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債務整理におすすめの法律事務所比較とランキング

借金の返済が苦しくなり、専門家への相談を考え始めたとする。

そのとき最初にぶつかる壁が「どの事務所に相談すればいいのか」だ。

ネット上には多くのランキングや広告があふれ、かえって迷ってしまうことも少なくない。

自分に合った事務所を選ぶことは、借金問題解決の第一歩であり、その後の生活再建を左右する。

この記事では、法律事務所や司法書士事務所を選ぶ際の具体的な比較ポイントや、自分の状況に合わせた選び方を解説する。

ランキング形式の情報を見る際の「正しい見方」を知り、納得のいく相談先を見つけてほしい。

この記事で解決できるお悩み
  • どの事務所が自分に合っているかわからない
  • 弁護士と司法書士の違いがよくわからない
  • 費用が払えるか不安で相談をためらっている
  • 家族や会社にバレずに借金を整理したい
  • 怪しい事務所や失敗する選び方を避けたい

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目次

債務整理に強い法律事務所ランキング総覧

数ある法律事務所の中から、自分にとって最適な一社を見つけるのは簡単ではない。

ネット上のランキングはあくまで「選び方の目安」に過ぎないといえる。

ここでは、ランキングを見る際にチェックすべき評価基準と、タイプ別のおすすめ事務所の特徴を整理する。

ランキングの前提と評価基準

ランキングを見る際は、単なる順位ではなく「なぜその順位なのか」という根拠を確認する必要がある。

実績、費用、相談体制など、多角的な視点で評価することが大切だ。

実績件数と専門分野による評価

「実績豊富」という言葉だけで安心するのは早計だ。

重要なのは、その実績が自分の悩みと合致しているかどうかである。

以下の視点で数字の中身を見る必要がある。

相談件数と受任件数

単なる問い合わせ数(相談件数)だけでなく、実際に依頼を受けた件数(受任件数)が多いか。

債務整理の比率

企業法務や離婚問題が中心ではなく、債務整理をメインに扱っているか。

手続別の実績

任意整理だけでなく、個人再生や自己破産など、複雑な手続きの経験も豊富か。

また、弁護士会や司法書士会の債務整理に関する委員会に参加している事務所などは、専門的な知見や最新の運用に精通している可能性が高い。

実績年数も重要だが、現在の体制や担当者の経験値を見極めることが肝要だ。

費用体系と分割払いへの対応状況

借金問題で悩んでいるとき、費用の支払いは大きな懸念材料だ。

費用総額だけでなく、支払い方法の柔軟さも重要な評価軸となる。

初期費用の有無

相談料や着手金が必要か、それとも後払いが可能か。

分割払いの可否

毎月の積み立てで無理なく支払える仕組みがあるか。

費用の明確さ

報酬金や実費を含めた総額の目安が提示されているか。

法テラス(日本司法支援センター)の民事法律扶助制度を利用すれば、費用を立て替えてもらい、原則として月々の分割償還で支払うこともできる。

この制度に対応しているかどうかも、費用を抑えたい人にとっては大きなポイントだ。

相場より極端に高い、あるいは安すぎる料金設定には注意が必要である。

相談しやすさと受付時間・オンライン対応

仕事や家庭の事情で、平日の日中に事務所へ行くのが難しい人も多い。

ライフスタイルに合わせた相談のしやすさは、解決へのスピードに直結する。

受付時間

平日の夜間や土日祝日も相談を受け付けているか。

オンライン対応

Zoomなどのビデオ通話で面談が可能か。

連絡手段

電話だけでなく、メールやLINEなどで気軽に連絡できるか。

日本司法書士会連合会の指針などでは原則対面が推奨されているが、合理的な理由があればオンライン面談も許容される傾向にある。

遠方の事務所でも、オンライン完結が可能であれば選択肢に入るだろう。

また、女性専用ダイヤルや相談員の配置など、話しやすい環境作りへの配慮も確認したい。

口コミ・評判と第三者評価の活用

実際に利用した人の声は参考になるが、すべてを鵜呑みにするのは危険だ。

口コミはあくまで個人の感想であり、背景事情によって評価は分かれる。

情報の出所

GoogleマップやSNS、公式サイトのお客様の声など、複数のソースを確認する。

内容の具体性

「親身に話を聞いてくれた」「説明がわかりやすかった」など、具体的な体験談に注目する。

第三者評価

弁護士会や法テラスとの契約実績など、公的な機関との連携も信頼性の指標になる。

極端に良い評価ばかり、あるいは悪い評価ばかりの事務所には慎重になるべきだ。

全体の傾向として、どのような評判が多いかを冷静に見極める必要がある。

おすすめ法律事務所ランキング一覧

ここでは、具体的な事務所名ではなく、タイプ別にどのような事務所が「おすすめ」として上位に来やすいか、その特徴を解説する。

自分の優先順位に合わせて、どのタイプの事務所を探すべきか検討してほしい。

全国対応の大手法律事務所の特徴

テレビCMやネット広告でよく見かける大手事務所は、組織力と対応スピードが強みだ。

全国各地に支店を持ち、多くのスタッフが在籍しているため、相談から着手までの流れがスムーズである。

メリット

利便性が高く、ノウハウが蓄積されている。土日や夜間の対応も充実していることが多い。

デメリット

マニュアル的な対応になりがちで、担当者が頻繁に変わることもある。

「とにかく早く手続きを進めたい」「大手の安心感が欲しい」という人には向いているといえる。

費用を抑えやすい司法書士事務所の特徴

司法書士は、1社あたりの元金が140万円以下の借金について、代理人として交渉や訴訟を行うことができる。

弁護士に比べて費用設定が比較的安価な傾向にあるのが特徴だ。

メリット

任意整理や過払い金請求など、少額の案件であればコストを抑えられる可能性がある。

注意点

140万円を超える案件や、地方裁判所での手続き(個人再生・自己破産)では、代理権に制限がある。

「借入先は消費者金融が中心で、1社ごとの金額はそれほど大きくない」という人におすすめだ。

料金表が明確で、費用の計算方法を丁寧に説明してくれる事務所を選びたい。

女性相談窓口や家族配慮がある事務所

借金問題には、家族関係やDVなどのデリケートな事情が絡むことも少なくない。

女性弁護士や女性スタッフが対応する専用窓口を設けている事務所は、安心して相談できる環境が整っている。

特徴

プライバシーへの配慮が行き届いており、家族に知られないような連絡方法を提案してくれる。

対応

威圧的な態度を取らず、心理的なサポートも意識している。

「夫(妻)に内緒で解決したい」「男性の先生だと話しにくい」という人は、こうした配慮のある事務所を探すと良い。

地域密着型で面談しやすい事務所

地元の法律事務所は、地域の事情に精通しており、顔の見える関係で相談できるのが魅力だ。

高齢者やインターネットでのやり取りに不安がある人にとって、物理的な距離の近さは大きな安心材料になる。

特徴

地元の裁判所や金融機関の運用に詳しく、独自のネットワークを持っていることがある。

対応

訪問相談や出張相談に応じている場合もあり、足腰が弱い人でも利用しやすい。

「実際に会ってじっくり話を聞いてほしい」「地元の先生の方が安心できる」という人に向いている。

自分に合うランキングの見方

ランキング上位の事務所が、必ずしも自分にとってベストとは限らない。

自分の借金状況や生活環境に合わせて、候補を絞り込む視点を持つことが大切だ。

借金総額と手続き種類からの絞り込み

まずは、自分の借金がどのような状態なのかを把握することから始める。

それによって、選ぶべき事務所や手続きが変わってくる。

1社あたり140万円以下

認定司法書士でも対応可能なため、選択肢が広がる。

住宅ローンがある

自宅を守りたい場合、個人再生に強い弁護士が必要になる可能性がある。

返済が困難な額

自己破産も視野に入れるなら、地方裁判所での手続きに精通した弁護士が望ましい。

「総額」だけでなく、「1社ごとの金額」や「担保の有無」を確認することが重要だ。

認定司法書士の代理権は簡易裁判所の管轄(訴訟物の価額140万円以下)に限られるため、これを超える場合は弁護士への依頼が基本となる。

生活環境と相談スタイルからの絞り込み

普段の生活リズムや性格によっても、合う事務所は異なる。

無理なく手続きを進めるために、自分のスタイルに合った事務所を選びたい。

平日忙しい

夜間・土日対応、オンライン面談ができる事務所。

地方在住

近くに事務所がない場合、全国対応で出張相談やオンライン対応がある事務所。

家族に秘密

郵便物の差出人名を個人名にしてくれるなど、秘密厳守の配慮がある事務所。

事務的なやり取りを好むか、親身なサポートを求めるか、相性も大切な要素だ。

優先したい条件ごとの候補比較(費用・速度・安心感)

最後に、自分が何を最も重視するかで比較する。

1.費用重視

法テラス対応、分割払い可、司法書士(案件による)などを検討。

2.速度重視

組織力のある大手事務所、債務整理専業の事務所。

3.安心感重視

面談時間をしっかり取る、デメリットも隠さず説明する、アフターフォローがある事務所。

これらを天秤にかけ、自分の中で優先順位をつけることで、納得のいく事務所選びができるはずだ。

債務整理を司法書士へ相談する場合の詳細はこちらをチェック

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弁護士と司法書士の違いと依頼先の選び方

債務整理を依頼する際、「弁護士」と「司法書士」のどちらにお願いすべきかで迷う人は多い。

両者には法律上の権限に明確な違いがあり、扱える案件の範囲が異なる。

ここを理解しておかないと、手続きの途中で依頼先を変えなければならなくなるリスクもある。

債務整理を依頼できる専門家の種類

債務整理の専門家は主に弁護士と認定司法書士の2つだ。

それぞれの役割と強みを知り、自分のケースに合った専門家を選ぶことが重要だ。

弁護士に依頼する場合の役割と強み

弁護士は、法律事務全般を扱うことができる専門家だ。

債務整理においても、金額や手続きの種類に関わらず、すべての業務を代理人として行うことができる。

フルサポート

簡易裁判所だけでなく、地方裁判所での手続き(自己破産・個人再生)でも代理人として活動できる。

紛争対応

債権者との交渉がこじれて訴訟になった場合でも、制限なく対応可能だ。

複雑な案件

事業主の倒産や、過払い金が高額なケースなど、法的論点が複雑な事案にも強い。

「借金の額が大きい」「裁判所の手続きが必要になりそう」「トラブルが心配」という場合は、弁護士に依頼するのが確実だ。

司法書士に依頼する場合の役割と強み

ここで言う司法書士とは、法務大臣の認定を受けた「認定司法書士」を指す。

彼らは簡易裁判所における民事事件(訴訟の目的の価額が140万円を超えないもの)について、代理権を持っている。

コストパフォーマンス

弁護士よりも費用が安く設定されている傾向がある(事務所による)。

身近な相談相手

任意整理や過払い金請求など、比較的少額の案件解決に強みを持つ事務所が多い。

書類作成

自己破産や個人再生の代理人にはなれないが、裁判所に提出する書類の作成代行(書類作成援助)を行うことはできる。

「借入額が少ない」「任意整理で解決できそう」という場合は、司法書士への依頼も有力な選択肢となる。

弁護士と司法書士の法律上の権限の違い

権限の違いにおける最大のポイントは「金額」と「裁判所の種類」だ。

これらは法令で厳格に定められている。

取扱える債務額と手続き範囲の違い

司法書士(認定司法書士)が代理できるのは、「1社あたりの元金が140万円以下」の案件に限られる。

これを超える案件は、弁護士の独占業務領域となる。

140万円の壁

1社からの借金が140万円を超えている場合、司法書士はその業者の交渉代理や訴訟代理ができない。

借金総額ではない

借金総額が300万円でも、A社50万円、B社80万円…と1社ごとが140万円以下なら、司法書士でも任意整理の代理が可能だ。

自分の借入状況を確認し、1社でも140万円を超える債権がある場合は、弁護士への相談を優先したほうがスムーズに進むことが多い。

裁判所手続きと交渉の対応範囲

手続きの種類によっても、関わり方が変わってくる。

任意整理

140万円以下なら司法書士も代理人として交渉可能。

過払い金請求

回収額が140万円を超えると、司法書士は代理できなくなる(地裁管轄になるため)。

個人再生・自己破産

地方裁判所の管轄となるため、司法書士は「代理人」になれない。あくまで「書類作成者」としてサポートする形になる。

弁護士であれば、個人再生や自己破産でも代理人として裁判所の面接に同席したり、予納金(裁判所費用)が少額で済む運用(即日面接など)を利用できたりするメリットがある。

ケース別のおすすめ依頼先

具体的な状況に合わせて、どちらを選ぶべきか整理してみよう。

140万円以下の借金が中心のケース

消費者金融やクレジットカードのリボ払いが積み重なっているが、1社ごとの残高は数十万円程度というケース。

この場合、司法書士のメリットが活きやすい。

理由

任意整理での解決が見込まれ、費用を抑えられる可能性がある。

注意

将来的に訴訟リスクがある場合や、交渉が難航しそうな業者が含まれている場合は、最初から弁護士に依頼するのも手だ。

住宅ローン付きで返済負担が重いケース

住宅ローンを払いながら他の借金を整理したい場合、個人再生の「住宅資金特別条項(住宅ローン特則)」の利用を検討することになる。

この手続きは非常に複雑なため、弁護士への依頼が推奨される。

理由

住宅ローン特則の要件判断や、再生計画の作成には高度な専門知識が必要。

司法書士の場合

書類作成のみの支援となるため、裁判官との面談などは自分で行わなければならない場面が出てくる可能性がある。

事業資金や保証債務が絡むケース

個人事業主や会社経営者、あるいは連帯保証人になっている借金があるケース。

これは権利関係が複雑になりやすく、弁護士に依頼すべき典型的なパターンだ。

理由

事業の継続可否や税金滞納、取引先への影響など、多角的な法的判断が求められる。

リスク

破産手続において、管財事件(費用と手間がかかる手続き)になる可能性が高く、弁護士代理人がいないと手続きがスムーズに進まないことが多い。

専門家選びで確認したいポイント

弁護士か司法書士かに関わらず、最終的には「その事務所が信頼できるか」が重要だ。

以下のポイントをチェックしよう。

債務整理への注力度と過去の解決実績

ホームページなどで「債務整理」をどの程度強調しているか確認する。

「なんでもやります」という事務所より、債務整理に特化していたり、専門チームを持っていたりする事務所の方が、ノウハウが蓄積されている可能性が高い。

「どのような解決事例があるか」「難しい案件も扱っているか」を聞いてみるのも良いだろう。

担当者との相性と説明の分かりやすさ

無料相談を利用して、担当者との相性を確かめる。

専門用語

難しい言葉を使わず、わかりやすく説明してくれるか。

リスク説明

「ブラックリスト」や「財産処分」などのデメリットを隠さずに教えてくれるか。

質問への態度

こちらの質問に対して、面倒がらずに誠実に答えてくれるか。

威圧的な態度や、契約を急かすような態度の事務所は避けたほうが無難だ。

相談時に確認しておくべき注意事項

契約前に、以下の点は必ず確認しておきたい。

費用の総額

追加費用の有無や、支払いのタイミング。

解決までの期間

おおよそのスケジュール。

連絡体制

担当者と連絡が取りやすいか、進捗報告はあるか。

これらをあいまいにせず、書面や見積もりで提示してくれる事務所を選ぶことが、トラブル回避の鍵となる。

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任意整理・個人再生・自己破産など手続きの種類と特徴

債務整理には主に「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つの方法がある。

それぞれメリット・デメリットがあり、どの手続きが適しているかは、借金の額や資産状況によって異なる。

ここでは、各手続きの特徴をわかりやすく解説する。

任意整理の仕組みと向いている人

任意整理は、裁判所を通さずに、弁護士や司法書士が債権者と直接交渉する手続きだ。

最も利用者が多く、柔軟な解決が期待できる。

利息カットと分割回数の調整方法

任意整理の主な目的は、将来支払う予定の「利息」をカットし、元金のみを分割で返済することだ。

多くのケースでは、和解成立後の将来利息や遅延損害金の免除を目指して交渉する。

返済期間は、3年から5年(36回〜60回払い)程度に設定されるのが一般的だ。

効果

利息がなくなる分、毎月の返済額がすべて元金の返済に充てられるため、完済までのゴールが明確になる。

注意

あくまで交渉事であり、法的義務ではないため、債権者が応じない場合もある。

任意整理を選ぶメリットと主なリスク

メリット
  • 裁判所を使わないため、手続きが比較的早く、家族や会社に知られにくい。
  • 特定の借金だけを選んで整理できる(例:住宅ローンや車のローンを除外して、カードローンだけ整理するなど)。
  • 財産を処分する必要がない。
リスク
  • 信用情報機関に事故情報が登録され(いわゆるブラックリスト)、一定期間(完済から5年程度など)は新たな借入れやクレジットカードの利用が難しくなる。
  • 元金自体は減らないため、借金総額が大きすぎる場合は解決できないことがある。

任意整理の代表的な和解パターン

よくある和解の形は、「将来利息をゼロにし、残った元金を60回(5年)払いにする」というものだ。

例えば、残高100万円の借金なら、月々約1万6000円〜1万7000円の返済で済む計算になる。

ただし、最近は和解条件を厳しくする業者も増えており、頭金の支払いを求められたり、利息カットに応じなかったりするケースもある。

個別の和解条件は専門家の交渉力にも左右される。

個人再生の特徴と活用場面

個人再生は、裁判所に申し立てを行い、借金を大幅に減額してもらう手続きだ。

「家を残したいけれど、借金が多すぎて返せない」という人に適している。

住宅ローン特例を利用できる条件

個人再生の大きな特徴は、「住宅資金特別条項(住宅ローン特則)」を利用できる点だ。

これを使うと、住宅ローンはこれまで通り支払い続け(自宅を守り)、それ以外の借金を減額することができる。

利用するには、本人が住んでいる持ち家であることや、抵当権の設定状況など、いくつかの条件を満たす必要がある。

元本大幅減額が期待できるケース

民事再生法に基づき、借金総額(住宅ローンなどを除く)に応じて、最低弁済額が決まる。

例えば、借金が500万円の場合、最大で100万円まで減額される可能性がある(資産状況などにより異なる)。

この減額された借金を、原則3年(最長5年)で分割返済していく計画を立てる。

任意整理では返しきれない額でも、個人再生なら完済できる可能性があるのだ。

個人再生のメリットとデメリット

メリット
  • 借金の大幅な減額が可能。
  • マイホームを手放さずに済む(住宅ローン特則利用時)。
  • 自己破産のような資格制限(警備員になれない等)がない。
デメリット
  • 継続的な収入が必要(アルバイトやパートでも可だが、安定性が求められる)。
  • 手続きが複雑で費用も高めになりやすい。
  • 国が発行する「官報」に住所・氏名が掲載される。

自己破産の基本と検討すべきケース

自己破産は、裁判所に認められれば、借金の支払い義務がすべて免除される(税金などを除く)手続きだ。

最終手段というイメージが強いが、経済的再生のための法的な救済制度である。

自己破産の主な要件と制限される資格

裁判所によって「支払不能(これ以上返済できない状態)」と認められる必要がある。

その後、「免責許可決定」が確定すれば、借金はゼロになる。

ただし、手続き期間中は一部の職業(弁護士、司法書士、警備員、生命保険募集人など)に就けないという「資格制限」がある。

免責が確定すれば、この制限は解除される(復権)。

手続き後の生活再建のポイント

借金がなくなれば、収入をすべて生活費や貯蓄に回せるようになる。

自己破産をしたからといって、戸籍に載ることもなければ、選挙権がなくなることもない。

就職が一律に禁止されるわけでもないため、新たなスタートを切ることが可能だ。

ただし、ブラックリストには登録されるため、当面は現金中心の生活を送り、家計管理を徹底することが重要になる。

財産処分と残せる財産の考え方

自己破産をすると、一定の価値がある財産(マイホームや高価な車など)は換金され、債権者への配当に充てられる。

しかし、すべての財産を失うわけではない。

生活に必要な家財道具や、99万円以下の現金などは「自由財産」として手元に残せるのが一般的だ(裁判所の運用による)。

「身ぐるみ剥がされる」というのは誤解であり、生活再建に必要な最低限の資産は守られる仕組みになっている。

過払い金請求と完済後の債務整理

長期間借入れをしていた場合、「過払い金」が発生している可能性がある。

これは、払いすぎた利息を取り戻す手続きだ。

過払い金が発生しやすい取引の特徴

2010年(平成22年)6月以前から取引を続けている場合、利息制限法の上限(15〜20%)を超える「グレーゾーン金利」で利息を払っていた可能性がある。

この期間が長いほど、過払い金が発生している確率は高い。

完済した借金だけでなく、返済中の借金でも過払い金が発生していれば、借金残高を減らせる(あるいはゼロにしてお金が戻ってくる)可能性がある。

過払い金請求と任意整理を併用するケース

複数の業者から借りている場合、A社は過払い金請求でお金を取り戻し、B社は任意整理で利息をカットする、といった併用が可能だ。

過払い金で戻ってきたお金を、他の借金の返済や弁護士費用に充てることで、全体の負担を大きく減らせるケースもある。

ただし、借金が残る状態で過払い金請求(引き直し計算)を行うと、信用情報に影響が出る場合があるため、専門家と相談して進め方を決める必要がある。

完済後にできる過払い金請求の期限

すでに借金を完済している場合でも、過払い金請求は可能だ。

ただし、「時効」がある点に注意が必要だ。

基本的には「取引終了(完済)から10年」で時効にかかり、請求できなくなる。

2020年の民法改正の影響もあり、個別の事情で時効期間の解釈が変わることもあるが、「完済から10年」が一つの目安だ。

心当たりがあるなら、古い明細がなくても調査できるので、早めに相談することをおすすめする。

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債務整理の費用相場と支払い方法

「借金解決のために相談したいが、その費用がない」と悩む人は非常に多い。

しかし、多くの事務所では、今手元にお金がなくても依頼できる仕組みが整っている。

ここでは、一般的な費用相場と、負担を抑える方法を解説する。

手続き別の一般的な費用相場

費用は事務所や地域、借入件数によって異なるため、あくまで目安として捉えてほしい。

必ず複数の事務所の料金を確認することをおすすめする。

任意整理の着手金と報酬金の目安

任意整理の費用は、債権者1社ごとに計算されるのが一般的だ。

着手金

1社あたり2万円〜5万円程度。

報酬金

和解成立時に1社あたり2万円〜程度。

減額報酬

借金が減った額の10%程度(事務所による)。

「着手金無料」を謳う事務所もあるが、その分報酬金が高めに設定されていることもあるため、トータルコストで比較することが重要だ。

個人再生の費用構成と裁判所費用

手続きが複雑なため、任意整理より高額になる。

弁護士・司法書士費用

30万円〜60万円程度(住宅ローン特則ありの場合は高くなる傾向)。

裁判所費用

申立手数料や予納金など、約3万円〜。

個人再生委員報酬

裁判所が再生委員を選任する場合、別途15万円〜25万円程度が必要になることがある。

自己破産の費用構成と管財事件の場合の追加費用

自己破産には、財産がない場合の「同時廃止」と、管財人がつく「管財事件」がある。

  • 同時廃止:弁護士費用30万円〜50万円程度 + 裁判所費用数万円。
  • 管財事件:弁護士費用に加え、裁判所に納める「管財予納金」が最低20万円〜必要になることが多い。

管財事件になるかどうかで費用が大きく変わるため、事前の見通しを専門家に聞くことが大切だ。

料金表の見方と比較のチェックポイント

ホームページの料金表を見るときは、以下の項目に注目しよう。

相談料と初回無料の範囲の確認

最近は「初回相談無料」の事務所が多いが、「何度でも無料」なのか「初回30分のみ無料」なのかを確認しよう。

また、債務整理以外の相談は有料となるケースもある。

電話やオンライン相談も無料対象に含まれるかチェックしておくと良い。

着手金・報酬金・減額報酬の違い

着手金

結果に関わらず、依頼した時点で発生する費用。

報酬金

手続きが成功した(和解できた、免責が降りた)ときに発生する費用。

減額報酬

借金を減らせた額に応じて発生する費用。過払い金がある場合も同様。

これらがどのように組み合わされているかを見る。「基本料」などの名目で別途費用がかかる場合もあるので注意が必要だ。

追加費用や実費が発生する場面

弁護士費用以外に、以下のような「実費」がかかる。

事務手数料

通信費や事務用品費として定額請求されることがある。

印紙代・切手代

裁判所への申立てに必要な実費。

交通費

出張相談や裁判所への出頭にかかる費用。

見積もりの段階で、これらの実費が含まれているか、別途請求されるかを確認しておこう。

費用負担を抑える工夫と公的支援

手持ちのお金が少なくても、諦める必要はない。

分割払いや後払いに対応している事務所

債務整理を依頼すると、債権者への返済が一時的にストップする(受任通知の効果)。

その返済が止まっている期間を利用して、弁護士費用を分割で積み立てていく方法をとる事務所が多い。

これなら、新たな負担を強いられることなく、費用の準備が可能だ。

「初期費用0円」「分割払いOK」と明記されている事務所を探してみよう。

法テラスの利用条件とメリット

収入と資産が一定基準以下の場合、法テラス(日本司法支援センター)の「民事法律扶助」を利用できる。

メリット
  • 弁護士・司法書士費用を法テラスが立て替えてくれる。
  • 費用自体が法テラスの基準で低廉に設定されている。
  • 返済は、原則として月額5,000円〜10,000円程度の分割払いで済む。
  • 生活保護受給者は費用の支払いが免除される場合がある。

利用条件(収入基準など)は法テラスの公式サイトで確認できる。多くの弁護士・司法書士が法テラス契約をしているので、相談時に利用希望を伝えてみよう。

費用が払えない場合にできる相談方法

どうしても費用が捻出できない場合は、まずは法テラスや自治体の無料法律相談を利用しよう。

また、裁判所には「訴訟上の救助」という制度があり、認められれば裁判費用の支払いが猶予されることもある。

「お金がないから相談できない」と一人で抱え込まず、公的な支援制度を頼ってほしい。

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無料相談と減額診断の活用方法

専門家に正式依頼する前に、無料相談やWeb上の減額診断ツールを活用することで、解決へのイメージを具体化できる。

無料相談で確認しておきたいこと

限られた時間を有効に使うために、事前の準備が大切だ。

相談前に準備しておくべき情報一覧

正確なアドバイスをもらうために、以下の情報を整理しておこう(わかる範囲でOK)。

債権者一覧

どこから、いくら借りているか。

収入・支出の状況

給与明細や家計簿など。

資産状況

預貯金、保険、車、不動産など。

契約書類

カード、明細書、督促状、裁判所からの通知など。

資料が揃っていなくても相談は可能だが、情報が多いほど具体的な提案がもらえる。

相談時に聞いておきたい質問例

遠慮せずに以下のことを質問しよう。

  • 「私の場合、どの手続きがベストか」
  • 「費用は総額でいくらになるか。分割払いはできるか」
  • 「手続きにかかる期間はどのくらいか」
  • 「家族や会社にバレるリスクはあるか」
  • 「デメリットについて詳しく教えてほしい」

複数事務所に相談するときのポイント

「セカンドオピニオン」として、複数の事務所の話を聞くのは賢い方法だ。

事務所によって方針(任意整理を推すか、破産を推すかなど)や費用が異なることは珍しくない。

他の事務所にも相談していることは正直に伝えても問題ない。

ただし、同時に複数の事務所に「依頼(契約)」するのはトラブルの元なので避けよう。

減額診断サービスの仕組みと注意点

ネット広告などで見かける「借金減額シミュレーター」や「減額診断」は、手軽に利用できる反面、仕組みを理解しておく必要がある。

診断結果で分かることと分からないこと

分かること

入力した借金総額や期間に基づき、「法律上、これくらい減る可能性がある」という概算や、おすすめの手続き方法。

分からないこと

個別の業者との交渉結果や、詳細な家計状況を踏まえた現実的な返済プラン。

あくまで「簡易的な目安」であり、最終的な判断は専門家との面談が必要であることを理解しておこう。

入力情報の扱いと個人情報の保護

診断には、電話番号やメールアドレスの入力が求められることが多い。

これは、診断結果を伝えるために事務所から連絡が来るためだ。

利用する際は、運営元がはっきりしているか、プライバシーポリシー(個人情報保護方針)が明記されているかを確認しよう。

信頼できる事務所やサービスを選ぶことが大切だ。

診断結果を専門家相談にどうつなげるか

診断結果をスクリーンショットなどで保存し、実際の相談時に見せると話が早い。

「シミュレーションではこれくらい減ると出たが、実際はどうか」と質問のきっかけにできる。

ただし、専門家が詳細を聞き取った結果、診断とは違う方法を提案されることもある。その場合は、専門家の判断を優先した方が確実だ。

オンライン相談・電話相談を使うときのコツ

オンライン完結型の手続きの流れ

最近は、来所不要で契約まで完結できる事務所も増えている。

Webフォームで申し込み → ZoomやLINEで面談 → 電子契約や郵送で契約締結 → 手続き開始、という流れが一般的だ。

司法書士会の指針等では本人確認や意思確認の重要性が強調されているため、オンラインでもしっかりと顔を見て話せる事務所を選ぼう。

対面相談との違いとメリット

オンラインは移動時間がなく、全国どこからでも相談できるのが最大のメリットだ。

一方で、資料を直接見ながら指差し確認したり、事務所の雰囲気を感じ取ったりするのは難しい。

初回はオンラインで手軽に相談し、重要な局面や書類提出のタイミングで一度訪問する、といった使い分けも有効だ。

土日夜間相談の活かし方

平日は仕事で電話に出られない人は、土日や夜間に予約できる事務所が便利だ。

ただし、夜間は時間が限られることがあるため、質問事項をメモにまとめておき、要点を絞って話す準備をしておくとスムーズだ。

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口コミ・評判から見る法律事務所の信頼性

ネット上の口コミは、事務所選びの重要な判断材料になるが、見極めが必要だ。

口コミをチェックする際の基本的な視点

利用者の具体的な体験談の読み取り方

単なる「良かった」「悪かった」ではなく、具体的なエピソードが含まれている口コミを探そう。

「事務員さんの対応が丁寧で安心できた」

「進捗連絡が少なくて不安だった」

「費用説明が最初の話と違った」

こうした具体的な記述は、実際のサービスの質を反映している可能性が高い。

低評価口コミの理由をどう判断するか

低評価があっても、すぐに「悪徳」と決めつけるのは早い。

「思ったより減額されなかった」という不満は、法的な限界によるもので、事務所の責任ではない場合もある。

一方で、「連絡がつかない」「高圧的だった」という声が複数ある場合は、体制に問題がある可能性があるため避けたほうが無難だ。

星の数だけに頼らない比較の工夫

星の数はサクラや感情的な投稿で歪められることがある。

星5つばかりの事務所より、多少低い評価があっても、事務所側が誠実に返信しているなど、対応が見える事務所の方が信頼できる場合もある。

弁護士会や司法書士会の登録情報や、公式サイトの充実度と合わせて総合的に判断しよう。

悪質事務所を見分けるチェックポイント

残念ながら、利益優先で依頼者の利益を損なう事務所もゼロではない。

誇大広告や極端な成功保障の注意点

「必ず借金がゼロになる」「誰でも絶対に損しない」といった断定的な表現は、弁護士会等の広告規定に抵触する恐れがある。

誠実な専門家であれば、リスクやデメリットについても必ず説明するはずだ。

うまい話ばかり強調する広告には注意しよう。

料金の説明が不透明なケース

「相談無料」を強調しつつ、契約後に高額な手数料を請求するケースがある。

見積もりの内訳をあいまいにしたり、契約書をなかなか見せてくれなかったりする事務所は危険だ。

契約前に必ず費用総額と内訳を確認しよう。

契約を急かされる場面での対処方法

「今すぐ契約しないと大変なことになる」などと不安を煽り、その場でのサインを強要する事務所は避けよう。

委任契約は自由意思に基づくものだ。

「一度持ち帰って検討する」とはっきり伝え、少しでも違和感があれば契約を見送る勇気を持とう。

体験談から見える良い事務所の共通点

説明の丁寧さとコミュニケーション

良い事務所は、専門用語を使わず、わかる言葉で説明してくれる。

「わからないことはあるか」とこまめに確認してくれる姿勢がある事務所は、信頼度が高い。

手続き中の進捗連絡の頻度

債務整理は数ヶ月〜1年以上かかることもある。

「和解案が出た」「裁判所に申し立てた」など、節目ごとに連絡をくれる事務所だと、安心して任せられる。

連絡手段や頻度について、最初の相談時に確認しておくと良い。

生活再建まで寄り添う姿勢の有無

借金を整理するだけでなく、「なぜ借金が増えたのか」「今後どうやって家計を立て直すか」まで一緒に考えてくれる事務所は理想的だ。

家計簿のつけ方をアドバイスしてくれたり、再発防止策を提案してくれたりする事務所は、真に依頼者の利益を考えていると言えるだろう。

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債務整理を依頼してから解決までの流れ

実際に依頼すると、どのような手順で進むのか。

全体像を把握しておくと、不安が軽減される。

相談から受任までのステップ

初回相談と方針決定のプロセス

まずは電話やWebで予約し、弁護士・司法書士と面談する。

借金や家計の状況を伝え、どの手続き(任意整理・個人再生・自己破産)が適しているか提案を受ける。

メリット・デメリットを聞き、方針を仮決定する。

委任契約の締結と費用の支払い方法

方針に納得できたら、委任契約を結ぶ。

契約書には、業務内容、費用、解約条件などが記載されているので、しっかり読み合わせを行う。

法テラスを利用する場合は、法テラスへの援助申込書類も作成する。

取引履歴の取り寄せと債務額の確定

契約後、専門家は債権者に対して「受任通知」を送る。

同時に、過去の取引履歴を取り寄せ、利息制限法に基づく引き直し計算を行う。

これにより、正確な借金総額や過払い金の有無が確定する。

債務整理手続き中の進み方

債権者への受任通知と督促ストップ

専門家から受任通知が発送され、債権者に届いた時点で、貸金業法等の規定により、本人への直接の督促や取り立てが停止する。

返済も一時的にストップするため、精神的に大きな安らぎを得られる瞬間だ。

(※裁判手続が進んでいる場合など、例外もある)

任意整理の和解交渉と合意締結

引き直し計算で確定した金額をもとに、専門家が各債権者と交渉する。

将来利息のカットや分割回数の延長を求め、双方が合意できれば和解書を取り交わす。

ここから、和解内容に基づいた新たな返済がスタートする。

個人再生・自己破産の申立てから決定まで

これらの手続きは裁判所への申立てが必要だ。

家計簿や陳述書などの必要書類を準備し、裁判所に提出する。

裁判官との面接(審尋)や、再生委員・管財人との面談を経て、再生計画の認可や免責許可の決定を目指す。

手続き期間は半年〜1年程度かかるのが一般的だ。

手続き完了後の生活再建

家計管理の見直しと固定費削減

手続きが終わったら、二度と多重債務に陥らないよう生活習慣を見直す。

携帯料金や保険、サブスク等の固定費を削減し、収支のバランスを整える。

自治体などの家計相談窓口を利用するのも良い方法だ。

クレジット・ローン利用の再開目安

信用情報機関(JICCやCIC、KSC)には、事故情報が一定期間登録される。

一般的に、任意整理完済後や破産免責決定から5年〜7年程度は、新たな借入れやクレジットカードの審査に通るのは難しいとされる(KSCの官報情報登録期間の変更等による)。

この期間は、デビットカードやスマホ決済などを活用し、現金主義で生活することになる。

再び借金を抱えないための習慣作り

毎月の収支を把握し、少しずつでも貯蓄をする習慣をつける。

借金の原因がギャンブルや浪費にある場合は、専門の医療機関や自助グループにつながることも大切だ。

生活再建こそが、債務整理の本当のゴールである。

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債務整理に関するよくある質問(FAQ)

債務整理をするとどのくらい信用情報に載るのか

手続きや信用情報機関によって異なるため、各公式サイトでの確認が推奨されるが、目安としては以下の通りだ。

  • JICC・CIC:契約終了(完済)から5年以内など。
  • 全銀協(KSC):官報情報は当該決定日から7年以内(2022年11月以降の基準)など。

この期間中は、住宅ローンやクレジットカードの審査が通りにくくなる傾向がある。

家族や勤務先に債務整理が知られてしまう可能性はあるか

任意整理の場合、裁判所を使わず、郵便物等の配慮をしてくれる事務所を選べば、家族や会社に知られる可能性は低い。

一方、個人再生・自己破産は、官報に住所氏名が載るため、知られるリスクはゼロではない(ただし一般の人が官報を見ることは稀だ)。

また、会社からの借入れがある場合や、家族が保証人になっている場合は、その対象に連絡が行くため隠すことは難しくなる。

滞納や督促が進んでいても債務整理は間に合うのか

間に合う可能性が高いといえる。

ただし、放置して裁判所から「支払督促」や「訴状」が届き、給与差押えなどが始まると、解決の選択肢が狭まってしまう。

状況が悪化するほど手続きが複雑になるため、督促状が届いた段階で、できるだけ早く専門家に相談することをおすすめする。

自分で債務整理をすることは可能か専門家に依頼すべきか

自分で「特定調停」を申し立てたり、業者と交渉したりすることは制度上可能だ。

しかし、法律知識がないと不利な条件で和解してしまったり、手続きの不備で失敗したりするリスクがある。

また、専門家からの通知で督促が止まるメリットも受けられない。

基本的には、弁護士や司法書士に依頼した方が、精神的負担も少なく、安全確実に解決できるといえる。

債務整理後に引っ越しや転職に制限はあるのか

任意整理や個人再生では、引っ越しや転職に制限はない。

自己破産の場合、手続き中(破産手続開始から免責確定まで)は、裁判所の許可なく長期の旅行や引っ越しができないことがある(管財事件の場合)。また、警備員など一部の職業に就けない期間がある。

しかし、手続き終了後はこれらの制限はなくなり、自由に生活できる。

債務整理中に新たな借入れやカード利用はできるのか

原則としてできない。

手続き中に新たな借金をすると、「返済する意思がない」とみなされ、和解交渉が決裂したり、自己破産の免責が降りなかったりする恐れがある。

また、信用情報に事故情報が登録されるため、そもそも審査に通らないことがほとんどだ。

複数の事務所に同時に相談しても問題ないのか

相談(面談)段階であれば、複数の事務所に行っても問題ない。

いわゆる「セカンドオピニオン」として、費用や方針を比較するのは良いことだ。

ただし、複数の事務所と同時に「契約」を結ぶのはトラブルの原因となるため避けよう。比較検討した上で、信頼できる一社に絞って依頼してほしい。

どのタイミングで家族に相談した方がよいのか

可能であれば、専門家に相談する前、あるいは相談直後の早い段階が望ましい。

特に、家計を共にしている場合や、住宅ローン・保証人が絡む場合は、家族の協力が不可欠だ。

どうしても言えない事情がある場合は、まず専門家にその旨を伝え、いつ、どのように話すべきか(あるいは秘密裏に進めるか)のアドバイスをもらうと良いだろう。

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まとめ

債務整理の事務所選びで最も大切なのは、ランキングの順位よりも「自分の状況に合っているか」を見極めることだ。

  • 借金が少額・数社なら:費用を抑えやすい司法書士や、親身な対応の事務所を検討する。
  • 借金が高額・複雑なら:法律のフルサポートが可能な弁護士事務所を選ぶ。
  • 費用が不安なら:法テラス対応や分割払い可能な事務所を探す。

借金問題は、時間が経つほど状況が悪化し、解決の選択肢が減ってしまう。

多くの事務所では無料相談を行っている。

まずは一歩踏み出し、専門家の話を聞いてみてほしい。

相談することで、「解決できるんだ」という安心感を得られるはずだ。

この記事を書いた人

当社は、日本の中小企業を支援し、活性化を図ることを目的として「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」を運営している。有名タレントを活用したプロモーション支援を通じて、企業の魅力を効果的に発信し、ビジネスの成長を促進する。また、金融メディア事業においては、メディアを通じた情報発信により、社会全体の金融リテラシー向上に貢献することを使命としている。

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