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VIASOカードの審査は甘いのか?審査基準や発行の流れを解説

この記事で解決できるお悩み
  • VIASOカードの審査は厳しいのか?甘いのか?
  • VIASOカードの審査通過のコツは何?
  • VIASOカードの審査に落ちるケースとは?

三菱UFJニコスが発行するVIASOカードは、年会費無料ながらポイントのオートキャッシュバックというユニークな仕組みや、加盟店での還元率アップが魅力のクレジットカードだ。

多様なデザインやカジュアルな印象もあって、若年層から主婦層まで幅広い支持を集めている。

とはいえ、いざ申し込もうとする際に気になるのが「審査はどの程度厳しいのか?」という点だろう。

本記事では、VIASOカードの審査難易度や基準を解説するとともに、審査に通るためのポイントや、もし落ちてしまった場合の対処法などを紹介する。

審査の流れや期間、即時発行の有無についてもまとめているので、これから申し込もうとしている方は、ぜひ参考にしてほしい。

目次

VIASOカードの審査基準は甘い?厳しい?

まずは、VIASOカードがどの程度の審査難易度なのかを確認しよう。

銀行系カードであることや、カードランクなどを勘案し、総合的に分析していく。

審査難易度は「銀行系の中ではやや甘め」

VIASOカードは、MUFGグループのカード会社である三菱UFJニコスが発行する「一般カード」に分類される。

そのためここでは、「発行元」と「カードランク」という2つの側面から、審査難易度を考察していく。

カード発行元から考える審査難易度

クレジットカードの発行会社は、「銀行系」「流通系」「交通系」などに大別されるのが一般的だ。

なかでも銀行系カードは、利用者の安定収入や信用情報を厳しく審査する傾向があるとされ、比較的ハードルが高いといわれることが多い。

しかし、VIASOカードの場合は大手銀行が直接発行しているカードほどの厳しさはなく、審査は比較的緩やかだとされている。

カードのランクから考える審査難易度

VIASOカードは、年会費が永年無料の「一般カード」ランクに相当する。

クレジットカードにはゴールドやプラチナ、さらにはブラックなどの上位ランクが存在するが、これらのハイクラスカードは高い信用力や安定した収入水準を必要とする場合が多い。

しかし、一般ランクに相当するVIASOカードは、入会のための条件や要求される収入のハードルが低めに設定されている。そのためハイクラスのカードに比べると、明らかに取得しやすいと言える。

VIASOカードは「満18歳以上」なら申し込み可能

VIASOカードの申込条件は、以下のとおりである。

  • 満18歳以上(高校生を除く)
  • 本人または配偶者に安定した収入のあること

高校生の場合、「卒業年度の10月1日以降に申し込みして、なおかつ卒業後の進路が決まっている場合」は、学生用のクレジットカードに申し込むことになる。

成人年齢が18歳に引き下げられたことにより、18歳や19歳の申し込みであっても、親権者の同意は不要になった。

収入については、本人だけでなく配偶者の収入も審査の対象になっている。主婦・主夫の方で配偶者に安定した収入があれば、本人には収入がなかったとしても審査通過の可能性は十分にある。

VIASOカードの審査基準

VIASOカードの審査基準は公表されていないが、一般的にクレジットカードの審査で重視される以下の要素について確認していると考えられる。

  • 個人情報(氏名・年齢・住所・電話番号 等)
  • 勤務先の情報(企業規模、勤続年数、雇用形態、年収 等)
  • 居住形態(持ち家・賃貸、居住年数)
  • 他社借入状況(カードローン、キャッシング残高、リボ残高 等)
  • 信用情報(クレジットやローンの利用履歴、支払い遅延や債務整理の有無 等)

最終的には、「継続的に返済できる能力を持っているか」「過去に重大な滞納や金融事故がないか」が総合的に評価される。

VIASOカードの審査に通過するためのポイント

審査通過を目指すなら、以下のポイントを意識して申し込みを行うとよい。

クレジットヒストリーを良好に保つ

まず意識しておきたいのが、クレジットヒストリー(通称:クレヒス)を良い状態に保つことだ。

クレヒスとは、クレジットカードやローンの契約・利用・返済状況を時系列で記録したものだ。

カード会社はこのクレヒスをもとに、「この人は将来的にもきちんと支払ってくれるだろうか」という信用力を判断する。

カード利用後の支払いを遅延なく済ませておくと、プラスの実績(良好クレヒス)として積み重なる。

一方、支払いが遅れると「遅延履歴」が残り、評価を下げる原因になってしまう。

クレヒスは長期にわたって蓄積されるものだ。日頃から遅れなく支払う習慣を作り、クレジットヒストリーを少しずつ「磨いて」おくようにしよう。

多重申し込み(申し込みブラック)は避ける

VIASOカードの審査に確実に通過したいなら、VIASOカード1枚に絞って申し込むのが安全だ。

短期間に複数のクレジットカードやローンを一度に申し込む行為は、信用情報の観点から非常にリスクが高い。

信用情報には最大6ヶ月間、申し込みの履歴が記録される。どの会社に、いつ申し込んだかが記載されており、その間に複数回の申し込みがあれば「多重申込」と評価される。

この場合、「資金繰りに困っている」「返済能力に不安がある」と判断されかねず、審査に不利になると考えた方が良い。

利用希望額は「必要最低限」で設定する

利用希望の枠については、自分の年収や支払い能力に見合った適度な金額を選び、無理をしないのが得策だ。

あまりに高い限度額を申請すると、「本当に返済できるのか?」と警戒され、審査が慎重になる点に注意したい。

10万〜30万円程度あれば、日常利用には十分対応できる。カードの利用実績を積んだ後なら、限度額の引き上げ申請ができるし、場合によっては会社側から案内されることもある。

むやみに高い利用額を希望しない方が、審査においてはプラスに働く。

キャッシング枠は不要なら「希望しない」

キャッシング枠を特に必要としないなら、申込時には「0円」で設定しておくことをおすすめしたい。

キャッシング枠は実質的に「カードローン」の性質を持つため、カード会社は貸金業法上の総量規制を考慮しながら審査を行うことになる。

総量規制とは、年収の3分の1を超える貸付を原則として禁ずる制度だ。

貸金業者は、利用者の収入状況やほかの借入状況を慎重にチェックする義務を負うため、キャッシング枠を設定するとカード会社が確認すべき項目が増える。

審査に時間がかかるだけでなく、場合によっては審査難易度自体が高まってしまう。

一方で、キャッシング枠を「0円」にしておけば、審査時にチェックされるのはショッピング枠の返済能力のみとなりシンプルだ。

キャッシング枠の増額申請は、カード取得後でも可能である。むしろ、支払実績を積んだ後に必要分だけ増額するほうが、審査はスムーズに進むはずだ。

直近でキャッシング利用の計画がないなら、「0円」に設定しておくメリットは大きい。

VIASOカードの審査に落ちる理由と対処法

審査で落とされる原因はいくつかあるが、ここでは主なケースと、その後の対応策を紹介する。

VIASOカードで「審査落ち」する理由

まずは、VIASOカードで審査に落ちてしまう理由を見ていこう。

申し込み内容に虚偽や誤りがある

申込書の記載ミスや入力間違いは、単なるミスなら修正すれば審査通過の可能性は十分にある。

しかし、意図的な虚偽が疑われたり、「信用できない」とみなされてしまったりした場合は、審査落ちのリスクが一気に高まる。

年収を実際より多く書いたり、勤務先情報を偽ったりする行為は、ほぼ確実に発覚すると考えてよい。送信後に誤りに気づいた時は、できるだけ早くカード会社に連絡して訂正を依頼しよう。

信用情報(クレジットヒストリー)に問題がある

もっとも深刻な「審査落ち」の原因といえば、信用情報にネガティブな要素があるケースだ。

以下のような状況に該当する場合、審査通過は難しくなる。

  • 長期延滞や債務整理などの「ブラック」情報
    過去にクレジットカードやローンで長期の滞納を起こしたり、自己破産や任意整理といった債務整理を行った場合、信用情報機関に「事故情報」として登録される。これが一般に「ブラック」と呼ばれる状態であり、記録が一定期間(5〜10年程度)残るため、その間は新たなカード発行が非常に困難になる。
  • 短期延滞や引き落とし不能が何度も発生
    短期延滞の繰り返しでも、信用情報には遅延履歴として残る。決済日に口座残高が不足して、引き落としできなかった履歴が重なると、「支払い管理がずさん」と判断される可能性は高い。
  • クレジット利用履歴が一切ない(スーパーホワイト)
    一度もクレジットカードを持ったことがない、ローン利用もないという「真っ白」な状態も、不安要素とみなされることがある。30代以降でクレヒスがゼロの場合も、審査が通りにくい傾向にある。

申込者が無職で収入もゼロ

申込者本人に収入がまったくない場合、「返済能力がない」と判断されやすいため、審査通過はかなり厳しくなる。

VIASOカードの場合、世帯単位の返済見込みが考慮されるようで、主婦やアルバイト収入のない学生でも審査を通過した事例が報告されている。

とはいえ、親や配偶者の支援を期待できず、資産もないという状態では、返済余力に疑念が生じるのは避けられない。

まずはアルバイトなどで少額でも安定収入を確保し、返済能力を示せるようにした方が無難だろう。

その他の「審査落ち」の理由

上記に挙げた要素以外でも、以下のような状況が重なると審査は厳しくなる可能性が高い。

  • 多重申し込み(申し込みブラック)
  • 他社借入が多く、返済負担率が高い
  • キャッシング枠や希望限度額が高すぎる
  • 名前や住所の変更により居住実態が把握できない
  • 在籍確認が取れない

VIASOカードの審査では、会社側が「必要」と判断した場合には、職場宛の電話がかかってくる形で、在籍確認が行われることがある。

このとき電話がつながらない場合や、なんらかの事情で「在籍していない」と回答されてしまった場合は、勤務先情報を裏付けできないとして審査落ちにつながることもあるため注意が必要だ。

VIASOカードで「審査落ち」した場合の対処法

VIASOカードの審査に一度落ちた場合、すぐに再応募するのは得策ではない。

短期間に同じカードへ再度申し込んでも、結果が変わることは少ない。むしろ「前回落ちたのにまた申し込んだ」という事実が信用情報に残り、評価を下げる恐れがある。

そこで、最低でも6か月、できれば1年ほど間をあけ、そのあいだに原因を解消してから再挑戦するのが望ましい。

まずは、記入ミスや年収の過大申告などがなかったか、申し込み内容を振り返って確認しよう。単なる入力ミスなら、カード会社に連絡すれば、なんらかの対応をしてもらえるケースもある。

次に、信用情報(クレジットヒストリー)の改善を検討する。

審査基準が比較的緩めの流通系カードなどの他のカードで、半年〜1年ほど滞りなく使用実績を積めば、クレジットヒストリーが整い始める。

まったくクレジット利用履歴がない「スーパーホワイト」状態なら、携帯端末の分割払いや家族カード、デビットカードなどで小さな実績を作り、クレジットの利用・返済の流れに慣れておくとよい。

少し時間はかかるが、収入面での改善も重要だ。アルバイトやパートなどで少額でも安定収入を確保できれば、返済能力を示すことができる。

自己破産や任意整理などの重大な事故履歴がある場合は、おおむね5〜10年は信用情報から消えないため、その間は基本的にクレジットカードの審査を通るのは難しい。

完済と時間経過を待ち、地道に信用を取り戻すのが現実的な手段となる。

VIASOカードの審査はハードル低め!正しく申し込みできれば通過できる

VIASOカードの審査は、銀行系カードの中では比較的ハードルが低く、学生や新社会人でも入会しやすいとされている。

「年収ゼロ」「過去に長期延滞あり」など、信用面のマイナス要素が大きい場合は審査落ちの可能性はゼロではない。

しかし、クレヒスを良好に保ち、短期の多重申し込みを避けるなどの対策を取れば、十分に審査通過が期待できる。

カードは最短翌営業日に発行されるが、実際に受け取るには「3日〜1週間」程度かかる。よって、早めの申し込みがおすすめだ。

公式サイトで情報を確認して申し込みを済ませ、便利なVIASOカード生活をスタートしよう。

この記事を書いた人

当社は、日本の中小企業を支援し、活性化を図ることを目的として「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」を運営している。有名タレントを活用したプロモーション支援を通じて、企業の魅力を効果的に発信し、ビジネスの成長を促進する。また、金融メディア事業においては、メディアを通じた情報発信により、社会全体の金融リテラシー向上に貢献することを使命としている。

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