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カードローンとキャッシングは何が違う?どちらがおすすめか徹底比較!

この記事で解決できるお悩み
  • カードローンとキャッシングの違いが知りたい
  • カードローンとキャッシングはどちらが使いやすいか知りたい
  • 自分にはカードローンとキャッシングのどちらが向いているか知りたい

カードローンとキャッシングは、緊急で現金を用意したい人のための個人向け融資サービスだ。どちらも個人向けの融資サービスだが、特徴やメリットは異なる。

この記事では、カードローンとキャッシングの基本的な違いやそれぞれのメリットを詳しく解説する。この記事を読めば、カードローンとキャッシングのどちらがご自身に適しているかわかるようになる。

目次

カードローンとキャッシングの違いとは

カードローンとキャッシングの違いについて以下の3つを解説する。

  • カードローンとは
  • キャッシングとは
  • カードローンとキャッシングの基本的な違い

本項を確認すれば、カードローンとキャッシングの違いについて理解ができる。ご自身にとって適切な借り入れ方法を知りたい方は、参考にしてほしい

カードローンとは

カードローンは、銀行や消費者金融などの金融機関が提供する個人向けの融資サービスで、現金の借り入れに特化している。利用者は、契約時に設定された利用限度額の範囲内で、必要なときに自由に借り入れを行える仕組みだ。

具体的には、専用のカードを利用してATMから直接現金を引き出したり、アプリやWebから自身の銀行口座に振り込みを依頼したりすることが可能である。

申し込みから融資までのスピードも早く、とくに消費者金融カードローンは、審査が最短15分前後で完了し、即日融資が受けられるケースも多い。

ただし、借入金額によって金利が決まるので、少額借入だと適用金利が高くなる。

キャッシングとは

キャッシングとは、クレジットカードの付帯サービスとして提供される借り入れ機能だ。一般的にクレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があり、キャッシング枠はショッピング枠の中に含まれている。

たとえば、ショッピング枠の上限が50万円でキャッシング枠が10万円であれば、10万円分の買い物をしてもキャッシング枠の10万円は減らない。しかし、キャッシングで10万円を使用すると、ショッピングに使える額が40万円に減る仕組みだ。

キャッシングを利用するためには、クレジットカードの申込時にキャッシング枠を申請し、審査を受ける必要がある。審査に通過すれば、適切な限度額が設定される。なおクレジットカードの発行後にキャッシング枠の申請も可能だ。

カードローンとキャッシングの基本的な違い

カードローンとキャッシングの基本的な違いについて、金利・借入額・返済方法別に解説する。

カードローンの金利は一般的に年1.9%〜14.5%で、借入金額が大きいほど適用金利は小さくなる。一方でキャッシングの金利は年15.0%〜18.0%と、カードローンの金利に比べあまり変動しない。

カードローンの借入限度額は一般的に10万円〜800万円だ。高年収かつ信用情報に問題のない方であれば、数百万円以上の借り入れも可能である。キャッシングは10万円〜100万円と、高額な借り入れには対応していない。

カードローンの返済方法は「リボルビング払い」が主流だ。リボルビング払いとは、毎月一定額を返済する方法で、返済計画を立てやすいのがメリットである。

またリボルビング払いの中にも「定額方式」と「残高スライド方式」がある。「定額方式」は毎月定額を返済する方法、「残高スライド方式」は、借入残高に応じて毎月の返済額が変動する返済方法だ。

キャッシングは「リボルビング払い」または「一括返済」が主流となっている。一括返済を求められた場合には、翌月に全額を返済しなければならない。

カードローンとキャッシングはどちらの金利が低い?

カードローンとキャッシングの金利は大きく異なる。一般的に、カードローンは年1.9%〜14.5%の金利が設定され、借入可能額も10万円〜最大800万円まで幅広く対応している。

一方、キャッシングは年15.0%〜18.0%と金利が高く、借入可能額も最大で100万円に限られる。金利差がある理由は「利息制限法」によるもので、元本が小さくなるほど高い金利を設定できるためだ。

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元本金利
10万円未満20%
10万円以上100万円未満18%
100万円以上15%

カードローンは数百万円以上の大口融資にも対応するため、低金利が設定されやすい。一方で、キャッシングは借入可能額が少額であるため、相対的に高金利が適用されやすい仕組みとなっている。

参考: e-Gov 法令検索「利息制限法 第1条」

カードローンとキャッシングはどちらの審査がはやい?

今すぐ現金が必要な方は、カードローンとキャッシングのどちらの方が審査が早いのか気になっているのではないだろうか。本項では、以下の3つを解説する。

  • カードローンの一般的な審査の流れ
  • キャッシングの一般的な審査の流れ
  • カードローンとキャッシングの審査はどちらが早いのか、その理由はなぜか

順番に確認していこう。

カードローンの一般的な審査の流れ

カードローンの一般的な審査の流れは下記のとおりだ。

  • 借入先に審査の申し込み
  • 書類提出
  • 審査
  • 審査結果の通知とカード発行

申込内容のチェックは営業時間内に行われる。そのため、営業時間外に申込を行うと、申込内容のチェックは翌営業日に実施される。

確認が完了すると、書類の提出が求められる。基本的には、運転免許書やマイナンバーカードをはじめとした本人確認書類は必ず提出が必要だ。

また希望借入額が50万円を超える、他社を含めた借入額が100万円超の場合は追加で収入証明書類の提出も求められる。

書類提出後に本審査が行われる。本審査のタイミングで在籍確認の電話が勤務先に入る可能性がある。電話を希望しない人は、原則として在籍確認の電話を行わないカードローン会社を選ぼう。

本審査後は、審査結果がメールまたは郵送で通知される。

カードローンの審査時間が気になる方は、審査にどのくらいの時間がかかるのか解説した記事を確認してほしい。

キャッシングの一般的な審査の流れ

クレジットカードのキャッシングの一般的な審査の流れは下記のとおりだ。

  1. カード発行時にキャッシング枠を希望する
  2. 必要書類を提出する
  3. 審査が行われる
  4. 結果が通知される

クレジットカード申込時にキャッシング枠を希望する旨を記載する。すでにクレジットカードが発行されている人は、公式サイトの会員専用ページから追加で申し込みが可能だ。

申込後は、カードローンと同様に本人確認書類や収入証明書類の必要書類の提出を行う。書類提出後は、審査が行われる。

審査は通常数日から1週間程度かかる。ただし一部のクレジットカード会社では、最短30分で審査が完了する「スピード審査」を実施している。

そのため急ぎで現金を用意したい方は、スピード審査を提供しているクレジットカード会社のキャッシングを利用しよう。

※この記事では、クレジットカードを発行していない人を前提にしている。

カードローンとキャッシングの審査はどちらが早いのか、その理由はなぜか

クレジットカードを発行していない人であれば、基本的にはカードローンの方が審査にかかる時間は少ない。カードローン会社によっては、申込から最短15分程度で審査が完了し、借り入れができる。

一方でクレジットカードを発行していないと、審査に1週間程度かかることもあるため、審査にかかる時間はカードローンの方が短い。

ただし、すでにクレジットカードを発行しており、キャッシング枠を希望するだけの場合は、最短30分程度で審査結果を通知してくれるカード会社もある。

基本的にはカードローンの方が審査にかかる時間は少ない。そのため今すぐ現金が必要な人は、カードローンを利用するのがおすすめだ。

カードローンとキャッシングはどちらが返済しやすい?

カードローンとキャッシングは、どちらが返済しやすいのか気になっている人もいるだろう。ここでは、以下2つを解説しこちらが返済しやすいのかを説明していく。

  • カードローンの返済方法/期間とその柔軟性
  • キャッシングの返済方法/期間とその限界

借りたお金は必ず返さなければならない。返済が滞ると、信用情報に傷がつき、今後カードローンやキャッシングを利用しにくくなってしまう。返済方法や返済期間を理解して、融資を受ける前に返済計画を立てよう。

カードローンの返済方法/期間とその柔軟性

先述したように、カードローンの主流の返済方法は「リボルビング払い」だ。返済期間はカードローン会社によって異なる。

アコムの最長返済期間は最終借入日から原則9年7か月だ。または最終借入日から返済回数100回以内に完済しなければならない。プロミスは最長6年9か月以内に返済を終える必要がある。

返済期間や回数を自由に決められるため、カードローンは非常に柔軟性が高い。

キャッシングの返済方法/期間とその限界

キャッシングは「リボルビング払い」または「一括返済」が主流となっている。

クレジットカードのキャッシングも、各カード会社によって「リボルビング払い」の最長の返済期間や回数は異なる。いつまでに返済しなければならないかは、契約時に必ず確認してほしい。

また一括返済を選択した場合は、翌月に全額を返済しなければならない。

カードローンとキャッシングはどちらがおすすめ?

カードローンは、今すぐ現金が必要な人や低金利を重視する人におすすめだ。カードローンは、最短15分程度で「申込〜審査」まで完了するため、急に現金が必要になった場合にも対応できる。

また高額借入になるほど、適用される金利は低くなりやすい。そのため低金利で高額な借り入れを行いたい人にもおすすめだ。

キャッシングはすでにクレジットカードを発行している人におすすめできる。クレジットカードを保有していれば、キャッシング枠が設定されている場合もある。キャッシング枠が付帯されていれば、追加の手続きなしでキャッシングを利用できる。

このようにカードローンとキャッシングにはそれぞれメリットがある。ご自身のライフスタイルや支払い能力に合わせて、使い分けることが重要だ。

カードローンとキャッシングの違いを理解して適切な借入を行おう

カードローンとキャッシングは、特徴やメリットが異なるため、目的に応じた選択が重要だ。 

カードローンは消費者金融や銀行が提供する個人向けの融資サービスだ。利用限度額の範囲内で自由に借りられるのが魅力だ。

一方で、キャッシングはクレジットカードの付帯サービスとして提供されている。クレジットカードを発行していればすぐに現金を用意できるため、緊急の資金調達には便利であるが、金利が高めに設定されている。

とくに即日融資を希望する場合は、消費者金融カードローンがおすすめだ。申込日に融資を受けられるケースが多く、すぐに現金を用意したい人は利用を検討しよう。

カードローンとキャッシングの違いに関する質問

カードローンとキャッシングのどちらが審査が通りやすいですか?

カードローンとキャッシングの審査に大きな違いはない。どちらも収入や勤務先、信用情報などを踏まえて返済能力を審査する。

そのため定期的な収入があり、過去に滞納などを起こし信用情報が傷ついていなければ、審査に通る可能性は高い。

ただし審査のスピードに関しては、カードローンの方が早い。申込から15分程度で審査が完了し、融資してくれるカードローン会社もあるため、今すぐに現金が必要な方はカードローンの利用をおすすめする。

カードローンとキャッシングで延滞するとどうなりますか?

カードローンの返済を延滞すると、

遅延損害金が発生する。遅延損害金の金利は通常の金利よりも高く、アコムの場合は借入残高に対して20%の利息を支払わなければならない。借入残高が10万円で5日間遅延してしまうと、273円の遅延損害金が発生する。

また61日以上の延滞が続くと「異動情報」として信用情報機関に登録される。いわゆる信用情報に傷がついた状態になり、新規の借り入れが難しくなる。

さらに返済が遅れると、利用停止や強制解約のリスクもある。新たな借り入れができなくなるだけではなく、最悪のケースでは二度と利用ができなくなる。

長期間の延滞は、法的措置や財産の差し押さえの恐れもある。裁判所から督促状が送付されたり、強制執行により財産や給与が差し押さえられることもある。

カードローンとキャッシングの延滞は、デメリットしかない。借入を行う前にしっかりと返済計画を立て、延滞が起こらないようにしよう。

カードローンとキャッシングのどちらも利用することはできますか? 

基本的にカードローンとキャッシングを併用することは可能だ。ただし同時利用する場合は「総量規制」に注意しよう。総量規制とは、貸金業者が個人に対して年収の1/3を超える貸付を行ってはいけないとする法律だ。

たとえば年収200万円の人には、60万円までしか融資してはいけない。1社で60万円借り入れてしまうと、返済を行うまたは収入を増やさなければ追加の融資は受けられない。

この記事を書いた人

当社は、日本の中小企業を支援し、活性化を図ることを目的として「中小企業からニッポンを元気にプロジェクト」を運営している。有名タレントを活用したプロモーション支援を通じて、企業の魅力を効果的に発信し、ビジネスの成長を促進する。また、金融メディア事業においては、メディアを通じた情報発信により、社会全体の金融リテラシー向上に貢献することを使命としている。

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