがある。

なかなか取引に時間を割けない場合、自動売買機能を活用したいと考える人も多いかもしれない。

たしかに自動売買は利便性の高い取引機能ではあるが、機械的に取引を行う分テクニカル分析のスキルがつきにくい側面がある。

特に、選択型のように他の投資家が設定したルールを選ぶだけの自動売買では、どれだけ取引を行っても経験値を積むことができない。

長期的にFXに取り組むにあたってスキルを身につけるためには、自動売買だけでなく裁量トレードにも取り組んで、トレードの経験を積んでいく必要があるといえるだろう。

たとえば、「仕事中は自動売買を活用して、1日1〜2時間は裁量トレードに取り組む」など、上手に自動売買と裁量トレードを使い分ける方法もおすすめだ。

FX PLUSの良い評判・口コミ

FX業者で口座開設を行う際は、実際に利用している投資家からの評価をチェックすることが重要だ。

ここからは、弊社が投資家向けに行ったアンケート結果をもとに、FX PLUSの良い評判・口コミを紹介していこう。

FX PLUSの良い評価

40代女性

大手マネックスグループ傘下なので信頼性が高いこと。 スワップポイントが優秀で取引ツールも便利で使いやすい。

40代女性

1,000通貨から取引可能だし、スプレッドも狭いので気軽に取引しやすいです。マネックス証券が運営していて安心感もあります。

40代男性

スプレッドが狭いので利益を出しやすいですし、通貨ペアの種類が豊富なので相場のトレンドに合わせた柔軟なトレードを行なう事ができました。

アンケート結果では、大手のマネックス証券が提供しているサービスであることに安心感を持つ声が聞かれた。大切な資金を預ける先だからこそ、運営元の健全性については十分検証しておきたい。

また、FX PLUSはスプレッドの狭さについても良い評価が多く見られた。コストを抑えながら取引したい人にとっては、使い勝手の良いFXサービスといえるだろう。

他のFX業者との評価比較

弊社が実施したアンケートでは、FX PLUSで最も評価している点について下記のような回答結果が得られた。

スプレッド・・・66.7%
スワップポイント・・・4.5%
取引ツール・・・16.7%
取引条件・・・5.1%
情報・・・5.8%
その他・・・1.3%

投資家から最も評価されているのはスプレッドで、全体の7割近くがスプレッドの狭さを認めている。

スプレッドは投資家が実質的に負担するコストのようなものであるため、資金効率にも直結するポイントだ。

より効率的に利益を上げるためには、スプレッドを抑えながら取引を行うことが欠かせない。

FX PLUSでは原則固定制のスプレッドが導入されているため、コストに見通しがつきやすいのも嬉しいポイントだ。

FX PLUSの悪い評判・口コミ

一方、アンケート結果ではFX PLUSに対してネガティブな意見もいくつか見られた。ここからは、FX PLUSの悪い評判・口コミについて紹介していこう。

FX PLUSの悪い評価

40代男性

最安と言われているドル円のスプレッドが安定せず、売買を躊躇している。

50代男性

情報が入り乱れている感じがしてサイトのページが見にくいです。情報が多いのはいいのですが、慣れないとこちらはちょっと閲覧しにくい印象を持っています。

40代女性

最小取引単位が高すぎ。また、変動スプレッドは固定よりも不利になる。その他、取扱い通貨の種類を増やして欲しい。

FX PLUSでは、スプレッドが安定しないという声が寄せられた。FX PLUSでは原則固定制が導入されているものの、市場動向や流動性によってはスプレッドが広がることもある。

よりスプレッドを抑えるためには、市場が大きく変動しやすいときや、市場参加者が少なくなる時間帯での取引は控えるようにするとよいだろう。

他のFX業者との評価比較

弊社が実施したアンケートでは、FX PLUSに改善してほしい点として下記の回答が得られた。

スプレッド・・・9.6%
スワップポイント・・・49.4%
取引ツール・・・9.0%
取引条件・・・11.5%
情報・・・17.3%
その他・・・3.2%

アンケート結果では、スワップポイントについて改善してほしいと感じている人が全体の約半数にのぼる結果となった。

スワップポイントとは2ヶ国間の金利差のことで、高金利通貨を買うことでスワップポイントを受け取れるメリットがある。

ただし、スワップポイントは各FX業者が独自に設定しているため、どの業者を利用するかによって受け取れるスワップポイントが異なる。

FX PLUSでは高金利通貨に対して上限レバレッジを制限していることを踏まえると、高金利通貨での取引については他の業者と使い分けるなどの工夫が必要だといえるだろう。

FX PLUSはどんな人におすすめか?

FX業者は各業者によって特徴やサービス内容が異なっており、口座開設の際は自分の意向に合った業者を選択することが重要だ。

ここからは、FX PLUSの特徴を踏まえたうえで口座開設に向いている人の特徴や、投資家からの総合的な評価について紹介していこう。

FX PLUSが向いている人の特徴

ここまで紹介したFX PLUSの特徴を踏まえると、FX PLUSの利用に向いているのは次のようなニーズがある人といえる。

  • スプレッドを重視して低コストで取引したい人
  • メジャー通貨・クロス円の通貨ペアを中心に取引したい人
  • 株式や投資信託でマネックス証券を利用している人

FX PLUSは比較的スプレッドが狭く、取引コストを抑えやすい。どの通貨ペアでも原則固定制が採用しているため、あらかじめコストに見通しが立ちやすいのも特徴だ。

また、FX PLUSは取扱通貨ペア数は少ない傾向にあるものの、メジャー通貨ペアやクロス円通貨ペアについては一通り揃えられている。

リスクの高いマイナー通貨やクロス円以外の通貨ペアを避け、メジャー通貨やクロス円での取引を検討している人にとっては、十分なラインナップといえるだろう。

加えて、マネックス証券はFX以外にも株式や債券、投資信託などの金融商品を提供している。

他の金融資産もまとめて管理できるため、すでにマネックス証券を利用している人や、他の金融商品での取引も検討している人にとっては、手軽に資産管理を行える利便性がある。

FX PLUSの総合的な評価

弊社が実施したアンケートによると、実際にFX PLUSを利用している投資家からの総合的な評価は5段階評価で下記の通りとなっている。

満足・・・11.5%
やや満足・・・30.8%
どちらともいえない・・・55.1%
やや不満・・・1.9%
不満・・・0.6%

「満足(11.5%)」と答えた人と「やや満足(30.8%)」と答えた人の割合を合計すると42.3%となり、全体の約4割の人がFX PLUSに満足している結果となった。

一方、「どちらともいえない(55.1%)」と答えた人は半数以上にのぼるが、回答結果を見ると特段の不満があるわけではなく、

20代女性

最低限の機能は備えている。

30代女性

他社と比べて目立つ特典が少ない。

など、サービスの基本的な機能には満足しつつも、更なる充実や独自性を期待する声が多く見られた。

また、「やや不満(1.9%)」「不満(0.6%)」と答えた人は合計で2.5%で、非常に少ない結果となった。

この結果から、実際にFX PLUSを利用している投資家の大多数が快適に利用できていることが伺える。

FX PLUSを利用するときのポイント

FX PLUSを利用するときは、下記のような点に留意したい。

  • ・取引ツールや機能が自分の取引スタイルに合っているか確認すること
  • ・通貨ペアによっては他の業者と使い分ける方法もある

FX PLUSにはスマホ用・PC用に取引ツールが提供されており、それぞれ特徴や機能が異なる。

取引を始める際は、自分のトレードスタイルをよく理解して、どのようなツールが適しているかしっかりと検討するようにしよう。

自分のトレードスタイルを確立するまでは、複数の取引ツールを使ってみて、自分に合ったものを探すこともおすすめだ。

また、FX PLUSを利用する際、通貨ペアによっては他の業者と使い分けることも検討したい。

FX PLUSでは一部の通貨ペアで最大レバレッジが低く設定されていたり、マイナー通貨の取り扱いがあまり充実していなかったりする傾向にある。

高金利通貨ペアでハイレバレッジ取引をしたい場合や、マイナー通貨ペアで取引をしたい場合などは、目的に応じて他のFX業者と使い分けるようにすると便利だ。

FX PLUSの口座開設の流れ

FX PLUSを利用するためには、まずマネックス証券で証券総合取引口座を開設する必要がある。証券総合取引口座を開設する流れは下記の通りだ。

  • メールアドレスを登録する
  • 必要事項を入力する
  • 本人確認を行う
  • 口座開設完了

証券総合取引口座の開設が完了したら、ページ中段に表示されている「FX PLUS口座を開設する」を押して次のページに進もう。

続いて、書面の確認や、投資目的等に関する質問に回答したら、開設手続きの完了だ。

なお、本人確認には「アプリで本人確認」と「WEBで本人確認」の2つの方法があり、利用する方法によって必要となる書類が異なる。詳細は下記のとおりだ。

スクロールできます
本人確認方法必要なもの
アプリで本人確認・マイナンバーカード
・マイナンバーカード用の暗証番号2種類
WEBで本人確認・マイナンバーカード
・運転免許証&通知カード

マイナンバーカードや運転免許証を持っていない場合は、郵送での口座開設となる。WEBサイトから「口座開設キット」を取り寄せて手続きを行おう。

また、FX PLUSでは下記の条件に当てはまる場合は口座開設を行うことができない。

  • 未成年の方
  • FXサービスを提供する会社に勤務している方
  • FX業務、または金融商品仲介業務に従事している方

口座開設を行う前に改めて確認しておこう。

FX PLUSで本格的なFXを始めよう

マネックス証券のFX PLUSは、スプレッドの狭さや取引手数料の安さが魅力のFXサービスである。

取引ツールはスマホ・PCどちらも本格的なツールが提供されており、初心者から上級者までトレードスタイルに合わせて活用できる。

本記事内で紹介したアンケート結果でも高い評価を得ており、人気のFX業者といえるだろう。

口座開設はオンラインですべて完結できるため、ぜひこの機会に取引を始めてみてはいかがだろうか。

この記事を書いた人

当社は、日本の中小企業を支援し、活性化を図ることを目的として「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」を運営している。有名タレントを活用したプロモーション支援を通じて、企業の魅力を効果的に発信し、ビジネスの成長を促進する。また、金融メディア事業においては、メディアを通じた情報発信により、社会全体の金融リテラシー向上に貢献することを使命としている。

目次