タレントキャステングって?イベントや自社の広告塔に起用して、多方面での起こる効果とは
はじめに
自社サービスや事業が伸びつつあり、将来に向け一気にプロモーションをかける際に「タレントキャスティング」を行い、自社の広告塔として認知を獲得する方法があります。
Web広告との組み合わせやタクシー広告などの交通広告と組み合わせることによって、BtoB、BtoC問わず顧客へリーチすることが可能となります。
今回は「タレントキャスティング」について、ご紹介してまいります。
キャスティングとは?
端的に言うと、タレントに企業の仕事をアサインするイメージです。
広告塔としてのキャスティングもあれば、社員総会や各種イベントへ単発での出演など、キャスティングといっても幅広くあります。
またキャスティングのお仕事として、単純に起用できるタレントをアサインするだけではないです。
タレントによってはレギュレーションというものが存在し、希望するタレントへの交渉や撮影準備、段取りなど事務所との交渉ごとを全て行います。
また基本的には同業他社で起用されているタレントは同期間に起用することが難しいため、イメージや訴求したいターゲット層と予算に応じて適任となるタレントをピックアップしてもらえます。
タレントキャスティングでできること
企業が活用するとなると大きく分けて3つです。
1つ目は「企業イメージにタレントを起用すること」です。
最近の企業だと企業名とサービス名を同一にしており、企業名を先行して認知を獲得しにいくというケースです。
こういった場合は採用活動や自社HPなど、営業活動や信頼構築につながるとされて行うことが多いです。
2つ目は「サービスイメージにタレントを起用すること」です。
サービスに対してタレントを起用することで、インバウンド数の向上、改善が見込めるとされています。
CTR、CVRを改善させ、リード獲得の機会創出を図ることが多いです。
こういった場合、Webを中心とした広告への出稿や自社メディア、通信販売、ECサイトを運用する企業で多く取り入れられている手法です。
3つ目は「イベントでの出演」です。
企業内のイベントにタレントを起用し、組織の求心力を強めたり、イベントの起爆剤としてキャスティングする事例です。
併せてお笑い芸人などの営業活動にある、モールやショッピングセンターでのネタ見せやタレント登壇のトークショーなどもキャスティングの一つになります。
実店舗の場合、集客の手段として活用することが可能となります。
実際の効果とは?
実際に1社間契約でタレントを起用し、
- HPのトップページ
- コンセプトムービー
- Web広告
- LP
- 営業資料
一貫して起用したことによって、サービスの認知が図れただけでなく、CVR 1.7倍、お問い合わせ数10倍増加、プレスリリース等のPR企画と並走し、指名検索数の向上など効果を実感する企業も多くいらっしゃいます。
またBtoCのような、ユーザーに直接訴求するビジネスモデルだけではなく、BtoBでも決裁者・担当者の年齢層に合わせてタレントをキャスティングすることで、タレント起用できるだけの企業として、信頼を獲得することができます。
企業やサービスにとってブランド力を向上することは、長期的にサービス・プロダクトを提供することにおいて重要です。
例えば、CM総合研究所が発表している業類別CM好感度では、CM自体のストーリー、構成、映像としての品質ももちろんですが、どのようなタレントを起用するかも、受け手側に与える影響となり得ます。
CM総合研究所では、CMのどのような点で視聴者・消費者へイメージアップ、イメージダウンがなされているかがわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
落とし穴も?
事業をスケールさせるためにブランディングを行う企業が増えてきました。
タレントをキャスティングし自社の広告塔を担ってもらうことは、インパクト的に1番有効的に思えるかもしれません。
しかし起用したからといって、CTR・CVRが必ず上がる、認知獲得ができる訳ではありません。
タレント起用は契約だけでも1,000万円以上かかる上に、素材撮影やクリエイティブ制作に別途コストがかかるため、年間でも3,000万円〜5,000万円かかることを念頭に入れる必要があります。
それだけの予算を割いたとして、広告以外の効果は数字として見えにくいことがあります。
そのため、目的に応じてタレントを起用するようにしましょう。
またサービスやコンセプト、自社が行うナラティブアプローチに合うタレントでないと、継続的なイメージ付けが難しくなります。
親和性があるタレントや従来のイメージがあればそれを払拭できるようなタレントを起用する必要があります。
まとめ
タレントキャスティングについてご紹介させていただきました。
一企業としてタレントを自社に起用することは憧れだと思います。
またある種魔法のように効果が爆上がりすると思っている方もいらっしゃると思います。
実際のところは企業によって分かれてしまうことと、上手く活用していかなければ効果がないということです。
しかし企業として競合他社よりも優位になるためには、ブランディングが必須です。
事例資料などもありますので、一度ご覧になって検討ください。