従業員満足度はタレントを起用して上がる?タレント活用におけるメリット・デメリット
はじめに
芸能人に自社のサービスや商品を宣伝してもらうことで、効率よく認知度を上げることができます。
また、認知度の高い芸能人の起用は、従業員満足度を向上できるのをご存知でしょうか。
本記事では、芸能人を自社広告に起用することで、なぜ従業員満足度が向上するのかといった点についてメリットとデメリットを挙げて解説していきますので、早速確認してみてください。
従業員満足度の向上メリット
従業員同士が気持ちよく仕事をし、効率よく業績を上げるには、一緒に働く従業員たちの満足度を上げることも必要なことです。
従業員の満足度を上げる方法はさまざまありますが、現在多くの企業で注目を集めているのが認知度の高い芸能人を自社広告に起用することです。
誰もが知っている芸能人を起用することで、従業員の仕事へのモチベーションがアップしたり、自ら自社を自慢したり紹介したくなるといったメリットがあります。
働くモチベーションがアップ
従業員の満足度は、企業への信頼や共感のほかにも職場での人間関係や快適な職場環境など、さまざまな要素があります。
さらに若年層の社員が多い企業の場合、自社広告に認知度の高い芸能人を起用することで、従業員のモチベーションアップにつながるケースも少なくありません。
イメージがよく、誰からも好かれている好感度の高い芸能人を自社の広告に起用することで、従業員もワクワクしながら楽しく仕事に携わることができます。
また、有名芸能人を起用できる企業で働くことができているんだという成長を実感することができ、多くの従業員の満足度を上げることにもつながるでしょう。
サービスの質・生産性の向上
自社のサービスがタレント起用によってブランド構築が可能となります。その際に改めてコンセプトや見せ方を固めることによって社内に浸透し、自社のブランド化の認識に応じてコミュニケーションやサービスの判断軸が明確になります。そうすることでサービスや製品への理解や認識が共通することになり、結果的に質や生産性の向上につながると言われています。
自社の紹介をしたくなる
とくに若い女性の場合、有名芸能人を自社広告に起用していると、社外に自慢したくなるという方も多いようです。
人気俳優や女優が自社のサービスや商品をテレビコマーシャルやチラシで宣伝していることで、自社のことを自慢することができる感じている方も少なくありません。
また、芸能人を起用していることを社外に友人や家族に話したことにより、リファラル採用につながる可能性もあります。
自社の広告で芸能人を起用していることを話しつつ同時に自社の紹介もしているため、聞き手の理解を得ながら人材を獲得することにもつながるのです。
リファラル採用の効果を実感できれば、採用コストを大幅にカットできるといったメリットもあるでしょう。
サービスイメージの向上デメリット
従業員の満足度を上げる方法のひとつに芸能人を自社広告に起用するという方法がありますが、起用する芸能人は誰でもいいというわけではありません。
認知度の高い芸能人でない場合、コストを大幅に抑えて起用することができますが、自慢にならないようなイメージの悪い人物を選んでしまうと、従業員から理解を得られなくなってしまうだけでなく、サービスイメージを損ねてしまうこともあるので注意が必要です。
起用した方が有名じゃないとあまり効果はない
芸能人を自社のサービスや商品の広告に起用する際に知名度の低い人物である場合、効率よく従業員の満足度を高められない可能性があります。
過去の事例では、自社広告で芸能人を起用することになったものの認知度が低い人物であったため、従業員が知らず満足感を得ることができなかったというケースもありました。
せっかくコストをかけて芸能人を起用するのであれば、できるだけ多くのターゲット層から認知されている芸能人を選ぶべきです。
また、従業員の満足度を高めるだけでなく、顧客獲得につなげるために、自社のイメージに合った人物を選ぶことも大切です。
従業員の満足度向上のコツ
せっかく有名な芸能人を企業が広告塔として起用しても、ただ単にタレントを起用するだけでは企業の従業員満足度は上がりません。
では、どのようなことに気を付けて有名人を起用することで従業員満足度は上がっていくのでしょうか?
この項では、従業員の視点も考えてコツを紹介していきます。
コツといっても、タレント起用に対することだけではなく、日頃従業員に情熱を持って仕事に取り組んでもらうためには欠かせないことばかりです。
ですので、部下の仕事に対する姿勢を変えさせて満足度を上げたいと思っている方はぜひ参考にしてください。
従業員の意見を取り入れる
まず、タレント起用をする場合にも現場の意見はとても重要になってきます。
また、こうやって現場の従業員に「この会社にふさわしいタレントは誰か」と意見を聞くことは、各従業員の当事者意識も芽生えさせるでしょう。
その意識の芽生えは、会社のことをよく考えて動いていく人材へと変化させる種でもあるのです。
そして、その意識を従業員全体で共有していくことで、会社内でも良い空気感が生まれ、おのずと従業員満足度も上がっていくでしょう。
ここでわかる大切なことは、「当事者意識を持たせる」ということです。
単なるトップダウンの会社では、この当事者意識が少ない傾向にあり、それに比例してなんとなくで仕事をする従業員も多いでしょう。
「自分が少しでも貢献できることはないか」と従業員から思われる会社にするためには、従業員の意見を積極的に取り組んでいくのが一番良い方法です。
情報の共有を行う
どのようなタレントを起用するか決定し、その後実際に起用した後でも、その反響がどうだったか・少しでも会社に対し良い面があったかを従業員にも共有する必要があります。
この情報の共有をすることによって、「自分の会社はこんな立派なタレントを起用してアピールできているのだ」と現実味を感じることができます。
この現実味を感じることは、自分の会社を好きになる第一歩でもあり、好きな職場で働いていると感じることができれば従業員満足度も上がるでしょう。
また、どのような効果があったかを逐次社内で共有することで、その広告などを目にした時に自分自身の勤めている会社のイメージも再確認できます。
これはとても大切なことで、自分自身が働いている会社のイメージが世間的に良いと、当然仕事のやる気も変わってくるでしょう。
周りからのイメージが良い職場で働いているという意識が生まれれば、従業員の満足度も当然向上し、タレント起用の効果は十分あったと言えるのではないでしょうか。
まとめ
従業員の満足度を高めるには、職場環境を整えたり、共感を得たしすることも欠かせません。
さらに従業員に、より高い満足感を与えるためには、従業員のモチベーションアップにつながる知名度が高く、評判のいい芸能人を自社の広告に起用することも、方法のひとつといえます。
認知度が高くイメージのいい芸能人を起用することで、従業員は友人や家族など多くの人に自慢することや、仕事や働くことへのモチベーションを上げることができるだけでなく、効率よく成果を出すことにもつながります。
そのため、効果的に企業の業績アップにも貢献してくれるでしょう。