- カードローンに申し込みだけしておくのは大丈夫か知りたい
- カードローンに申し込みだけしておくメリット・デメリットが知りたい
- 申し込みだけする場合におすすめのカードローンが知りたい
カードローンに申し込みだけしておけば、急にまとまったお金が必要になった時も迅速に対応できる。
しかし、カードローンに申し込みだけ済ませて、使わないとどうなるのだろうか。何か不都合なことはないのか、不安に感じている人も多いだろう。
本記事では、カードローンに申し込みだけしておくメリットとデメリットを詳しく解説する。
申し込みだけしておく場合に最適な借入先も紹介するので、使わずに保管しておきたい人はぜひ参考にしてほしい。
カードローンに申し込みだけしておくのは大丈夫?
最初に結論から言うと、カードローンに申し込みだけして、使わないで保管しておいても問題はない。
ほとんどのカードローンは年会費や管理費が発生しないため、使わなかったからといって余計な維持費が発生することはない。
これがクレジットカードの場合であれば、数年間全く使わないと自動的に解除される可能性もある。
しかし、カードローンは約1年~5年ごとに更新の審査があり、特に問題がなければ自動更新される仕組みだ。
未納・滞納など、契約を継続できないと判断されることがない限りは、ほとんどの場合全く使わなくても更新される。
自分から解約しない限りは、使っていないという理由で自動的に更新がストップされることはほぼないと考えて良い。
しかし、契約中に一定の年齢を超えると、それ以降は借り入れができなくなる。一例として大手消費者金融のプロミスでは、75歳を超えると新たな借り入れは不可能だ。
若い人なら気にしなくてもよいが、60代以降の人は年齢によって借り入れできなくなることも覚えておこう。
カードローンに申し込みだけしておくメリット
カードローンは、申し込みだけしておいても損することはない。さらに、早めに申し込むことでいくつかメリットも受けられる。
ここでは、申し込みだけ済ませるメリットを2つ紹介していく。まだ迷っている人も、カードローンの保有で得られる良い点を知っておこう。
出費がかさんで困った時にすぐ対応できる
カードローンの申し込みだけ済ませておけば、出費がかさんで困った時もすぐに対応できる。
生活費の引き落としがあるのに「口座残高が足りない」という場合も、カードローンがあれば最短即日で口座振込での借り入れが可能だ。
急な家電の故障といった理由で、まとまった資金が必要な時も、ATMからすぐに現金を借り入れられる。
すでに審査を通過しているため、借り入れる際に申し込み手続きは必要ない。借入限度額の範囲内ならいくらでも自由に利用できる。
このように、事前に借入枠を用意しておくことで、困ったことがあっても難なく対応できる。いざという時のための備えとして、カードローンを有効に活用しよう。
緊急時に申し込み手続きの手間が省ける
カードローンの申し込みを済ませておけば、緊急時に手続きの手間が省けるメリットもある。
契約時の審査は数日かかる場合もあり、借入先によってはローンカードが送られてくるまで1週間以上必要だ。
万が一のことが起こりすぐに資金が必要な時に、借り入れるまでに1週間以上かかると困る人も多いだろう。
しかし、申し込みを済ませたカードローンがあれば、審査が完了するのを待つ必要がない。
あらかじめ利用枠を用意しておくことで、余計な時間を割くことなく現金を借り入れられる。
カードローンに申し込みだけしておくことは、緊急時にも備えられる賢い方法と言えるだろう。
カードローンに申し込みだけして使わない場合のデメリット
カードローンに申し込みだけしておくメリットを紹介したが、注意するべきデメリットもいくつかある。
後から困ったことにならないよう、申し込みだけしておくデメリットもここで押さえておこう。
無利息期間が終わる
カードローンに申し込みだけして使わないと、多くの場合無利息期間が終了してしまう。
無利息期間とは、借り入れても一定期間利息が発生しないサービスのことで、大手の消費者金融などで提供されていることが多い。
一般的な無利息期間は、契約日の翌日から30日間程度だ。何円借り入れてもこの期間中に完済すれば、利息は一切発生しない。
しかし、申し込みだけして使わない場合、たったの30日の無利息期間では過ぎてしまう可能性が高い。
無利息期間の終了後は、小額の借り入れでも通常通り利息が発生する。
すぐに借りたい人にとっては便利な無利息期間だが、使わずに保管しておく場合、その恩恵が受けられないことに注意しよう。
他のローン審査で不利になる可能性がある
カードローンの利用枠を保有していると、使わなくても他のローンの審査に影響する可能性がある。
ローンなどの申し込み履歴は信用情報機関に全て記録され、次のローンを組む際に全て照会されるためだ。
そのため、借入先やローンの種類が違っても、借入枠を保有していることがすぐにわかってしまう。
実際に借り入れていなくても、今後使う予定があると判断され、新たなローンの借入枠が減ってしまう場合があるので注意しよう。
対策としては、借入限度枠を必要最低限に抑えることが有効だ。
総量規制により年収の3分の1までは借入が可能だが、年収が多くても借入限度枠を少なめに設定しよう。
そうすれば利用枠にまだ余裕があると判断され、他のローンへの影響を抑えられると考えられる。
申し込みだけして使わない場合でも、必要以上に借入枠を申請せず、いざという時のための最低限の備えと考えよう。
不要な借入をしてしまう危険がある
最初は申し込みだけして使わない予定でも、いざ審査を通過すると不要な借入をしてしまう危険もある。
お金が無ければ欲しいと思わないような物でも、利用枠があることで「カードローンを使えば買えるかも」と勘違いしてしまい、ムダ使いにつながるケースは多い。
カードローンは自分のお金ではないため、必ず返済しなければならない。しかも利息が発生するため、借入額以上の返済が必要だ。
うっかり気が緩んで使ってしまわないよう、十分注意してほしい。
利用枠を確保した後は、「必要なもの」と「欲しいもの」を、これまで以上に自分の中でしっかり区別するよう心がけよう。
家族に見られてバレる可能性がある
カードを自宅で保管している場合、何かの拍子で家族に見られてバレることも考えられる。
カードローンに契約しているというだけで、実際に借り入れていなくても借金を疑われる場合もあるだろう。
申し込みだけして使わないと説明しても、家族の理解を得ることが難しい場合もあるかもしれない。
家族にバレたくない人は、カードレスで借り入れられるカードローンの利用がおすすめだ。カードを発行する必要がないため、家族に見られるリスクも回避できる。
また、申し込みがWeb完結する借入先なら、郵送物が自宅に送られてこない。消費者金融からの封筒を、家族に見られてバレることもないだろう。
家族と同居している人は、家族バレ対策もあらかじめ考えておこう。
紛失・盗難・詐欺の被害にあう可能性がある
借入用のカードを保有していると、うっかり紛失してしまうことも考えられる。
しっかり保管しているつもりでも、「カードをどこにしまったか忘れた」ということがあるかもしれない。
また、ふだんカードを持ち歩く予定であれば、盗難の被害にあう可能性もある。
万が一盗まれてしまうと、お金を引き出される危険があるだけでなく、利用停止の手続きや警察の届け出などで膨大な手間がかかるだろう。
カードレスでの借り入れに切り替えるなどして、盗難・紛失の対策を立てることが大切だ。
さらに最近では、消費者金融を利用した詐欺も頻発している。カードローンの利用枠を持っていると、その分騙された時にお金を盗まれる可能性も高くなってしまう。
ふだんからマネーリテラシーを高め、詐欺の被害にあわないよう十分注意しよう。
申し込みだけしておく場合におすすめのカードローン
カードローンにはたくさんの種類があるが、それぞれ異なる特徴がある。申し込みだけする場合は、使わなくてもお得な借入先を選ぼう。
ここでは、申し込みだけしておく場合におすすめのカードローンを4社厳選して紹介する。
金利や審査時間を比較しながら、自分にあう借入先を探してみよう。
プロミス
プロミスは、初回借入の翌日から30日間無利息で利用できる消費者金融だ。
「契約日の翌日から無利息」としている会社が多い中、プロミスは初回借入日から30日間となる。
契約してから期間が空いても、初めての借り入れであれば30日間は無利息だ。
申し込みだけしてしばらく使わない人も、いざ使う時には無利息期間が適用される優秀な借入先と言えるだろう。
最大金利は17.8%で消費者金融の中ではやや低く、最短3分で審査が完了する点も嬉しい。
アプリでQRコードを利用した現金の引き出しに対応しているため、カードを発行しなくてもコンビニATMから借入可能だ。
振込で借り入れる場合、金融機関によっては即日借り入れができないので気をつけよう。
金利 | 年4.5%~17.8% |
---|---|
融資までの時間 | 最短3分 |
借入方法 | スマホATM 振込 電話 |
土日の営業状況 | 審査:9時~21時 振込:金融機関により異なる |
借入可能額 | 1万円〜500万円 |
無金利期間 | 初回借入の翌日から30日間 |
申し込み年齢 | 18歳~74歳 |
条件 | 本人に安定した収入 |
自宅への郵便物 | なし |
勤務先への連絡 | 原則無し |
Web完結 | ◯ |
レイク
レイクは、無利息期間がかなり長く、最大で180日間も無利息となる。
詳しくは以下の表にまとめたので見てほしい。
借入額 | 無利息期間 |
---|---|
5万円まで | 180日間 |
5万円を超える全額 (Web申し込み限定) | 60日間 |
5万円までの借り入れであれば、契約日の翌日から180日間は無利息で利用できる。完済して再度借り入れる場合も、期間中であれば何度でも利息が発生しない。
約半年間も無利息で利用できるため、申し込みだけしてしばらく使わない人も安心だ。
5万円を超える借り入れでも、Web申し込みなら60日間無利息となる。
無利息期間の長さを重視する人は、レイクで借り入れを検討してみよう。
金利 | 年4.5%~18.0% |
---|---|
融資までの時間 | 最短25分 |
借入方法 | スマホATM 振込 |
土日の営業状況 | 審査:8時10分~21時50分 (毎月第3日曜日のみ 8時10分~19時) 振込:最短即日 |
借入可能額 | 1万円〜500万円 |
無金利期間 | 契約日の翌日から最大180日間 |
申し込み年齢 | 20歳~70歳 |
条件 | 安定した収入 |
自宅への郵便物 | なし |
勤務先への連絡 | 原則無し |
Web完結 | ◯ |
楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローンは、ショッピングサイトで有名な楽天グループが提供するカードローンだ。
基本金利が低いため、いつでも安い利息で借り入れられる。申し込みだけしてしばらく使わなくても、いざとなった時に利息を節約できることがメリットだ。
20歳~62歳で毎月安定した収入がある人が対象で、パート・アルバイト、専業主婦の人は60歳以下までとなる。
楽天銀行スーパーローンと楽天銀行口座を同時に申し込めば、初回借入日の翌日から30日間無利息で借入可能だ。
楽天銀行口座があれば土日でも即日振込で借りられるため、持っていない人は同時に開設しよう。
ただし、契約時は電話で職場への在籍確認が行われる。契約後は必ずカードが自宅に送られてくるので、郵送物があると困る人は他の消費者金融を検討しよう。
金利 | 年1.9%~14.5% |
---|---|
融資までの時間 | 最短翌日 |
借入方法 | 振込電話 |
土日の営業状況 | 審査:対応なし 振込:楽天銀行なら即日 (他行なら金融機関により異なる) |
借入可能額 | 10万円~800万円 |
無金利期間 | 30日間 ※条件あり |
申し込み年齢 | 20歳~62歳 |
条件 | 毎月安定した定期収入 |
自宅への郵便物 | あり |
勤務先への連絡 | あり |
Web完結 | ◯ |
みずほ銀行カードローン
みずほ銀行カードローンは、100万円以下の借り入れなら年14.0%の低金利で利用できる。銀行系カードローンの中でも低金利なので、利息を安く抑えたい人におすすめだ。
無利息期間はないが、金利が低いため、審査に通れば無利息期間の利点を上回る可能性もあるだろう。
通常のキャッシュカードで借り入れできるので、ふだんみずほ銀行を利用する人なら周りにバレてしまう心配がない。
みずほ銀行口座を持っている人なら、振込により最短即日で借り入れられる。みずほ銀行ATMの他にも、コンビニATMやゆうちょ銀行ATMも利用可能だ。
インターネットから申し込めば、自宅への郵送物はない。ただ、口座を同時開設する場合は、キャッシュカードが自宅に送られてくるので気をつけよう。
金利 | 年2.0%~14.0% |
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融資までの時間 | 最短翌日 |
借入方法 | 振込 |
土日の営業状況 | 審査:対応なし 振込:対応なし |
借入可能額 | 10万円~800万円 |
無金利期間 | なし |
申し込み年齢 | 20歳~65歳 |
条件 | 安定かつ継続した収入 |
自宅への郵便物 | 原則無し |
勤務先への連絡 | あり |
Web完結 | ◯ |
カードローンに申し込みだけして使わなくても問題なし
カードローンは、申し込みだけして使わなくても問題はない。あらかじめ審査を通過しておけば、緊急時もすぐに借り入れ可能だ。
使わなくても自動的に解約されることはほぼなく、一定の年齢を超えるか、自分から解約の手続きをするまではずっと利用できる。
ただし、盗難や紛失の危険もあるため、管理を怠らないようにしよう。また、利用枠があることで不要な借り入れをしてしまわないよう、計画的に利用することが大切だ。
申し込みだけしておく場合、初回借入日から30日間無利息のプロミスや、金利の低い楽天銀行スーパーローンを選ぶと良いだろう。
急な支出に備えたい人は、ぜひこの機会に、保管用としておすすめのカードローンに申し込んでみてほしい。