- アコムとSMBCモビットの特徴や違いが知りたい
- アコムとSMBCモビット、どちらが自分に合っているか知りたい
- 両方から借りるメリットとデメリットを理解したい
アコムとSMBCモビットは、どちらも最大800万円まで借入が可能な大手消費者金融だが、それぞれ特徴的なサービスで差別化を図っている。
本記事では、両社の基本的な違いから、実際の利用者の口コミ・評判まで詳しく比較。また、両社からの借入れについても触れ、注意点を説明する。
プロミスやレイク、アイフルについても紹介するので、自分に合ったカードローンを選ぶためのヒントとして参考にしてほしい。
アコムとSMBCモビットの特徴と違い
大手消費者金融のアコムと三井住友銀行グループのSMBCモビットは、どちらも安心感のある金融機関として知られている。
両社は借入限度額800万円という共通点を持つ一方、サービス内容や返済システムに違いがある。
この章では、それぞれの特徴を比較し、どのような人に向いているのかを解説する。
無利息サービスの違い
両社の大きな違いの一つが、無利息サービスの有無だ。アコムでは、初めて契約する人を対象に30日間の無利息サービスを提供している。
これは無担保カードローンを利用する場合に適用され、契約した翌日から適用される。
短期での借入を考えている人なら、このサービスを活用することで利息負担を抑えることができる。
一方SMBCモビットには、無利息サービスがない。ただし、Vポイントを返済に充当できるシステムがあり、これを上手く活用することで実質的な負担を軽減できる可能性がある。
返済期間・返済回数の違い
返済期間と返済回数にも、大きな違いがある。
アコムは最長9年7ヶ月、最大100回までの返済設定が可能だ。長期の返済計画を立てやすく、毎月の返済額を抑えたい人に向いている。
対してSMBCモビットは、通常、最長60回(5年)の返済となる。ただし、特別な事情がある場合は最長106回(8年10ヶ月)まで延長できる。
比較的短期での完済を目指す人には、SMBCモビットの方が適しているかもしれない。
サービスの違い
両社は、それぞれ特徴的なサービスを提供している。
SMBCモビットの特徴は、Vポイントを活用した返済システムだ。会員専用サービス「Myモビ」を通じて、1ポイント1円として返済に充当できる。
また、返済時の利息200円ごとに新たなポイントが貯まる仕組みで、LINE Pay送金機能との連携も強みとなっている。
一方アコムは、カードローンとショッピング機能を一体化した「ACマスターカード」を提供している。
利用額の0.25%が自動的にキャッシュバックされる。年会費無料で、Apple PayやGoogle Payにも対応するなど、利便性も高い。
ただし、それぞれ注意点もある。SMBCモビットは無利息サービスがなく、アコムのショッピング利用はリボ払いのみとなる。
自分のニーズに合わせて、メリット・デメリットを見極めることが大切だ。
その他と特徴
アコムとSMBCモビットのそのほかの特徴は以下のとおりだ。
アコム | SMBCモビット | |
---|---|---|
申込条件 | 20歳~72歳までの方 安定した収入がある方 返済能力を有する方 アコムの基準を満たす方 | 満20歳から74歳まで、安定した定期収入が必要 |
金利(実質年率) | 3.0%~18.0% | 年3.0%~18.0% |
借入限度額 | 1万円から800万円 | 1万円から800万円 |
審査時間 | 最短20分 | 最短15分 |
無利息期間 | 初回契約日の翌日から30日間無利息 | 無利息期間なし |
返済方式 | 定率リボルビング方式 | 借入後残高スライド元利定額返済方式 |
返済期間・返済回数 | 最長9年7ヶ月、1回~100回まで | 最長60回(5年)、特別な理由があれば最長106回(8年10ヶ月) |
担保・保証人 | 不要 | 不要 |
在籍確認 | 原則、電話での在籍確認はなし | 原則として行わないが、必要に応じて電話連絡が行われる場合あり |
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アコムとSMBCモビットはどちらがおすすめ?
アコムとSMBCモビットは、借入限度額800万円、金利3.0%〜18.0%と、基本的な条件は似ているように見える。
しかし、無利息サービスの有無や返済システム、独自のポイントサービスなど、細かな部分で違いがある。
この章では、両社の特徴を比較し、それぞれどのような人に向いているのかを解説する。
アコムのメリット・デメリット
アコムのメリット・デメリットは以下のとおりだ。
- 初回30日間の無利息サービスあり
- 返済期間が最長9年7ヶ月と長い
- 返済回数が最大100回まで選択可能
- ショッピング機能付きカードが選択可能
- キャッシュバック特典あり(0.25%)
- 原則として在籍確認の電話なし
デメリット
- 審査時間が最短20分とやや長め
SMBCモビットのメリット・デメリット
SMBCモビットのメリット・デメリットは次のとおりだ。
- Vポイントを返済に充当できる
- 74歳まで申し込み可能
- 審査時間が最短15分
- LINE Pay送金機能との連携
デメリット
- 無利息サービスがない
- 通常の返済期間が5年と比較的短い
こんな人にはアコムがおすすめ
アコムは、以下のような人にとくにおすすめだ。
- 短期の借入を考えている人
- 30日間の無利息サービスを活用できる
- 長期の返済計画を立てたい人
- 最長9年7ヶ月の返済期間
- 最大100回までの分割払い
- カードの機能性を重視する人
- ショッピング機能付きのカードがある
- キャッシュバック特典あり
こんな人にはSMBCモビットがおすすめ
SMBCモビットは、以下のような人に適している。
- ポイントサービスを活用したい人
- Vポイントを返済に充当可能
- 返済時に新たなポイントが貯まる
- キャッシュレス決済との連携を重視する人
- LINE Pay送金機能あり
- 24時間手数料無料でチャージ可能
アコムとSMBCモビットの評判・口コミを比較
この章では、アコムとSMBCモビットについて、利用者からの評判・口コミを紹介する。
実際にどのような点が評価されているのか、またどのような点が不満なのか、それぞれみていこう。
アコムの良い評判
融資のスピードが早かったので、すぐにお金が欲しい方や、信頼ができるメジャーなサービスを利用したい方におすすめと思います。
アコムの融資スピードの早さと信頼性の高さが評価されている。大手消費者金融ならではの安心感が、初めての利用者にとって重要なポイントとなっているようだ。
他社に比べてとても親切でした。初めに借り入れする時に自分の社会的信用が借入額で分かるので、現実を知りたい方にお勧めです。
丁寧な対応と審査システムの透明性が高く評価されている。自身の信用力を客観的に知ることができる点は、今後の資金計画を立てるうえでも参考になるだろう。
金利設定が比較的低めなので、経済的にあまり良い状態でない場合や、返済のストレスをあまり感じたくない場合におすすめです。
比較的低めの金利設定が評価されている。返済負担の軽減は、長期的な借入を考えるうえで重要なポイントとなっているようだ。
アコムの悪い評判
自動契約機の操作に不慣れなので、オペレーターとやり取りをしても上手くいかないことがあって難しいと感じた。
自動契約機の操作性に関する課題が指摘されている。機械の操作に不慣れな人への配慮や、より直感的な操作方法が求められているようだ。
SMBCモビットの良い評判
借り入れするときの、審査基準があまり高くないと感じました。カスタマーセンターの方の対応も早く、簡単に借り 入れができました。
審査基準の適切さとカスタマーサポートの質の高さが評価されている。スムーズな借入手続きは、急な資金需要がある人にとって重要なポイントとなっているようだ。
SMBCモビットは、WEB完結申込で郵送物や電話連絡なしに契約できるので、周囲にバレずに借入したい人におすすめです。
WEB完結型の申込システムとプライバシーへの配慮を高く評価している。周囲に知られずに利用できる点は、多くの利用者にとって安心材料となっているだろう。
お金が急に欲しいときにスマートフォンから申し込みできて、必要なのもマイナンバーカードなのも良かった。アプリで借入、返済状況を把握できるのもメリットが大きい。
スマートフォンでの利便性と必要書類の用意のしやすさが評価されている。アプリでの管理機能も支持を得ているようだ。
SMBCモビットの悪い評判
申込手続きが難しく感じました。必要書類が多かったですし、専門用語も多くて理解するのが大変でした。特に、金利の種類や返済方法を選ぶのが迷いました。
申込手続きの複雑さと専門用語の多さが指摘されている。より分かりやすい説明や、選択肢の整理など、利用者目線でのサービス改善が期待されているようだ。
アコムとSMBCモビットどちらも借りることは可能?
1社から借り入れしたあとにさらにお金が必要になり、他社からも借り入れしようと考える人もいるだろう。
アコムとSMBCモビット、法律上は両社からの借入れも可能だが、実際の利用には注意点がある。両社からの借入を検討している人は参考にしてほしい。
両社から借入することは可能
法律上、アコムとSMBCモビットの両方から借り入れすることは可能だ。
ただし、貸金業法による総量規制があり、両社を含めた借入総額は年収の3分の1までに制限される。
例えば、年収が400万円の場合、アコムとSMBCモビットの借入合計は約133万円が上限となる。また、他のカードローンやクレジットカードのキャッシングも、この制限に含まれることに注意しよう。
両社から借入するときの注意点
複数社からの借入れには、いくつかの注意点がある。まず、2社分の返済管理が必要となり、それぞれの返済日や返済額を適切に把握する必要がある。
また、金利負担も2倍になる可能性が高く、返済計画は慎重に立てることが重要だ。
さらに、手取り収入に対する返済比率が高くなることで、生活に支障をきたす可能性もあるため、十分な検討が必要だ。
複数社からの借入は審査に不利に働く可能性
金融機関は、顧客の返済能力を慎重に審査する。複数社から借り入れしていると、資金繰りに不安があるという印象を与える可能性がある。
とくに、短期間での複数回の申込みは「申込みブラック」として記録され、審査に悪影響を及ぼす可能性がある。
必要な資金は可能な限り1社から借り入れるのがおすすめだ。
アコムとSMBCモビット以外のカードローン
消費者金融を選ぶ際の選択肢は、アコムとSMBCモビット以外にもある。
- プロミス
- レイク
- アイフル
この章では、代表的な他社のサービスについて、特徴やメリットを解説する。
審査が早くわかるのが特徴のプロミス
プロミスは、最短3分で審査結果が判明し、融資までわずか15秒という驚異的な早さを実現している。
また、他社にない特徴として、18歳からの利用が可能だ。ただし、高校生は対象外で、安定した収入があることが条件となる。
74歳までと幅広い年齢層に対応しており、シニア層の利用も視野に入れたサービス設計となっている。
サービス内容も充実しており、初回借入時は30日間の無利息期間が適用される。借入限度額は最大500万円、金利は4.5%から17.8%の範囲で設定されている。
さらに、返済期間は最長6年9ヶ月まで選択可能で、1回から80回までの返済回数に対応している。
原則として電話での在籍確認は行わず、書類確認で手続きが完了するため、職場への連絡を気にする人でも安心して利用できる。
すぐにお金が必要な人や、プライバシーを重視する人には、とくにおすすめのサービスといえるだろう。
申込条件 | 18歳から74歳まで(高校生不可、収入が年金のみは不可) 本人に安定した収入がある |
---|---|
金利 | 4.5%~17.8% |
借入限度額 | 最大500万円 |
審査時間 | 審査時間:最短3分 融資まで:最短15秒 |
無利息期間 | 初回借入日の翌日から30日間無利息 |
返済方式 | 残高スライド元利定額返済方式 |
返済期間・返済回数 | 最終借入後原則最長6年9カ月・1~80回 |
担保・保証人 | 不要 |
在籍確認 | 原則電話なし(書類確認) |
詳しくはこちら |
無利息サービスが3種類あるのが特徴のレイク
レイクは、無利息サービスの多さで他社と一線を画している。利用者のニーズに合わせて選択できる3種類の無利息プランを提供しており、賢く活用することで利息負担を抑えることが可能だ。
WEB申込限定で借入額全額が60日間無利息となるプランは、オンラインでの手続きに抵抗がない人には、最もお得な選択肢となるだろう。
5万円までの借入れが180日間無利息となるプランは、比較的少額の借入れで、余裕を持って返済したい人に適している。
借入額全額が30日間無利息となる基本プランもあり、短期での返済を予定している人なら、このプランで十分だろう。
ただし、いずれも初回契約時のみの適用で、プランの併用はできない。
また、無利息期間は契約日翌日から開始されるため、契約後はなるべく早く借入れを行うことをおすすめする。
申込条件は20歳から70歳までで、年金収入のみでも申込可能という特徴もある。
原則として在籍確認の電話もないため、手続きがスムーズに進められる点も魅力だ。
申込条件 | 満20歳から70歳まで(収入が年金のみでも申し込み可能) 安定した収入がある |
---|---|
金利 | 4.5%~18.0% |
借入限度額 | 最大500万円 |
審査時間 | 審査時間:最短15秒融資まで:最短25分 |
無利息期間 | 契約日の翌日から・30日間・60日間・180日間(5万円まで) |
返済方式 | 残高スライドリボルビング方式元利定額リボルビング方式 |
返済期間・返済回数 | 最長5年・最大60回 |
担保・保証人 | 不要 |
在籍確認 | 原則電話なし(書類確認) |
初めての人でも使いやすいのがアイフル
アイフルは、初めてのカードローン利用に不安を感じる人に寄り添ったサービス設計が特徴だ。
女性向けカードローン「SuLaLi(スラリ)」では、洗練されたデザインのカードに加え、女性スタッフによる専用サポートダイヤルを用意。
借入れに対する心理的な不安を和らげる工夫が施されている。
初心者への配慮は借入限度額にも表れており、スラリは10万円を上限とすることで、借り過ぎを防止。返済計画も立てやすく、管理もしやすい設計となっている。
手続きの面でも利用者への配慮が見られ、申込みから契約までWebで完結可能。カードレス契約にも対応し、自宅に郵便物が届かないよう、プライバシーにも気を配っている。
さらに30日間の無利息サービスも提供しており、返済に対する不安も軽減できる。
なお、スラリは女性向けサービスだが男性も利用可能で、初めての借入れを検討している人なら、性別を問わず安心して利用できるだろう。
申込条件 | 満20歳以上69歳までの方 定期的な収入と返済能力を有する方(パート・アルバイト・自営業可) |
---|---|
金利(実質年率) | 年3.0%~18.0% |
借入限度額 | 1万円から800万円 |
審査時間 | 最短18分 |
無利息期間 | 契約日の翌日から最大30日間無利息(初回利用者のみ) |
返済方式 | 借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式 |
返済期間・返済回数 | 借入直後最長14年6ヶ月、1回から151回まで |
担保・保証人 | 不要 |
在籍確認 | 原則、電話での在籍確認はなし |
詳しくはこちら |
アコムとSMBCモビットの特徴や違いを理解しよう
アコムとSMBCモビットは、どちらも借入限度額800万円、金利3.0%〜18.0%と基本条件は似ているものの、サービス内容にはいくつかの違いがある。
アコムは初回30日間の無利息サービスと最長9年7ヶ月の返済期間が特徴で、長期的な返済計画を立てたい人に向いている。
一方SMBCモビットは、Vポイントを返済に充当できる独自システムと、LINE Pay連携などのサービスが特徴だ。
利用者からは、アコムの大手ならではの安心感や丁寧な対応、SMBCモビットのWEB完結型システムやプライバシーへの配慮が評価されている。
両社からの借入れは可能だが、総量規制による制限や返済負担が大きくなることには注意が必要だ。
他の選択肢として、審査が早いプロミス、3種類の無利息サービスがあるレイク、初心者向けのアイフルなども検討してみよう。
各社のサービス内容や借り入れ条件をよく確認し、利用しやすいカードローンを選ぼう。