SMBCモビットの金利を徹底解説！50万円借りたときの利息はいくら？

カードローンを無計画に利用すると、予想外の利息がかかってしまう恐れがある。

SMBCモビットの金利は年率3.0%〜18.0%だが、初回は通常18.0%が適用される。返済期間によっては予想以上の利息負担が発生する可能性もある。

本記事では、SMBCモビットの金利の仕組みから、具体的な返済シミュレーション、他社との比較まで詳しく解説する。

また、返済実績による金利引き下げの可能性や、利息負担を抑えるためのポイントも紹介する。

カードローンの利用を検討している人や、すでにSMBCモビットの借入を利用している人は、この記事を参考に賢い借入計画を立ててほしい。

無理のない返済プランを立てることで、将来の家計の負担を軽減することができるだろう。

SMBCモビットの金利はどのくらい？いつからかかる？

カードローンを利用する際、金利は返済額に影響する重要な要素だ。

SMBCモビットの金利は年率3.0%〜18.0%の範囲で設定されているが、実際にどの金利が適用されるかは、借入額や契約内容によって異なる。

この章では、金利の仕組みから計算方法、実際の借入例まで詳しく解説する。

金利と利息の基本知識

金利とは借入金額に対する利息の割合を示し、通常は年率（%）で表される。利息は実際に支払う金額で、以下の計算式で算出される。

借入残高×実質年率÷365日×返済期日までの利用日数

例えば、10万円を年利18.0%で60日間借りた場合の利息は約2,960円となる。借入期間が短いほど利息を抑えられるため、計画的に返済することが重要だ。

金利発生のタイミング

SMBCモビットでは、借入日の翌日から金利が発生する。ただし、実際の返済額は借入日や返済日の設定によって変動する。

また、返済が遅れた場合は年率20.0%の遅延損害金が追加で発生するため、返済期日の厳守が重要だ。

具体的な金利設定

例えば50万円を借りた場合、通常は年率18.0%が適用される。ただし、これは初回の標準的な金利で、以下の条件で変動する可能性がある。

なお、SMBCモビットには無利息サービスの提供はない。そのため、借入時は返済計画を慎重に立て、金利負担を考慮した借入額の設定が重要となる。

他社で提供されているような無利息キャンペーンはないが、その分、借入限度額の高さや利便性の高さなどのメリットがある。

申込条件	満20歳から74歳まで、安定した定期収入が必要
金利（実質年率）	年3.0%～18.0%
借入限度額	1万円から800万円
審査時間	最短15分
無利息期間	無利息期間なし
返済方式	借入後残高スライド元利定額返済方式
返済期間・返済回数	最長60回（5年）、特別な理由があれば最長106回（8年10ヶ月）
担保・保証人	不要
在籍確認	原則として行わないが、必要に応じて電話連絡が行われる場合あり

SMBCモビットの金利は高い？他の大手消費者金融カードローンと比較

SMBCモビットに限らず、消費者金融の金利は高いというイメージがある人も多いだろう。SMBCモビットの金利は年率3.0%〜18.0%だが、この水準は他社と比べてどうなのか。

ここでは、銀行系カードローンと消費者金融系カードローンの金利を比較し、それぞれの特徴と選び方のポイントを解説する。

銀行系カードローンとの比較

銀行系カードローンは、一般的に消費者金融より低金利での借入が可能だ。

例えば、三井住友銀行は1.5%〜14.5%、三菱UFJ銀行は1.8%〜14.6%と、上限金利が低めに設定されている。しかし、以下のような特徴がある。

これらの条件を考慮すると、すぐにお金が必要な場合や、審査に自信がない場合には、必ずしも最適とは限らない。

主要銀行の金利一覧

種類	金融機関	金利範囲（年率）
銀行系カードローン	千葉銀行	1.4%～14.8%
	auじぶん銀行	1.48%～17.5%
	三井住友銀行	1.5%～14.5%
	横浜銀行	1.5%～14.6%
	東京スター銀行	1.5%～14.6%
	PayPay銀行	1.59%～18.0%
	オリックス銀行	1.7%～14.8%
	きらぼし銀行	1.75%～14.95%
	三菱UFJ銀行	1.8%～14.6%
	住信SBIネット銀行	1.89%～14.79%
	楽天銀行	1.9%～14.5%
	北洋銀行	1.9%～14.7%
	京都銀行	1.9%～14.5%
	りそな銀行	1.99%～13.5%
	みずほ銀行	2.0%～14.0%
	福岡銀行	3.0%～14.5%
	イオン銀行	3.8%～13.8%
	セブン銀行	12.0%～15.0%

消費者金融系カードローンの比較

消費者金融の主要各社を比較すると、金利水準は概ね同等だ。

消費者金融の金利一覧

アイフル	3.0%～18.0%
アコム	3.0%～18.0%
SMBCモビット	3.0%～18.0%
プロミス	4.5%～17.8%
レイク	4.5%～17.8%

このように、SMBCモビットの金利設定は業界標準の範囲内といえる。

消費者金融の特徴は以下のとおりだ。

このため、金利以外のサービス内容や利便性も含めて総合的に判断しよう。

【返済シミュレーション】SMBCモビットで5万円・10万円・50万円を借りたときの利息・月々の返済額はいくら？

借入を検討する際、返済計画の立て方で支払う利息が大きく変わってくる。毎月の返済額を抑えるために返済期間を長くすれば、その分利息負担は増えていく。

ここでは、SMBCモビットで5万円・10万円・50万円を借りた場合の具体的な返済プランを紹介する。

年利18.0%での試算結果から、自分に合った返済プランの選び方のポイントをみていこう。

利息の計算方法・最低返済額の基本知識

SMBCモビットの金利は、実質年率3.0%〜18.0%の範囲で設定されている。

利息は「借入残高×実質年率÷365日×利用日数」で計算され、毎月の返済額は借入後残高スライド元利定額返済方式を採用している。

この方式では、最終借入時の残高に応じて返済額が決定される。

利息計算例（年率18.0%の場合） 

10万円を30日間借りた場合 100,000円×18.0%÷365日×30日＝1,479円

毎月の返済額の計算方法や、借入残高別の返済額は以下のとおりだ。

返済額の計算方法（実質年率15%以上の場合）

借入残高	計算式	返済回数
30万円以下	残高×3.66%	～36回
30万円超～100万円以下	残高×2.56%	～60回
100万円超～200万円以下	残高×2.03%	～78回

最終借入後残高別の返済額

借入残高	毎月の返済額
2万円	1,000円
5万円	2,000円
10万円	4,000円
30万円	11,000円
50万円	13,000円
100万円	26,000円

なお、追加借入を行うと最終借入後残高が変更され、毎月の返済額も変動する点に注意が必要だ。

5万円借りたときの利息・月々の返済額を計算

5万円の借入では、返済期間により総支払額に最大約4,000円の差が生じる。2ヶ月での返済なら利息は約1,100円で済むが、返済期間を延ばすにつれて何倍もの利息が発生する。

ただし、毎月の返済額は12ヶ月返済なら約4,600円まで抑えられる。毎月の返済額を抑えたいのか、または利息を抑えたいかによって返済プランを立てよう。

返済期間	毎月の返済額	利息総額	返済総額
2ヶ月	25,563円	1,127円	51,127円
5ヶ月	10,454円	2,270円	52,270円
12ヶ月	4,583円	5,002円	55,002円

10万円借りたときの利息・月々の返済額を計算

10万円の借入では、返済計画の重要性がより明確になる。

2ヶ月返済を選べば利息は2,255円に抑えられるが、毎月51,127円という大きな返済負担が必要となる。

一方、12ヶ月返済なら毎月の返済額は9,167円まで下がるが、利息は10,011円に跳ね上がる。急な出費への対応なのか、計画的な資金需要なのかで、最適な返済期間を選ぼう。

返済期間	毎月の返済額	利息総額	返済総額
2ヶ月	51,127円	2,255円	102,255円
5ヶ月	20,908円	4,543円	104,543円
12ヶ月	9,167円	10,011円	110,011円

50万円借りたときの利息・月々の返済額を計算

50万円という大型借入では、返済期間の選択が家計に大きな影響を与える。

12ヶ月返済では毎月45,839円の返済で利息50,074円、36ヶ月では毎月18,076円の返済で利息150,721円と、約10万円もの差が生じる。

返済期間を3年に設定すれば月々の負担は軽減できるが、総支払額は65万円を超える。生活スタイルと将来の収支計画を考慮し、慎重に返済プランを選択する必要がある。

返済期間	毎月の返済額	利息総額	返済総額
12ヶ月	45,839円	50,074円	550,074円
24ヶ月	24,962円	99,079円	599,079円
36ヶ月	18,076円	150,721円	650,721円

SMBCモビットで金利を下げる方法は？

カードローンの利用で気になるのは金利負担だ。SMBCモビットの金利は年率3.0%〜18.0%だが、初回契約時は通常、上限金利の18.0%が適用される。

しかし、適切な利用と返済管理により、実質的な借入コストを抑えることは可能だ。この章では、金利を下げるための具体的な方法を解説する。

返済実績による金利引き下げ 

返済実績を積み重ねることは、金利引き下げの重要なポイントとなる。

SMBCモビットでは、約定通りの返済を継続することで信用力が高まり、増額申請時に金利が見直される可能性がある。

とくに借入額が100万円を超えると、上限金利が15.0%に下がる。ただし、金利引き下げだけを目的とした借入額の増加は避けるべきだ。

返済期間の最適化

 返済期間は利息額に大きく影響する。

例えば、10万円を金利18.0%で借りた場合、

このように、返済期間が長くなるほど総支払額は増加する。追加返済を活用し、可能な限り早めの返済を心がけることが重要だ。

年収増加による信用力の向上

年収の増加は、借入可能額の拡大だけでなく、金利引き下げにもつながる可能性がある。

総量規制により、借入限度額は年収の3分の1までに制限されるが、年収が増えれば借入可能額も増加する。

これにより信用力も向上し、増額申請時により有利な条件での借入が期待できる。

無利息期間がなくてもSMBCモビットが選ばれる理由

無利息サービスはないものの、SMBCモビットには他社にない独自の魅力がある。利便性の高いサービス・充実した返済方法、そして信頼性の高いブランド力を備えている。

この章では、SMBCモビットが選ばれる具体的な理由を解説する。

徹底したプライバシー保護

WEB完結申込により、電話連絡や郵送物を最小限に抑えられる点が大きな特徴だ。

在籍確認も原則として書類で行われ、職場への電話連絡は不要。

契約書類は「MCセンター」名で送られ、カードレス取引も可能なため、借入の事実を周囲に知られる心配が少ない。

また、万が一の電話連絡時もオペレーターの個人名で対応するなど、細やかな配慮がなされている。

高い信頼性と実績

三井住友フィナンシャルグループの一員として、約57万人の会員数を誇る。

HDI格付けベンチマークでも最高評価の「三つ星」を獲得するなど、サービス品質の高さも証明されている。

また、全国約12万台の提携ATMネットワークにより、利便性の高いサービスを提供している。

• 出典：SMBCモビット「業界最高ランク」

便利なスマホサービス

 スマホアプリを中心とした便利なサービスも特徴だ。

とくにスマホATM取引は、セブン銀行やローソン銀行のATMでカードなしでの取引が可能。

LINE Pay連携により、スマホから直接チャージできるため、店舗での支払いやオンラインショップがキャッシュレスで利用できる。

充実した返済方法

 ニーズに合わせた返済方法も特徴だ。

とくに、返済額のうち利息分200円ごとに1ポイントが貯まるVポイントサービスは、返済負担の軽減に役立つユニークな特徴だ。

迅速な審査と高額融資

最短10秒での簡易審査結果表示、最大800万円までの借入限度額など、急な資金需要にも対応できる体制を整えている。

審査は24時間受付で、最短での融資実行も可能。また、返済実績に応じて限度額の増額も検討される柔軟な対応も特徴だ。

SMBCモビットの金利を理解して借り入れ計画を立てよう

SMBCモビットの金利は年率3.0%〜18.0%で、初回は通常18.0%が適用される。

利息は「借入残高×実質年率÷365日×利用日数」で計算され、借入日の翌日から発生する。

この金利水準は、アイフルやアコムなど他の消費者金融と同等だが、三井住友銀行カードローン（1.5%〜14.5%）などの銀行系と比べると高めだ。

例えば50万円を借りた場合、12ヶ月返済で毎月約46,000円の返済で利息約5万円、36ヶ月返済なら毎月約18,000円の返済で利息約15万円となる。

返済期間を長くすれば月々の負担は減るが、総支払額は大幅に増加する。

金利を下げるには、約定通りの返済実績を積み重ねることが重要だ。とくに借入額が100万円を超えると上限金利が15.0%に下がる可能性がある。

また、返済期間を短く設定し、可能な限り早期返済を心がけることで、利息負担を抑えられる。

SMBCモビットは、WEB完結での申込みや24時間対応のスマホATM取引など、利便性の高いサービスが特徴だ。

しっかり返済プランを立てて、借入を検討してみよう。

SMBCモビットの金利に関するQ＆A